聖天使アルテマ

登録日:2011/05/08(日) 01:48:42
更新日:2024/02/26 Mon 20:35:09
所要時間:約 4 分で読めます




聖天使アルテマとは、ゲーム『FINAL FANTASY TACTICS』(『FFT』)のラスボスである。

☆概要


聖石の悪魔であるルカヴィの長であり、主人公・ラムザの妹であるアルマに憑依した。
主人公達とは死都ミュロンドの飛空艇の墓場で相見える。
二形態あり、複数の状態異常をもたらすグランドクロスや完全アルテマなど強力な固有技を習得している。

『FFT』は『ファイナルファンタジー』シリーズのなかでも難易度が高いほうであり、途中にあるリオファネス城での一騎討ちやフィナス河戦など難所も多い。
アルテマはそんな『FFT』のラスボスなのだ。
これまでウィーグラフや赤チョコボなどの鬼畜キャラどもにさんざん悩まされたプレイヤーは、アルテマを眼前にしてこう思う。



ルカヴィのボスか……
どんだけ強いんだよ……



そして、汗ばむ手でコントローラーを握り、ドキドキしながらラスボス戦に臨む。
そんなプレイヤーを待ち受けていたものとは……



あれ? 弱ッ!?



シドおじいちゃんやベイオウーフにボッコされ撃沈するアルテマ様だった。

そう、アルテマ様はぶっちゃけ弱い
これまでのボスのお歴々の鬼畜さとのギャップを抜きにしても、弱い。

その最大の要因はAIである。
ラムザそっちのけでNPCであるアルマを追いかけ回すので、戦闘開始時はこっちに攻撃してこない。
アルマが倒れるとようやくこっちに攻撃を向けるが、アルマはゲストキャラクター扱いなので戦闘不能にはなるがクリスタル化はしないため、いつでも蘇生することが可能。
そうするとアルテマはまたアルマを狙い出す。囮にはうってつけの存在である。
これで敗北条件とかだったら少しは面倒だったかもしれないが。*1

また、こちらに補助魔法が掛かっていると「デスペジャ」で解除してくる。無視して殴った方がいい場合でも律儀に解除しようとする。
特にNPCのアルマが「マバリア」で補助効果を掛けるため、それを解除するのにいちいちターンを消費する。
おまけに「デスペジャ」は魔法で詠唱時間が挟まるため、その詠唱中に囲まれてボコボコにされてしまうのである。

また、第1・2形態ともに状態異常「ドンアク」が効く。
ドンアクは時間経過で治るまで移動以外の行動を封じる、つまり攻撃が全くできず移動しかできなくなるという非常に強力な状態異常なのだが、これが効いてしまう。ラスボス(笑)
こうなるとアルテマ様は逃げるだけの存在になる。さらに第1形態の場合、ドンムブ(移動を封じる)も効くので ただの置物になる。
あげく第二形態に突入すると聖弱点になり、ホーリーでもぶつけてみようものなら割と簡単に999ダメージが拝める。部下のアルテマデーモンどもは聖属性無効なのに

加えてリアクションアビリティがたかだか数点のFaithを上げるだけでほとんど戦況に寄与しないどころか魔法相手に弱体化するフェイスアップ、
しかもそれでいて数々の専用魔法の詠唱時間が長すぎて魔法のチャージ状態*2になっている間が多くて打たれ弱く、デスペジャに必死になっている内に抱え落ちして見れない事も多い。
ちなみに実際のHPは第一形態で1200強、第二形態は3000強と見た目*3は高いのだが、第二形態の変身時に部下を自分で排除してしまうのもあり1VS5の構成にはあまりに少ない数値。
というかシドおじいちゃんやレーゼ、そうでなくても騎士剣や二刀流やホーリーでガンガン攻めるとアルテマ様がまともな行動をする前に尽きる。

だが、そんなアルテマ様にも良いところはある。

FF最萌えラスボスであること。

第1形態はハイレグ美女というとんでもない外見であり、そのエロさから多くのプレイヤーをチャームにしてきた。
ちなみにキャラデザはお尻大好き絵師・吉田明彦氏が担当している。

まあ第2形態は脱ぎすぎて萎えるんだけど

また、形態ごとに用意された専用BGMも名曲との声が多く、必聴。




☆その後のアルテマ


○FFTAシリーズ
召喚獣として登場。1作目では堕天しており、戦闘イベントもあるが、何故かアルテマが封印されたクリスタルと戦う。
味方を魅了する技を使うが、クリスタルは動かないので射程外から攻撃すると圧勝できる。

デザイン担当は『FF13』の池田奈緒女史で、下半身がメカっぽくなっている。


○FFXII
クリスタルグランデにいる召喚獣。フィールド特殊効果でプレイヤーを苦しめる。やっと強いアルテマ様が見られた。

迂闊にケアルガを使って全滅、攻撃で相手を大回復させてしまったプレイヤーも多いことだろう。
アルテマに限ったことではないが召喚獣として連れ回す分には微妙。必殺技なんて見たことありません。


○FFXVI
本作同様、ラスボスとして登場。ふさわしい肉体に憑依すると真の力を発揮するのも同様で、その対象が主人公であるクライヴになっている。

なお、ほかのルカヴィや眷属は出てこない。

☆余談


ちなみにシリーズ2作目である『FFTA』のラスボス・クィーンレメディもハイレグ美女→モンスターという伝統を引き継いでいる。
どの形態も神獣を引き連れ高火力を誇るのだが、悲しいことにハイレグ形態はアビリティを「たたかう」以外持っていないため、「人間愛護」をロウに設定し取り巻きを無力化した上で「ハメどる」を付けたマーシュを単騎出撃させると圧勝できる。
第2形態はロウの変化や神獣召喚など性能は高いのだが、大抵神獣ブッパか二刀流であっさり沈む。

FFTA2』ではハイレグラスボスは登場しなくなったが、ラストバトル一戦目のボスが鬼太郎ヘアの美女である。



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最終更新:2024年02月26日 20:35

*1 ちなみに戦闘開始時、アルマはHPが1しかないのでこれだとアルテマより先手を取れなければほぼ負け確定である。

*2 物理ダメージ1.5倍

*3 ただし実数値はルカヴィの共通能力として「???」となっており参照できない