DAVE THE DIVER

登録日:2025/02/06 Thu 00:47:05
更新日:2025/04/11 Fri 19:28:54
所要時間:ガハハ!約 19 分で読めるぜ!




デイヴ・ザ・ダイバー』(DAVE THE DIVER)とは、多数のソーシャルゲームを手掛けてきた株式会社NEXONのサブブランド、MINTROCKETによって開発されたインディーゲームである。*1


概要

2022年10月からの早期アクセスを経て2023年6月28日にSteamでリリースされ、2023年10月にはNintendo Switch、2024年4月にはPlayStation4/PlayStation5向けにも移植された。
Switch版はパッケージも発売されている。

比較的安価なインディーゲームでありながら非常に作り込みが丁寧且つボリュームが豊富であり、Steamでは10万件以上のレビューがありながら「圧倒的に好評」となっている程。
更に2023年のTGAではBest Independent Gameにまでノミネートされた。

発売から暫く経った現在でも継続的なアップデートが行われており、新たな魚種の追加や他インディーゲームとのコラボなども実施されている。

ストーリー

ふしぎなブルーホールにようこそ!
「デイヴ・ザ・ダイバー」は昼の間海を探検し魚を獲って、夜は得た食材で寿司屋を運営するハイブリッド・海洋アドベンチャーゲームです。
個性豊かな仲間たちと共にブルーホールの奥に秘められた謎を解き明かしましょう!
(公式の説明文より引用)

主な登場キャラクター

全員は書ききれないので一部抜粋。

地上サイド

  • デイヴ
本作の主人公であるプロのダイバー。まんまると太った腹がチャームポイント。デブのダイバーなのでデイヴ。
寿司が大好物。仕事を休んでバカンスを楽しんでいた最中、下記のコブラからの電話で「美味しい寿司をご馳走する」と言われ、即飛行機に乗り込んだ。
美味しい寿司をご馳走してもらうため、バンチョ寿司で働くこととなる。

非常に大らかで優しい人物であり、様々な頼みごとをされて多少嫌な顔をすることはあれど、決して断らずに依頼を果たそうとする使命感が強い。
一方で悪意や敵意を持った相手には毅然と立ち向かう正義感も持ち合わせている。
コブラに騙されて言いくるめられてバンチョ寿司の仕入れだけでなく経営やホールスタッフまで兼任することとなる。
それに加えゲームが進行して新しい設備が解放されると大体それらの管理もデイヴに一任されることになる。過労死しないか心配になる。

  • コブラ
デイヴの古い知り合いである、白髪グラサンにアロハシャツを纏ったガラの悪そうな男。
現に元は武器商人をしていたらしいが、現在は足を洗っている。
非常に金にがめつく、多種多様な魚種が集う不思議なブルーホールの噂を聞きつけ、友人であるデイヴとバンチョをただ働きさせてに声をかけて寿司屋を経営し一儲けする計画を思いついてデイヴを呼び出した。

経営や仕入れは友人たちに任せっきりで本人は基本的に何もしないでボートの番をしているくらいだが、ストーリーが進行するとボート上で「コブラショップ」を開店。ダイビングを補佐するサポートアイテムの販売の他、不要な品を買い取ってくれるようになる。
当然ながら客はデイヴしかいないのでいくらでも足元を見れるが、流石にボッタくってはこないので安心していい。

実は本作より前にNEXONが提供していたアプリゲーム『エビルファクトリー』出身のキャラクター。
当時のことについて話すこともあるため、スターシステムではなく地続きの世界線となっている模様。

  • バンチョ(番長)
スラっとした長身の黒人男性。コブラの友人の一人であり、寿司屋経営に当たって調理担当として声をかけられた。
ストイックな人物であり、料理に対する拘りが非常に強く、常に新しい味を求めて料理の研究に励んでいる。
腕前は確かなのだがその拘りの強さ故に他者との折り合いは非常に悪く、過去にも様々な飲食店を転々としていたという。
現在においてもかなりの頑固であるが、デイヴたちとの交流で少しずつ心境の変化が見られ……。
料理一筋であるためSNSの使い方などは慣れていない一方、映画や音楽などのサブカルチャーを嗜む一面も。ついでにかなりの達筆かつ、食材リストに描かれるイラストも彼が描いたものであると多才。
料理の開発時にはスタッフが気合の込めたアニメーションが挿入される。

