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バラクラッシャー

登録日:2026/06/21 Sun 21:00:50
更新日:2026/07/01 Wed 12:27:10
所要時間:約 6 分で読めます




※推奨BGM:「超力変身!」


一度倒したバラクラッシャーが再び現れた!
金属アメーバによって、人間がマシン獣になったのだ!


「大谷巡査、人間の心を取り戻すんだ!!」


第4話!

怪奇!! 鉄人パパ


超力変身!オーレ!


バラクラッシャーとは、特撮『超力戦隊オーレンジャー』に登場するマシン獣の一体。
SA:中川素州→藤田健次郎*1


概要

第4話「怪奇!!鉄人パパ」に登場したマシン獣。
黒を基調とした二~三等身ほどの体型に背面に伸びた排気筒と多気筒エンジン状の両肩に頭頂部の某公国機動兵器のような赤い角、そして特に目を引くのが胴体全面を占める鬼瓦を彷彿させる銀色の凶悪な顔面という特徴的な風貌をしている。

「クラッシャー」という名前の通り、顔面に備わった鋭い牙と大顎による噛みつきは強力で、あらゆる物体を噛み砕いて粉砕するのが得意だが、その中でも体内で生成される金属アメーバという金属生命体を有機生命体に注入し、自身と同じ姿に変貌させるという能力を持つ。

しかし、その一方で炎に弱いという弱点を持っており、その苦手具合はライターのでも異常なくらいビビるほど。

金属アメーバ

バラクラッシャーの体内で生成される、バラクラッシャーの顔のついた蟻のような姿をした金属寄生生命体。

この生命体はバラクラッシャーの分身とも言うべき存在で、寄生対象である有機生命体の体内に入り込み、内部で増殖・成長することで宿主の肉体を金属に変え、最終的にベクターであるバラクラッシャーと同じ姿に作り変えてしまうという極めておぞましい特性を有している。
また宿主が一時的に元の姿に戻ることがあるが、その当人の変貌時の記憶が全て欠落してしまうため余計に質が悪い。

しかし生成主同様炎に弱く、アメーバ自体も焼却で対処できるぐらいに貧弱。また、その性質は寄生対象の宿主にもしっかり引き継がれており、一時的に元の姿に戻っても炎を見て再度変貌し、最終的に寄生を維持出来ず体内から出ていってしまい宿主の金属化した体内も元に戻る。

ちなみにバラクラッシャーの口内から覗く目を光らせながら蠢くアメーバの群れのアップシーンは虫及び集団恐怖症の人からしたら鳥肌、最悪失神レベルなまでに気持ち悪い

主な活躍

隕石にカモフラージュして地上に降下するが、ビルの地下で隕石から抜け出ていったマシン獣の痕跡を追っていた吾郎たちに捕捉され、闇討ちを仕掛けようとするも失敗しそのまま交戦に展開。
戦闘中に発生した炎に驚きその場から逃走するが、その先で出くわした大谷巡査の腕に噛みついて怪我を負わせるが、程なくして自身を追ってきたオーレンジャーのバトルスティックによる集中攻撃からのキングスマッシャーの一斉射撃を受け爆散、残骸はUAOH基地に回収される。

しかしバラクラッシャーが大谷に噛みついた際に注入した金属アメーバが大谷の体内に寄生し、彼の息子である宏が何気なく点火したガスコンロの炎に反応したことでバラクラッシャーの姿に変貌させ宏を含む5人の児童を大谷が勤務する交番近くの廃工場へと誘拐する。
その後元に戻った大谷は自身の身の異変に気付かないまま普段通りに勤務に回るが、交番で同僚のタバコの火に反応して再びバラクラッシャー化し、アメーバを同僚に吐きつけた後、廃工場へ逃亡。*2

逃亡先の廃工場で居合わせたアチャと共に人類にアメーバを寄生させてバラクラッシャー化させる「人間マシン獣作戦」を決行するため誘拐した宏たちにアメーバを注入しようとするが、
回収された残骸から検出されたアメーバから解明した性質と大谷の「自分は見ていなかったが、目撃者によると先日オーレンジャーに倒された怪物とそっくりだった」という不可解な証言と児童を誘拐したのがアメーバを注入された人間という点が一致したことでバラクラッシャーがアメーバを注入された大谷である事実に行き着き、樹里の報告で居場所を突き止めたオーレンジャーに阻まれる。

既に大谷としての意識が失くなったバラクラッシャーはバーロ兵を率いてオーレンジャーと交戦するが、宏の説得と自身の攻撃による引火に驚いたことで大谷の意識が蘇り、児童を解放した後宏を連れて逃走を図る。
その過程で一時的に元に戻った大谷は宏から事の顛末を聞かされ、自責から警察官として責任を取ろうと自殺しようとしたところですぐにまたバラクラッシャー化しオーレッドに襲い掛かるが、
最後は一連の戦闘で炎が弱点であることを知ったオーレッドによって体内から吐き出されたことで大谷も完全に元の姿に戻り、吐き出されたアメーバもキングブラスターにより駆除された。
これにより大谷父子が救われ、人間マシン獣作戦もここで頓挫することとなった。

その後の登場

第33話「5大ロボ大暴れ」にてバッカスフンドによって巨大化した状態で再製造され、さらにマグマから抽出された無限エネルギーで性能を強化したマシン獣からなる「超マシン獣軍団」の一体として再登場。

バッカスフンドの「"人間への神様からのプレゼント"と云われる象形岩の強奪」という命を受け他のマシン獣と共に象形岩をアジトへと運び込むが、岩の正体であるブロッカーロボの機動により自分以外のマシン獣を破壊される。
残りのマシン獣*3と共に崩壊するアジトから脱出した後、自身はイエローブロッカーとピンクブロッカーと対峙するが、2体の連携の前に為す術もなくイエローライトニングフラッシュとピンクインパクトウェーブの同時攻撃を受け再び破壊された。

余談

デザインを担当した大畑晃一はバラクラッシャーの特徴である顔面は「デザイン段階では一見するとどこが顔であるか分からない、顔のように見えるがその実パーツの一部」というイメージで描いたとのこと。
他にも多気筒エンジンのような肩や内部メカが剥き出しになったような腹部は初期のマシン獣のコンセプトであるスチームパンクを意識したものとなっている。

また、「明確なモチーフを定めつつも抽象的かつ無骨なデザイン」「自立行動はするものの言語能力は備わっていない」というマシン獣の最初期の路線はこのバラクラッシャーで一段落がつけられ、
続くバラカクタスをはじめとする以降のマシン獣はモチーフをより具体的に押し出し、かつ人間や幹部格と同様の流暢に喋る個体が主流となった。

バラクラッシャーの登場した第4話のストーリーは『特救指令ソルブレイン』の第3話「父は天使か怪物か」に酷似しており、怪物の設定や人物関係などが共通している。脚本を手掛けたのはどちらもメインライターの杉村升のため、事実上のリメイク作と考えられる。


追記・修正は金属アメーバを吐き出してからお願いします。

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最終更新:2026年07月01日 12:27

*1 これは後半で中川がSAを担当するアチャの出番と被ってしまったため

*2 同僚に吐きつけたアメーバは寄生しようとしたところで大谷の所在を追って交番を訪れた吾郎と裕司に襲い掛かるが裕司に避けられ、直後に吾郎に焼却駆除された

*3 バラドリル、バラソーサー、バラミサイラーの3体