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ファレノプシス(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2026/09/26 Sat 01:10:00
更新日:2026/10/13 Tue 20:08:54
所要時間:約 12 分で読める項目は美しいな。なあ?





体質、不調──何するものぞ。
斯様なことで鈍る脚に、獲れる勝利などあるまいよ

ファレノプシス(Phalaenopsis)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:浅見春那

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:枷を薙ぎ、苛烈に咲くは、戦場の華
誕生日:4月4日
身長:151cm
体重:華やかな変化
スリーサイズ:B76・W53・H78
靴のサイズ:左右とも23.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:花札、隠れ家的なお店探し
苦手なこと:密室
耳のこと:耳カバーは出身倶楽部の子どもたちの手作り
尻尾のこと:就寝の時は元結で結うのを怠らない
家族のこと:各部屋に竹刀があり、常時臨戦態勢
ヒミツ:①ネーミングセンスが武士
自己紹介:ファレノプシスだ。この身にかかる不利益、不幸、何するものぞ。過日の恩義に報いるため、一切をねじ伏せるまで

◆概要

1998年桜花賞・秋華賞を勝った二冠牝馬にして、引退レースとなった2000年エリザベス女王杯の勝利で「同世代による平地GⅠ全制覇」を達成した競走馬「ファレノプシス」をモチーフとしたウマ娘。
史実牝馬としては初の98世代ウマ娘。
2026年8月22日放送の「ぱかライブTV' #6 5.5周年スペシャル!」にて、エフフォーリアと共に新規発表された。

性格は一言で言うと凛々しさと優しさが同居した芯の強い性格で、口調は標準語ながら所々言い回しが古風になる。
趣味として練習や出身のレース倶楽部への参加がない日は武道(弓道/薙刀/剣道)や和歌を嗜む……という「武家の女」イメージそのまんまの人物と言ってよい。
かといって堅物というわけでもなく、同期と共にゲームや餅つき大会を楽しむノリの良さと社交性も持ち合わせている。

幼少期はウマ娘レース倶楽部に所属しており体が弱かった自分を鍛えてくれたことに感謝とレース結果で報いたいという思いがレースを走る理由。
自身が活躍し門下生が増えて倶楽部が発展することを望んでおり自らも赴いて稽古をつけている*1。
体が弱かった理由は「逆体温」というもので、本来「朝低く夜高い」はずの体温が「朝高く夜低い」と逆転する疾病によるもの*2で、成長した現在でもこの体質には悩まされている。
この体質の対策として、午前中は体温が上がり過ぎないように強度が低めの運動をまめな休憩など対策を取っており、併走などの強度の高い練習は午後に回している。

容姿はウェーブの強い髪をサイドテールにしており、両耳には桃色と白色を市松模様にしたメンコをつけ、3つの大きな胡蝶蘭を髪飾りとしてつけている*3。
眼は淡い赤色と黄色で、赤はノースヒルズ出身ウマ娘、黄色はブライアンズタイム産駒ウマ娘にも共通意匠として見られる色である。

私服は武家イメージから一転、ギャルを参考にした洋服で襟や袖口に豹柄をあしらった肩出しの茶色い服。
余りにもイメージと違う恰好で、同じギャル系ファッションのトーセンジョーダンとゴールドシチーでさえ、最初は「ギャルファッションの店で会うとは思わなかった」という趣旨の反応をしていたほど。
この理由は「己に妥協せず研鑽を積み、誰にも怯まず己の華を掲げる現代の『バサラ』こそギャルである」という尊敬の意味を込めてのもの。
また、体温調節も考慮してデザインを選んでいるようで、肩出しの服になっているのはこのせいかもしれない。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:F
距離 短距離:D マイル:B 中距離:A 長距離:F
脚質 逃げ:G 先行:A 差し:A 追込:C
2026年9月11日に☆3「絶佳の暁間」が実装。上述のキャラ発表日から2週間程度という爆速実装の部類であった。
また、5.5thアニバーサリーの直後ということでサポートカードにジュエルを使っていたというタイミングでもあり、多数のトレーナーの財布から悲鳴が上がったという。
付け加えるとガチャのPU期間は通常10日前後なことが多い中、ファレノガチャは1週間程度と短めだったために更に悩ましいことにもなっていた。

