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シニガミ姫と異書館ノ怪物

登録日:2026/05/22 Fri 23:33:12
更新日:2026/08/08 Sat 18:26:24
所要時間約 6 分で読める物語





冒険の舞台は、絵本の中の世界

少女たちのトラウマを具現化した、


不気味な絵本の中の冒険が始まります。


シニガミ姫と異書館ノ怪物」とは、2026年4月30日より日本一ソフトウェアから発売されたゲームソフトである。
対応機種はNintendo SwitchNintendo Switch 2PS5


【概要】


嘘つき姫と盲目王子』『わるい王様とりっぱな勇者』に続く絵本シリーズの第三弾。
主人公「モノ」と怪物「メェル」を操作して謎の建物「異書館」を探索するゲーム。
異書館には怪物化して異書と呼ばれる本の中に異世界を作ってしまう「シニガミ病」を発症した少女たちがおり、彼女らを救うのが目的となる。

本の中の仕掛けを解くごとに「記憶のしおり」が手に入るようになっており、それを集めることで進めるエリアが増えていき、最終的にはシニガミ病を発症した少女「シニガミ姫」と対峙することができる。
異書館にはそんな「シニガミ姫」の他に友好的なシニガミ達もおり、彼らに異本の中で入手できる「紙片」を渡すことで様々なサポートを受けられる。

なお、絵本シリーズに位置するものの世界観を見れば分かる通りいわゆる「日本一鬼畜ウェア」寄りの作風であり、少女たちがシニガミ姫に至るまでの精神的に追い詰められる過程と絶望を、絵本風のムービーと本人たちの朗読で表現しており、
CEROの方もその仕上がりに応えるかのように『夜廻』シリーズと同等のCERO:C(15歳以上対象)に指定している。絵本とは
また、これまでの絵本シリーズが「メインとなる人間とバケモノ」をタイトルに挙げているのに対し*1、本作は「シニガミ姫」と「異書館ノ怪物」で両方バケモノである。

【あらすじ】


オペラ舞台の天井裏で暮らす少女、「モノ」の姉がシニガミ病にかかり、異書館に隔離されてしまう。

姉を助けるべく、モノは単身異書館へ向かう。


そこで出会った怪物「メェル」と出会い、契約を交わしてシニガミ姫を救うべく異書館を探索していくのだった…


【登場人物】



  • モノ=ブライトマン

CV:本村玲奈

本作の主人公である緑髪の少女。
オペラ歌手の両親を持つが、彼等からは冷遇されており、天井裏でひっそりと暮らしていた。
唯一自分を愛してくれる姉を慕っていたが、その姉がシニガミ病を発症し異書館に送られたため、単身助けに向かう。

怖がりな性格だが芯の強い所があり、困っている人をほっとけない優しい一面もある。
危機から救ってもらうべく渋々メェルと契約したが、彼と行動を共にするうちに自身にも不思議な能力が身についていく。


  • メェル(メェルヘンディア)

CV:小市眞琴

異書館にいるシニガミの1人。普段は小さな2足歩行のヤギのような姿だが、本性は巨大なヤギの怪物。
シニガミの中でも大の人間嫌いで、呪いの首輪により力を抑えられており、契約者の命令には逆らえないようになっている。
皮肉屋な性格で契約者のモノにも度々文句を垂れているが、そうなったのには彼の過去が関係しているようで…

敵との戦いは主に彼の担当で、モノクロの敵を食べることで倒せるが、同エリア内で敵を食べ過ぎると本来の姿に戻って暴走してしまう。
また、シニガミ姫を倒すことで火を吐いたり空を飛んだり等の新たな能力に目覚める。
ただし、技の多くは紙片を消費するため多用はできず、随時その辺を齧って補給する必要がある。

  • バド(バードラー)

CV:新谷真弓

小鳥の姿をしたシニガミ。執事風の服を着ている。
異書館に漂うシニカビを摂取しすぎて、口が4又に割れた巨大な鳥の姿となり暴走していた所をモノとメェルに救われ、モノに懐いて行動を共にし様々なアドバイスをしてくれるようになる。

  • ドゥギーマン
CV:???
重度の紙片中毒者で、発作的に暴れることのある黒い犬のシニガミ。
一人称は「俺」。片言で喋るほか、性格は自罰的。
黒炎を纏った身体をした細身の人狼で、ボロボロの灰色のローブを羽織ってフードを目深に被っているため目元は見えず、感情が読み取れない凶々しい姿をしている。その禍々しい見た目は本作世界観では異質であり、ハッキリ言ってカッコよくもある。
他者の記憶を呼び起こす力を持っているらしく、紙片を渡すことでモノの記憶を呼び起こしてくれる。
異書館に収容される前からメェルとの因縁があるらしい。

【シニガミ姫】


所謂ステージボス枠。
シニガミ病を発症した少女たちの怪物化した姿で、その姿や本の中の世界は彼女らのトラウマが元となっている。
ちなみに一度シニガミ姫になった少女は二度と人間に戻る事が出来ない(助けること自体は可能だが、元の姿をベースとして異形化の名残が多少残る)。
相変わらず少女に優しくない日本一ソフトウェア。ただこの子と違って生還できる可能性があるので全然マシな方である。
ちなみにしおりは全部集めなくてもシニガミ姫を倒せば次の異書に行くことはできるが、完全に救済するにはしおりを全部見つけ、強化されたシニガミ姫を再度倒す必要がある。*2

