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エイ=イ一家(HUNTER×HUNTER)

登録日:2024/12/22 Sun 04:03:55
更新日:2026/08/20 Thu 23:50:49NEW!
所要時間:約 10 分で読めます




エイ=イ一家(いっか)とは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場する架空の組織。



◇概要

カキン帝国の三大マフィアの一角。
帝国の第4王子ツェリードニヒ=ホイコーロがケツモチを務める。

富裕層との闇取引の斡旋で利益を得ている。
部下達はマフィアの構成員リストに入っていない「一般人」であり、縄張り(シマ)収入(シノギ)といった今後の事も関係なく、ただモレナの命に従って各々殺戮を決行している。

構成員は全員組長のモレナに心酔し世界への破滅願望を軸に活動しており、組織の体制はマフィアというより一種のカルト組織に近い。

◇メンバー

モレナ=プルード

私は私も含めてこの世の全てがどうでもいい
だから壊しましょう 何となく ここにいる23人で

エイ=イ一家組長。
ナスビーと愛人の間に生まれた人物で、二線者(にせんもの)と呼ばれる継承権を持たない非嫡出子…というのは「本物のモレナ」の素性
彼女の正体は「モレナ=プルード」を名乗る「祭孤児」の「肉」。彼女曰く「本物のモレナ」は自分の墓の中にいるとのこと。
三大マフィア組長の中で唯一の女性。年齢は22〜23歳ほど。
茨の冠を被り黒いドレスを着た、虚ろな目をした美女。顔の左側には大きな2本の傷が刻まれているが、これは「二線者」の証ではなく、「祭孤児」全員に刻まれているものであり、うまく正体を誤魔化すために利用している。

組長の中で一番歳は若いが、醜い世界を憎む狂気的な破滅思想の持ち主で、「自分を含む世界全てがどうでもよく、この世の全てが何ととなく壊れればいい」と考えている。当然他の組長のように「均衡」に気を配る価値観は皆無。
生まれたその時からその存在を疎まれ愛されず、表舞台に立つことも許されずに人生を決定づけられた理不尽、さらにはカキンが民主化した現在ですら「謝肉祭」が行われていることを知り「この国は何も変わっていない」という怒りと絶望から世界や人間そのものを憎むようになった破滅主義者。
しかし顔の傷自体は、世界に対する怨み・憎しみを実感できるというゆがんだ理由で好意的にとらえている。
ジャイロと会ったら意気投合か同族嫌悪になりそうである。

ただ、世界は憎くても個々の人間を満遍なく憎んでいるわけではなく、一人の人間として話す場合は口調もフランクで割とまともな人間性をしている。
特に件のカードゲームで見せた感情豊かな一面にやられた読者も多い……かも知れない。
また「自分を知ってもらう事」が好きらしく、自分の考えや意見が共感を得られると静かに喜ぶ場面も。

なんらかの掟破りで組長に就任。
更に組長襲名式の場で部下達に「殺し合い」を命じたり、素性が素性であるため忠誠を誓う代わりに生かされているはずの二線者が持つべきカキン帝国への絶対忠誠も持ち合わせているはずもないために問題行動だらけであり、ツェリードニヒにも危険視されている。
組長襲名時に殺し合いをさせた、自分同様破滅主義である22人の部下に自身の能力を付与させ、船内に散らばらせている。

恋のエチュード(サイキンオセン)

特質系念能力。
モレナ(メンバーゼロ)の唾液を介して発症者(メンバー)が増えていく能力。
発症者は人を殺すとレベルアップし、オーラ総量や威力が増大。レベル20を越えれば独自の念能力が開花し、レベル100に達した発症者は新たな「0患者(メンバーゼロ)」となって独自の感染集団(コミュニティ)を形成できる。
殺害時のレベルアップは一般人が1、念能力者が10、王子は50上昇する。
ただし生み出せる発症者は「0患者(メンバーゼロ)」1人につき最大22名。