脚質は実馬がよくとっていた作戦である差しに加え、ラストランの先行押し切り勝利によるもので先行/差しがA。
距離適性は勝ち鞍であるマイル中距離Aに加えて条件戦で勝っている短距離がD、有馬記念8着があるため長距離がGではなくフレーバー程度にFとなっている。
バ場適性も新馬戦で一度だけ勝ちがあるダートがFとなっている。

[絶佳(ぜっか)の暁闇(ぎょうあん)]

よいな…
我が心にも華が咲くようだ。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[絶佳の暁闇]ファレノプシス」勝負服
© Cygames・JRA

スピード +0% スタミナ +10% パワー +10% 根性 +10% 賢さ +0%

ノースヒルズマネジメント*4所有馬の勝負服である「水色、赤十字襷、赤袖」をベースにした衣装。
紺色と赤色をベースとした着物に、右肩の大袖*5や左腰の脇盾*6のような意匠が追加されている。
全体的に和イメージが強く、特に忍者や武士を連想させるようなデザインと言えるだろう。
また、脇が空いていて胸にさらしを巻いているデザインはナリタブライアンの勝負服[Maverick]に近いものであり、特に血統が近いブライアンの影響が窺えるものになっている。
スカートの丈が短かったり、胸元が空いている露出度の高さは、私服の時の話からするに体温調整目的も兼ねてのものだろうか。

所持スキル

主にマイル・中距離や先行・差しなどで効果を発揮できるスキルが揃っている。
右回り〇や至高のダウンヒラーのスキルがあることに加え、進化スキルの一つである「妙技・坂落とし」はマイルと中距離限定で加速の追加効果も得ることができる。
このことから基本的には史実の勝ち鞍である桜花賞・秋華賞・エリ女での活躍が見込めるデザインになっている。
妙技・坂落としの追加効果分まで考えれば、最も強く出られるのは京都2200mのエリ女だろう。

覚醒レベル スキル名 効果
初期スキル 大立ち回り レース中盤のどこかで持久力を少し使って速度が少し上がる<先行/差し>
下り坂巧者 いずれかの下り坂のどこかで速度がわずかに上がる
立ち合い レース中盤に前方で競り合うとわずかに前に出る<マイル/中距離>
Lv2 右回り〇 右回りコースならスピードが少し上がる
Lv3 至高のダウンヒラー いずれかの下り坂のどこかで速度が上がる
┗進化スキル 妙技・坂落とし いずれかの下り坂のどこかですごく前に出る
さらにマイルか中距離レースなら加速力がわずかに上がる<先行/差し>
Lv4 流れに任せて レース終盤が迫ったどこかで速度がわずかに上がる<先行/差し>
Lv5 剣抜弩張 レース中盤に前方で競り合うと前に出る<マイル/中距離>
┗進化スキル 寄らば斬る! レース中盤に競り合うと前に出る。
パワーと根性が十分に高いとその後残り400m地点で速度が少し上がる<マイル/中距離>



報いよう。芽吹かせてくれた大恩に。


胡蝶の夢では終わらせん──


これがその、覚悟だ!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[絶佳の暁闇]ファレノプシス」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「烈々と咲く」。
効果は「中盤のコーナーで追い抜こうとすると速度がわずかに上がる。中距離レースならその後直線で少しの間前に出る<先行/差し>」というもの。
基本効果のみだとわずかレベルの速度上昇のみのためかなり控えめな部類になってしまうが、ファレノの得意とする中距離レースでなら少しの間前に出る追加効果を得ることができる。

この固有スキルと進化スキルの1つである「寄らば斬る!」の効果を合わせると中盤から終盤までの速度上昇を手堅く稼ぐことができる上、
上述した「妙技・坂落とし」で少量とはいえ終盤加速も確保できているため、
上述のように桜花賞や秋華賞、エリザベス女王杯などのコンセプトに合ったレースにおいては十分に上位争いも狙える逸材といえる。

演出は夜空を見上げた後に外へ出て被衣(カツギ、半透明の布で頭にかぶるもの)を持って一回りし、突如飛び上がって謎の斬撃を飛ばし、高い位置から見上げるというもの。

我らが執念で咲かせた花は、美しいな。なあ?