実質的なもう一人の主人公。
実は12年ほど前、後述のルイス・クロフォードとの間に起こった確執ををきっかけに当時勤めていたジュゴンホテルのシェフを退職し一度料理を辞めていた。
そしてデイブの協力で繁盛し始めたバンチョ寿司の噂を聞きつけたルイスがスポンサーを務める料理番組の対決で、送られてくる刺客の料理人(それも中華料理・揚げ物・パスタとバンチョの専門外)をミニゲーム形式で次々退けていくこととなる。


  • ベーコン博士
ブルーホールの近くに住む考古学者。
現在はかつてブルーホールの近海で栄華を誇っていたもののいつの間にか滅んだと思われた「魚人族」についての研究を行っている。
本人は泳げない上に唯一の助手も借金で姿を消してしまったため、現在ブルーホールでダイビングを行っているデイヴに協力を要請した。
その代わりとしてデイヴが使っているダイビング装備の強化の他、新しい装備を開発して提供してくれる。

やや失礼な言動と酒癖の悪さが玉に瑕だが、考古学者としては非常に優秀で、未知の言語の解読や翻訳機の作成など要所要所で活躍する。
また、自分の学説が「実は魚人族は数を減らしていたが小ぢんまりとした共同体を形成できる程度には生きていた」という形で証明された際には、『陸の人間に魚人族の生存を公表しない』という形で彼らを保護する行動に出るなど他知的生命体を尊重する良識も備えている。


  • ダフ
コブラの友人の一人である武器職人。
デイヴに負けず劣らずのぽっちゃり体型に加え、瓶底眼鏡、頭のバンダナ、キャラがプリントされたシャツや、やや独特な喋り方をする男。
…身も蓋もない言い方をすれば典型的なキモオタそのもの。
しかし武器職人としての腕前は本物であり、デイヴがブルーホールで拾ったゴミ同然の素材から実用性のある銃器を作ってくれる。
上記のベーコン博士とも知り合いであり、共同して色々作っている模様。


ストラステラにハマっており、推しはレアスちゃん。
因みにストラステラはかつてNEXONが提供していた、実在する「美少女×人型ロボ」のシミュレーションゲーム。
リアルでは既にサービス終了しているがこの世界では大ヒットしているらしく、アニメもシーズン2まで放映されているらしい。

  • エリー
近隣の大学に通っているジト目の女子大生。あとドット絵だけど結構巨乳。
生物科を専攻しているらしく、デイヴに調査を依頼してくる。
…というのは建前であり、実際は「エコウォッチャー」という環境調査・保護アプリでポイントを貯め景品交換するためにこき使っている。
ベーコン博士に負けず劣らず口が悪い。
但し海の生物に関する知識は本物で、撮影対象の海洋生物を誘導するための餌を手配してくれたり、迷子の子クジラに関するアドバイスをしてくれる。

  • ヨシエ
厳しい顔つきをしたスーツ姿の中年女性。
バンチョとはかつて同じ職場で働いていたこともあり、その人となりを良く知っている。
現在はリクルーターとして働いており、バンチョ寿司を視察。
彼女から認めてもらうとアルバイトを雇えるようになる。

  • オットー
ブルーホールの近くで農業を営んでいる中年男性。
大らかで声が大きい。ビールが好きでよく酔っぱらっている。
彼からの依頼クリアすると一晩で「養殖場」を作ってくれる他、その後も要所で様々な設備を提供してくれる。

元々はダイバーだったらしいが、過去に膝に銛を受けてしまってからはダイバーを引退。
また数年前に漁へ出た際、嵐に巻き込まれ難破し、無人島へ漂着したという壮絶な経歴の持ち主。
現在は今の場所に腰を落ち着けているが、故郷に残した家族のことを気にかけている。

