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ビランビー

登録日:2026/04/29 Wed 08:50:08
更新日:2026/08/01 Sat 14:55:50
所要時間:約 5 分で読めます





「ダンバインはガラクタだったはずだ…ただの試作品だったはずだ!!」

ビランビーとはアニメ『聖戦士ダンバイン』に登場するオーラバトラー(ロボット)の1つである。

◆スペック
分類∶オーラバトラー
全高∶9.2メット(m)
重量∶9.5ルフトン(t)
オーラ係数∶1.2
必要オーラ力∶7オーラ
限界オーラ力∶16オーラ
巡航速度∶200リル(約800km/h)
最高速度∶300リル(約1,200km/h)

装甲素材∶強獣の甲羅
所属∶アの国、クの国
主なパイロット∶バーン・バニングス、アレン・ブレディ、ミュージィ・ポー、ジェリル・クチビ、フェイ・チェンカ、その他一般兵

◆【概要】

ドレイク陣営の主力オーラバトラーとして量産されアの国や周辺国家を席巻していった名機ドラムロであるが、当時は相応にオーラ力が求められる以上オーラバトラー乗り=エリートであったため、そのエリート層からは「鉤爪状の指なので不器用だし騎士らしくない」という不満があった。
そのため、ダンバインやゲドとは違う強獣の殻を用いつつダンバインを基により扱いやすくなるよう設計された高機動型モデルがこのビランビーである。

コンセプトは「限界オーラ力以外は能力を下げず、それでいて操縦性や生産性を上げた所謂量産型ダンバイン」といったところで、形状はダンバインを一回り大きくさせ後頭部にトサカを持っている感じ。
武装も一部似たようなものを使用している。

本機の最大の特徴は、「オーラ増幅器」を初めて搭載した機体であるということが挙げられる。
このオーラ増幅器は、オーラ力の低い一般のコモンでも容易にオーラ・マシンが扱えるよう搭乗者のオーラ力を直接増幅させるもので、
本機以後の新型のみならず、既存機種を含めたほぼ全てのオーラマシンに搭載されるほど普及していく。
また、この装置の搭載された機種には新たに「限界オーラ力」という基準が設けられる。

ちなみに、作中で初めてオーラ力の転換係数(オーラ係数)が1を上回った機体である。
そのため、バーンと比べてオーラ力に劣るガラリア・ニャムヒーも乗ることは出来たが使いこなすまでには至らなかった。
また、レプラカーンと比べた場合内蔵火器の量では劣るもののその分内部構造がすっきりしている為、飛行速度や運動性能は上回る。


そうして完成し実用化されたビランビーはまずはバーンやミュージィら騎士、シェリルら新規地上人組などのエリート兵に支給され順調に運用データ集めに貢献し、技術面では高機動型オーラバトラーの基礎ともいえる地位を築いて、後にレプラカーンやビアレス、ライネックにズワァースといったドレイク陣営側のオーラバトラーの礎となった。

一方で、運用面では本機で培ったオーラ増幅器の技術をドラムロに盛り込み敷居が下がってより多くの兵士がオーラバトラーに搭乗できるようになった結果、今度は下級兵士から「ビランビーは総弾数が少なすぎる。寧ろフレイボムや機銃を撃ちまくれるドラムロの方がいい」という声が上がり、更にはドレイクの同盟勢力のクの国が独自に開発したビアレスがビランビー以上の機動性と戦闘力を発揮し、意外に生産性も悪くなかったのでエリート層に使われたため思ったほど普及しなかった。
オーラマシンの技術面はドレイク陣営側に大きなアドバンテージがあり、ドラムロは初期型の時点で反ドレイク陣営の低級量産型のボゾンを上回り、後期型は敵主力量産機のボチューンと比べても砲撃火力では上回っていた。
それに火器が不足しているため近接戦闘が得意なボチューンと同じ土俵に立つことになりがちなビランビーと違い、近寄られる前に相手の苦手な距離で撃ち墜とす戦法に徹することも出来た。
或いは手に火器を携行するというスタイルがバイストンウェルのコモンと相性が悪かったせいかもしれない。
本機から発展した機体のうち火器を携行しているのは開発時期が割と近いバストールだけで、レプラカーンやビアレス以降の高性能量産機は火器は胴体や両腕に内蔵し手は剣をもつ形式となっている。

一応後半でもバストールと共にちらちらと姿は見せてはいたが。後期ドラムロの必要オーラ力は9でビアレスのそれは8だったため、それに届かない兵士が搭乗していた可能性はある。或いは携行火器が性に合ってた兵士向けか。
また、ネームドパイロットのうちバーン&ミュージィ&チェンカ&ジェリルは後発の機体がロールアウトするとそれに乗り換えたがアレンは戦死するまでビランビーを愛用していた。

