ポイ(ラストオリジン)

登録日:2024/12/10 (火曜日) 13:38:32
更新日:2025/02/24 Mon 17:00:46
所要時間:約 9 分で読めます





あなたがポイのご主人様?ふ~ん…面白そう


ポイとは、ソーシャルゲーム『ラストオリジン(Last Origin)』に登場するバイオロイドの1人である。
CV:深川芹亜(全年齢版)
イラストレーターは名誉旧人類と名高いおぶい氏が担当している。


基本プロフィール

所属:コンパニオンシリーズ
タイプ:軽装型
役割:攻撃機
身体年齢:19歳
身長:174cm
体重:63kg
BATTLE STYLE:Cat Servant
WEAPON:Titanium Claw
攻撃力:A+  速度:B  攻撃頻度B+
サポート:B  持久力:C+ 防御力:D


キャラクター概要

三安産業のバトルメイドプロジェクトから派生した個人の身辺警護を目的としたシリーズコンパニオンシリーズの一員で、ブラックリリスに続いて二番目に製造された。その後に製造されたペロのプロトタイプにあたる。
名前に型番がついていないことからわかる通り、正式なラインナップには含まれていない。その理由は後述。

黒髪を三本の三つ編みにまとめていて、左右の二本が細く、真ん中の一本は太めでかなり長い。ホワイトプリムの左右に青い薔薇の飾りをつけている。
右目が金、左目が紫のオッドアイになっている。
何よりピョンテ*1・チモク*2の精神を体現したかのような爆乳が特徴。
服装は金色のラインが入った黒ニーソとメイド服。薄い黒の全身タイツで誤魔化しているが、かなり露出度が高い。ぶっちゃけあまり誤魔化せてもいない

様々な問題点が挙がっていたブラックリリスにより、製品ブランドのイメージやマーケティングに懸念を抱いた経営陣が、動物の遺伝子を組み込んだバイオロイド強化法を提案。その一号として製造されたのがポイである。
ポイにはの遺伝子が組み込まれており、ペロが白猫なのに対しこちらは黒猫。そのため頭にネコミミ、お尻に尻尾がついている。
プロトタイプ故か猫の要素が強く、水が苦手でマタタビを嗅ぐと酔う。

諸事情によりプロジェクトの大幅な前倒しがあったものの、一番重要だった戦闘力、および警備対象の護衛能力に関しては非常に高性能。ポイが「コンパニオンシリーズの最高傑作」と自称しているが、それを否定できないほどハイスペックである。
さらにコンパニオンシリーズの中では唯一基地のカフェテリアに入ることのできるバイオロイドであり、料理のスキルもある模様。

ただし、短い納期の中で求められた性能をクリアするため、要求されたスペックに関係のない欠点については手が回っていなかった。

ポイを語るにあたって一番重要なポイント。それが……


常時発情状態である、ということ。


マジで四六時中発情しており、護衛対象に色々とヤバめなアピールをしてくる。
こんな美人に言い寄られるなら……と思うかもしれないが、コンパニオンシリーズの目的は身辺警護。つまりは家の中だけでなく外でも警護を行う、むしろそっちのほうがメインの役割なのである。
当然人の目もあり、そもそも身辺警護用にバイオロイドを購入するような層ならそれなりの立場というものもある。そんな人間の護衛が発情しまくって護衛対象に露骨なアピールをしているところを他人に見られたら……。

という訳で、発売されたポイの評判は最悪の一言だった。具体的に言うと、

「ボディガードを買ったのであって、娼婦を買ったわけではない」
「毎日いつもくっついてきて警護の商品としては最悪!」
「こいつが来てからというもの夫が私と寝てくれなくって……」
「いつも発情しているので一緒に歩くのが恥ずかしい」
etr……

……とまあ、こんな感じ。

「護衛対象に本能的に惹かれ、愛情表現を包み隠さずストレートに行ってしまう」。
護衛能力は間違いなく最高品質、料理などの他技能もこなせるポイの唯一にして最大の欠点であり、正式なラインナップから外されてしまった理由でもある。
開発者は欠陥を修正して再度発売しようと提案したが「一度信頼を失った商品を誰が買うというんだ?」と一蹴され、それまでに製造されたポイは廃棄処分されてしまった。

これはポイなりの愛情表現であり、「大切なご主人様を自分の手で守れる喜びをご主人様に伝えたい」というだけである。
また、自分がそう作られたことに対しても悪感情は無く、むしろ「ご主人様(開発者)がそう作ってくれたから」とかなり肯定的。
ただし廃棄が決まった際には流石に思うところがあったようで、「ポイが生まれてきたのは間違いだったのでしょうか?」と涙を流す姿は普段の彼女からは考えられないしおらしいものだった。


