ジュリィ(プリパラ)

登録日:2021/05/29 Sat 19:53:30
更新日:2025/06/09 Mon 13:32:49
所要時間:約 15 分で読めます





私はジュリィ、神アイドルを導くもの


ジュリィとは、プリパラの登場人物。


プロフィール

学年 無し 
血液型 不明
誕生日 7月10日(プリパラ筐体の稼働開始日)
好きな食べ物 桃、綿菓子
好きなブランド RosetteJewel
タイプ プレミアム
所属 女神


◆概要

プリパラを司る女神。
神アイドルを導くものとある通り、神アイドルを誕生させる鍵となる存在であり、神アイドルグランプリの主催者。
ジュリィが認めたアイドルは天空のステージへと招待され、神チャレンジライブを発動させている。
神チャレンジライブ後、ジュリィからスーパーサイリウムコーデを授けられることで、神アイドルグランプリへ参加する権利を得る事ができる。
ちなみに、スーパーサイリウムコーデを既に所持していても神チャレンジライブは発動しうるが、普通のコーデしか貰えない。


普段は天空の女神の住居にてアイドルを見守っており、パラ宿で神アイドルグランプリが開催されるタイミングで姿を現すはずだったが、どういう訳か行方不明になってしまう。

しかし神アイドルグランプリ自体は正常に開催されており、この不可解な状況を解決すべくめが姉ぇ、めが兄ぃにより捜索活動が行われることに。


果たして女神はどこへ行ったのか…






































あーい!


◆概要2

なんとジュリィは赤ちゃんに姿を変えてプリパラタウンに姿を現していたのだった。
赤ちゃんの姿になると身も心も赤ちゃんそのものになり、女神としての性質は欠片程度しか残らない。
プリパラ内の存在ではあるが、現実世界においても実体化して行動することが出来る。


プリパラが神アイドルグランプリシステムにアップデートされた日、謎の光を見たらぁらの元に天から降ってきた赤ちゃんで、そのままらぁらのことを「ママ」と呼んで懐いてしまった。
名前を聞いた所「ジュルル」と聞こえたのでそのまま「ジュルル」と名付けられている。当然この時は正体が女神だなんて知らないしね。

胸にロゼットパクトという緑色のコンパクトを付けており、ここから出たり入ったりするので他のアイドルにその存在は一切気づかれず、唯一らぁらの家族として存在を知ったのんの助言もあってしばらくジュルルのことは完全に隠されていた。そのためただでさえ小学6年生な上にのん以外の誰にも相談できず慣れない子育てをする羽目になったらぁらは悪戦苦闘することに。


◆活躍

ある日、遂にらぁらが癇癪を起こしてしまいロゼットパクトを忘れ代わりにハマグリを付けて学校に来てしまったところ、目を離した数時間の間にジュルルが行方不明になってしまう。

色々なものに攫われ続けるジュルルを追って必死に街中を走り回り、最終的に木の上にいたジュルルを助け出したらぁらは、その日のライブ後に神チャレンジライブを発動。

神チャレンジライブ後、ジュルルとしてロゼットパクトに戻る様子を目撃しためが兄ぃがジュルルがジュリィと同一人物であることを見抜き、めが兄ぃに問い詰められたらぁらはようやく仲間やめが姉ぇにジュルルの存在を明かした。

完全に幼児化してはいるが何だかんだ女神ではあるので、最初はめが兄ぃが預かる予定だったが、らぁらに懐いて離れようとしないので、みれぃの提案によりこれまで通りらぁらが主に子育てしつつ、適宜仲間達がサポートするという形でジュルルの世話をする裏で、ジュリィ/ジュルルの謎に迫るという方針になった。
また、この時にらぁら達にはめが兄ぃジュルルの持つものと色違いのロゼットパクトがプレゼントされている。(その後色違いのロゼットパクトは多数のアイドルに配られている)
可能な限りその存在・正体は秘密にするという方針は変わっておらず、色々あってプリパラ中のアイドルに存在を知られた際には「プリパリのめが兄ぃの子ども」という設定を作って誤魔化している。


その後もジュルルに対して親身になって接したり、何か意義のあるライブをしたアイドルに対し、ジュルルは一時的にジュリィに戻ってスーパーサイリウムコーデを授けていくようになった。


そしてジュルルとしても通常の赤ちゃんより明らかにペースが早いが、徐々に成長していく事が判明。成長を見守りながら子育てをしていたらぁらとジュルルの間には、いつしか本物の親子のような絆が芽生えていた。


そんな変わってはいるがありふれた日常を送っていたある日、突如ジュルルの姿が消失。

そこにクマから、プリパラタウンにジュリィが現れたと連絡が入る。



ジュリィで~す!

女神だけど、アイドル始めちゃいましたー!


