登録日:2012/04/18 Wed 07:26:57
更新日:2025/01/19 Sun 03:45:32
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『スウィートホーム』とは、日本のホラー映画である。1989年1月21日公開、上映時間は101分。
【概要】
日本映画の面白男こと伊丹十三(製作総指揮)と、後にドラマ『
学校の怪談』や映画『CURE』等で有名になる映画監督の黒沢清(伊丹の『お葬式』で助監督役を務めた。なお本作が監督初メジャー作品)、
そして「エクソシスト」や「
ゴッドファーザー」でメイクアップアーティストとして名を馳せたSFX界の重鎮ディック・スミスの協力により制作された。
ことラストの間宮邸崩壊のシーンをミニチュアで表現するなどのVFXも、当時CM撮影などで有名だった白組が担当する大掛かりな体制を敷いた。
結果的に吉本ばなな曰く「みんないきなりビデオになってしまうので「低予算」と言うアレで全貌が見えてしまうのでちゃんとしたホラー映画はほとんどなかったが、名のあるプロがホラーを手がけると言うだけで満足だった」と言わしめた。
その伊丹プロがSFXやVFXを駆使しまくった結果、製作費はかの『お葬式』で1億円だった所を当時破格の製作費10億円を掛けた。
ただし当初は伊丹作品と勘違いされておりそのせいか評判がよろしくなく収入は5億円と振るわなかったが、
当時最新鋭の技術の粋を注ぎ込み活かした撮影技法や、後年の『
リング』をはじめとしたいわゆるJホラー(ジャパニーズホラー)の元祖として後年高い評価を受けている。
序に当時のハリウッドですらやらなかったようなスプラッタ表現からあまりのド派手なグロさに、当時の少年少女にトラウマを植え付けた。
ところが、映画公開後の1992年、黒沢がソフト化による伊丹からの報酬未払いをきっかけに対立し、伊丹プロと配給・ビデオ販売元の東映を相手取って裁判沙汰になってしまう(ちなみに地裁・高裁共に黒沢の敗訴。1998年まで6年間掛かった)。
その為、上映後初期は地上波放映も行ってはいたものの、それ以降DVD化すらされていない実質的な
封印作品となってしまった(興行収入が振るわず、その補填目的のソフト化の矢先にこうなってしまった上、裁判が長引いたのもあったのだろう)。
なお
VHS/LDは出ているので、機器を揃えるハードルは高いが、レンタル落ちなどで売られているのを見たらチェックしてみるといい。
ちなみに、別売で本作のメイキングムービーである「スウィートホームへ連れてって」も発売されており、当時の邦画では超最先端とも言えた劇中のスプラッタなSFXやVFXの仕掛けやみどころが満載となっている。
【あらすじ】
フレスコ画家・間宮一郎の残した幻のフレスコを調査するために5人のテレビ取材班が間宮邸に潜入した。
だが、その屋敷は間宮夫人の怨念により禍々しい魔宮となり、次々と起こる怪奇現象が取材班を襲う。
果たして彼らは間宮邸から脱出できるのか……?