◆【武装】

  • ワイヤークロー
ダンバインと同じく両腕に内蔵された射出式のワイヤー付き鉤爪。後述のオーラショットの引き金を引くためにも使われる。

  • オーラソード
オーラバトラーの標準装備である長剣。鞘はオーラコンバーター右側に装備。

  • オーラショット
並列4連装型の専用の携行火器。ダンバインの物とは形状、弾倉共に異なる。オーラランチャーと換装可能。

  • オーラランチャー
手持ち式の5連装ミサイルランチャーで後発機のバストールのものと同型。ミサイル・ランチャーとも呼ばれるが誘導性能の無いロケット弾である

◆【劇中の活躍】

初登場は第7話。
当初はドラムロで機体に慣れたネームドパイロットが本機に乗り換えるパターンが多かった。

度々ショウの駆るダンバインと交戦するが他と比べて強力なオーラ力を持つショウに強化されたダンバインには及ばず最後のアレンを除いてすべて敗北している。

第13話ではガラリアが搭乗。

第21話ではミュージィが駆るビランビーをショウが返り討ちにしたが、その際落下した本機はあろうことか彼女の父を押しつぶしてしまった。

第29話では、アレンの駆るビランビーが整備機会に恵まれずあちこちガタが来ていたショウのダンバインを追い詰め半壊させるも、ウィングキャリバー形態で戦場に飛来してきたビルバインにショウが乗り換えてからはまるで歯が立たず撃墜され、アレンは機体から放り出されて空に消えた。*1

◆【他作品での活躍】


スパロボシリーズ


無茶苦茶不遇
聖戦士ダンバインがスパロボに参戦することは多いが本機はハブられがちで、登場する機会が他オーラバトラーと比べてとても少ない。イベントにも恵まれず原作で本機を愛用したアレン・ブレディもリアルロボット戦線で搭乗したことはあるもののスパロボだと一度も搭乗したことがない。
なんなら、ガラリアが往々にしてスパロボ補正を受ける為説得イベントが起きて彼女と共に加入するバストールの方が出番が多いまである。

バトルロボット魂

アクションフィギュアブランド「ROBOT魂」を題材にしたクロスオーバーアクションゲーム。
ゲーム発売当時、フィギュアはサンプルが発表されただけで未発売だったが、同じ境遇のズワァースとともに参戦している。

基本的には前哨戦などでワラワラ湧いてくるザコキャラ…なのだが、問題は射撃武器の「オーラランチャー」。
これはダメージは低いものの、「ヒットすると爆風を発生させる実弾を3連射し、弾・爆風どちらに当たってもダウンさせられる」という性能を持ち、
プレイヤーからすると「掠っただけでもダウンを誘発し、こちらの行動を中断してくる弾が3連射される」という厄介な存在。
問題はゲーム序盤を過ぎるとビランビーが複数出現してランチャーを撃ってくることで、慣れないうちは繰り返しダウンさせられて嫌な思いをすることになる。

SDガンダム外伝

『騎士ガンダム物語 特別版 アルガスの魔童子編』にて鬼魔一族の 鬼魔水忍シブ鬼 として登場。
水と化して物理攻撃を無効としたり氷と化して口から凍気を発するが、水の時に霧にされたり氷の時に砕かれたりするようなダメージは通る模様。
ノーマル装備のナイトガンダムが騎士団長抜きのアルガス騎士団と共に行動している時系列不明の物語で、
別の星から落ちてきた赤ん坊 ハルカ を保護したガンダム達にハルカの引き渡しを迫るべくアルガスの人々を凍らせる。
しかしその行為が 脱皮 して成長するハルカを若干気味悪がっていたアルガス騎士団に鬼魔一族こそが敵だと確信させてしまい、剣士ゼータに倒される。

……え、なんでガンダム作品にオーラバトラーが出てるのかって? SDガンダムは自由なのだ!*2
一応真面目に答えると、連載当時はバンダイからガシャポンでダンバインが発売されており*3、ファンサービスの一貫であったと思われる。



追記修正はドラムロに慣れて乗り換えてからお願いします。

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最終更新:2026年08月01日 14:55

*1 富野監督曰くこの時に死んだとのことだが、ダンバイン本編から数十年後のバイストン・ウェルを舞台にしたゲームブック『妖魔城塞ザーウェル』ではアレンが生存していた設定となっており重要キャラとして登場する。

*2 SDガンダムシリーズを象徴するキャッチコピー。なおあまりに自由過ぎて、ファンからは「自由という名の公式無法地帯」と認識されている。

*3 この他にサンライズ系統を中心に様々な作品から展開されており、そのうち『重戦機エルガイム』も同様にSDガンダム外伝の漫画に登場している。