プリパラに駆けつけたらぁら達が見たのは、アイドルデビューをしていたジュリィの姿だった。


◆人物像(ジュリィ)

謎だらけで全く人柄が分からなかったジュリィだが、明るく前向きで自由奔放、そしてとっても気さくな性格であり、プリパラアイドル達の間でもあっという間に人気者になった。

ジュルルになるとジュリィとしての性質が欠片しか残らないのは上述したとおりだが、逆にジュリィはジュルルとしての経験をしっかり覚えており、ジュリィになってもジュルルとしての呼び方をそのまま使っている。*1

女神ということで、女神のタクト(サイリウムタクト)を保持しており、神チャレンジライブの際にはアイドルに貸し出す他、これの持ち主はプリパラ外でも実体化して行動できる。更に、無からプリチケを生み出すことも可能。


アイドルが大好きで、女神ではあるが姿を変えて地上に降りらぁら達も含めた多数のアイドルのライブを見に行っていた。つまりそれまでのライブシーンにいたうえしゃまボイスの観客モブは全てジュリィだったことになる。

規律的で真面目な性格の妹の女神、ジャニスはそんなジュリィを見かねて何度も注意していたが、ジュリィは「大丈夫、なんとかなるなる」とどこ吹く風だった。

色々あってお冠なジャニスがジュリィを説教する様子を見ていた誰かさんは何か既視感を覚えていたり。
要は親子は似るということである。

◆活躍2

あまりにアイドルが大好きなジュリィは、運営側の女神でありながら自らアイドルになることを夢見だす


そして神アイドルグランプリシステムにアップデートされた日、女神の自分をリセットして赤ちゃんからやり直せばシステムの穴を付いてアイドルになれるという考えを実行することに。
勿論ジャニスはシステムがおかしくなると反対したが、ジュリィは

ジャニスも一緒にアイドルになるのよ?

という始末。
こうしてジュリィはジャニスも巻き込んだ上で作成した特殊なプリチケを使い自ら幼児化してプリパラタウンに舞い降りた。(この時、ジャニスも一緒に幼児化した)
つまりジュリィがジュルルになったのはシステムの不具合でもなんでもなくジュリィが勝手に実行したことだったという訳である。

当然巻き込まれたジャニスは怒り心頭で周りにらぁら達がいる中で公然と説教を始め、遂には女神の資格がないとタクトを渡すように要求する。

らぁらもその様子を見てどうしてわざわざアイドルになろうとしたのか聞こうとしたが、はぐらかされているうちに、またジュルルの姿に戻った。


以降はまたジュルルとして行動することが多くなったが、稀にジュリィとして行動することも。
一時の間ジュリィが女神に戻った後、以前にも増してジュリィはアイドルにスーパーサイリウムコーデを授けるようになり、更に4度目の神アイドルグランプリが行われた後にはクリスマスプレゼントと称してミステリーコーデをプレゼントし、これを用いた敗者復活戦を開催。多くのアイドルに対して神アイドルへの道を開くようになった。

これら規律とは程遠い自由な采配を見たジャニスは女神のタクトを渡せと直談判したがジュリィは拒否。
そして業を煮やしたジャニスは無理矢理女神のタクトを奪おうと画策するように。
一方らぁらもアイドルになろうとした理由を再び聞こうとしたが、綺麗にはぐらかされてしまった。



らぁらはジュルルの成長を喜びつつも、このままジュルルのままでいてほしいのか、ジュリィになることが良いことなのか、悩むようになっていた。
そんな中で迎えた敗者復活戦の日、ジュルルはいつにも増してワガママになり、らぁらは対応に四苦八苦。

ジュルルの世話で色々苦労しつつも敗者復活戦を見届けたその夜、ジュルルは何かを伝えようとしていた。



まぁま…


だいちゅき……!




一番伝えたかったその言葉を伝えたその夜を境に、ジュルルは姿を見せなくなり、代わりにジュリィが再びプリパラに現れる。





時が来ました


もう二度と、赤ちゃんの姿に戻ることはないでしょう


これからは、女神の職務に専念します


お世話になりました



プリパラに再び現れたジュリィはライブを開き、その場で今まで赤ちゃんの姿をしていたこと、今後はジュルルに戻ることはないと多くのアイドルの前で発表。そしてこれまでジュルルを育てていたらぁらに感謝の言葉を伝えた。

これにはらぁらだけではなく、これまでジュルル/ジュリィに関わった仲間達も皆困惑の色を隠せない中、そこに現れたジャニスは遂に自ら実力行使でタクトを奪おうとしたが…





















以下、ネタバレ注意





























代替わり…お姉様が、消滅……


見てしまったのね



タクトに触れたジャニスが識ったのは驚愕の事実だった。
タクトに女神が触れるとタクト内に記録されている情報が勝手に頭に入る仕組みになっており、ジャニスもこれで今後起こる運命などをこの時点で全て認識してしまったのである。