  • ヴィンセント・ヤマオカ
その界隈では有名な美食家。ヤマオカ美食家ということから元ネタはひと目でわかりやすい。(この人の要素も多少あるかもしれない)
テレビの取材でバンチョ寿司を(アポなしで)訪れ、当初はバンチョの料理を「伝統を軽んじて奇抜な食材で人目を引くしかできない(意訳)」と一目で酷評するが、バンチョの出した料理を食べて驚愕し、更に「既に確立された料理法を真似るだけでは意味がない。伝統を軽んじているのではなく、重んじているからこそ新たな味を探求している(意訳)」というバンチョの持論に納得し、彼のことを認めた。

終盤ではルイスがバンチョに恥をかかせ貶めようと仕組んだ料理対決の審判を務めるが、スポンサーである彼女の意に反して公正なジャッジを務める。

  • サトーさん
「マリンカ」という海洋生物トレーディングカードを収集し、マリンカマスターになることを目指している中年男性。
本作の収集要素であるマリンカのレクチャーをしてくれる。
見た目は某国民的モンスター収集アニメの主人公にそっくり…というかほぼそのまんまであり、セリフの大半もパロディが占めている本作屈指のネタキャラ。

初期バージョンではデイブが死闘の末に討ち果たしたモンスターが地上で何もしてない*2彼のマリンカに登録される上に報酬もくれなかったので、悪党でない系のNPCの中ではぶっちぎりで印象が悪く動画配信者からボロクソにこき下ろされていた。

  • サミー
グラサンをかけたアーティスト活動しているラッパーの若者。
バンチョが彼の曲のファンということもあり、丁度オットーが手入れを済ませた畑から調達された野菜寿司をサミーに振舞うことになる。

ちなみに彼の曲として流れるラップ「Hot Pepper Tuna」は制作スタッフの過去作品である。

  • ウド
「週刊フィッシュ」という週刊誌の編集者。
水中カメラを手に入れて以降、泳げない彼に代わりデイブがブルーホール各地で発生するフォトスポットで変わった海洋生物の写真を撮って送ることで謝礼を貰える。
ストーリーが進むと週末限定で特異な進化をした「フィッシュモン」という変わった魚の捕獲依頼もしてくる。

  • ルイス・クロフォード
B&Cグループの株主でかつては女優と料理評論家をやっていた。

が、上記のジュゴンホテルでバンチョが出した料理に手を付けず難癖付けたためバンチョが退職する原因となった人物。しかし自身も大人げないと世間から酷評され権威が失墜。さらに女優業も失敗。

それを逆恨みし終盤ではバンチョに恥をかかせようと彼に不利な料理番組を仕込むが、ヴィンセントの公正なジャッジで三戦ともバンチョが勝利。


  • ジョン・ワットソン
海洋保護団体「シーブルー」に所属する軍人風の男。
自然環境を保護するため、海を荒らす不届き者がいないか常に目を光らせている。
デイヴたちには最初警告だけでとどめていたが、後に海を荒らしていると判断。武器を持ち出して実力行使で糾弾してくる。
ただし自分が暴れて海の環境を汚すことには鈍感であり、それらも全てデイヴのせいと責任転嫁するところも。



  • 海賊
ブルーホール一帯で密漁を行っている三人組。
特に珍しいピンクのイルカを突け狙っているが、度々デイヴに邪魔されては失敗している。
真昼間から活動しているが、シーブルーは何も言っている様子がない。監視の目を上手く避けているのだろうか。

魚人サイド

  • スワム
最初に出会う若き魚人族。
自らを「偉大な勇者スワム」と公言して憚らないが、実態はまだ訓練中の見習い兵。
地上の人間を見下して馬鹿にする言動が多いが、本人も非常にビビりで抜けているところがある。
但し、終盤では戦わないなりにデイブの捜索を助ける場面も増えているなど根は善良より。

  • ラモ
下記の村長・テンジンの一人娘。お嬢様なだけあってか性格はややお転婆。
ここ最近頻発する地震と水温上昇による体調不良者の続出する現状を打破するため、魚人族だけでは問題を解決できないと判断し地上に助けを求めたところ、ダイオウイカに襲われ昏睡状態に陥ってしまう。
ダイオウイカを倒し、魚人族用の滋養強壮剤であるサンゴ粥を用意したデイヴを資格ありと認め、魚人族を救ってもらうよう頼む。