ゲーム上の性能

アクティブスキル1:単分子クロープロト
アクティブスキル2:無慈悲な猫
パッシブスキル1:過興奮状態
パッシブスキル2:獲物捕捉
パッシブスキル3:9つの命

身辺警護を目的としているため基本的に保護機ばかりのコンパニオンシリーズの中で唯一の攻撃機。
さっさと敵を見つけて始末するのが一番の身辺警護、ということだろうか。

以下、スキルレベル10を前提とする。

アクティブ1の単分子クロープロトは攻撃対象のバリア・被ダメージダウン効果を無視してダメージを与えられる。
過興奮状態だとさらにダメージが70%上昇する。
名前にプロトとあることから、おそらくペロのアクティブ1の単分子クローのプロトタイプにあたる武装と思われる。

アクティブ2の無慈悲な猫はデバフ付きの範囲攻撃。
相手の保護効果を無視でき、過興奮状態だと与ダメージが40%アップする。
威力は十分だが、やや癖のある範囲とマス指定ではなく対象指定のため上手く巻き込めない時もあるのが欠点。

パッシブスキル1の過興奮状態はラウンド開始時に自身に「過興奮状態」というバフを付与する効果。
攻撃力25%アップに加え、他のスキルは過興奮状態だと威力がさらに増す。
ただし、ダメージを受けると過興奮状態は解除され、「興奮抑制状態」へと移行してしまう。そのため、保護機でかばうなどのフォローが必須。

パッシブスキル2の獲物捕捉はラウンド開始時に自身の行動力を20%増加させる。
過興奮状態ならさらに9.99%増加量が増える。

パッシブスキル3の9つの命は自身の回避率を常時30%アップさせるスキル。
こちらは過興奮状態ではなく興奮調節状態の時のみ追加で回避率を50%アップさせる。
さらにラウンド開始時にコンパニオンシリーズまたは軽装型保護機の味方に攻撃支援を付与。ついでに自身の攻撃時に再攻撃を行う


やはりと言うべきか、身辺警護を目的としているにもかかわらず護衛する気ゼロのゴリゴリのアタッカー。
防御無視、連続攻撃、攻撃力アップと攻撃に特化しており、攻撃支援と再攻撃の2つを兼ね備えるので手数はかなりのもの。
攻撃支援および再攻撃には過興奮状態によるバフが入らないため、通常の攻撃に比べれば火力はかなり落ちるがそれでも十分な威力が出る。

最大の欠点として一発でも攻撃を食らうと過興奮状態が解除されてしまい火力がガタ落ちする。
これはダメージ無効でも防ぐことはできず、味方からのダメージでも解除されてしまう。
自力で避けるか庇ってもらわなければフルスペックを発揮するのは難しく、また敵の保護無視攻撃は天敵中の天敵。
解除された後は二回攻撃を行うと興奮抑制状態が解除されて再び過興奮状態へと戻る。
またそもそもの防御がむっちむちの身体に反して紙装甲。痛い攻撃を貰うと過興奮解除どころかそのまま落ちかねない。
いかに過興奮状態を維持して戦えるかがポイを運用するキモになるだろう。


実装初期は当時は敵の保護無視攻撃が少なく、周りと比較しても圧倒的な攻撃性能を持ち、攻撃を食らっても過興奮が解除されないバグもあってポイ環境とも言えるほどの一時代を築いた。
「ポイの支援対象になる」というだけで軽装保護機が評価された、と言えばその影響力がわかるだろう。
特に日本版では全員配布もあり、SS攻撃機ながら入手も容易というのも大きかったと言える。
しかしVer2に移行し全体攻撃による速攻が主流となり、かつ敵の攻撃も苛烈化していったことで被弾のリスクも増え、出番はめっきり減ってしまうことに。
聖所実装以後は部隊シナジーを重視した編成が多く見られるようになり、強力なシナジーに乏しいポイはさらなる追い打ちを食らっている状況にある。
とはいえ単体火力と手数を両立した強力なアタッカーである事に変わりはなく、まだまだ戦える性能は有している。

スキン

現在実装済みのスキンは2種類。

牛乳泥棒ポイ

2021年4月23日のアップデートで追加された、ペロが外伝で披露したスキン「牛乳泥棒ペロ」のセルフオマージュスキン。
牛乳で透けたポロシャツにニーソックス、透け乳とあまりにも露骨。
2021年のマイオルカTVにて「司令官が最も多くプレゼントしたスキン」部門一位を獲得。
2023年4月3日のアップデートでロビーアニメーションが追加され、さらにアブない感じになった。

水着コンテスト:ポイは水が嫌い

水着と呼ぶのもおこがましいような布面積の少ない水着衣装が多いラスオリの中で、珍しく首から下を全部包んだ全身スーツタイプの水着。
まあ、要は普段来ている黒タイツみたいなものなので肉感は据え置き、挙句ナニに使うためなのか胸と股間部分に謎のファスナーがついている。

X(旧Twitter)での新規スキン紹介によると、「水が体に触れるのは嫌だけど、水着を着てご主人様と一緒に泳ぎたいというポイの気まぐれな要求にもかかわらず、オードリーは依頼者が大満足する衣装を用意しました。」とのこと。じゃあファスナーは何のために……?


