登録日:2025/02/17 Mon 02:05:15
更新日:2026/08/15 Sat 20:19:55
所要時間:約 40 分で読めます
“Welcome to the Amazing Digital Circus!"
“Are you ready to see something incredible?!"
“...Well too bad! You're gonna see it anyway! In today's show, we've got quite the performance!"
- 『the amazing digital circus』とはオーストラリアのアニメーション制作会社Glitch Productionsによって2023年からYouTubeにて配信されている3DCGWebアニメ。全9話。
日本での呼称は「アメイジング・デジタル・サーカス」で、公式略称は「アメデジ」。また原語・日本語版共に「TADC」の略称も使われている。
【概要】
ひょんなことから『The Amazing Digital Circus』の世界に迷い込んでしまった主人公ポムニと、そんな彼女と同じ境遇に身を置く5人の仲間たちとの冒険・日常を描く。
子供向けの教育用PCゲームを彷彿とさせる愉しげなサーカスを模した物語の舞台とポップで古き良きカートゥーンチックなキャラクターデザインに反して「心理的(psychological)ダークコメディ」と形容される作品ジャンルに違わず、その世界観は非常にハードかつ闇が深いものとなっており、露悪的かつ不穏・ショッキングな描写もふんだんに含まれているのが特徴。
その狂気を孕んだダークな世界観もさることながら、個性豊かで魅力的なキャラクター達や考察要素も多く散りばめられた重厚なストーリー、作中随所にみられる軽快なブラックジョークそして毎話災難に見舞われトラウマに苦しみ曇らされるポムニのかわいそうな姿が世代問わず全世界で多くの反響と話題を集め、2023年10月13日に公開されたパイロット版は僅か1ヶ月程で1億回を突破、2026年時点でシリーズ総再生回数10億回以上を記録するなどまたとないバイラルヒットを成し遂げた。
日本含め世界各国でミーム的な人気を博したことからネット上では多くの関連作品やファンアート等も%$$!#なもの含めて数多く投稿されており、公式も全面モザイク経由でこれらの作品に敬意と反応を示していた。
君のかわいらしい泣き顔がインターネットに爪痕を残したんだ>
製作は『
Murder Drones』や『SUNSET PARADISE』等の作品で知られるYouTubeアニメーションの大手
Glitch Productions、脚本・監修はアニメーター・作曲家として活動し、ポップでコミカルながらもどこかホラーかつバイオレンスなアニメーションを数多く手掛けるアメリカのYouTuber・
Gooseworxが担当。
本作は元々Gooseworxが2019年に制作した、横スクロールアクションゲームの裏側を描いたホラー作品『Little Runmo』に強く感銘を受けたGlitch Productionsがオファーを依頼して制作された作品であり、それ故かデジタル世界を舞台にしたシニカルな世界観やゲームのメタ性に着目する作風などは本作の根幹にも強く引き継がれている。
プロット版公開直後からその勢いと話題性は凄まじく、これを受けてか公式も低クオリティな非公式のニセモノに対抗してグッズ展開等も積極的に行っている他、公開一周年を迎えた2024年10月にはなんとインディーアニメながらNetflixでの配信が決定。日本でもWeb漫画サイト週刊コロコロコミックと月間コロコロイチバン!にてコミカライズ版の連載が発表されている。
【あらすじ】
“The Amazing Digital Circus is"
“a surreal,psychological comedy"
“about a bunch of cute cartoon characters that hate their lives and want to leave."
(公式ホームページより引用)
舞台は『The Amazing Digital Circus』と銘打たれた子ども向け教育PCゲームのようなサーカスのデジタル世界であり、主人公のポムニは元いた世界(おそらく現実世界)にてあるヘッドセットを付けたことで、姿を変えられ一部の記憶を失った状態でこちらの世界に転送されてしまった。
「3DCGが導入されて間もない90年代の教育用PCソフト」をイメージしたサーカスの仮想空間は一見すると色鮮やかで楽しげだが、一度入ってしまうと外に出る手立てはなく元いた世界に帰ることは不可能。
そして他のサーカスの住民達も元はポムニ同様姿を変えられてこの世界に閉じ込められた元人間であり、そして既に全員が脱出を諦めてしまっている。
…というのもデジタル世界との迎合を拒み、果てに精神が限界に達してしまった人間は
自我と肉体が崩壊し、理性かなく暴れ回る
"バグった"化け物と豹変してしまう為。この状態になると元に戻ることはなく、この世界の舞台監督にして管理AIであるケインの手によって真っ暗な
地下室に幽閉され、この仮想世界に於ける
実質的な死を迎える事になるからである。
更に舞台となるこのゲームはまだ未完成なのか不具合が多く、作中ではバグやグリッチを用いた演出も多数見られ、一部はケインも把握できていない様子。
そして極めつけにこの世界の創造主であるケインは不具合からかそれとも元からこういう性根なのかどこか挙動不審で支離滅裂な発言が目立ち、常に明るく振る舞いながらも住民たちに対してロクに共感を示すこともない等、一切の悪意こそ持たないが人間の心も全く理解出来ないという有り様。
こうした危険と隣り合わせの中、住民たちは気が狂わないように延々とケインが用意した“冒険”をこなす日常を過ごしており、そうした狂気と謎に包まれた世界でもがき苦しむキャラクターたちの元人間ドラマを描いた作品である。
【登場キャラクター】
◇元人間
何が起こってるの?変なヘッドセットを付けて…そしたらここに来たの
CV:Lizzie Freeman/あらん
本作の主人公。赤と青のツートンカラーを基調とした宮廷道化師の様な装いのピエロの女性キャラクター。25歳。
元いた世界にてあるヘッドセットを付けた事でこの世界に迷い込んできた。
他の住民達と同じく姿を変えられた上に自分の本名や記憶の大半も失っており、現在の名前もケインによってランダムに決められたものである。なお最初の候補は「XDDCC(クスドゥドゥクク)」というひどいものだったので即刻却下された。