【登場人物】
★早川秋子(演:宮本信子)
今作の主人公。
テレビディレクター。独身。しっかり者でタフなキャリアウーマン。
和夫と付き合ってるが、煮え切らない態度に終始する彼に不満を抱いている。
惨劇が発生した後、山村より心の力を授かり悪霊と化した間宮夫人を成仏させるべく、怪奇現象に立ち向かう。
形見のドレスを着てエミを救う為奔走し、最終的にはエミと力を合わせて間宮夫人を成仏させることに成功、脱出時に和夫すら喪ったと思い悲しみに暮れていたが、ラストで無事に合流して結ばれた。
演者は伊丹十三の妻。
★星野和夫(演:山城新伍)
プロデューサー。エミの父。
秋子と付き合っているが決断力が無いために中々プロポーズができない。
物事序盤は弱弱しさと図々しさが目立っていたが、中盤にエミを攫われてからは父親らしいところを見せるようになる。
山村の死を目にしエミを再度攫われ父親としての覚悟が固まったのか、終盤ではエミを救う為に「僕がダメでも
逃げるんだぞ!もし無事に戻れたら…その時は…」「もうちょっと早く秋ちゃんに会いたかった…」
と秋子に告白し、決死の覚悟で単身禍々しい魔宮へ乗り込む漢ぶりを見せる。
と言ってもそれ以降活躍は無かったが。最終的には山村が持っていたお守りの土偶を持っていたので無事に生き残り、ラストで秋子とエミと無事合流した。
演者の本業は俳優だが、当時はバラエティ・クイズ番組の司会者・パネラーで活躍する人気タレントでもあった。
★星野エミ(演:NOKKO)
和夫の娘。
夏休みと言うことで取材現場を見学しに同行する。
幼い頃に母を亡くしており、秋子が義母になってくれる事を望んでいる。決断力が無い和夫によくツッコミを入れる。
亡くした母親への思慕を抱き続けていたことで子を亡くした母親である間宮夫人の怨霊とひきつけあい、そのまま拉致されてしまう。
一度は山村の決死の救出で助け出されるも、再び攫われて秋子により焼却炉の幻から救われ、最終的には間宮Jr.の遺骸を差し出し間宮夫人を成仏させる事に成功させた。
母の形見の服を持ち歩いていたことが秋子を立ち上がらせる大きなきっかけとなった。
演者は当時人気絶頂のロックバンド『REBECCA』のボーカルで、ムッシュかまやつと六本木の各界著名人御用達のイタ飯店「キャンティ」で食事をしてたら伊丹から「映画やらない?」とオファーが来たのが発端だとか。
実写作品の出演は本作のみ。と言うより人気アイドルに燃やす用の人形まで作ったり、こんなスプラッタな事やらかす作品はそうそうないだろう。
★田口亮(演:古舘伊知郎)
カメラマン。
発電室のカギを壊す為に岩を調達する際、間宮夫人の怨念を封印していた供養塔を蹴って壊してしまう。
と言うより足で押して壊してると言った方が正確であるが…あれでよく30年間雨風を凌げたものである。
つまり、
怪奇現象が起きたのはだいたいコイツのせい。
間宮邸のモノをひっかき回したりしてアスカに激怒されたり、秋子に咎められるなど浅薄なところがあるトラブルメーカー。
アスカと間宮邸をさまよううちに、黒い影に下半身を焼かれ
両断されてしまう。這いずり廻ってアスカに
「連れてってェ……」ととりすがったものの、
錯乱状態のアスカに(車両の修理の為に持ち込んでいた工具箱に入っていた)スパナで撲殺される。
はんしんおとこだ!!
演者はご存じ
テレビ朝日出身の喋るストロボマシーン。当時現役アナウンサーが俳優として登場するのはあまりない事であった。
古舘氏の役付き俳優としての映画出演は本作が唯一である。
★アスカ(演:黒田福美)
テレビレポーター。
顔以外を全身暗めの布で覆うミステリアスな雰囲気を醸し出す女性で、自慢の掃除機でフレスコの修復作業もこなす。
その為「これは私の番組」と言ってのけるなどプライドが高く我が強いところがあり、田口が屋敷内をひっかき回した事で激怒するなどしていた。
しかし霊感が強く、それが災いして間宮夫人の怨霊に取り憑かれて数々の奇行を見せるようになった結果、ミステリアスで他人を寄せ付けぬ雰囲気はどこへやら、埋葬されていた間宮Jr.の棺を掘り起こしてしまった事も呪いのトリガーを引いてしまった。
序に錯乱して一人で逃げようとして乗って来た車をぶつけ壊すなどの奇行も。
上半身だけになった田口に縋り付かれ、近くにあったスパナで撲殺。狂乱して泣き叫び部屋を出た直後、彼が持ちだして壁に立てかけておいた巨大な鉄製の斧を足にひっかけて倒してしまい、車いすにへたり込んだところで丁度顔面に直撃して即死。
その上、黒い影に焼かれ、赤熱した状態で足以外跡形もなく溶解するという無残な最期を遂げてしまった。
斧の支柱と車いすは焼けてないんかい!