  • テンジン
現代の魚人族の村長。普段は威厳たっぷりに振舞っているが、溺愛している愛娘・ラモの前では親バカ化する。
ラモが地上の人間を連れてきたことには長という立場もあって難色を示すが、デイヴが魚人族のために働いた姿を見て謝罪。改めて魚人族を救ってもらうよう頼んでくる。

  • ミマ
食堂を営んでいる恰幅のいい女性魚人族。
地上の人間に不信感を抱く魚人族の中でデイヴのことを偏見無しで接してくれる数少ない存在。
依頼をこなすと彼女の店で食事ができるようになり、地上に戻るまでの間バフがかかるようになる。
水中でどうやって食べるんだというツッコミは禁句。

  • ドゥワ
鍛冶屋を営む魚人族。結構イケメン。
元々病弱なのに加え今回の水温上昇で体調を崩しており、鍛冶屋を休業している。
手を貸してあげればそのうち鍛冶屋を再開するかもしれない。

  • ツチ
村の外で海藻を採取している魚人族のおじさん。
ドナというオサガメを飼っている。

  • キンロン
数百年前、魚人族の危機を救った伝説的英雄と謳われる過去の魚人族の長。
現代では既に故人だが、現代でも石像や神社、壁画などでその活躍は語り継がれており、神格化されている。

用語集

  • ブルーホール
洞窟や鍾乳洞が海に水没することで発生する地形。元は陸地ということもあり、浅瀬に大きな穴が空いているように見えることからそう呼ばれる。
本作の舞台となるブルーホールは非常に大きい上、海流の影響か入る度に地形が大きく変わる特殊な場所。
世界各地の様々な魚種がここに集っているが、非常に厳しい環境ということもあってかここに生息する魚は現実のそれよりも全体的に大きく、尚且つ凶暴性が強い。特に水面付近で遭遇するアオザメやオナガザメには要注意。
その特異な環境故か、時折異常な進化をした「フィッシュモン」と呼ばれる変異種の姿も確認されている。
また、本作の舞台は熱帯地方よりと思われるが、深度を進んだ氷河地域には寒冷地に住む魚介類が、さらに奥の熱水噴出エリアにはドレパナスピスやアランダスピスといった現実世界では絶滅した魚介類も出現し寿司などの食材にできる。古生物学者が知ったら殺到しそうなもんだが。

  • 魚人族
かつて海中に暮らしていたとされる謎の種族。ベーコン博士の研究対象。
長らく滅んだ、若しくは最初から存在していないと思われていたが、実は地上人の手が届かない深海にて共同体を形成できるレベルでひっそりと暮らしていた。
容姿は典型的な人魚と同様、下半身が魚のモノになっていることに加え、首周りにピンクの大きな鰓があるのが特徴。上半身には東洋風の衣をまとい位が高いものは冠を被っている。また寿命も数百年単位と非常に長命ではあるが、魚であるためか水質・水温の変化には非常に敏感。
約1000年ほど前までは地上とも交流していたようだが、ある時を境に関係が断絶。更に地上の発展に伴い環境が悪化したことで地上人を快く思っていない者が多い。
当時は現代の地上の文明すら凌駕する技術を誇っていたようだが、現在ではそのほとんどが失われており、魚人族たちは牧歌的な生活を営んでいる。
文化形態は全体的に中華風もしくは琉球風だが、通貨は「ベイ」というヒスイ製の和同開珎みたいなものを用いている。

  • 建木
魚人族たちの生活の基盤となっている、大きな木。
地殻に根を張り巡らせて地熱を吸い上げ、それを蓄えるという特性を持つ。
蓄えられたエネルギーは光る実のような形で枝に成り、魚人族たちはそれを資源として用いることで生活している。

