ダンボール戦機(藤異版)

登録日:2011/12/07 Wed 01:33:03
更新日:2024/06/16 Sun 05:14:19
所要時間:約 3 分で読めます




月刊コロコロコミックで連載されていた漫画版ダンボール戦機。Wまで含めて全6巻。『WARS』編は全2巻。
作者は何の因果か元コミックボンボン作家の藤異秀明

基本的にコロコロ系のメディアミックス作品はほぼ別物となる傾向の強い中で、レベルファイブの方針により大筋は大体アニメやゲームと同じ流れを取っている。
しかしその一方で話が端折られたりまとめられたりしてとにかく展開が早い。
もう一方のL5漫画はまったり進んでいる(これでも結構端折っている方ではあるが)こともあり、そちらとの比較もあってそのあまりのスピードの速さが心配されていたりもする。
上記のように展開速度が心配されていたり、超プラズマバ―ストでの友情パワー展開に賛否が分かれていたりもするが、作品そのものとしては概ね好評。

昔から巻ごとにコロコロ絵柄が変わっていたりと何かと変化しやすい藤異ではあるが、本作では特にそれが顕著で1話レべルで変動していたりする。
単行本のカバー下はとにかくネタ方面に走っており、その都度のネタが出る表とセリフ差し替えの裏で構成されている。

余談だが、連載が決定した際はしばしば作者の前歴を知る人から冗談交じりにそのうち主人公の腕が吹っ飛ぶんじゃないだろうかと言われていたりした。
まあ作者は脱ボンボンした時点でめっきり大人しくなってはいるが。


◆登場キャラクター
テンション上昇で元気がよく、行動的な熱血主人公に(というかバンに限らずL5の少年主人公は年の割に大人しかったり大人びたりしていたりで、漫画で年相応になる傾向がある)。
2巻目あたりからしばしばバトル中に不敵な笑みを見せるようになってきた。相変わらずテンション高めだが。

相変わらずの逞しいアミちゃんさん。だが、バンとカズが行動的な分、相対的にブースト役としての面は薄れている。
肩出しの服装をしており、背中のラインが見えたりとなかなか健康的にエロい。

こちらも他メディアと比べてかなり行動的に。ヘタレな面や斜に構えた部分もなくなっている。
財前総理関係の話が端折られた代わりに他二人に先んじて個人的にシーカーへの協力を取り付け、ハンターを入手してバンとアミのピンチに颯爽と駆けつけた。
『W』編では特にアキレスディードを操ったりはせず、久々に日本に帰宅したら何故かムキムキになっていたと言うギャグ描写での登場のみ。

アングラビシタスとアキハバラキングダムは漫画ではカット、アルテミスにも出番がなかったために終盤突入頃に初対戦以来の久々の再登場を果たした。
他の四天王は登場してはいるもののセリフもなくモブ状態。

アルテミスで初登場。LBXの3体同時操作という離れ業は本作でも健在だが、レックスとの修行を経たバンがさらに強くなっていたために割とあっさり終わった。
終わり際に背後から不意打ちを仕掛けようとするも、それを予期して上空にバンが放り投げていた剣が直撃して敗北。首と指が妙に長い。

登場当初は他者への無関心ぶりや他者を寄せ付けない面などの、他キャラとは一線を画したライバルキャラぶりが強調されていた。
が、アルテミス終了後から作画・仕草・性格共に何故か乙女化が進行。その後色々吹っ切れてからはまた作画とかに少年らしさが戻ってくる等、特に変化の顕著なキャラ。

  • 海道義光
巻末四コマで全裸を披露した。

2巻カバー下に華麗に参上するもあっさり正体暴露&出番なし宣告をされた。
「淳一郎さんあなた出番ないわよ~」「うそォ!!?」

  • 大空ヒロ
『W』編から登場するもう一人の主人公。ヒーローオタクぶりは健在だがバンのテンションが高いので抑え役に回る事も多い。
というか前半はともかく後半は完全にバンに主役ポジションを持っていかれてしまってる所がある。オーバーロード描写は全カットされているが最終回では実力でアルテミス決勝まで登り詰めていた。

  • 花咲ラン
尺圧縮&コロコロ掲載の割を食い、なんと初登場がロンドン編からに変更(Σオービス登場の為)。その後もあまり目立った出番は無かった……。

  • 瀬名アラタ
元々熱血バカなのであまりキャラに差異はないが、あくまで明るく楽しくLBXをする姿勢が漫画版のラスボスであるキョウジの心を救った(オーバーロード&ウォータイムが仮想戦争という設定がオミットされているという事もある)。
また入学前からドットフェイサーが愛機。食いしん坊でよく人に塩むすびを上げる。



義光「宿題なんて後にして、追記・修正しようぜジン~。」
ジン「……。」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年06月16日 05:14