0患者(メンバーゼロ)」は自身の生み出した発症者のレベルに加えて現在位置、能力値といった詳細な情報を知ることができ、一種の監視・諜報能力としても機能する。
0患者(メンバーゼロ)発症者(メンバー)が死ぬか、目的を達成することでしかこの監視から逃れる方法はない。
モレナ自身のレベルは継承戦開始時点で45。
モレナはこの能力を「スマホにインストールするゲームアプリ」とも例えている。
  • 運営:モレナ
  • ゲームアプリ:『恋のエチュード(サイキンオセン)
  • インストールするスマホ:発症者(メンバー)
といったニュアンスだとか。

特質系以外の五系統のハイブリッドとのことで、実際HUNTER×HUNTER世界の中でも屈指の特殊な念能力。
しかも念能力に目覚めたあとに鍛えてデザインした「発」ではなく、念能力を自覚した時点ですでに雛形が出来上がっていた能力の模様。
完全に殺人が前提の能力であり、彼女の闇の深さが推し量れる。

一方で「子分が経験を積んで昇格、下部組織の親分として自身の子分を持つ権利を得る」という図式はマフィアや暴力団の組織構造にそのまま当てはまる特徴でもあり、本人はマフィアとして異例尽くしの存在でありながら能力は誰よりもマフィアらしいというアンビバレントな念能力とも言える。

名称の由来はフランソワ・トリュフォー監督の映画『恋のエチュード』から。


ルイーニー

組員。レベル21。
三日月のような痣がある中年男性。
組長同様破滅願望の持ち主。モレナから能力を分け与えられてから即座に国王軍に扮し3層目にて20人を殺害し、固有の念能力に覚醒している。
自称「旅団の大ファン」であり、彼らに対してストーカーのような屈折した憧れを抱いている。そのため能力を駆使して旅団を散々おちょくっており、ノブナガからブチ切れられている。
その後シャ=ア 一家を襲撃。さらにノブナガたちに「一緒に世界をぶっ壊そう!」と持ちかけるも、彼らの人物像を完全に勘違いしていたため「皆殺し」という発想を鼻で嗤われ、その直後ノブナガに一瞬で頭を刺し貫かれて死亡した。
ちなみにその際自身の能力の境目から半身を乗り出すような体勢だったため、刺されて能力が維持できなくなったことで境目が閉じ、胴体が真っ二つに両断されてしまった。
さらにシャ=ア一家側に残された上半身はノブナガによって首を斬り落とされて晒し物にされるなど、なかなかに凄惨な目に遭っている。
死後の評価もフィンクス曰く「能力覚醒直後でハイ丸出しのど素人」とばっさり。
とは言え仲間からは「ルイーニーがやられたのは痛い」と評されており、能力込みの評価であろうが仲間とは連携含めうまくやっていた模様。

カシュー

組員。レベル1。
慎重な性格で、ルイーニーのように手っ取り早くレベルを上げる事や能力が発現することを避けている。
ルイーニーの通り魔殺人の被害者を装ったことで保護されており、よりスコアの高い人間を殺そうと目論む。


パンピー最強説♡の女性

フランクな話し方をする容姿の整った女性。
マフィア構成員リストに入っていないことを利用して軍の監視をすり抜けてヒンリギの尾行を撒くしたたかさを持つ。


パドイユ

解体工の組員。レベル29。
さえない顔をした中年男性で、「生まれ変わるなら凶器になって人を殺す感触を直で味わいたい」と考えていた危険人物。
組長への忠誠心は高く、忠誠心のままヒンリギを殺しに向かうも、ヒンリギの念を前に終始手玉に取られた挙句、凶器化した腕を逆利用され自滅した。

デヴェラレス

土建業。レベル24→不明。

クオロール

整備士。レベル22→51。

デモン

宅建業。レベル20→不明。

ジェラート

プロゲーマー。レベル19。

ペリゴル

私立探偵助手。レベル18。
ビレと共にシュウ=ウ一家のリンチを奇襲するも、不意打ちの蹴りが全く通用せず、逆にリンチの念能力によって構成員の人数やモレナの能力について吐かされた。
しかし書類上は一般人(≠マフィア構成員)だったためその場で拉致・殺害はされずなんとか生還。
刹那的かつ破滅主義的な思考を持っており、ヒンリギが投げたナイフをわざと手に刺しどのくらいの怪我になるかを確かめようとしていた。