  • ガドン
ダージェと呼ばれたキンロンと同世代の古の魚人族が人体実験で産み出してしまった、建木の実のエキスを直接摂取した魚人族が変異し狂暴化したアンデッドのようなもの。
キンロンはこいつらを封印したがその際の傷がもとで亡くなった。
強靭な肉体と約1000年生き永らえる生命力を持っているが、副作用の一環で理性を失っていることと光に弱い影響で、現在は廃墟となった魚人族の遺跡の一つの中で隠れ潜んでいる。
その戦闘力はあのデイブですら「銛も銃も効かないやばいやつだ、気づかれないように隠れないと!」と即断するレベルで、実際ゲーム内でもふれられるだけでゲームオーバーになってしまう。

更に話を進めると別の遺跡で壁画で描かれたダーシェとよく似た服装を纏ったガドンが巨大化した巨大ガドンも登場。デイブは高速イライラ棒形式で遺跡内を逃げる羽目になる。


  • マリンカ
サトーさん曰く、世界中で人気の「海洋生物トレーディングカード」…らしい。
本作の収集要素であり、捕獲したり、写真を撮ったら自動的にここに登録される。*3
レアリティは三段階あり、小型魚を銃や爆発といった過激な方法で魚を殺傷すると☆1、銛で捕獲するかその場で捌いて切り身にする中型魚以上を仕留めると☆2、睡眠銃やネットなどで傷つけずに捕獲した場合は最高の☆3、ボスを倒すとキラとなる*4
未所持のカードもシルエットだけ見れるため、まだ戦っていないボスのマリンカを見る際は特に注意。
全てのマリンカを☆3にすると…?*5

  • シーブルー
海洋の環境保護を目的として活動する団体。
主な活動は海を汚す企業への忠告や告発らしいが、よほど悪質な相手には自ら鉄槌を下すこともあるという過激派団体。
志は高いがかなり悪名高いらしく、裏社会の人間であったコブラをして「奴らにはいい噂を聞かないからなるべく関わるな」とデイヴに警告するほど。
支持する者が多いのか、非営利団体にしてはやけに高価な装備なども持っている。
一方で一人細々と漁をするデイヴに固執し、逆にイルカの密漁をしている海賊はお咎めなしで放置しているなど不可解なところが多い。



デイヴの装備

魚を獲るための漁具。これがなければ始まらない。
銃のような形状をしており、射出された銛はワイヤーで回収される。
ある程度魚の体力を削るとQTEに移行。成功させると残り体力に関わらず捕獲できる。
ただしサメなどの大型にはダメージは与えられてもちゃんと刺さらなかったり、壁が近いと刺さっても抜けてしまうため要注意。
武器ボックスから銛先を拾うことで様々な属性を付与したり強化できるが、QTEの種類も変わる。
強化すると威力が上昇し、見た目も大きく変化する。

  • ナイフ
近接武器。
振りは早いが威力・リーチ共に非常に短い。攻撃よりも海藻や鉱石採取に使うのが主な目的。また、積載箱に入らない大きな魚はこれで捌いて切り身にして持ち帰る。
黄色いアイテムボックスから近接武器を入手すると持ち替えることが可能。
特に一定確率で眠らせる「睡眠ピコハン」か、硬い鉱石も採取できる「ツルハシ」は持っておきたい。(ただし次回に持ち越せない)
強化すればツルハシなしで鉱石を採取できるようになるが、強化できるのはかなり後。

  • 酸素ボンベ
所謂体力ゲージであり、デイヴの生命線。これがなくなるとゲームオーバー。強化で最大値が増加する。
当然ながら潜っている間は徐々に減っていく他、スタミナも兼ねているためダッシュすると更に多く消費する。
回復するには各地にある酸素補給ポイントを活用するしかない。
逆に言うと酸素がある限りサメに喰われようが、銃で撃たれようが、爆発しようが、猛毒を浴びようが生き続けられる。コイツ本当に人間か?