劇中の主なセリフ

「ニャハハ、私たちは危険だから廃棄されたわけではありません…。ポイに耐えられる方がいなかっただけです。ご主人様は…どうですかね…?」
「私はこれくらいじゃ満足できませんよ?ですから…もう少しだけ頑張ってください、ご主人様♡」
「ニャハハ…本気ですか?ご主人様が途中でやめてとお願いされても…ポイは止まれませんよ?」
ロビーでの台詞の一部。
恐ろしいことに、好感度ゼロの時点でこんな感じである。
3つ目はロビーで胸タッチした時のセリフだが、他バイオロイドの多くは好感度を上げないと怒ったり難色を示したり「あとで」と何かを後に回したりするのに対して初手の初手からエンジンをかけてきている。

「ねえ~。ご主人様ぁ~私の顔に魅力的なほくろがあるじゃないですかぁ?私の身体にも魅力的なほくろが一つあるんですけどぉ、どこにあるのか知りたくないですかぁ~?」
「んふ♡さぁ……、ここ、首からぁ~…」
「鎖骨を降りていってぇ…ポイの胸のぉ…」
ペロの外伝ストーリー「ペロの気持ち No.1 黒猫」での台詞。
どうやら復元されてまだ日が浅いようだが、そのうえでこれである。
ちなみに、台詞の通りポイの胸にはいわゆる乳ぼくろが一つ存在するが、左胸のさらに左側にあり、普通の立ち絵では見ることはできない。

「…………はぅっ。」
「……んっ…はぁっ、はぁっ……な、何でもないです。ただ、この部屋にリリスお姉さんの香水の香りがこもっていただけです。はい。だから……私の体にも香りがついてしまったみたいです。それだけです。」
同イベ「No.5 香水よりも、もっと甘い香り」での台詞。
ピクニックから帰ってきたペロたちを出迎えた際の台詞だが……司令官と二人きりで何があったかは想像に任せる。


関連人物

・司令官

ラスオリの主人公。ポイが長い月日を経てようやく出会った「ポイの愛情を正面から受け止めてくれる人」。
ポイは司令官のことを「ご主人様」と呼んで慕っており、ペロたちと一緒に護衛任務に就いている。

・CS ペロ

ポイの後継にあたるバイオロイド。
ポイの淫乱さを知っていたため復元に最後まで反対し、復元後は余計なことをしないか監視していた。
ペロは自分のことを「お姉さん」と呼ばせようとしているが、開発時期を考えればむしろお姉さんなのはポイのほうである。

・ブラックリリス

コンパニオンシリーズの最初のバイオロイドであり、同シリーズのバイオロイドたちからは長女として姉のように扱われている。
オルカにポイを復元しようと言い出した張本人で、ポイも彼女には頭が上がらない様子。


余談

ポイは日本版では本来の予定からかなり前倒しされて実装されたのだが、その理由は当時あった不具合に対するアイシャからのユーザーへのお詫び
しかもログインボーナスで全員に配布してしまう太っ腹っぷりであった。

おぶい氏によると、デザインには一部「仮面ライダー555」に登場する仮面ライダーカイザと「セイバーマリオネットJ」のヒロイン・ライムの影響を受けているとのこと。
見比べてみると黒いボディに金のラインが走るカラーリングやカールのかかった髪型等々、要所要所にそれらしいデザインが組み込まれている。

2021年12月にポイのおっぱいマウスパッドが紹介された……のだが、問題はそのサイズ。
ポイの肉感的なボディを再現した結果、横470mm、縦620mm×高さ90mmの超ビッグサイズ。総重量約4kg、そのうちおっぱい部分が約3.6kgと超弩級サイズと化してしまった。
あまりにピョンテなサイズを再現してしまった結果、画像自体も24213×30118サイズの超高画質
お値段なんと41,800円とかなりの高額なのだが、それでも予想を上回る大量の受注が入ったことで発送が遅れる事態となった。恐るべし





追記・修正はポイの真心と行動を偏見なく包み込んでくれるご主人様がお願いします。

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  • 色ボケ
最終更新:2025年02月24日 17:00

*1 「変態」の意

*2 「おっぱいは頭より大きくあるべき」という素晴らしい格言