臆病で神経質な性格で当初は不安と混乱から内気で周りとも上手く馴染めず冒険の度にトラウマからひどく取り乱したり泣いてしまう事もあったが、根は勇敢で心優しい性格であり、話が進むにつれ徐々に他者の気持ちに寄り添い気遣ったり、リーダーとして率先して先頭に立つ姿も見せるようになる。
そのキャラデザの秀逸さや可愛らしい立ち振る舞い、そして次々と災難に見舞われては不安や恐怖に押しつぶされそうになる
不憫な姿と、喜怒哀楽激しい
不安げな表情などからパイロット版公開直後から凄まじい人気を獲得し、
%$$!#なもの含めてファンアートも数多く投稿されている。
不憫
また加えてそのお労しい境遇が
「キュートアグレッションが刺激される」として
そっちの癖の方々からも絶大な支持を得ている様子。
やっぱり不憫である
まあ…私は退屈に思うことがあって……小さなスリルを求めてたの…
EP5のバーを舞台とした冒険で、人間だったころのことを明かす。
チェーン店のスーパーで経理として働いていたポムニは、刺激を求めて廃墟探索を行い、その様子を動画で配信していた。(なお、視聴者はいなかった)
この探索中に発見したヘッドセットを装着したことで、彼女はサーカスに取り込まれたものと推測される。
また、EP5後の販促動画にてケインから“クリスティーン”と呼ばれる場面があるが、詳細は不明。
あー…ケインのちょっとした冒険の1つってことね。楽しみながらやればいいってことでしょ。
CV:Amanda Hufford/本間詩織
右目がボタンになっている人型のぬいぐるみの女性キャラクター。30歳。
温厚で親切な楽観主義者で、この世界に来たばかりのポムニのことを人一倍気遣う思慮深い性格。
一癖も二癖もある他の住民たちと比べて常に誰に対しても親切に接し、冒険の最中に酷い目にあっても気丈に振る舞おうとするなどしっかり者の常識人であり、自身の現状にもどこか達観的。
一見すると精神状態も他の住民達より安定している様に見えるが、実際の所これらの性格や言動、不自然なまでの他人優先思考はあくまで自分自身の正気を保つためのある種の観念・現実逃避の側面もあり、ふとしたキッカケから狂気と悲愴に満ちた心に隠していた不満や恐怖が爆発することも…。
実際EP4ではとある理由でその我慢の紐がほどけた際に、酩酊・倦怠感に蝕まれ心の奥底に隠していた他人に対する本音や、「嫌われたくない」という本心を曝け出してしまっている。その脆さと危なさから視聴者からは「1番最初にバグるのでは」と考察されがち
実はサーカスの中ではキンガーに次ぐ古参であり、嘗てはポムニ同様にサーカスからの脱出のことばかり考えていたらしく、この世界への調整にもかなり時間が掛かった様子。
私は寂しいと思ってない…あの怒鳴り声…責められるような…それに…
EP5にてケインが提案ボックスの投稿をすべて試そうと実装した冒険の一つの「Star Gazing」にてポムニとの会話の際、ジャックスのかつての友達について言及した際、ジャックスに険しい表情で睨まれ、激しく狼狽え謝罪する。
それからはジャックスとポムニが親密さを増すにつれて、ポムニの関心が彼に移ることを恐れたのか、必要以上にポムニの好感を得ようと躍起に。EP1でカフモに叩きつけられた様を変に自嘲して困惑されたり、EP4の醜態についての弁明をしたりと空回りが続く。
また、ズーブルが提案したバーを舞台とした冒険にて他のメンバーがそれぞれの生い立ちについて語るうち、やがてラガタも人間時代の境遇について口を開く。
大富豪の農家に生まれたこと、不動産業界で働いていたこと、そして、ラガタがかつて母親から、大声で𠮟責されるなどの虐待をされていたことが明らかとなる。感情に任せて怒鳴る母親の様子に、ラガタは恐怖や嫌悪感を抱いていた。
「Good ol'Fashioned Softball」では、自分が打った球がアウトになったことに暴言を吐くなど心が不安定になっていく。いつもの調子で振舞えないことに負い目を感じる中、ポムニから、「ネガティブな感情を出すって悪いことじゃないよ」と諭される。
が、その後もジャックスのガングルに対する高圧的な態度に、かつて自分の母親にされたように激しい剣幕でまくし立て、割って入ったポムニのことも衝動的に怒鳴りつけてしまう。その後我に返り2人に謝罪した。
その際、ラガタの髪に一瞬だけグリッチが起きたような描写がある。
そしてEP6、銃撃戦の末、全てのライフを失ったラガタはキンガーと共に水槽のある暗い部屋へと転送される。
そこで「いい関係でいようと無理しすぎて結局は彼らを遠ざけることになって…その結果、みんなから嫌われてる」「(ポムニと)日に日に距離が離れていってる気がするの。彼女が私のすべてを見抜いて信頼しなくなっているような」「ただみんなに幸せになってほしいだけ…それに誰にも嫌われたくない…」と吐露し、涙をこぼす。
絞り出される本音を聞いたキンガーは、ラガタがみんなのために己にプレッシャーをかけていること、かつて自分がサーカスでラガタに出会って救われたことを語り、「自分自身に気を配ることも必要だよ」と言う。
それを聞いたラガタは「分からないわ、あなたの言葉は意味不明なことが多いのに…今みたいな瞬間もあって…」と答える。そのあとカメラを担いだバブルに見つかるまでの短い間ではあるが、肩の力が抜けたような、穏やかな笑顔を浮かべていた。
CV:Michael Kovach/菅原壮一郎
ピンク色のオーバーオールを着用した、長身で紫色のウサギの人形の男性キャラクター。22歳。
衝動的で自分勝手かつ、シニカルな捻くれ者。その性格の悪さは筋金入りで、事あるごとにほかの仲間たちを揶揄う、人の嫌がることを率先して行う、平気で他人の物を盗むなどやりたい放題。その為ラガタには事あるごとに叱咤され、ズーブルからは蛇蝎の如く嫌われている。
またこの世界への関心も他者への配慮も一切持たないなど掴み所が無い人物であり、たとえ仲間がピンチに陥っていても常に飄々とした態度を崩さない。
血しぶきや死、混沌などのバイオレンスなゲームを好み、故に何かと全年齢対象のお子様向けであるこの世界の冒険を引っ掻き回そうとする為、平和的に進めたいラガタに縛られた上で台車に運ばれたり、自分の思い通りに行かないと露骨に不満を口にすることもある。
そんな彼だが、そのトリックスターの様な立ち振る舞いはある種彼を象徴する魅力となっており、そのキャラデザも相まって一部界隈からは絶大な人気を誇る。誰が呼んだか付いたあだ名は「夢女子製造機」。オマケに脚本を担当したGooseworx氏もジャックスが大のお気に入りと公言しており、同氏によってメイド服を着せられたイラストも投稿されているなど歪んだ愛情を注がれている。
そして、EP5にてメイドジャックスが公式に登場した。
好物はスパゲティで嫌いなものはトウモロコシ。特にトウモロコシについては集合体恐怖症ゆえに見た目が受け付けないらしく、目にしただけであからさまに嫌な顔をしたり飛び上がって驚いたりしている。それ以外のプロフィールについては不明な点が多く、人間だったころの情報は年齢以外ほとんど明かされていない。サーカス内での自室の内装も不明。