  • ダイビングスーツ
身体を保護するために身に纏うスーツだが、限界水深を超え水圧に耐え切れなくなると酸素が急速に減ってしまう。
強化することで限界水深が上昇し、更に深くまで潜れるようになる。クリアのためには強化必須。

  • 積載箱
獲った魚や拾った素材などを入れる箱。
積載限界を超えると移動速度が遅くなり、大きく超えると更に遅くなるだけでなくそれ以上何も拾えなくなる。
一度のダイビングでなるべく多く拾えた方が当然いいため、優先して強化したい。

  • 水中ドローン
そのままでは持ち運べない大きな魚を仕留めた場合、これを呼ぶことで代わりに持って帰ってもらうことが可能になる。
強化すると一度のダイビングで呼べる回数が増える。

  • カニかご
カニが潜んでいそうな岩場に、エサと一緒に仕掛けて放置すると甲殻類を捕獲できる。
なるべく高ランクのエサを用意するといい獲物がかかるかも?
こちらも強化で使用回数が増える。

水中でも撃てるように調整された専用の銃。武器ボックスから拾うことで使用可能。
ブルーホールの特殊な環境によって「外部からの銃の持ち込み不可、銃の持ち出し不可」という制約が科せられているが、ブルーホールで拾った素材で組み立てた銃であれば持ち込みが可能になる。
当初はその場で拾ったものしか使えないが、武器を拾うことで設計データが溜まり、データがマックスになるとダフに素材を渡して銃を作ってくれるようになる。

  • アクセサリ
装備中、様々なパッシブ効果をデイヴにもたらす装備品。
一度に二つまで装備可能。

  • 補助アイテム
一度に二つまで持てる消費アイテム。
基本的に黄色いアイテムボックスから拾えるが、一部はコブラショップで購入することでのみ持ち込める。
即座に酸素を50%回復する酸素カプセルは最低一つストックしておきたい。

ゲームの主な流れや設備

  • ダイビング
朝と昼の二回、ストーリーが進むと営業時間を少し削って夜にもダイビングができるようになる。
潜らない限りは時間は進まないので、潜る前に養殖場や畑の用事を済ませておこう。
ダイビングを終える際は水面まで上がるか、各地にある帰還ポイントを利用すれば即座に帰れる。
一方でゲームオーバーになった際は収穫のほとんどを失ってしまい、一つだけしか持ち帰れない。

魚は基本的に銛や銃で仕留めるより、眠らせたり網で捕獲する等、傷つけない方法で捕獲するとより多くの可食部が手に入る。
なお本作に出てくる魚は例外を除いてリアルにも存在するもの。
中にはリアルでは食べられない・食べてはいけないものもいくつかあるため*6、本作で食べていたからとよく知らない魚を食べてはいけない。

  • メニュー
現在のバンチョ寿司で提供できる料理を確認できる。
食材を消費して料理を強化することもでき、強化した料理は一皿当たりの売り上げやお客さんの満足度が上昇する。
メニューの量は非常に膨大。基本的な握り寿司の場合は食材も一種類で済むが、中には一皿に複数の食材を要求してくるものも。
因みに寿司屋だが和食以外のメニューも豊富に取り揃えている。
新しい料理は下記の「職人の炎」を消費することで開発可能。

  • 寿司屋営業
バンチョ寿司の営業は年中無休*7で夜のみ。
その日に出すメニューと皿数を決定したら、いざ開店。
お客さんの注文に合わせてバンチョが料理するので、料理が出来上がったらデイヴがお客さんに提供する。
他にもワサビをすりおろしたり、飲み物を注いだり、席の片付けなどもデイヴがしなければならない。
閉店時間になるとその日の売り上げとお客さんからの評価が表示され、残ったメニューは全て廃棄される。
評価は☆の数で評価され、星の数(小数点以下切り捨て)に応じて「職人の炎」を獲得する。
スタッフを雇うとスムーズになるが、その分運営費が売り上げから引かれるので、安いネタばかり出したり、無駄に多くの料理を並べて廃棄しては大赤字まっしぐら。
経営者としての手腕が試される。

また、週に一度近隣でパーティーが開かれる。
パーティーの開催は三日前にメールで告知されるので、それまでにお題に沿った料理を大量に用意して提供すれば大儲けするチャンスとなる。