固有二つ名は「不撓不屈の胡蝶蘭」。
条件は「桜花賞、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯(シニア)で勝利し根性1200以上」。
前半の条件は育成目標全てで勝つことで自動的に達成できるので。気にしなければならないのは根性値のみ。
その根性も実装時点の環境なら(カードさえ揃っていれば)苦戦する要素はなく、容易に達成できる。

サポートカード

2026年9月11日の育成実装時点ではサポートカードは未実装となっている。

◆個別ストーリー

有名トレーナーの講演会を聞いたトレーナーは、演者の苦難を聞いたことで「自分一人でウマ娘を導けるのか」という不安に囚われてしまう。
不安に苛まれる中で気分転換として散策している時、ある神社の境内を見て回っていた。
その時に、薙刀で演武の修練に励むウマ娘、ファレノプシスと出会う。

精神鍛錬として演武を行うファレノはトレーナーと話すうち、唐突に剣道の打ち込みを提案してくる。
曰く「淀みを抱え込んでは、心も晴れぬ」と、何か悩みを抱えていたことを見透かされていたのである。
ファレノの真似をして打ち込んでいくうち、トレーナーの口から「ウマ娘の未来を決めるのが怖い」と、悩みが表出した。
それを聞いたファレノは、自分の出身である育成倶楽部を見学するように更なる提案を重ねてきた。

翌日、育成倶楽部に訪れたトレーナーが見学して回っている間、ファレノは倶楽部の後輩たちに様々な指導を行っていた。
午後になると道場の中で猛烈に走り込むファレノの姿を見たが、そのファレノは異常なほどの高熱を発していた。
慌てるトレーナーを他所に、ファレノ本人は「いつものこと」と慌てる様子はなく、フラフラになりながらも自身の冷却を行っていた。
そこで発覚するのが「ファレノプシスは『逆体温』持ち」であるという事実である。
そして、その不安定でレース向きではない体質を抱えたファレノに正面から向き合い、様々な対処と鍛錬を教え込んでくれた人達こそ育成倶楽部の指導者と仲間たちであった。
ファレノはその恩義に対して勝利で応え、倶楽部の名を上げることで倶楽部に後輩たちが増え、その彼らが新たな勝利を上げる……勝利で彩られた「最も美しい園」を作り上げる。
それが自らの身を削ってまでレースの世界に身を投じる理由であった。

壮絶な覚悟を垣間見たトレーナーは、自らの臆病さを変えるために、そして「目の前のウマ娘」を支えられるような指導者になるためにファレノに頼み込む。
「君に──弟子入りしたい!」

そんな弟子入り志願者に課せられた課題、それは「私を選抜レースで勝利させよ」。
実際にファレノにトレーニングを課して、覚悟を実際に示すことであった。
そうしてトレーニングに入ると、ファレノはトレーナーの想定を超える、傍目には到底虚弱体質には見えないような猛烈なパフォーマンスを見せる。
そのファレノに対して体質には考慮しながらも、出力に負けないような負荷──周囲には「超スパルタ」とさえ噂されるような練習を課す。
結果、選抜レースではダート1200mで9バ身差という圧倒的な結果を残してみせた。

数日後、育成倶楽部の道場にて「最後の課題」たるファレノ愛用の木製薙刀の手入れが課され、それをクリア。
全ての課題を通したトレーナーに、ファレノは問いかける。「私と共に──未来へ進む覚悟はあるか。」
即答するトレーナーの答えを以て契りは成り、師匠と弟子/ウマ娘とトレーナーとして共に進み始める。

◆育成シナリオ

「最も美しい園」を目指して道を切り開く物語であり、ノースヒルズ初代GⅠ馬としての性格が強く出たシナリオになっている。
育成目標最初のファン稼ぎ期間は12月前半までで阪神JF/朝日杯FSの週が含まれるため早々に倶楽部に初G1勝利の胡蝶蘭を飾り付けることもできる。
一方でシナリオ的には「桜花賞で初G1」パターンもあるため、あえてG1を回避して別ルートで仕掛けることも可能。
それ以降は同期のティアラ路線が誰もいないということもあり、極端に強いライバルが出現することは無い比較的難易度の低いシナリオであると言える。