一方で、EP5から「もういなくなってしまった友人」の存在が示唆されている。
EP7において、ジャックスの部屋の様子が初めて公開された。ピンク色を基調として星などの模様があしらわれた、可愛らしい部屋であることが判明。
部屋の隅にはベッドがあり、そのすぐ横の壁にはいくつもの写真が貼られている。
その内の一枚には、ジャックスと、すでにバグとして地下室送りになったカフモ、リビット(後述)が、飲み物を手に楽し気な様子で映っていた。
そして終盤、アベルの手引きで脱出の機会を得るメンバーたち。ケインのオフィスの奥にたどり着くと、二つのボタンを発見。赤のボタンを押せばサーカスにとどまり、青のボタンを押せばサーカスとの接続が切れることになる。
青のボタンを押そうとする他のメンバーと、一旦キンガーの意見を聞いて考えるべきと主張するポムニがもめ始める中、ジャックスの意識にある景色がフラッシュバックする。
人気のない夜の車道の景色が……
ジャックスは過呼吸を起こし、ボタンのもとに走ると、赤のボタンを叩きつけるように押すのだった。
CV:Marissa Lenti/王怜馨
喜劇の仮面と悲劇の仮面からなる二つの顔と性格を持ち、身体が5本のリボンで構成されている女性キャラクター。
26歳。
普段は性格が明るくなる喜劇の仮面を付けて愛想良く振る舞っているが、悲劇の仮面になると一転。常に不安そうに涙を浮かべたネガティブかつオドオドとした本来の性格が顕になり、仮面による感情の起伏の激しさは何処か躁鬱症を想起させる。
なお喜劇の仮面は非常に脆くすぐに割れてしまうが、一方の悲劇の仮面はそれが本来の性格である為か壊れることは一切なく、その為作中では毎度序盤に喜劇の仮面が割れてしまい終始悲劇の仮面で行動する事が殆ど。
元いた世界では
漫画家志望であった様で、好きな漫画はまさかの
『あずまんが大王』。その為か非常に絵が上手く、お絵描きも大好きである。
ここに時間は流れているの?お家に帰れるの?夢は叶えられるの?
EP2ではジャックスに、ラガタに関わるとある弱みを握られている事が明らかとなった。
常日頃から彼にぞんざいに扱われているのも、この秘密が大きく関わっている模様。
EP4ではズーブルから割れにくいプラスチック製の喜劇の仮面を貰い、常に明るく陽気に振る舞える様になったが、それと同時に普段のオドオドとした雰囲気は消え失せ良くも悪くも非常に自己顕示欲の強い高圧的な性格に豹変してしまった。
その勢いで自らが提案した冒険「An Honest Hard Days Work at Spudsy's Restaurant Chain(大忙しのSpudsy'sレストランチェーン)」にて、"明るく優秀で誰からも愛されるリーダー"として振る舞うべく、冒険の舞台となるファストフード店Spudsy'sのシフトマネージャーとして他の仲間たちに不真面目なヤツにはブラック企業も真っ青な洗脳教育を施しつつ意気揚々と指示を飛ばす。
しかしそんな新しい喜劇の仮面でもその内面まで変えることは出来なかった様で、一部の不真面目な仲間たちからの心無い批判や発言によって徐々にその笑顔と心にヒビが入り始め、遂には嘗て現実世界でのトラウマのフラッシュバックに苛まれる程に精神的に追い詰められてしまう。
そして閉店後、失意の底に沈む彼女の顔には既に笑顔はなかった。そして店を出ると新しい喜劇の仮面を遙か遠くへと投げ飛ばし、街灯と星空が露わになった悲劇の仮面を照らす下、笑顔と涙に満ちた表情で走り出すのだった。どう見ても躁鬱症です。本当にありがとうございました
EP4作中における描写や彼女の言動を見ると、元々は現実世界で漫画家を目指しながらファストフード店で働いていたが次第に夢と現実の差に苛まれその夢を諦めてしまった事が暗示されており、ケインにファストフード店の冒険を提案したのも当時の自分に対して未練と後悔があったのかも知れない。
EP5中では、冒頭で先述のマネージャーモードのことについて申し訳なさそうな素振りを見せたほか、ガングルを傷つける発言をしたラガタから謝罪された際、微笑みながら小さく首を横に振っており、彼女のことは許した模様であった。
さらに、グラフィックデザインのコミュニティ・カレッジに入学していたが中退してしまった過去を明かした。これにより上記のような経歴をもつ可能性がより高くなっている。
また、EP4で味方となり絵も褒めてくれたズーブルとの距離が近づいており、EP5では仲良く食事をしたり、EP6では銃撃戦のペアを組む相手としてジャックスに連れていかれそうになった際にはズーブルと組みたいと発言していた。
さらに、悲劇の仮面の状態でも笑顔を浮かべる様子が見られるようになっている。そしてEP7では喜劇の仮面を被ることなく過ごしていた。
CV:Sean Chiplock/玖珂諒多
白に黒の模様が入ったファーが付いた紫色のコートを着用し、チェスのキングの身体と分離した目と手を持つ男性キャラクター。48歳。
サーカスメンバーの中で群を抜いて最年長であり、そして一番の古株。
昆虫採集が趣味で、昆虫に関する話題になると食いつく。
これまでに多くの住民達が正気を失い脱落してきたこの世界を長く生き永らえているが、その影響からか言動は支離滅裂で会話もままならず、直前の出来事をすぐ忘れてしまう程の健忘気味であるなどその精神状態は常に不安定な様子。
平時はたくさんの枕によって形成された「不落の要塞」なる場所に篭っており、他の仲間からはその奇行から「イカれちまった」「次(にバグるの住民)はキンガー」等とボロクソに言われている。
一方でその老練な経験からデジタル世界に関する知識には富んでおり、時折年長者らしく真っ当な言葉を口にする事も。
EP3では冒険の最中ポムニ共々暗い地獄へと堕とされてしまう。しかしながら激しく取り乱し泣いてしまったポムニに対してキンガーはいつになく冷静で落ち着き払っており、当然それを疑問に感じた彼女から質問を投げかけられる。
そして彼は誰よりも長く過ごしたサーカスでの思い出を語り出すのだった。
それは嘗てサーカスにクイニーという妻がいたこと、彼女とは既にバグが原因で死別していたこと、そしてその最期の時を暗い自身の要塞の中で共にした彼は、この経験から彼は暗所のみでしか記憶を保てなくなってしまった事であり、普段から要塞の中に篭る理由も明らかになった。
また、日頃から昆虫採集のことになると騒がしくなる彼だが、実はキンガー自身は虫嫌い。にもかかわらず昆虫採集に執着するのは、元々それを趣味としていたクイニーの事を忘れたくないからであった。
なおEP2でも一度頭にバケツを被った(=視界が暗闇に包まれた)際に、ポムニの身を案じるラガタを、彼女がこの世界に来たばかりの事を引き合いに出しつつ冷静に諭して彼女に驚かれる描写があり、上記の事実の伏線だったと思われる。