★山村健一(演:伊丹十三)
間宮邸の近所でガソリンスタンドを営む謎の老人。車の整備中にラグビーの試合を
ラジオで聞いており、落ちて来たラジオでエアジャッキが下がってしまい窒息して死にかけたところを秋子に救われる。
秋子が名前を知ったのはフルネームが書かれた領収書から。
秋子になぜ大量にガソリンを買い込んだのかを尋ね、間宮邸で取材して発電機に使う事を伝えられたことから、止めるもそのまま行ってしまった為間宮邸へ向かう事になる。実は間宮邸には彼と因縁があったからであった。
正直闇夜に車で乗り付けて不気味に出て来るシーンは、何らかの悪人かと思った奴は少なくないだろう。
田口とアスカの惨劇を見た秋子らの前に急に現れ、間宮家の惨劇を秋子らに伝えてウィスキーをカッ喰らい、謎の歌を歌ってその瓶を曲げる程の”心の力”を持つ。主人公らを叱咤激励しつつ、その不思議な力を秋子に伝授した。
その後持っていた土偶の力で地下へ行くが、囚われたエミを救いだした直後に影に捕らわれ全身に大火傷を負った末、バリアから出てエミを離した直後に骨がバラバラになるまで体が完全に溶解し死亡した。
作中一のスプラッタなシーンである。
ゲーム版でも原作通りのスプラッタな死にざまは健在。
彼の正体は映画版では描かれておらず「間宮家の召使い(御茶漬海苔漫画版。土偶はその際の形見と言う形で描かれている)」や「間宮一郎本人(ゲーム版)」などの様々な説が存在し長らくファンの間で考察・議論されていたが、
脚本の現物を入手したファンによると「間宮夫人に子供を奪われた犠牲者」という設定を示すシーンがあった模様。
間宮夫人を「間宮!」と呼び捨てにするのはその片鱗と思われ、事実を知って村人が間宮邸に押し寄せた事、間宮夫人の最期の様子を詳細に知っていた事がその証左とも言える。しかし、撮影段階で何らかの理由でカットされたらしいとのことである。
ちなみに演じたのは伊丹十三その人。彼は1984年の『お葬式』で本格的に監督デビューする前は俳優やエッセイスト・レポーターなどマルチタレントとしても活躍しており、大河ドラマや初代『コメットさん』等にも出演していた。
なお伊丹がキャスティングされた理由は、「(特殊メイクで)自分の顔が自分と思えないくらい老けるという役をやりたい」と言う事で志願した事が黒沢より語られている。
不気味な老人として出て来てサイコな雰囲気を醸して出て来たかと思えば、作中で主人公よりも一番常識と威厳と(伊丹の演技の凄さから逆に)貫禄があるキャラであった。
のだが、宣伝ポスターで「これならショーン・コネリーにも負けないゾ!」とか大きく出てラスボス直前で散るのかと思いきや、登場から40分でアッサリとああなってしまうのが何とも…
★間宮一郎
有名なフレスコ画家で、間宮夫人の夫。
くだんの幻のフレスコ画とは、30年前に産まれた子供の成長の物語を壁一面に描こうとしたものである。
映画本編では名前だけの登場であり、夫人の死より間もなく亡くなった事が山村より語られている。
フレスコ画に焼却炉などの絵が描かれたのは一連の事件が原因であり、死の直前まで描き続けたという。
ゲーム版では山村が間宮一郎その人と言う匂わせ方をしているが、漫画版では映画版をベースとしているのか作中のラストに死亡している。
★間宮夫人(演:渡辺まち子)
一郎の妻。今作の黒幕。
ある朝、我が子が焼却炉で遊んでいるとも知らずに地下室の焼却炉のコックを捻ってわが子を焼き殺してしまい、自身も子供を引きずり出した事で重度の火傷を負って片目を失ってしまう。
それを機に