ライブに集まったアイドル達も何が何やら分からない状態なので、ジュリィはここで真実を話すことにした。


実は、今回の神アイドルグランプリのファイナルが終わった後に、システムに従って、女神は代替わりをする予定でした

私の次の代は、ジャニス、貴方です


なんという皮肉か、あれだけ女神の資格がないからタクトを渡せと言っていたジャニスだったが、何事もなければ近い将来に女神の座を譲られることが決まっていたのである。
ただ、そのことは秘密にしていなければならず、故にジャニスは今までそのことを知らなかった。


ジュリィはジャニスがあまりにも規律的で真面目すぎるジャニスがこのままプリパラの女神を引き継ぐことを憂慮していた。

そこでジュリィは一計を案じ、ジャニスにプリパラアイドルを間近で見てもらうことにした。神として天空からアイドルのことを眺めているだけじゃ分からない、アイドルの魅力というものを知ってほしかったのである。



ジャニス、下へ降りてどうだった?アイドル達と接して、何を感じたかしら?


最初は嫌でした。女神は、皆に公平であらねばならない、極力距離を取るように務めていました

でも、触れ合ううちにいつしか、アイドルがどんなことで悩むのか、どんな風に頑張っているのか、輝いて見えて

例え不完全でも、愛しくて


NonSugarと交流していたジャニスは、いつしかアイドルに情を感じるようになっていた。
その様子を見届けて安心したジュリィだが、ジャニスを地上に降ろすことは「女神は地上に降りてはいけない」というルールを真っ向から破る形になり、システム上のリスクが発生することになるが…


私は、代替わりと同時に、消滅します



プリパラに発生しうる歪みを阻止するため、ジュリィは不具合を一身に受け、自らが犠牲になることを選んでいた。
ジュリィがどうしてもアイドルになりたかったのは、自分が消滅する前にアイドルになるという夢を叶えたかったからである。


つまり、ジュリィがアイドルになろうとした(そのために赤ちゃんになった)点を除いて、全てはジャニスが女神として今後のプリパラを統べられるようにジュリィが考案した壮大な引き継ぎ計画だったのである。



さようなら


全てを話したジュリィは、ジャニスと一緒に天空のステージへ帰っていった。




少なからずショックを受けるプリパラアイドル達。
中でもとりわけジュルル/ジュリィに関わったらぁら達は沈んでいた。


納得できないらぁら達だったが、ジュリィにより神アイドルグランプリのファイナリストとして全員が天空の女神の住居に招かれた。


色々無茶な誓いをしだす一同。だがジュリィは優しく、しかし残酷に現実を見せる。


そしてNonSugarの3人はジャニスから、他のメンバーはジュリィから、それぞれ一言ずつ激励を貰い、最後に残ったのはらぁら。


皆さん、私は女神ですが、1分だけ、女神の仕事を忘れさせてください


あえてジュルルとして、らぁらと互いに別れを惜しみ号泣するジュリィ。
ジュリィはらぁらの持っているジュルルの写真の中から1枚を抜き取り、代わりにらぁらには自分の使っていたロゼットパクトを渡し、



ファイナリスト達、最高のトーナメントになるように、武運を祈っています


この一言を最後に皆を再び地上に帰した。
結局ジュリィと話してもジュリィを救う手段は見つからなかったが、めが兄ぃ曰く神アイドルならば奇跡を起こせるかもしれないと知り、一同はより一層神アイドルへ向けて決意を固めることに。






◆余談

中の人は黄木あじみとの兼役。
登場自体はあじみのほうが先だが、実はメインの役はこちらだったりする。
アイパラでは地獄ミミ子役も演じているがやはりジュリィの方で優先してクレジットされている。

ジュルル状態だとジュリィとしての性質が欠片程度しか残らないとは上述したとおりだが、それでも人の本質を見抜く能力は失われていないらしく、打算だけでジュルルに接した人物にはスーパーサイリウムコーデを授けていない。*2
ドロシーに至っては100話まで拙いながらも「バカ」と呼んでいた上に露骨に嫌がってたり。
ジュリィとしてもドロシーの扱いは適当で、他の人達には普通に激励している*3が、ドロシーだけは
ドロシーハオトウトオモイデトモダチオモイデリフジンナコトハユルサナイシアカンボウトオナジレベルノツキアイガデキテタノシカッタ-

と超棒読みだった。



中の人ネタからか、暴走し放題なあじみを簡単に制御できる数少ない存在だったり。



追記・修正は赤ちゃんになって一からやり直してからお願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年06月09日 13:32

*1 例えばらぁらであれば「ママ」と呼んでいる。

*2 94話のガァルマゲドン、99話のドロシー、108・111話のひびきなど。

*3 ひびきは「ひびき"ちゃん"」と呼ばれたせいで内心動揺していたが。