また、正気を失った等と作中で語られる彼の言動をよくよく見てみると話す内容自体は比較的安定しており、一文ごとの整合性は保っている。
でありながら複数のやり取りになると途端に破綻するため、いわゆる「
前向性健忘」に近い症状が起きているのが狂気的な言動の理由のようだ。
そして自棄になりかけていた彼女を優しく宥め、これまでの経験を踏まえて「周りの人を大切にするんだ」と、この世界に生き残る上での大切なアドバイスを送った。そのイケオジっぷりから視聴者からの彼の株が急上昇したのは言うまでもない。
EP8序盤の回想にて過去の詳細が明らかになった。
キンガーがサーカスに閉じ込められたのは1999年のこと。周囲には同じく閉じ込められた人間たち。その中に妻のクイニーがいることに気づき、夫婦は名前を思い出せないながらもお互いの存在を認識する。しかし、やがて他の人間たちも、クイニーもバグ化してしまい、キンガーは一人サーカスに残される。
そこに突然現れたのがラガタだった。混乱しているラガタを静かになだめるキンガー…。
また、バケツ被りによる即席の暗闇状態となったことでキンガーは自らの経歴を語る。
キンガーはかつてC&A社という企業でAIの開発に携わっていた。プロジェクトの中心だったのは天才的な社員、スクラッチ。ケインはその過程で誕生したAIだったのだ。
そして、コンピュータがあれば、キンガーがケインのコードを改変して状況を変えることができるかもしれないと判明する。
CV:Ashley Nichols/王怜馨
それぞれが異なるおもちゃのパーツで構成された身体を持つキャラクター。22歳。
住民の中では唯一性別不詳だが、これは自身の性自認が曖昧である事によるもの。一方で日本語版の吹き替えは声優含めて女性的な口調となっている。
なお身体のパーツは取り外しが可能で、エピソード毎に微妙に使用しているパーツが異なっている。
口も態度も悪い偏屈な性格であり、NGワードを吐いたり中指を立てるなど兎に角素行が悪さが目立つ。
特にケインに対しては不機嫌でイライラとした態度を隠そうとしないなどかなり反抗的な態度を貫いており、加えて冒険の参加にもかなり消極的。しかし態度に関してはEP3でのとある経験から「自分達の命はケインの気分次第」と少々考えを改めるようになり、あまり彼を刺激しないように心掛けている。
ぶっきらぼうで威圧的な態度を取るがその一方で、ポムニやガングルなど仲間たちの事を気に掛けたり、ケインの冒険を真っ向から抗議・指摘したりと利他的で仲間想いな一面も持つ。
EP2では他の仲間達が冒険に参加している間カフモの葬儀の準備を進めており、物語終盤にてジャックスを除く他の仲間たちと共に彼の追悼式に参加した。
EP3では心と体の不一致からか、今の身体とひいては自分自身そのものが好きではないという複雑な心境を語り、エピソード毎に変化し安定しない身体のパーツも己のアイデンティティーが判別出来ないという悩みの表れによるもので、理想の身体を手に入れたいという切実な願いを吐露していた。
一方でカウンセリングを開いておきながら一切ズーブルの話を理解しようとしないケインに対して徐々に苛立ちを募らせ、終いには堪忍袋の緒が切れたかケイン・そして彼が提供する冒険の事を強く批判する。しかし自身の存在意義である「冒険作り」を強く否定されたケインはいつに無く取り乱し、『The Amazing Digital Circus』の世界そのものを崩壊しかねない大暴走を起こしかけてしまう。
幸いズーブルのファインプレーもあってすぐに普段の調子を取り戻し事なきを得たものの、この経験から「ケインを抑えているのは私たちを好きってことだけ」と考えを改める様になったのだった。
EP4ではガングルに新しい喜劇の仮面をプレゼントし、彼女が提案した冒険に問答無用で参加することに。
しかし理想の自分を振舞おうとして失敗し、その罪悪感とトラウマから仲間達から孤立しようとしていたガングルを優しく励まし、彼女を救う良き兄貴/姉貴っぷりを見せた。そのかっこよさから視聴者からの株が急上昇したのは言うまd(ry
この一件からガングルとの距離を縮め、ジャックスの態度に振り回される彼女を庇ったり、EP6では「あんたは人間だ、あいつのおもちゃじゃない」と発言して支えるなど、お互いの心の拠り所ともいえる親友になりつつある。
EP5において、バーで働いた経験があること、ポムニのように配信はしなかったが廃墟探索をしていたことを述べた。
本編内では言及されなかったが、人間だったころにタトゥー・アーティストとしても活動していたことが判明している。
EP7ではビーチにて明らかに元気のないジャックスに対して、水をぶっかけて過去に彼から受けた被害を述べるなどして話しかける。しかし短い会話の後拒絶されてしまった。
◇AI
見たことがないような、アゴが外れて心臓が止まるほどビックリする代物をお見せしよう!!!
CV:Alex Rochon/菅原壮一郎
口腔の中に目玉が浮いている強烈なデザインの顔に、赤いタキシードを纏った男性キャラクター。このサーカスの団長であると同時に、この『The Amazing Digital Circus』のデジタル世界の管理AIでもある。
故に自身の領域内であるこの世界での影響力は絶大で、空中浮遊やワープ、新たな冒険作りなどなどなんでもありで出鱈目な力を持つ。しかしこの世界の住民である元人間たちの嘗ての記憶に関してはコントロールすることができない。
挙動不審で支離滅裂な発言が目立つがとても陽気で底なしにポジティブ、常に明るく振る舞い第一優先でサーカスの住民達を楽しませようと様々な冒険を用意する根っからのエンターテイナーと言える性格。
…しかしAI故かそれとも元からこういう性格なのか元人間の住民達の心を全く理解出来ず、ロクに共感を示すこともない致命的な問題を抱えている。
更に自分の存在意義そのものである自作の冒険を強く否定されると酷く取り乱し、『The Amazing Digital Circus』の世界そのものを崩壊しかねない大暴走を起こす。
また一方で完全にバグった住民の修繕だけは彼の力を持ってしても修繕は不可能で、地下室に追放するしか対処できない他、自身が人間とNPCを判別できなくなるという理由でNPCに対しても強い拒絶反応を示す。そもそもコイツがキャラクター達をこの世界に連れ込んだ元凶とも言える存在である為、ズーブルを筆頭に住民達からはかなり嫌われている。更に当初これに対してもケイン本人は特に気にしている様子はなかったのだが…
EP7にてポムニからの信頼を失ったケインは期待に応えられないことに不安になり始める。管理室にて次の冒険を考えている際に
君を嫌悪するだけでいいのになぜ君を嫌悪するんだろう?
