登録日:2024/09/08 Sun 18:51:00
更新日:2025/05/01 Thu 20:20:57
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ポラリス
及び
ヘドロン
は、レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される宇宙レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)に登場する超常的な存在。
●目次
【概要】
ポラリス及びヘドロンは並行世界「スライドスケープ-36」に存在していた生命体。
スライドスケープ-36はアメリカ政府の機密機関である連邦操作局(FBC)により回収されたパワーオブジェクト「
スライドプロジェクター(OOP15-UE)」に「36」のラベルが貼られたスライドをセットして投影された映像をスレッショルドとする並行世界である。
【ポラリス】
螺旋状の光
として視認できる、共鳴体ベースの
超常現象生命体。
高い知能と次元間の知覚を持つ。
「共鳴体」とは既知の科学の範囲外にある振動、周波数、波形、フィールドであり、
現実を変貌させる力
である。
「ポラリス」という名称は、スレッショルドを超えて遭遇した人間である
ジェシー・フェイデンにより名付けられた。
2002年にメイン州オーディナリーで起きた
変貌世界事象(AWE)以来、ジェシーに宿っている。
ポラリスには人類に敵対的な共鳴体を
浄化
する力があり、これを宿すジェシーは
ヒスや
ボード、
闇の存在の汚染に対して無敵の耐性を持つ。
また、ジェシーと結合したパワーオブジェクトの超常的実用性を増大させる力も持つ。
他にもジェシーを目的地へ誘導したり、パズルのヒントを出したりと知能の高さをうかがえる。
ヒスとは激しく敵対している反面、ヘドロンとは友好的である。
現実世界と精神世界の狭間にある余剰次元「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」にて、
ジェシーのドッペルゲンガー
として現れたポラリスの化身。
レメディー作品でも数少ない、
友好的なドッペルゲンガー
である。
【ヘドロン】
スライドスケープ-36にてFBCにより発見された、
五方十二面体型の生命体。
「ヘドロン(hedron)」は多面体の意味。(※例えば「ドデカへドロン」で十二面体の意。怪獣じゃない)
横に並べると人間が豆粒サイズに見えるほどに巨大で、内部は空洞である。
こちらもベースは共鳴体であり、多面体型の実体はヘドロンの「人類が知覚し理解できる部分」。
ポラリスの
触媒
の役割を担っており、ポラリスの共鳴体を増幅している。
ポラリスとは友好的だが、ヒスには敵対的。
ジェシーと共生するポラリスと違い、人間を洗脳して道具として利用することも厭わない。
【経緯】
▶オーディナリーAWE
2002年、「スライドプロジェクター」によってAWEが引き起こされた。
その中心人物となったジェシーとディラン・フェイデン姉弟の前にポラリスが現れ、ジェシーに宿ってスライドの切り方を教えた。
その後、FBCによりスライドスケープ-36の探索が行われヘドロンが発見されたが、ポラリスはジェシーとともに逃走した。
ヘドロンはFBC本部オールデスト・ハウスの研究セクター次元研究所に収容され、共鳴体を抽出する「共鳴サイフォン」が開発された。
▶ダーリング博士の洗脳とディランの説得
ヘドロンの研究を担当していたFBC研究リーダーの
キャスパー・ダーリング博士は、次第にヘドロンの
精神汚染
を受ける様になり、疑心暗鬼に取り憑かれ、周りの人間が皆敵対的な共鳴体により腐敗し、操られていると思い込むようになっていった。
ヘドロンを唯一の味方だと信じるようになったダーリングは装着することでヘドロン共鳴体の保護を受けられる「ヘドロン共鳴体増幅器(HRA)」というハーネスを開発し、職員達に無償で配り始めた。
最後にはヘドロンと直接接触し、
何故か余剰次元「闇の世界」へと転送された。
