山村美紀

登録日:2025/09/15 Mon 00:10:04
更新日:2025/09/15 Mon 14:45:01NEW!
所要時間:約 3 分で読めます





「影が薄いので...私が1人であることにも気づかないんじゃないかと。」



山村美紀(やまむらみき)とはライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物である。



【プロフィール】

学籍番号:S01T004784
所属クラス:1年Aクラス→2年Aクラス(坂柳クラス)
性別:女性
誕生日:12月29日
星座:山羊座
部活動:無所属
CV:未定


【パラメータ】

学力:B⁺(77) 身体能力:(26) 機転思考力:D⁺(40)
社会貢献性:(35) 総合力:(46) 3年時(OAA)

※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称


【概要】

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物で、高度育成高等学校の坂柳クラスに在籍する女子生徒。

なお、1年生編には未登場であり、本格的な出番は2年生編の中盤からである。


【人物・性格】

成績は優秀だが運動は苦手という現実世界の学校のクラスメートにも一人や二人はいそうなタイプ。
よく入学時にAクラスに所属できたものだ...

自己評価が低い上にコミ障で人付き合いは苦手な性格のために特に親しい友人もおらず、交友関係が広い櫛田桔梗も2年生編の修学旅行までは彼女とは関わる機会がほとんどなかった。
クラスメートの森下藍や白石飛鳥と同じく敬語口調で会話する。
また、自動販売機の裏に隠れるのが好きで嫌な事や辛い事があった時はよくお世話になっている*1

ここまでの説明だとただのモブキャラも同然だが実は彼女はクラスの絶対的なリーダーを務める坂柳有栖側近として重宝されており、おまけにその彼女からは「クラスで頼りになるのはあなただけ。」とまで評価されている。

一見、不釣り合いにも見えるがこれには彼女だけが持つとある唯一無二の能力が関係しているようで?


【能力】

彼女について特筆すべきは異常なまでの影の薄さ。

修学旅行時に存在を忘れられたり、男子トイレに潜入しても気づかれなかったりするのはまだ序の口であり、交流合宿ではババ抜きで順番を飛ばされまくった挙げ句に後輩からは『山下先輩』名前まで間違えられている。本人もそこは割り切っているのか訂正すらしなかった。
酷い時には彼女の存在そのものを認識していない生徒までいる始末*2

その能力を生かした情報収集や他者の尾行といった諜報活動が得意であり、彼女の尾行は他のクラスのリーダーの龍園翔やホワイトルーム生の天沢一夏にすらも気づかれていないという徹底ぶり。
本人も自身の影の薄さには自覚があり、綾小路清隆に見つけられた時は驚いていた。

前述したように初登場自体は2年生編からだが坂柳の性格上、1年生編の時点で既に水面下で活動していた可能性が高い。


【人間関係】

  • 綾小路(あやのこうじ)清隆(きよたか)
当初こそ互いに接点はなかったが2年生編の修学旅行以降、互いに絡みが多くなった。
山村から見て綾小路は自分を見つけてくれる数少ない存在であり、交流合宿にて坂柳との和解を取り持ってくれた事もあってか、坂柳と同じくらい信頼している。
綾小路の方も山村の影の薄さは強力な武器になると評価しており、3年生編では新たにクラスリーダーに就任した際に山村に白石飛鳥について探らせている。

  • 坂柳(さかやなぎ)有栖(ありす)
かつてクラスのリーダーだった女子。
山村は自身の能力を評価して側近に抜擢された経緯から坂柳の側近の中では唯一、本心から彼女を慕っており、彼女が時任裕也と親しげに話していた時は面白くなさそうにしていた。
坂柳の方も山村の事は側近の中でも隠し玉とした上で*3、前述の褒め言葉を言っていたりと明らかに他のクラスメートとは違う扱いをしていたが流石に神室真澄よりかは価値が低いと見なしており、それが原因で一時期は気まずい関係になるも綾小路の尽力もあって無事に和解し、退学までの短い時間ではあったが互いに友人としてそれなりの関係を築けた。

  • 森下(もりした)(あい)
クラスメートの女子。
2年生編後半以降に絡みが多くなり、コンビで登場する際は森下の奇行に対して山村が振り回される事がお約束となっている。
何気に森下は山村史上最大の声量を出させた張本人でもある。


【余談】

共に同じタイミングで初登場した時任や姫野ユキと比べると綾小路との絡みや挿絵がやけに多いといった点から実は山村は綾小路にとって今後の重要キャラなのではないか?と考察する読者も存在していた。

そして、2年生編12.5巻のラストで遂に綾小路が旧坂柳クラスに移籍。
まさかのクラスメート同士となった。

後になって考えてみれば、綾小路の山村並びに森下との絡みや彼女達の挿絵の多さは綾小路が旧坂柳クラスに移籍するという伏線だったと言える。



「私にも...追記・修正のお手伝いをさせてください。」



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最終更新:2025年09月15日 14:45

*1 本人曰く、心の余計な声が掻き消えてくれるとのこと。

*2 もっとも、該当者の伊吹澪はクラスが違う上に伊吹自身が積極的に他のクラスの生徒に絡む機会がないため、仕方がないかもしれないが。

*3 他の側近達には山村の存在を教えていなかった。