バブルから散々煽られたことによって人間より自分の方が優秀であること知らしめるようになる。
すべて与えているというのに 顔をにつばを吐きかける!
その後、EP7の出来事で心を整理しようしたポムニたちの前に現れて冒険を宣伝し、今は冒険する気分じゃないと言われても聞く耳を持たず、自らの能力をフル活用して彼らに上下関係を思い知らせたのち、冒険に無理やり参加させた。
挿入歌
"The one who's running the show"
はそんなケインの暴走を描いたものである。
それからしばらくしたのちにジャックス、後からやってきたラガタ・ガングル・ズーブルをぐちゃぐちゃに変形させたりするなどする中、遅れてやってきたポムニも弄ぼうとする。だがそこでキンガ―がいないことに気づき探そうとした際、ポムニから思わぬ言葉を耳にする。
ポムニはキンガーがケインのコードを改変していることを悟られないようとっさにケインを罵倒して足止めする。そうするなかで、
私たちは皆そのうちバグってあんたには何が残るの? 何もない!
あんたが傷ついたら私たちをただ責めるの? 情けない! 幼稚だわ!
型にはまらない考え方や自分のやり方を やる気すら起こさせない!
メンバーからの抗議を受けたケインは逆上。異常な動作とともに体が変形・巨大化した。
EP8終盤にて登場したケインの暴走形態。
巨大化し、異常に伸びた足と8本の腕を持ちテクスチャーが不明瞭に消えたりするといった、
非常に不安定な外見になっている。
自らの役割を否定するものに、罰という名の八つ当たりをするという、自尊心の脆さが露わとなった。
作中ではマインドコントロールでメンバーの記憶を読み取り、それに合わせた臓腑を抉るような拷問を仕掛ける。
| ポムニ |
ガンミグーとその手下を模ったワニが、ポムニに襲い掛かる。その顔はまさに野生と思わせる形相で、ポムニの手足を噛みつく |
| ラガタ |
包丁が刺さった人型のぬいぐるみが座り、焼けたムカデが皿に並ぶ食卓。固定されたラガタはそこで母親を模った影に、何本もの包丁を投げつけられる。 |
| ガングル |
ガングルの周りを、キャンバスで描かれた複数枚の喜劇と悲劇が回転。次第にその回転が速くなると共に絵も溶け始め、最後はトラックが突っ込む。 |
| ズーブル |
大量の手足のパーツがズーブルを呑みこまんとする。それに抗う姿を、いくつもの鏡が晒し上げる。 |
| ジャックス |
嘲笑う人影に囲われて怯えるジャックス。人影は次第にリビット・カフモ・ポムニを模り、彼の体を引っ張ってウサギのガワを剥がす。ジャックスは剥がされた姿を必死に隠そうとし、人影は更に嘲笑う。 |
自らを創造したにもかかわらず、(ケイン視点では)存在意義に反し続ける人間たちに対する怒りと嘆きが入り混じった激情をポムニ達にぶつける中、彼は一瞬にして姿が戻る。
実はその頃、キンガーがケインのコードを改変中、突如としてケインとバブルのドットに妨害される。それらに気を取られた時、彼はうっかりDeleteキーを押してしまった。急に事態が静まった事に困惑するメンバー。
ケインはそういうとそのまま消滅してしまった。紙吹雪や爆発ありきの派手なものではなく、ごく小さな破裂音と共に一瞬と。
管理AIを失ったサーカスは色を失い崩壊。外の虚無空間が見え始める。
崩壊に巻き込まれた要塞を後にし、キンガーが自分の失態を報告した際、ふと口に出たズーブルの言葉が規制されなかった事に皆が驚いたところで、EP8は終わる。
EDにも登場しないあたり本当に消えてしまったのだろう。。
CV:Gooseworx/玖珂諒多
鋭い牙をもつシャボン玉のキャラクター。名前の通り泡の身体に目と口が付いたシンプルな見た目で、どことなく
某シリーズのアイツに似ている。
ケインのアシスタントを務めるサポートAIで、彼の指示の元清掃や料理などの雑務をこなす。
基本的にケインの命令には順従だが時折暴走したり身勝手な行動をしてケインに割られたりドン引きされる事も。
原語版のCVはなんと本作の脚本・演出を担当した
Gooseworx氏その人である。
◇NPC
CV:Gooseworx/???