特殊実況はファレノプシスの実況で有名なものがるため、順当に目標であるそこで勝利することで発生する。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
秋の京都にも胡蝶蘭満開!
ナリタブライアンよ見てくれ!ファレノプシス、見事に秋華賞を制しました!
元ネタ:1998年秋華賞

◆関連キャラクター

二人とも従姉でハヤヒデからはトレーニング指南を、ブライアンは憧れの存在として登場する。
ブライアンがあまりにも妹っぽいので忘れられがちだが一番の年下はファレノである。
親戚ということもあって小さい頃から交流があり缶蹴りなどの遊びも興じたり、ファレノプシスの母から差し入れを姉妹に届けたりと関係は良好。

史実でも母母Pacific Princessの同牝系であり、人間なら従兄に相当する。
母キャットクイルを購入した前田幸治に対して、浜田光正(ハヤヒデ預託先の調教師)が「キャットクイルにブライアンズタイム配合」を提案したことで産まれたのがファレノプシスである。
もしこの兄弟が活躍していなければファレノプシスはそもそも生まれていなかったかもしれなかったかもしれず、この兄弟が重要な存在である。
そして、ハヤヒデの浜田厩舎にのちにファレノプシスも入る事になる。
ブライアンは98年9月27日に亡くなったがこの日はローズSでファレノプシスが勝利した日、1ヶ月後の秋華賞でも勝ち取り「ナリタブライアンよ見てくれ!」はこの時の実況。
ブライアン菊花賞の「弟は大丈夫だ」といい親族への言及である*7。

全員まとめて98世代の同期で同級生。
項目が縦に伸びすぎるのでまとめているが、一人一人とも付き合いがあり単なる同期以上の友人達でもある。
特にスペからは「同期なのに唯一『さん』付け」という珍しい特徴が付随しているが、これはおそらく2007年産駒のラナンキュラス号が父スペシャルウィークであり、唯一史実産駒がいることによるものと思われる。
また、スカイとは史実において各クラシック三冠中「二冠」を達成した者同士である他、99年の札幌記念ではいわゆる「牡牝二冠馬対決」を繰り広げた。*8

武将風のノーリーズンと武家の女風のファレノプシスということで相性がいいのか交流が盛ん。

史実では同じノースヒルズ所属でブライアンズタイム産駒という共通点がある。

  • サムソンビッグ
まさかのルームメイト。

  • トレーナー
通称「ファレトレ」。
新人ゆえに不安を抱えている中で彼女と出会いまさかの弟子入りという変わったルートで出会うことになる。
性格としては大きく変わったところのない比較的癖の少ない人物。


◆余談

史実での弟

ファレノプシス号には年が一回り離れた弟がいる。その名も「キズナ」
13世代のダービー馬でありウマ娘ではエピファネイアやロゴタイプと同期。
彼女たちが来たことでウマ娘化が望まれている一方エピファネイアの育成でもファレノプシスの育成でも影さえ見えない状態なので続報を待とう。





追記・修正は弟子として立派になってからやりなさい

この項目が面白かったなら……\愛いやつめ/

最終更新:2026年10月13日 20:08

*1 レース倶楽部の元ネタはノースヒルズ、ファレノプシスは前身であるマエコーファームの初GⅠ馬である。

*2 この「体温は通常朝低く夜高い」傾向はウマだけではなくヒトでも同じで、疾病により逆転するのもヒトでも起こる。

*3 元ネタとして名前ネタの他、実馬がつけていたメンコにも胡蝶蘭の花が3つ描かれたものがある。

*4 2026年現在は使用されていない名義。

*5 大鎧の肩から肘にかけて防護しているショルダーアーマー部分。

*6 読みはわいだて、腰辺りから左右にぶら下がっているサイドスカート装甲の部分。

*7 ブライアンの方も菊花賞の一週間前の秋天でビワハヤヒデが屈腱炎を発症し引退に追い込まれていた

*8 結果もスカイ→ファレノの順でワンツーを飾っている