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ジェリル・クチビ(聖戦士ダンバイン)

登録日:2026/05/01 Fri 23:38:22
更新日:2026/07/04 Sat 01:35:13
所要時間:約 5 分で読めます



※推奨BGM:「ダンバインとぶ」


地上軍を抱き込み、ゴラオンに襲いかかるジェリル・クチビ。

対峙するショウの前で、ジェリルのレプラカーンは巨大なものへと変化していく。

その悪しき力と執念を、ショウのオーラ力は超えることができるのか?

聖戦士ダンバイン、次回。

ハイパー・ジェリル

戦雲がショウを呼ぶ。



「私は手柄よりも人を殺れるのがいいのさ。戦争なんだからね!」

概要

サンライズ制作のTVアニメ『聖戦士ダンバイン』に登場するキャラクターの一人。
赤い髪に青のメッシュが入った髪型の女性。

本名:ジェリル・クチビ
性別:女
国籍:アイルランド(ダブリン)
年齢:22歳
所属:ドレイク軍
搭乗機:ドラムロビランビーレプラカーン
声優:大塚智子


人物

元々はインディーズのロックシンガーをしていたアイルランド出身の女性。
派手なメイクと緑のメッシュが入った赤い髪が特徴的。その容姿を見た視聴者には「トマト」などと呼ばれることも。
娼婦の母を持つが育児放棄に近い形で育ってきたらしく、親子の情は皆無。
そのため、元の生活への未練は全くといっていいほど感じさせなかった。

ドレイク・ルフトにより、アレン・ブレディ、フェイ・チェンカと共に召喚される。
作中ではショウ・ザマ達に続いて招かれた地上人の聖戦士第二陣であり、最後に召喚されたメンバーでもある。
好戦的な性格であり、元々の生活に嫌気がさしていた事に加え、人を殺せる事に喜びを見出してドレイク軍に加わることとなる。

3人組の中では現役の軍人であるアレンがリーダー格ではあるのだが、彼女自身の気性は荒く、口答えをすることも多々あった。
しかしアレンからは憎からず思われており、彼の最後の出撃前には生還したらデートの約束をされていた。
ジェリルも満更でもなかったらしく、「可愛いよ」と返している。
その実力も本物であり、3人の中では最後まで生き残っている。
バイストン・ウェルでは聖戦士として、地上へ戻ってからはジャンヌ・ダルクの再来としてもてはやされていた。
その戦いの中でオーラ力が暴走し、作中で初のハイパー化を披露してショウ達を追い詰めることとなる。

乗機は当初はドラムロ、エルフ城攻略の際にはビランビー、その後は最後までレプラカーンを愛機としている。

児童誌『TVアニメマガジン』(旧『冒険王』)に掲載されていた漫画版ダンバイン(杉山たかゆき氏版)でも「あたしは人を殺しても罪にならないこの世界が気に入ったワ」という凄まじい発言をしている。児童誌なのに…。


活躍

第13話より登場。
ショウ達に続いて召喚された地上人であり、同じタイミングで召喚されたアレン・ブレディ、フェイ・チェンカと共にチームを組んでいる。
聖戦士としての素質は非常に高く、数多くの戦果を上げる。
特に反ドレイク勢力のトップとも言えるラウの国のフォイゾン王を討ったのも彼女である。

地上に追放された際には生まれ故郷のダブリンへ戻されるも、相変わらず男を部屋に招いていた母に嫌悪感を示し、さっさとその場を後にしている。
その後はギリシャ空軍に接触し、ドレイクらとは別行動を取っていた。
オーラ力が高まり続けてカリスマ性も発揮しており、同行していたギリシャの軍人達を魅了して彼らから「ジャンヌ・ダルクの再来」と祭り上げられていた。
その際にマーベルと遭遇し、戦闘に加わったショウとの連携により押されていたが……


「舐めるなぁーっ!!!」

「ハハハハハハ! 敵が小さく見えるということは、私がダンバインにもビルバインにも、勝つという事だ!!」

肥大化した憎悪によりハイパー化を発現。
レプラカーンを巨大な姿とし、ショウとマーベルを追い詰める。
その力は圧倒的であり、さしものショウもビルバインごと拳の中に握り込まれて絶体絶命の窮地に陥る。


ショウ・ザマァ!!今日こそはってやつさあ!!