ビレ

ゲームセンター店員。レベル20→21。
鼻歌を歌いながらナイフで人の首を切りつけられる危険人物。
ペリゴルと共にシュウ=ウ一家のザクロを奇襲するも、返り討ちに遭い撃退。しかし書類上は一般人(≠マフィア構成員)だったためその場で拉致・殺害はされずなんとか生還。
後に本人が希望していた放出系でなく、具現化系の資質を持っていたことが判明した。
利き手は具現化系に多いという左。

ボコンテ

夜逃げ・運び屋。レベル26。
ルイーニーの死後、本拠地への獲物集めの役割を引き継いだ。
おそらく3101号室に仕掛けられた罠の能力者だと思われるが明確な言及はまだない。

ギャトーム

構成員の1人。

トレベルム

運び屋兼殺し屋。レベル21。
見た目や態度は粗暴だが、それに反して他人のダメージを肩代わりするという献身的な念能力を持っている。
ノブナガとヒンリギが本拠地を襲撃した際は、本来なら2人死亡するほどのダメージを、自分自身への軽傷のみに抑えた。
敵対者には威圧的だがやはり仲間にはフランク。

モンブラン=トト

死体処理・飼料製造業。レベル3。
仲間からの愛称は「モン」。
表での職業同様、アジトではシフォンと共に組員が殺害した死体処理を担当している。

シフォン=トト

縫製・装飾加工業。レベル6。
モンブランからは「シーコ」という愛称で呼ばれている。

マトベール

大学生かつ人材派遣・斡旋業。レベル18→21。
本人の希望は放出系で飛び道具のような能力を予定していたが、実際に発現した資質は変化系。

ソドム

闇医者兼殺し屋。レベル31。

オラルジ

廃棄物処理業者。レベル21。

ヨコタニ

エイ=イ一家の顧問悪専弁護士。レベル27。
糸目の温厚そうな外見の男性で、モレナから守備隊(ガード)の役割を命じられているものの、敵に迂闊に近づいたり、その事を指摘されると長々と言い訳したり任務を忘れて退散しようとするなど抜けた人物。
とは言え後述する念能力はかなり練られたコンセプトであり、トレベルムと並んでアジトの防衛の要となっている。
どことなくヨコヤっぽい。

ノートル

配管工。レベル24。

スフレ

ハッカー。レベル28。
職業の割に頭はあまり回らないタイプで、アジト各所に設置されたワープ地点による移動ルートが覚えられず、ノートルに「いざという時に死ぬぞ」と忠告された。
トレベルムの能力を知りながら不用意に体に触れるような迂闊さもあった。

ドッグマン

プロレスラー。レベル36→62。
額に「犬」と書かれた犬のマスクを被った筋骨隆々な男。モレナからの愛称は「ドグ」。
イロモノじみた外見の一方でエイ=イ一家の要というべき人材で、仲間の協力を受けてレベル上げに勤しんでいる。
格闘家として天空闘技場の試合も観戦しているらしく、フロアマスターのクロロを船内で見かけた時には興奮していた。

ボークセン

正確にはエイ=イ一家ではないが記載。カキン帝国の軍人で第四王子ツェリードニヒ配下。念能力は目覚めていないが、特質系の素質持ち。
何らかの事情で特質系能力者を欲するモレナの意向で拉致され、「交渉ゲーム」の末にエイ=イ一家の「仲間」にならざるを得なくなってしまう。
モレナの過去やカキン帝国の「裏」を聞かされ、同情はしても共感はどうしても出来ずに「日常」を守ろうとするかなりまともな小市民性の持ち主。
ちなみにファーストキスの相手はモレナ。「え…と あのなんか、ごめんなさい。いやあの…まさか初めてだと思わなくて」



追記・修正は世界を壊したい方にお願いします。

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最終更新:2026年08月20日 23:50

*1 触れた武器や機械を、元の機能や性質を維持したまま生き物にする「手のひらを太陽に(バイオハザード)」という能力。言うまでもなくそっくりである。

*2 例:船外に行った後に基点の部屋がリセットされると、船内に戻る手段が無くなる。

*3 とは言え、元の肉体よりも小さく変身するのは具現化系としてはそれなりに高度な技術らしいが。

*4 移動した物質は元に戻らないので、事実上の武器破壊能力とも言える。ノブナガの刀はこれによって先端部分を喪失してしまった。