  • スタッフ
ヨシエに広告費を出すことで雇えるようになるバイトたち。
スタッフは「厨房スタッフ」と「ホールスタッフ」に分類され、それぞれのステータスに得手不得手があるため適材適所に配置すること。
金をかけるとスタッフを教育して強化できるようになる。レベル3・7になるとスキルを取得して更に働いてくれるようになるため、取り敢えずはレベル7を目指したい。レベルを上げた際に新しい料理のレシピヒントをくれることも。
また、待機させているスタッフには「派遣」で調味料を仕入れてもらうことも可能。調味料はダイビング中の赤い鍋から拾う以外での入手手段が限られるため、有効活用したい。

  • クックスタ
この世界で普及しているSNS。
主に飲食店が自店をアピールする目的で使われる。
ランク性を導入しており、ある程度名が売れると審査を受けられ、合格するとランクアップ。
有名になればその分来客数に期待が持てる他、雇えるスタッフが増える等、様々な恩恵が受けられる。
スマホでは一般客の投稿も見ることができ、非常に凝った作りになっている。

  • 養殖場
オットーが用意してくれた生け簀。
魚を獲ると一定確率で「魚の卵」を別枠で入手するようになり、卵はここに送られて成長し、寿司屋に送ることが可能。
また同じ魚が二匹以上いる場合は繁殖することも。
密集率が100%を超えるとそれ以上繁殖できなくなるため、不要な魚は送るかオットーに頼んで拡張してもらおう。

  • 田畑
オットーが(ry
バンチョ寿司で使われている米はインディカ米だが、ここでは日本産の白米を水耕栽培できる。
水の管理などはオットーがしてくれるため、デイヴの主な作業は雑草抜きや肥料を与えるくらい。
本格的稲作RPGではないので成長スピードが非常に早く、数日もすれば収穫可能になる。
更にストーリー進行で畑の方も解禁される。こちらは野菜の種をオットーから購入して育てること。

  • ミニゲーム
豊富なミニゲームも本作の特徴。
特に魚人族の村の遊技場はベイを稼ぐのにうってつけの場所。たまにはダイビングや営業に疲れた時の息抜きにも遊んでいこう。
ただしご利用は計画的に。

  • GYAO!
サトーさんから送られた、デジタルで魚をお世話するアプリゲーム。
…まぁ要するにこれである。
ご飯をあげる、遊ぶ、教育(しつけ)などでお世話すると、最終的に本編では出てこない様々な海洋生物に変化する。
これ専用のマリンカもあるため、コンプしがいがある。けどそれ以上にランダム性が強くて面倒くさい…。

コラボ

本作は他作品と精力的にコラボを行っている。
DREDGEやBalatroといったインディーゲームの他、ゴジラとのコラボDLC(現在は配信終了)、珍しいところでは実在するシンガー兼YouTuberのmxmtoon氏が本人役で本作に登場。
Switch版ではギルティギアともコラボしている。
逆に、韓国産ソーシャルゲーム『勝利の女神:NIKKE』とのコラボでデイヴたちがNIKKEに出張したことも。
また2025年には『龍が如く』とのコラボDLCの配信が決定しており、春日一番がブルーホールを訪れる模様。

余談

  • 本作の舞台についてはアーリーアクセス晩で東南アジア付近とされていたが、正式版では具体的な場所はぼかされている。
  • コロコロコミックにて漫画版が連載。作者は土田しんのすけ。
  • 2024年末に拡張DLC『In the Jungle』の配信が決定。配信は2025年末と予定されている。



追記・修正はダイビング中にお願いします。

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最終更新:2025年04月11日 19:28

*1 本文中の例え話に出てくる作品のようにパブリッシングで後ろ盾に大企業が付く事例も無いこともないが、NEXONの規模が規模なのでインディーゲームにあたるのかは議論が分かれている。

*2 海洋生物の弱点を教えてくれるとかそういうこともない

*3 因みにサトーさん本人は泳げないので、デイヴが集めたマリンカをフレンド共有で獲得しているらしい。

*4 網で捕獲したり、写真を撮った場合は☆3固定

*5 DLCやアップデートで追加されたもの、GYAOを除く

*6 毒性が不明なモヨウフグ等

*7 ストーリーの節目で休業することは何度かある。