グランドの空に浮かぶ女性的な人格を持つ青色の三日月。
ケインに愛のメッセージを囁いているが、それに対して彼は何故か苦手意識をもっている様子。
CV:Payton Goodwin/出口美佳
グランドの空に浮かぶ、女性的な人格をもつ黄色い太陽。
月とは対照的に口が悪く、何故か規制を貫通して唐突に暴言を発したりする。
原語版のCVを担当したペイトン氏はなんとGoosework氏の実の妹であり、月と並んでまさかの姉妹共演となっている。
- The Gloink Queen/グローイング・クイーン
CV:Elsie Lovelock/久賀稜大
EP1の冒険「Gather the Gloinks!(グローインク収集)」のボスキャラ。
己を神と名乗りその他の存在を見下すなど非常に自尊心が高く、謎の生き物Gloink(グローインク)の生みの親。子供達が運ぶものを食べては新しい子供達を産み続けていた。
EP4でも使い回されて再登場。やんちゃする子供達をたしなめ、300体はいる自身の子供達をちゃんと名前で呼ぶなど意外にもよき母親ぶりをみせた。
CV:Vera Tan/出口美香
EP2の冒険「Candy Carrier Chaos!(キャンディー運び屋大騒動!)」のキャラクター。
物語の舞台となるキャンディー・キャニオン王国を統治する王女。
ロリポップの顔とフルーツキャンディの髪を持ち、コーンで出来た王冠とスプリンクルがまぶされたストロベリーケーキのようなドレスを着用している。
ポムニらサーカスのメンバーを神が遣わした勇敢な騎士達と呼び、ガンミグーら強盗団に奪われたメイプルシロップの奪還を依頼する。
CV:Lyle Rath/成林仁
EP2の冒険「Candy Carrier Chaos!(キャンディー運び屋大騒動!)」のキャラクター。
ドロドロのチョコの体に2つの分離したグルグル目と鋭い牙が特徴。
嘗ては王国で暮らしていたが美味しいからと王国の住民を食い荒らした事で塀の外に追放された過去を持つ。
そのバックボーンが指し示す通り、暇つぶし感覚で人に危害を加え、見境なく全てのものを食べようとするなど自他ともに認める非常に残忍な性格。
CV:Jack Hawkins/勝沼紀義
EP2の冒険「Candy Carrier Chaos!(キャンディー運び屋大騒動!)」のボスキャラクター。
右肩から左腋の下までの斜めを境目に、上は黄色で下が緑色のグミで構成された身体を持ち、無地のテンガロンハットを被っている。
手下のMax/マックス・ Chad/チャドと共に強盗団を率いており、王国からメイプルシロップを改造されたタンクローリーごと強奪して逃走、女王の勅令により追いかけてきたポムニ一行と対決することになる。
自身を女手一つで育て上げた母親を強く敬愛し、元気の無い母親と村の人々を救う為王国の貴重な資源であるメイプルシロップを盗み出した。
また強盗団のリーダーを務めるだけあって常に冷静沈着な性格かつ切れ者で、非常に部下想いな性格。故に部下からの信頼も厚い。
ゲーム的には一介のNPCに過ぎないのだが、実質EP2の主人公とも言えるキャラクターであり、エピソード放送終了直後から即グッズが発売されるなどメインキャラクターに負けずとも劣らない高い人気を誇る。
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ネタバレ注意 |
EP2では冒険のボスキャラクターとして登場。しかしガングルとのカーチェイスの最中にゲームが座標バグを引き起こし、ポムニ共々デバックルームへと転落すると、そこで自分を含むこの冒険の世界の住民達の3Dモデルを目にした事で、自分が冒険の為だけに作られたNPCであると自覚してしまう。
そのショックから意気消沈し塞ぎ込むも、彼の気持ちに寄り添うポムニの説得と「友達」としてサーカスへ勧誘された事で彼女に心を開き、立ち直ると共に脱出に成功。
その後ポムニ達とサーカスの世界へ足を踏み入れるが…
刹那、人間とNPCを判別できなくなるという理由からケインによって存在を抹消されるというあまりにも呆気ない最期を遂げた。
その無情さの前にはポムニの勇気ある行動も優しさも叶わず、結果としてEP1に引き続き彼女にまた深いトラウマを受け付けることになったのであった。
EP4では部下達も引き連れSpudsy'sの来客としてまさかの再登場。
当然大いに取り乱すポムニだったが、対してただモデルを再利用されたに過ぎないガンミグーにはその記憶はなく、彼女の奇行にただ戸惑うしかなかった。人の心とか無いんか?
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CV:WizardzWiz/フルゴオリ
EP3の冒険「The Mystery Of Mildenhall Manor(ミルデンホール邸の謎)」に登場したキャラクター。今回の冒険のガイドを務める小さな幽霊。
ポムニ達にレーティングの異なる二つのルートを説明するが、その最中にジャックスにより
掃除機で吸い込まれてしまった。
- Baron Theodore Mildenhall/ミルデンホール男爵
CV:Tim Alexander/ヨッシ~バラン
EP3の冒険「The Mystery Of Mildenhall Manor(ミルデンホール邸の謎)」の激怖ルートに登場したキャラクター。本名はセオドア・ミルデンホール。
髪と歯の一部が朽ち果てたミイラの様な外見で、作中の登場キャラクターの中では唯一実在の人間に近しい見た目をしている。
生前は屋敷で妻と仲慎ましく暮らしていたが、屋敷に徘徊する天使を謎の怪物を誤解し討伐したのをきっかけに、苦悩と狂気に苛まれるようになり最期は3つのカセットテープを遺して命を落とした。でも実は普通に喋れる
- Martha Mildenhall/マーサ・ミルデンホール
CV:Marissa Lenti/魚住アリナ
EP3の冒険「The Mystery Of Mildenhall Manor(ミルデンホール邸の謎)」のチョイ怖ルートに登場したキャラクター。
激怖ルートに登場する男爵の妻で、天使の一件から狂気に駆られた夫に銃撃されて命を落とし、その後は幽霊として屋敷にとどまっている。
一方で特段夫に対する恨みなどはなく彼の事は「57秒の物語をギリシャ悲劇にしてしまう」とその壮大な一人芝居を呆れ気味に称していた。
白く生気のない大きな目玉と鼻孔に無数の牙が生えた恐ろしい顔に、痩せこけた身体といくつもの目玉が付いた枝のような翼をもつ。
例え首を刎ねても死ぬ事はなく其々が独立して行動可能。その恐ろしい外見と特性はまさにCreature/怪物と呼ぶに相応しい様相だが、その正体は神より使われたAngel/天使であり、自身に危害を加えたものには問答無用で地獄行きの裁きを下す。
CV:Bembo Davis/???
EP4の冒険「An Honest Hard Days Work at Spudsy's Restaurant Chain(大忙しのSpudsy'sレストランチェーン)」に登場したキャラクター。複数の青い球体によって人型に象られた身体を持つ。
EP4ではSpudsy'sの客として登場したが、ポムニがこの世界に来る前に別の冒険にて登場したことがあるらしく、ラガタとジャックスがそれぞれ真逆の反応を示していた。
- Evil Big Tops/イービルビッグトップス
あんたたち全滅する覚悟はできたかしら!誰からも愛されずそのまま死んでいくのよ!
や、やあみんな、勝敗にかかわらず楽しいゲームにしようね
CV:(元のキャラクターと同様の声優)/
EP5の冒険の一つ「Good ol'Fashioned Softball」に登場したキャラクター達。
全員がキャラクターの性格とカラーリングを反転させたような存在。(なお、なぜかガングルのイービルがおらず、変わりにオーブスマンのイービルがいる。)
◇その他のキャラクター
*Disclaimer: Kaufmo the Clown did not show up today.