一方でポラリスはFBCに囚われ、姉に見捨てられたと思い込み愛憎を募らせていたディラン・フェイデンにテレパシーで呼び掛け、辛抱強く説得して助けだそうとしていたが、当のディラン自身に拒絶されていた。
▶2019年ヒス侵略
2002年当時、ダーリングと共にスライドスケープ-36を調査していた
ザカライア・トレンチ局長はひそかにヒスの洗脳を受けており、17年に渡る精神汚染の結果、遂にスライドプロジェクターを起動してスライドスケープ-36のスレッショルドを開いて自害した。
これによりオールデスト・ハウス内部はスレッショルドを超えてきたヒスに侵略され、ダーリング博士のHRAを身に付けていた職員達と
アーティを除くほぼ全員がヒスにより腐敗した生命体となってしまった。
ポラリスに導かれてやって来たジェシーはパワーオブジェクト「サービスウェポン(OOP1-KE)」に触れたことでボードに「局長」に無理やり選ばれ、ヒスへの対処を任されることとなった。
一方でディランはヒスを自ら受け入れて
自我を保ったまま共生を果たし
、ジェシー及びポラリスと対立する。
やがてジェシーはポラリスに導かれ、次元研究所にてヘドロンと対面するが、それは
ディランの罠
であり、ジェシーが開けたヘドロンの部屋のシェルターへヒスの大群が送り込まれた。
ヒス生物の大群による総攻撃とヒスに汚染された共鳴サイフォンによる共鳴抽出により、遂に
ヘドロンが破壊、死亡
してしまう。
これにより一時的にポラリスの力も弱まり、HRAを身に付けていた職員達やジェシーもヒスにより腐敗しかけるが、
「闇の世界」から呼び掛けてきたダーリング博士
の導きにより「あらゆる力の通り道」とされる余剰次元「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」に辿りついたジェシーの活躍によりポラリスは力を取り戻し、ジェシーに取り憑いていたヒスは浄化され、HRAを身に付けていた職員達も助かった。
その後、スライドプロジェクターと接触してアストラル・プレーンに侵入したディランとヒスを追ってジェシーとポラリスもヒスに汚染されたアストラル・プレーンに入り込み、ディランと対決した。
最後はディランに宿るヒスが浄化され、アストラル・プレーンも浄化された。
また、スライドプロジェクターのスイッチも切られ、スレッショルドは消滅した。
▶「ネイル」の浄化
アストラル・プレーンとオールデスト・ハウスをつなぐ導管の役割を担う「ネイル」と呼ばれる構造物が、ヒスにより腐敗したFBCオペレーションリーダーのヘレン・マーシャルにより汚染されたため、ジェシーと共に対処することになった。
ジェシーとポラリスはマーシャルを倒し、ネイルを浄化した。
【守護天使】
『Alan Wake Ⅱ』DLC『ナイトスプリングス』のエピソード「北極星」に登場する、並行世界のポラリス。
闇の世界に囚われていた
アラン・ウェイクがナイトスプリングスのエピソード「北極星」の脚本を元に小説『リターン』を執筆した結果、ワシントン州ウォータリーに
架空の町ナイトスプリングスのスレッショルドが出現し、一時的に周辺地域が「ナイトスプリングスが実在する並行世界」に塗り替えられるAWEが発生した。
ディランの手がかりを探しに来ていたジェシーも浸水してきた並行世界に塗り替えられ、登場人物である「姉」を自覚もなく演じることになった。
一方のポラリスもまた、「姉」をサポートする「守護天使」を演じさせられた。
ヒスや闇の存在、ボード、FBCを全て融合したかのような「ダーク・トライアングル・コーヒー」は、コーヒーを飲んだ者やコマーシャルビデオを見た者に伝播して腐敗させ、
コーヒーの化け物
に変えてしまう恐ろしい組織であったが、守護天使はこの汚染を浄化できるため、「姉」はダーク・トライアングル・コーヒーの倉庫に乗り込むことに成功し、遂に「弟」と対面を果たす。
しかし、それはディランではなく「弟」を演じるアラン・ウェイクであった。
追記、修正は
赤毛の女
と共に行ってください。
- 反対意見が無ければタイトルを他関連項目にならい「ポラリスとヘドロン(超常現象生命体)」に変更します -- sato1108 (2025-03-23 23:03:47)
最終更新:2025年05月01日 20:20