しかし、限界を超えたレプラカーンには次第にヒビが入って崩壊し、捉えたビルバインも脱出。
本体にオーラキャノンの直撃を受け、レプラカーンは爆散した。
なお、その際には断末魔の悲鳴などは無く、ビルバインによるトドメを刺されるより前に事切れていたと思われる。
その戦いは敵にも味方にも歪んだオーラ力がもたらすハイパー化の恐ろしさを伝え、同盟であったギリシャ空軍からもジャンヌ・ダルクと称したことを取り下げられている。



外部出演

スーパーロボット大戦シリーズでは、ダンバインのシナリオが再現される時には高確率で登場する。
乗機は概ね最初からレプラカーンで登場し、やはりハイパー化のインパクトは絶大で、作品によってはアニメーションカットインも入るほど。
ハイパーレプラカーンはオーラバトラー唯一の弱点とも言える低いHPが戦艦のボス機体並に跳ね上がるうえに、作品によっては分身で確率以上の回避率を発揮するかなりの難敵。

特に凄まじいのは『BX』 であり、物語中盤の19話と言うタイミングで、しかもルート分岐により戦力も半減している中での戦いを強いられる。
更にハイパー化中は毎ターン魂と鉄壁がかかるため、下手なスーパー系でも一撃で落ちるわ実質6桁のHPを持つわ、更にはオーラバリアもあるため射撃武器がほぼ通らないわなど、とんでもない強敵となっている。
同じステージには他にもビショットや黒騎士、ハイ・シャルタットなどの強敵も多数出現するため、消耗し切った状態での戦いとなるのも厳しいところ。
ただし、HPに関してはある程度削ればイベントにより減少する他、唯一にして最大の欠点がHP・EN回復能力がないという点。
武器もオーラバリアも全てEN依存であるため、長期戦には極端に弱いのである。
サイズも大きくなって当てやすくなる上、オフ・シュート*1も消えるため、一度ENを枯渇させれば硬いだけのサンドバッグと化す。
「スペック低下無効」があるのでバリア系能力を打ち消すボルフォッグのメルティングサイレンも効果はないが、バリアを使わせてENを枯渇させる方が楽だろう。

ハイパー化が再現されると言う事はその末路も同じく再現されており、ハイパー化の危険性を痛烈に実感させる。
またしてもBXでは、撃破後にも更にHP全回復、魂・鉄壁に加えて必中もかかると化け物じみた能力を見せるが、その後気力は異常な高まりを続け、最終的には気力999という他にも類を見ない数値を叩き出しながら自壊していった
*2
悲壮感あふれるBGMも相まって、ゲームシステムを利用した悍ましい演出と言えるだろう。

作品によってはハイパー化しかけても強引に阻止されることがある。これは戦闘アニメなどの大人の事情による都合。

原作でも完全に敵対しており、ハイパー化による壮絶な最期と、戦闘狂という性格上今後も仲間になる可能性は低く、プレイヤーが使用できたのはこれまたBXのDLC「悪の華」という番外シナリオのみとなっている。

ただ、『T』では「どこかであたしは死に場所を探していたのかも知れない…」「これでバイストン・ウェルに帰れるなら、今度こそマシな生き方ってのを見つけたいね…」という穏やかな最期を迎えている。『T』のダンバイン組は700年後に転生した設定だしなぁ…。
撃墜せずに撤退させた場合は「くそっ…!腹が立つ連中だよ!」「覚えておきな、お前ら!どこかで会う機会があったら、必ず潰してやるから!」と猛々しいが。


追記・修正はハイパー化してからお願いします。

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最終更新:2026年07月04日 01:35

*1 一定確率で攻撃を完全回避する、分身などと同じ特殊回避能力。

*2 このゲームにおいては気力は基本100からスタート、150が最大であり、一部スキルを活用してもせいぜい200、勇者王ガオガイガーに登場するザ・パワーの力を得た状態でやっと300であるため、999という数値の異常さが際立っている。