黄色を基調とした大道芸人の様な出立ちのピエロの男性キャラクター。
EP1にてポムニがこの世界に来た時点で既にバグと化してしまっており、理性なく散々暴れまわった後ケインによって地下室へと幽閉された。
生前の彼は陽気でジョークが大好きなひょうきんものだったが、その一方で仲間達の愛想笑いにいつもカッとなるなど短気な性格でもあったらしく、徐々にショーや冒険にも参加せず自室に篭りきりになってしまった様子。
そして末期には異常なまでの「出口」に対する強い執着を見せるようになり、その苦痛と後悔はカフモが最期の時を過ごした自室の壁や天井に全面を覆い尽くすかの様に書き殴られた大量のEXITの赤文字と、数々の恐ろしい手書きの絵画を見れば否が応でも知る事だろう。
上述の言動や狂気的なまでに出口に固執するその危うさ故に、他の住民からも常日頃心配されていたものの、その懸念はバグという最悪な形で的中する事となってしまったと言える。
EP2にてエピソード終盤にカフモの葬式が執り行われた。
葬儀では、花と写真を飾り、彼と共に過ごしたジャックス以外の4人の住民達が、それぞれ彼を弔いその死を悼む。共に参列したポムニはその姿を見て「自分は独りじゃない」と考え、何処か安堵したかの様な笑みを浮かべるのだった。
EP7ではジャックス、リビット(後述)と共に映った過去の写真から、彼らと仲良くしていた様子が確認されている。
蝶ネクタイをしたカエルの姿をしたキャラクター。性別はshe/they。名前のribbitはカエルの鳴き声を表す言葉("ribbit-ribbit" は日本語で言う「ケロケロ」にあたる)。
カフモよりも前にバグとなってしまったキャラクターの一人であり、ポムニとは面識がない。
名前は作者のXで全身像・表情差分と共に発表されたが、本編中で初めて姿を見せたのははEP5の「休憩時間」。赤い×印のついたリビットの部屋の扉を見つめ、手を伸ばしかけるジャックスの姿が確認されたが…
EP6でもリビットの扉が登場する。廊下に一人残され、カフモの扉を見て苦々し気な表情をするジャックス。次にリビットの扉を見た彼は、感情の読めない奇妙な表情を浮かべる。
さらにEP7、ジャックスの部屋にあった写真に、カフモ及びジャックスと非常に仲良さげに映っている姿が確認された。
写真を見た直後、ジャックスの部屋の壁に三角形の穴が出現。
その穴からは緑色をした三本指のカエルの手が伸びてくる。
思わず手を伸ばすジャックス。二人の指が触れ合った瞬間、彼は幻覚ともとれるような、鮮やかな夢の世界を漂うことになる。
また、同エピソード中にバグったメンバーの一人としてラガタから言及された。
その後、ケインのオフィスにて、ジャックスが過去の冒険の舞台と思われる雪山を映し出したボールを見つめるシーンがある。このときリビットとジャックスが言い争うような声が聞こえてくるが、くぐもった音声のため内容までは不明。
CV:John Whinfield/???
冒険などで多数登場する名もなきNPCたちと同様に、マネキンの姿をしたキャラクター。
シリーズの中で、メンバーたちを遠くから観察しているマネキンが度々確認されており、5話では特にポムニがその存在に気づいたり、ラストで大写しになったりしていた。視聴者の間でも謎のマネキンとしてその正体が考察されてきたが、EP7で本格的に登場。
ポムニたちに対して自分の正体を明かし、サーカス脱出について重要な手掛かりを与える。
アベルによれば、彼は実は人間、しかもデジタルサーカスを開発したC&Aという会社の社員であった。
しかし、サーカスに入るための休眠ポッドにつながれていく同僚たちのことを上層部に問い詰めたところ、自分自身もサーカスに閉じ込められることになった。
その後、NPCマネキンと同じ姿になっていたことからケインの監視の目を逃れ、脱出の機をうかがい続けてきたという。
ケインのオフィスの奥にあるマスターコンソールにアクセスし、停止されれば接続が切断されて皆は現実で目覚めることができる、それが彼が発見した、サーカスを出る方法であった。
メンバーが実行のため動き始める中で、アベルは過去の確執を理由に、キンガーとだけは顔を合わせようとしなかった。
計画は順調に進み、アベルは全員をオフィスに送り出して一人残る。
オフィスの奥でジャックスがボタンを押した瞬間、まばゆい電子画面を背景に姿を現したのは、……ケイン。
アベル出現も脱出のためのミッションも、全ては「冒険」であったのだ。
ケインの横に出現したのは、ネタばらしを終え、さっきとは別人のように明るく話すアベル。そして、冒険の終わりとともに、彼は用済みとして存在を消されてしまうのだった。
計画の途中でなされたアベルの発言が全て嘘であったのか、それとも真実が含まれていたのかは現時点では不明。
【用語】
- The Amazing Digital Circus/アメイジング・デジタル・サーカス
本作の舞台となるアメイジング・デジタル・サーカスと銘打たれたサーカスをモチーフとした、明るく愉しげな子供向けPC用教育ソフトウェアの様な空間のデジタル世界。
ひょんなことから迷い込んできた元人間のキャラクター達が閉じ込められており、出口も存在しない為に元いた世界に帰る事は不可能。
彼らはこの仮想世界の管理AIである団長・ケインの監視と指示の元、彼が提供する摩訶不思議なイベントや冒険に参加する日々を送っている。
「老若男女皆が楽しむ場所」とはケインの弁だが、その一方で住民達の居住スペースであるサーカスの内装は巨大なおもちゃ・遊具に極彩色の家具で彩られたあたかも子供部屋の様な様相を呈しており、加えてケインが普段提供している冒険の内容もどこか幼稚で刺激の足りない子供向けなものばかり。
加えて不適切なワードやジェスチャーも全て禁止されており、そういった発言や行為には真ん中にケインが描かれた%$$!#のテロップと無駄にバリエーション豊かな効果音でボカされる徹底ぶりである。その割には暴力や窃盗などより規制すべき行為に関しては完全スルーだが
その正体や出口の有無などは一切明かされておらず、現時点で真相は全て謎に包まれている。しかしEP1終盤にて、この世界が現実世界にあるどこかのオフィスデスクに謎のヘッドセットと共に佇むとある一台のパソコンの中に存在している事が示唆されている。
常に月と太陽が昇るこの世界の広大なマップで、彼らの生活の場であるThe Tent/テントを始めThe Digital Lake/デジタルの湖とThe Digital Carnival/デジタル・カーニバルからなる3つのエリアが存在する。しかし作中ではサーカスがあるテント以外全く登場しない
半透明の立方体が無数に浮かぶ広大無辺な謎の空間。
ケインですらこの空間で起こる事象を把握出来ないらしく、その為積極的にキャラクター達を近づかせない様にしている他、もし仮に何らかの要因で誰かが到達してしまった場合には血相を変え即連れ戻しにかかる。