精神疾患を患い、村の近所の子供達を拉致しては焼却炉に放り込むという無差別殺人を行った末、その事実を知り間宮邸に押し寄せて来た人々の眼前で自ら焼却炉に身を投じて命を絶った。
前述の供養塔で魂を鎮められていたものの、供養塔が壊されたことで悪霊として復活。
屋敷中の影を操って触れたものを超高熱で焼き殺すという凶行を繰り返し、エミを自分の子と同一視して拉致し、奪還しようと試みる秋子に対し妨害工作を図った末、異形のモンスターのような姿で現す。
が、最終的にエミから子供の遺体を差し出されたことで子と共に成仏した。
演者は本作の後、忍者・兜
オタクで「ホラ貝プレイヤー」な占い師になった。序に本作に出演した事をTwitterで“間宮夫人です“と返すほど誇りに思ってるとか。
また
mixiにおける本作のコミュニティでも積極的に発言したり、自身のファンコミュニティを作ってオフ会をしたいと発言したりとなかなか積極的な御仁である。
★間宮Jr.
間宮夫妻の子供で生後半年ほど。
本編では名前は出ていないが、ゲーム版では名前が「いちろう」、漫画版では「絵理子」という設定。
屋敷の地下の焼却炉に誤って入ってしまい、ちょうど夫人が焼却炉を稼働させてしまった事で死亡する。
発狂したアスカにより棺が掘り返されるが、死亡してから長い年月が絶ったにもかかわらず
何故か遺体は腐敗していなかった。
恐らく炎で焼かれたことで燻製のような状態になり、
ミイラ化していたのかもしれない(映像での描写もほぼ
ミイラ状態であり、多少生きているような表現まであった)。
この棺が映画版と後述のゲーム版を含めてキーファクターとなり、最終的には母共々成仏した。
★町役場の職員(演:三谷昇・益岡徹)
中年の役人(三谷昇)。テレビ取材の為に間宮邸の立ち入り許可を申請しに来た和夫に対し、それだけの理由で立ち入りを認める訳にはいかない上に屋敷の呪いを危惧していた為断り続けていた。
しかし結局、ド派手なカッコの上司(益岡徹)が観光資源として間宮邸に興味を持っていた為(何もなかったらOK、何か起きても超自然現象であり責任の取りようがないと言う事で)呪いの真相の調査をさせる為に間宮邸の鍵を渡してしまう。
錠前は早々壊されたので意味は無かったが。
【その後の展開】
とある番組にゲスト出演した
杉田智和が中身の見えない箱の中身を触って当てるという企画にて、箱に入っていた本作のカセットを触っただけで本作のタイトルまで当てた事は有名。
ストーリーは5人が間宮邸の取材に訪れるというシチュエーションこそ映画に準じているが、入り口に踏み込んだ途端に間宮夫人の怨霊に閉じ込められるという展開が異なる。
すでに(何人もの先遣隊がいた為)間宮夫人は復活しており、田口は供養塔を壊していないので彼のせいではない。
と言うか壊されてもいないし、何故か湖に囲まれている離れ小島にポツンと原作より立派で心の力でしか壊せない頑丈な作りの塔になっている。
先遣隊の多くはすでに死亡して(ドラクエでいうところのただのしかばね状態)おり、各場所に点在している。時には死者の声が聞けることもある。
個人所有の屋敷なのに異様に広くて罠だらけなのはご愛嬌
1
パーティーは最大3人で、複数のパーティーを切り替えながら進んでいく。
メンバーは自由に入れ替え可能だが、戦闘で倒れたりトラップから脱出できなかったキャラは死亡し
二度と復活させられない。全員それらの状態になると
ゲームオーバー。
なお、死亡時は汎用ながらグラフィックが表示され、本作の恐怖演出の一つとなっている。
それ以上に終盤当たりでスライド式に山村が焼け溶けていく様が一番のトラウマ必至の演出である。
5人は其々固有のアイテムを持っており、謎解きやルート開拓など要所要所で必要となる(特にエミの持つ
