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ブリトヴァ(機動新世紀ガンダムX)

登録日:2026/02/08 (Sun) 15:13:00
更新日:2026/02/16 Mon 15:53:03
所要時間:約4分で読めます





同じ新連邦の兵士を躊躇いもなく始末するとは…大したものだね、兄さん。
「戦争が趣味だ」というのが口癖の男だからな。
あのブリトヴァという機体も、自分専用に作らせたものらしい。
”東部戦線の狩人”だっけ?
その渾名も、伊達ではなかったようだな…
彼らのことは、どう報告する?
戦場だからな…どうとでもなる。



ブリトヴァとは、『機動新世紀ガンダムX』に登場する架空の兵器。


【機体スペック】

型式番号:NRX-011
所属:新地球連邦軍
頭頂高:17.5m
本体重量:5.2t
武装:
  • モノフィラメントワイヤーカッター
  • マイクロミサイル
搭乗者:ドゥエート・ラングラフ


【機体説明】

 新地球連邦軍参謀本部が開発した技術検証用試作MSの一機を”東部戦線の狩人”ドゥエート・ラングラフのオーダーで改修したMS。

 元々は多数のミサイル兵器を主軸とした重武装の後方支援機として開発されていた機体であったが、ドゥエートのオーダーにより初期設計とは真逆の近接重視の機体として改修されることとなったため、元の設計で残されたマイクロミサイル搭載の両肩部が大きく手足が細いアンバランスな見た目となっている。
その改修の際に追加された右腕のワイヤーカッターは扱いの難しい特殊装備だが、視認の難しい武装かつ腕部や携行武装などを的確に切り裂き使用不能にする戦術を採る為、敵機は何をされているか分からないまま無力化され撃破されてしまい、仮に視認されても的確な回避が要求される

機体名はロシア語で「剃刀」を意味しており、モノフィラメントワイヤーカッターの切れ味に誂えたような名前といえよう。

《武装》

  • モノフィラメントワイヤーカッター:
右腕部に設置されている特殊装備で、本機の最大の特徴。
このワイヤーは超合金製のモノフィラメントワイヤーであり、ルナチタニウム合金すら軽々と切り裂く威力を発揮する。
ワイヤーカッターである為、先端のロケットモーター付きの錘を破壊されるとワイヤーを張れなくなり使用不可能となってしまう。

劇中でもはっきり名称を述べている武装だが、作品によっては「ヒートワイヤー」と表記されることもある。

  • マイクロミサイル:
両肩部に内蔵された誘導兵器。
後方支援機として開発されていた頃の名残として唯一残った遠距離兵装で、主に牽制用として用いられた。


【劇中での活躍】


二機纏めてとなるとタイミングが肝心。先ずは…お手並み拝見っ!!

 第27話に登場。
搭乗して早々に味方であるはずの新地球連邦軍のドートレス部隊を全滅に追い込む非道さを見せる*1
その戦闘後、ドゥエートが本来の人格に戻って偶々拾った子犬を可愛がる中、フロスト兄弟から「二階級特進を賭けたガンダムダブルエックス撃破の刺客」の二人目に任命される事になる。

その後、死を覚悟で旧式モビルスーツに搭乗し出撃したリー将軍を止めるべくガロード・ランウィッツ・スーの二人がガンダムダブルエックスとガンダムエアマスターバーストで出撃した情報が入り出撃。この時のブリトヴァは使い捨て式のブースターパックを装備していた。
ガロードとウィッツに奇襲を仕掛けて森林地帯へと追い落とし、遮蔽物となる樹木の多い森林でマイクロミサイルによる牽制を行いつつ視認性の低いワイヤーカッターでの攻撃を行い、彼等がリー将軍の元へ向かうのに焦っていた事も功を成す形で1対2という不利な状況でありながらも優位に進めていく。
しかし、ワイヤーカッターによる攻撃を見抜かれ、弱点となるワイヤーアンカーのロケットモーターをダブルエックスに破壊されたことで形勢が逆転。隙を突いたエアマスターバーストの至近距離によるバスターライフルの射撃をコックピット付近に受けて敗北した。

敗けた…この俺が…!ハハハハハ…!
――いつかはこうなると思っていたんだ…
でも僕は君を責めないよ…君だって僕なんだからね…
これでやっと僕等は一つになれる気がするよ…。
そういえば…あの子犬、元気かな…?

機体が爆散し炎に包まれる中、自らの運命を受け入れていたドゥエートは二つの人格の統合を果たし、最後は出撃前に偶然拾った子犬に思いを馳せながら、爆発に飲まれて戦死した。
ドゥエートを演じたのは真殿光昭氏。


漫画版ではエスタルド編がカットされている都合上、ゾンダーエプタ島のエピソードで登場。
他のニュータイプ候補者と共にエニルエスペランサを撃墜した。
ゾンダーエプタ島を脱出しようとするフリーデン一味にも立ちはだかりエアマスターの機首などを破壊、次号のエアマスターバーストへの改修の一因となった。
最終的にダブルエックスのツインサテライトキャノンで消し飛ばされてしまっている。
ちなみにドゥエート本来の人格は描写がない。


【関連機体】

ブリトヴァと同じく政府再建委員会(新連邦)が開発してきた試作MS群。

使用目的は異なるが、同名のワイヤー系武装「ヒートワイヤー」を持つ機体。
ただし、近年の作品だとヒートワイヤー自体が武装・演出から省かれがちではある。


ゲームでの性能】

スーパーロボット大戦シリーズ
Rに登場。
ゲームシステムの都合で「避けにくく武装を壊すワイヤー」が「ただの移動後使用可能な格闘攻撃」になってしまい、MAP兵器のマイクロミサイルも威力が控え目。
おまけに空も飛ばず移動力も並み、回避も防御も普通の中ボスクラス……と、必中なしだと辛いコルレルやMS離れした硬さのガブルと比べると少々地味。実はガブルより射程が短いので、マイクロミサイルに気を付けてうまく立ち回れば一方的にボコれる
ドゥエートは両人格の顔グラフィックが用意されており、最期の会話も子犬のくだり以外再現されている。

Gジェネシリーズ
『F』ならび『ポータブル』に登場。
この頃はワイヤー武装が「ヒートワイヤー」表記。
地上特化型で武装は少ないが、射程のある格闘武器と多段ヒットによる高火力のミサイルにより、一定の対応力を誇る。
残念ながらドゥエート含め他のニュータイプ候補生は未収録であった。

その後は長らく出番が無かったが、スマホゲーム『エターナル』にて久々に登場。
開発産の支援型R機体であり、残念ながらゲームバランス上の見どころは少なめ。
こちらではきちんと「モノフィラメントワイヤーカッター」表記となっている。
ガンダムXシナリオの後半では、原作同様にドゥエートをパイロットとした本機と敵対する場面がある。
…が、劇中におけるガロード&ウィッツを強襲するシチュエーションはなく、渓谷を抜けようとするフリーデンの前にコルレル、ガブルと共に立ちはだかるというアレンジがなされている。
このため、ドゥエートの二重人格設定の表現はなく終始残忍な性格のみ描かれている。この辺りは前述の漫画版を意識したといえなくもないが。



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最終更新:2026年02月16日 15:53

*1 この描写についての説明はなされておらず、詳細は不明。