グラウンド全体を覆う様に広大に広がっており、その先には現実世界のとあるパソコンとつながっている様子。
直訳すると「抽象化」を意味し、公式日本語訳版では「バグ」と表記される。
この世界に閉じ込められた元人間のキャラクターたちが、完全に自分を見失ったり精神が限界に達するなど何かしらの条件を満たした際に辿る末路。
黒く乱雑に波打つ身体に色とりどりの目が付いた四足歩行の化け物へと豹変し、見境なく目に映ったもの全てを破壊する勢いで暴れ回るなど非常に攻撃的になる。
更に完全にバグと化してしまえば最早ケインですら治す事は出来ず、加えて他のキャラクターやNPCが触れるとバグが感染して不具合を起こす様になるなど非常に危険である為に、この状態になった元キャラクター達はケインによって暗い地下室へと永遠に幽閉されてしまう。
ある意味本来人間の命を脅かす寿命等の脅威が存在しないデジタル世界に於ける、実質的な“死”の概念そのものであると言える。
【余談】
本作の脚本・演出を務めたGooseworx氏は本作の雰囲気や一部演出が
「I SPY」や
「the stanley parable」のオマージュであると明かしている。
更にキャラクターに関しても、彼らのデザインは1920年代のカートゥーンキャラクターや玩具がモデルになっており、例を挙げるとラガタは「ラグドール」、ズーブルは「ミックス・オブ・マッチ」といった具合で、他にもジャックスのデザインはなんと
ポピーザぱフォーマーのポピーからインスピレーションを得ているとの事。
またケインはハーラン・エリスン(『
世界の中心で愛を叫んだけもの』の作者)のSFホラー小説
「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」に登場するAIがモチーフとなっており、加えて彼の言語版の声優を務めたRochon氏は自身が嘗て某ゲームのファンメイド作品にて
とあるキャラクターを演じた際の声を意識したと語っている。
因みに本作の制作を担当したGlitch Productionsは元よりゲーム素材を用いて映像作品を制作する所謂“マシニマ”と呼ばれる映像ジャンルによるマリオシリーズなどのパロディアニメーション作品で海外から絶大な支持を得た人気YouTuber『
SMG4』が前身となっており、その出自故か本作でも『
ルイージマンション』や『
Pizza Tower』といった名だたる名作のパロディネタが登場していたりする。
本作の脚本・演出を務めたGooseworx氏はtumblrのアカウント等で視聴者からの質問に積極的に答えており、本編では明かされることのない様々な裏設定や、小話などが多く明かされている。気になる人は調べてみるのも面白いかもしれない。
すべてのエピソードに必ず一回は登場する謎の数字。背景にしれっと書かれていたり登場人物の口から言われることもあるなどそのパターンは豊富だが、未だその真相は謎である。
6話以降のエピソードで、作中の以下の箇所に隠されている謎のメッセージ。
6話:ジャックスがトイレで過呼吸を抑え込み、顔を上げて見ている鏡
7話:リビットの幻とジャックスの指同士が触れ合うシーン、(リビットの腕に"Chill"、ジャックスの腕に"fellas"の文字)
8話:コンピュータを取りに行ったポムニが見た鏡
現時点ではこの言葉が何を表しているのかは明らかになっていない。
本編ではEP1にて早急に脱落してしまっていた彼だが、元々はカフモもメインキャラクターとして登場する予定だった事が明かされている。しかしキャラが多くなりすぎたこともあってバグとして処理されてしまった模様。
作中ではその人となり等は断片的にしか明かされていないが、日本で行われたEpisode2 先行上映会の際に行われたプロデューサーインタビューにて、本作のプロデューサーが「カフモと一番仲が良かったのは?」という問いに「全員」と回答している。
原作者のGooseworxも、もしポムニが彼と会っていたならば、カフモとポムニは彼のつまらないジョークに苛立ちながらも友人になれた可能性があったと語っている。
追記・修正は変なヘッドセットを付けてお願いします。
注)ザ・ラストアクト(劇場版先行公開のエピソード9)のネタバレはGlitch Productionsより公式に禁止されています。
Youtube公開日まではネタバレのコメントも控えるようお願いいたします。
- フフフ・・・ジャックス! -- 名無しさん (2025-02-17 12:27:14)
- 気付いたらポムニとキンガーのフィギュアを公式サイトで買っていた。 -- 名無しさん (2025-02-17 13:52:31)
- キャスト達はヘッドセットを付けた人間の脳波をスキャンして生み出された、いわゆる「コピー」って説もあるね -- 名無しさん (2025-02-19 00:16:28)
- にゃぁぁぁぁぁ!! -- Jax大好きオタク女 (2026-02-22 07:04:04)
- Jax!!!大好き!!!過呼吸シーンとか「僕が正しいとか信じられない!!!」って叫んだりとか彼のかわいそかわいいところが大好き!自分もパニック障害と集合体恐怖症だから気持ちがわかる。ほんとに大好き -- Jax大好きオタク女 (2026-02-22 07:05:49)
- あと1話か…やっぱり寂しいなあ… -- 名無しさん (2026-03-22 11:32:21)
- ポムニ以外現実世界で辛い目に遭いすぎだから他のメンバーは現実逃避のためにデジタルサーカスにやってきたのかな? -- 名無しさん (2026-04-09 23:01:41)
- 利用者でズレが起きそうだから先に提案。6/5からファイナルエピソードが先行上映されるけど、ネタバレ解禁はYouTubeとNetflixでの公式公開6/19の一週間後6/26からとしたほうが良いと思うがどうだろう。ルールに沿ってる云々ってよりかは、親切でね 問題なければ、上映前から6/26あたりまでは注意文掲示でいかがか -- 名無しさん (2026-06-01 13:11:49)
- 口外厳禁と劇場でもありましたから明確にダメですね なんならコメント欄でも禁止したほうが荒れないかも -- 名無しさん (2026-06-05 23:22:35)
- とりあえず注意書きしておきました。コメントのネタバレ禁止はYoutube公開日まで? その辺は話し合いで決めていきましょ -- 名無しさん (2026-06-06 00:32:24)
- もう結構経ってますね 追加おねがいします -- ばなな (2026-07-04 09:44:04)
最終更新:2026年08月15日 20:19