鍵などは重要)。
固有アイテムは他のキャラに渡すことは出来ず、所有者が死亡している場合は代替品を入手する必要があるが、所持出来るアイテム数も限られる為取捨選択(手持ちのアイテムとマップ上のアイテムの交換は可能)にも迫られることとなる。
そのため、脱落者が出ると戦力面はもちろん攻略にも支障をきたすことになってしまう。
主人公たちを襲撃するのが間宮夫人と黒い影(+
阪神男半身男)しかいない映画版と異なり、
コウモリや蛇など様々な生物や、
腐乱死体やドクロゴーストといった
悪霊などが敵キャラとして出てくる。
また、全身膿だらけのおぞましい「ナタおとこ」や、後ろ姿の生存者と思いきや白骨化した顔面を見せて襲い掛かってくる「ひと」など、ビジュアルや演出も秀逸。
敵と戦うために
剣・
斧・
槍などを
現地調達することになる。武器には対生物と対霊体ごとに攻撃力が設定されている。
映画では後半にちらっとしか出て来なかった「心の力」だが、ゲームでは5人全員が最初から扱える。イベントを進行させるために使うほか、敵に大ダメージを与えたり、トラップを回避したりといった
MP的要素もある。
体力や心の力を回復する手段は有限な「
どう見ても哺乳瓶にしか見えないくすりびん」のみで、回復施設の類は一切無いため、無闇に消費して敵を倒せなくなると
詰む。
マルチエンディング搭載で、生き残ったメンバーの数によって展開が変わる。
もし謎が解けなかったりどう進めても敵を倒せなかったりして詰んだと思ったら 、コマンドで「ぎぶあっぷ」→「あきらめる」を選択すると、一つしかないセーブデータを消去して最初からやり直せる。
音楽・演出・システムともにプレイヤーの恐怖心を煽るほどおどろおどろしさがあって評価は高く、ホラーゲーム故に人を選ぶものの紛う事無き名作。
同年発売のケムコの『悪魔の招待状(
シャドウゲイトの次に発売されたAVG)』と並びファミコン最恐のホラーゲームと称される。
ぶっちゃけ映画より面白いとも言われ、映画が実際にコケた為か(逆に原作たる映画があったなぞ知らない人が多く出るなどして)かえってキャラゲーとして成功した形で映画よりもこちらの方が知名度は高い。
しかし
キャラゲーである上に前述の裁判の影響を受け、未だにリメイクもされなければバーチャルコンソールへラインナップされたこともない幻の名作としても有名である。
そしてこのゲームは、かの有名ホラーアクション『
バイオハザード』の原型としても知られており、アークレイ山地の館からの脱出と言うシナリオ、ドアの開閉演出、限られた回復アイテム、
トラップなどの要素が受け継がれる。また『
魔界村』でお馴染みの藤原得郎はじめ、開発スタッフにも共通している者が多い。
当時の映画関係者も、バイオハザードシリーズと言う形で世界規模で大人気になるなんて思いもよらなかっただろう。
その他、
同人ゲーム『
コープスパーティー』も本作の影響を受けて作られている。
蛆虫をライターで燃やしてレベルアップ・鎧はロープでイチコロ…
双葉社から尾崎克之による『ファミコン冒険
ゲームブック スウィートホーム 魔性の棲む館』が刊行されている。
ストーリーは映画版の
ノベライズに近いが、屋敷内の探索や戦闘シーンはゲーム版がベースになっている。
ホラー漫画家として知られる御茶漬海苔による読切漫画『御茶漬版スウィートホーム』が執筆されており、内容は映画本編の前日談という形式となっている。
単行本としては『惨劇館』コミックス第7巻(1990年11月)に併録されている。
僕が殺られても君は逃げて
追記・修正するんだよ!
