ソノニ(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)

登録日:2025/01/20 Mon 02:19:10
更新日:2025/04/19 Sat 18:52:16
所要時間:約 5 分で読めるというお話






美しい花には棘がある……愛を知りたい、ソノニ!




ソノニとは、特撮テレビドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物。

演:宮崎あみさ
キャラクターソング:「Jewel Pieces」

●目次

【人物】

本作の敵組織・脳人における「脳人三人衆」の紅一点。白のへそ出し衣装にミニスカートにショートパンツ、ニーソックスという露出多めな外見をしたショートヘアで妖艶な雰囲気を漂わせる美女。
その容姿から某調達屋のそっくりさんを始めとした人間の男達に言い寄られる事も多い。本人も【人間界の恋愛】というものに興味を持っているため、積極的に彼らと接するのだが大抵はその相手の言葉を聞いた途端に興味関心を失ってしまっていた。酷い時には拳でKOした事も。
また、役者の仕事も好きらしく、映画の出演が決まった時には撮影を優先させるべく、ムラサメと交戦していたソノイに撤退を命じた事も。


後述するが、脳人の中で彼女は初期から最もキャラが変わっている事で有名。


【性格】

一人称は「私」
一見柔和で気さくな人柄だが、実際のところ非常に気まぐれかつ他2人以上に冷酷さの目立つ性格。
初登場時には欲に溺れた人間を「かわいい」と称して見守り、時に欲望を煽りエスカレートさせるような物言いまでしておいて、いざヒトツ鬼と化してしまえば「でもキライ」と吐き捨ててそのまま消去してしまう……というサイコパスじみた振る舞いを見せた。
しかし、それ以降は他の2人と同様に偶発的にヒトツ鬼化したところを狙いに来るようになり、興味本位で男に言い寄ることを除けばあからさまに人間を惑わそうとするようなことはしなくなった。
同時に口調もねっとりした女性言葉からクールな男性言葉に変化しており、恐らくだが当初は単にキャラ設定が固まっていなかっただけの可能性がある。

ドン8話にて自分の誘惑に靡かずに己の中の愛を押し通した犬塚翼に対して他の男達と違う部分を見つけたのか、彼に強い関心と興味を抱くようになる。
ドン17話ではドンブラザーズに先立つ形でイヌブラザーの正体が犬塚である事を知った。ここから彼に対する興味が更に深まったのか、ドン26話ではドンブラザーズのMVPについて「犬塚翼が相応しい」と思っており、とあるビルの屋上で一人で視聴者達に犬塚の実績や魅力を長々と語っていた。


その後もニンジャークソードに取り憑かれた犬塚を正気に戻そうとしたり、仲間から犬塚への興味と関心を指摘されると肯定するなど、以前よりも彼に執着しているような描写が見られるようになったが、この時点ではまだ単なる興味に過ぎなかったのだが...


【白き美魔女は黒きイヌへの愛を自覚する】

転機となったのはドン40話。
この回でドンムラサメにターゲットにされて追われる犬塚と合流。彼は負傷による影響で一時的に視力を失っていた。そんな彼に恋人である夏美と間違えられたのだが...


そう...私は夏美よ。


何と犬塚が視力を失っている事を良いことに彼の最愛の人に成り済ますというとんでもない行為に出る。いくら興味があるからってやりすぎじゃ...
そのまま、レストランに逃げ込んで二人でつかの間の平和な一時を過ごすが途中でムラサメが強襲。犬塚を庇う形で背中を負傷してしまう。
その後、視力が戻った犬塚に騙していた事を詰められるも、犬塚もソノニが自らを庇って負傷した事には流石に思うところはあったらしく、彼に手を引かれる形で逃亡している。犬塚がソノニを本格的に意識するようになったのはここからで間違いないだろう。
そして、最終的にムラサメを手に入れた犬塚に対してこう告げた。


一つ教えよう。ムラサメだけが獣人を倒す事が出来る。獣人の夏美を倒せ。そうすれば本当の夏美は帰って来る。


ソノニは夏美を誅殺しようとしていたのだ。嘘と真実を織り混ぜた発言をした彼女の瞳は怪しげに爛々と光っていた。
そう...まるで、何かに嫉妬する乙女のように。


ちなみにこの回以降、ソノニは犬塚を『翼』と呼ぶようになった。


【愛を求めて男を翻弄してきた美魔女が選んだ道】

ドン44話でついに獣人の夏美にトドメを刺そうとしていた翼。しかし、獣人を庇って代わりに斬られたのは他でもないソノニ本人だった。
その様子に困惑して酷く動揺する翼に対して彼女は真実を告げる。翼の夏美への想いを知っていた彼女は確かに嫉妬していたが、それ以上に今までの翼との関わりもあってもう彼を悲しませるような非情な女にはなれなかったのだ。
その後、翼が獣人の夏美を斬った事に激怒した雉野つよしの攻撃から今度は翼を庇う事で致命傷を負ってしまう。

ボロボロになった状態で街をさまよった末に雪が降る中で階段から崩れ落ち、力尽きた...かに思われたのだが、翼がこれまでに貯蓄していた自らのキビポイントを消費するのと引き換えに彼女を蘇生する。


後にこの事実を知ったソノニは完全に翼に堕ちた。


最終的には夏美と別れる事になった翼と遂に結ばれる。その代償として彼と共に指名手配犯として追われる立場になるが、翼に手を引かれながら逃げるソノニは満更でもなさそうだった。


【コロンドレス】


身長:184cm
体重:73kg
むかしむかし:ソノニは一度死んだがイヌブラザーのキビ・ポイントのおかげで生き返ったそうな…。

スーツアクター:蜂須賀祐一

ソノニがブレスで変身し、スキンを纏った姿。
額に羽根のような意匠があり、鳥を思わせるような金で縁取られた装甲が特徴。

主な武装は二重弓コンドルアローと純白の脳人シールド。


【余談】


  • 戦闘装備のモチーフは、『正義のシンボル コンドールマン』と言われている。但しコンドールマンは「道半ばで倒れた青年の意思と姿を(彼の遺骨の一部を介して)継承した聖なるコンドルの化身」にして「死んだ青年と同じ名前・顔を持つが、特に彼の記憶等は持たない別人」でもあり、ある意味「致命傷を負って蘇生した」ソノニとは真逆の立場とも言える存在だった。

  • 宮崎氏は本作が放送終了してから1年後にTTFCで公開された『特捜戦隊デカレンジャーwithトンボオージャー』にて晴月天/デカピンク()()2()を演じられた。
    物語のエピローグではドンブラ星から異動の要請があり、宇宙指名手配犯イヌヅッカーを逮捕しに行くという、あからさまな中の人ネタが仕込まれていた。


追記・修正は人間界の愛を知る事ができた方によろしくお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 戦隊悪役
  • ドンブラザーズ
  • 新生ドンブラザーズ
  • 美女
  • ヤンデレ
  • ソノニ様しか勝たん
  • 宮崎あみさ
  • 求愛
  • 光堕ち
  • 蘇生
  • 指名手配犯
  • 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
  • 脳人
  • 脳人三人衆
  • 番外戦士
  • 戦隊個別
  • 歴代ホワイト
  • 蜂須賀祐一
  • 正義のシンボル コンドールマン
  • 犬塚の嫁
  • 太もも
  • 絶対領域
  • ソノニ
  • 美脚
  • 逃避行
  • 生存女幹部
  • ホワイトヒロイン
  • 悪役→ヒロイン
  • おもしれー女
  • Jewel Pieces
最終更新:2025年04月19日 18:52