  • 羊飼いの少女/オオカミ姫

CV:角巻わため
異書:「胡羊の森」

羊飼いの家で育った頑張り屋な少女。
家は貧しかったが、両親や妹と懸命に生きていた。

だが、領主からの税の徴収は日に日に増すばかり、彼女は忙しさのあまり妹に構う時間もなくなってしまう。
そんなある日、妹はオオカミに連れ去られてしまい…

シニガミ姫としての姿は羊の皮を被ったオオカミのような怪物。羊の時は攻撃が通じないので、まずは動きを止めてから皮を剥がす必要がある。

解放された後はオオカミの耳と尻尾を持つ獣人のような姿となった。嗜好もオオカミに近くなっている様子。わためというよりミオしゃとか言わない。
なお、妹は現在も領主の元で働きながらも姉のことは案じている模様。


  • 神子の少女/ツギハギ姫

CV:紡木吏佐
異書:「ツギハギ村」

森で遊ぶのが大好きな少女。一人称は「ボク
白い肌と赤い瞳を持ち、常に張り付けたような笑顔を浮かべている。

太陽光に弱い体質だったため森の中で暮らしていたが、母親が重い病を患ったのをきっかけに父親の勧めでとある村に引っ越すことになる。
その村では「ヘビガミさま」なる神様を祭っており、彼女はその神子に任命されてしまう。
父親からも懇願され演技してでも神子として振舞うこととなり、髪を伸ばし、一人称も「ワタシ」に変えた。
それこそが、母を救う道だと信じて…

だがその顔はいつしか、本来の姿がわからないほどツギハギだらけになっていて…*4

シニガミ姫としての姿はツギハギだらけで首は離れ、胴体に操り人形のような手足を生やした蛇のような怪物。
宙に浮いているが空を飛んでいるのではなく糸で吊るされており、体を複数の「色ヘビ」に分離させて襲ってくる。

解放された後は体中ツギハギだらけの姿となり、目はオッドアイとなり一人称も「ボク」に戻った。

  • 赤毛の第三王女/羽ばたき姫

CV:安月名莉子
異書:「クモの王国」

ニィス王国の第三王女。常に目を閉じており、一人称は「ワタクシ
その赤毛のせいで両親からは疎まれ部屋に幽閉されており、外の世界に憧れていた。

そんなある日、別の国の王様と強制的に婚約することになってしまい、更に憂鬱な日々を過ごしていた。そんな時に部屋に入り込んできた芋虫を気に入り、育てることにするが…

シニガミ姫としての姿は顔や体の各所が溶けて崩れた巨大な蛾のような怪物。幽霊のように実体がなく攻撃が通じない。
他のシニガミ姫とは違って、異書内の浅いエリアにいるうちから出張してきて攻撃を仕掛けてくる。上記の通り攻撃は一切通じない上に、謎解きや障害の排除をしている時に横槍を入れてくる厄介な存在である。

解放された後は蛾の触角と羽が生え、脇腹の辺りから追加で2本生えて4本腕となる。ご丁寧に服の袖も4つに増えているまた時折目を開くようになった。
足は相変わらず動かないようだが、少し浮くことが出来るので問題ない模様。
  • 道化師画家の少女/落書き姫

CV:関根明良
異書「未完のキャンバス」

金髪とギザ歯が特徴の少女。絵を描くことが好きで、パフォーマンスとして父のお下がりであるピエロの服を着ている。「ニャハニャハ」という独特の笑い方をする。好物はいちごのパイ。
画家の父親と二人暮らしで、貧しい生活を送っていた。

ある日、貴族たちの前で絵を描くことになり、緊張のあまり下手な仕上がりになってしまったが、貴族たちからの評判は良く、大金が舞い込むようになった。
いつしか彼女は「グリフナージュ」と呼ばれるようになり、絵ではなく彼女と会うことに報酬が払われるまでになった。
だが父親からは難色を示され、つい暴言を吐いてしまい…

シニガミ姫としての姿はピエロのような恰好をしたカメレオンの怪物。普段は絵の向こう側に隠れており、使い魔の道化が合図を出してカラフルな床を棘状に変形させて攻撃してくる。

解放された後は頭部がキャンバスになってしまうが、感情表現が絵として浮き出るようになった。ギザ歯と眉毛は健在。

【用語】

  • シニガミ病
この世界に蔓延する病気で、主に十代の少女が発症する。
主に心の中のトラウマが原因で、発症するとトラウマを元とした異書と呼ばれる本を生成しその中に閉じこもり、いずれシニガミ姫と呼ばれる怪物と化す。
この本は繭のようなものらしく、いずれ羽化するように現実に出現するとのこと。
また、体からは常にシニカビと呼ばれる黒いモヤを発しており、これを他の動物が摂取してもシニガミとなってしまう。


  • 異書館
国が作ったシニガミ病の療養施設。
表向きは療養施設となっているものの、シニガミ病の治療法がわかっていない以上半ば放置されており、実質的には隔離施設となっている。
そのため中は廃墟同然となっているが、館内にはシニガミ姫の他、理性を持ち個人的な趣向でシニガミ病を調査・研究しているシニガミ達がおり、そこまで住み心地は悪くない模様。

追記・修正の終わりは、いつも残酷…


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最終更新:2026年08月08日 18:26

*1 『嘘つき姫と盲目王子』なら「嘘つき姫」=狼/姫、「盲目王子」=王子。『わるい王様とりっぱな勇者』なら「わるい王様」=王様ドラゴン、「りっぱな勇者」=ゆう。

*2 この時はダメージを与えるごとに画面上部のシニガミ姫名が破壊され、本名が露になる演出が入る。

*3 『嘘つき姫と盲目王子』に関しては「動画配信していいのは森が火事になった所まで」とされといたため、エンディングにどんな反応をしたかは不明。

*4 実際には顔に傷などないのだが、鏡で自分の顔を見た時にそう認識していた。おそらくは本来の性格とは違う神子を演じ続けた結果、心因性の相貌失認を発症したと思われる