- 山村老人のことは当時ホラー漫画家のお茶漬海苔先生がプロローグ漫画を描いているのだが間宮家の悲劇を働いていた彼の叔母がすべての真実を当時少年だった山村に告げて土偶を渡して自身もなぞの死を遂げたため、山村は近くのガソリンスタンドで働きながら間宮家に犠牲者が出ないように見ていたが数十年後あの五人がやってきた。と言う話になっていた。 -- 名無しさん (2013-09-07 23:11:41)
- 何気に後の黒沢清のホラー作品に通じる演出があるよね。ありえない動きをする影とか -- 名無しさん (2014-03-01 11:12:49)
- ↑×2 それ読んだな。御茶漬海苔氏の絵が妙にマッチしてて怖かった -- 名無しさん (2014-07-10 17:26:48)
- 黒沢監督のホラーは他に「降霊」や「回路」、あとドラマ学校の怪談の「花子さん」がお勧め -- 名無しさん (2014-11-24 02:07:05)
- これのゲーム作品、独自の要素があってスゲーな。ホラーとしてはもちろん、システムも良さそうだった。 -- 名無しさん (2015-05-29 23:34:33)
- 国会図書館でゲームブック版を見たんだけど、屋敷内の探索が面倒だった。無駄足が多いわ、心の力が無駄になるわ。 -- 名無しさん (2015-12-14 15:57:27)
- 一度だけテレビで放映されたことがあるよ。 -- 名無しさん (2015-12-18 23:14:04)
- 東北では東日本放送で一度だけ放映されたね。FCのCMもあったよ。 -- 名無しさん (2016-02-06 07:22:07)
- mixiのコミュニティで映画版の脚本を入手した人の話だと、山村老人は子供を間宮夫人に奪われた犠牲者という設定だったらしい(劇中で怒りを露にして間宮と呼び捨てるのはそのせい)。脚本段階できちんとそのことを示すシーンがあったものの、黒澤監督と伊丹氏との間ですったもんだあった末に、まるまるカットされちまったらしい。確かに山村=間宮よりもしっくりくるわ -- 名無しさん (2016-02-16 15:08:40)
- ゲーム版だとエンディングで間宮一郎本人説が仄めかされる。 -- 名無しさん (2016-04-09 22:11:48)
- 当時小学生だった俺の心をズッタズタに傷つけたゲームだ…怖くて怖くて、クリアさえすれば助かると思って必死に進めた思い出。親からはガチで何かに取り憑かれたかのような顔をしてたと言われた。 -- 名無しさん (2016-04-09 23:26:43)
- ゲームは1人死んでる方がベストエンドっぽい -- 名無しさん (2016-06-07 22:52:58)
- ゲームブック版の半身男は焼け死んだ田口に悪霊が憑依したという設定になっている。 -- 名無しさん (2016-10-03 12:58:41)
- 原作があまり評判よくなかったために、却ってこの時代のキャラゲーとしてはうまく行った感じのFC版 -- 名無しさん (2020-03-28 22:26:36)
- こないだ図書館で見つけたので観てみたけど、間宮夫人クッソ迷惑で笑ったわ。 -- 名無しさん (2022-10-11 11:54:25)
- 関西在住だけど一度だけTVで見たことあるな -- 名無しさん (2022-10-11 12:23:18)
- 怖いんだけど、ストーリーの根っこにあるのは秋子、エミ、間宮夫人の疑似親子の愛情という切ないものだったりする。 -- 名無しさん (2022-10-17 22:15:18)
- ゲームブック版の秋子とエミが結構かわいい。反面、アスカはキシリア・ザビみたいな濃い顔したおばさんさんい -- 名無しさん (2024-06-03 10:43:23)
最終更新:2025年01月19日 03:45