マシン帝国バラノイア

登録日:2015/03/18 (水) 13:04:28
更新日:2019/01/19 Sat 22:29:19
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超力戦隊オーレンジャーに登場した敵組織。
後の機械禦鏖帝国マトリンティスと同様、人間態として登場する幹部や手下の類はいない。


【概要】

意思を持った機械生命体によって構成される国家で、地球を侵略し人間を奴隷化することを目論んでいる。
6億年前の古代文明が創り出した機械生命体の一体が反乱を起こし、外宇宙のバラノイア星を本拠地として建国された。

無機物のみで構成され有機生命体は存在しないが、人間に化けることが可能な個体は存在している。
例えばアチャ役の肝付氏は一度だけではあるが、地上に降りたアチャの人間態としても出演していた。

作戦の指揮官は皇帝が自ら執り行い、月の裏側にある全線基地を拠点に地球侵略作戦を進める。
登場人物の名前の由来は、神話に登場する神や犬の品種などから取られている。
またデザインにはスチームパンクの要素が取り入れられている。


時は1999年の東京。
第1話から突然東京を始めとする世界主要都市の上空に現れ、最初からクライマックスとでも言わんばかりに無差別攻撃を仕掛け
世界の首脳達に全人類の半数を地球で、残りを他の惑星で強制労働させる降伏勧告を受け入れる国際会議を開くように脅迫した。
地上に配属した戦闘員・バーロ兵と本作の怪人担当のマシン獣・バラドリルはオーレッドの登場により退けられたが、第2話では怯まずに東京を襲撃し、バラクティカ艦隊と巨大マシン獣・バラソーサーを差し向けるもロボットを使うまでもなく5人揃ったオーレンジャーに敗退し撤退。
以後は作戦に応じて様々なマシン獣を差し向け、オーレンジャー達との戦いを繰り広げていく。


【皇族、構成員たち】

◆皇帝バッカスフンドI世
CV.大平透
バラノイアの初代皇帝にして、機械生命体の創造主。名前の由来は酒の神バッカス&ダックスフンドから来ている。
元々は6億年前の文明で誕生した機械生命体だったが、反乱を起こして一代でバラノイアを建国し地球に攻めてきた。

心を持ったマシンや失敗の類を許さず、場合によっては処刑も辞さないなど残忍な性格。
特に作品初期でその傾向が際立っており、マシン獣・バラカクタス兄弟に対しては弟である2号を人質に取った挙句磔にして粛清
兄である1号はオーレンジャーに敗退し満身創痍で帰還するも、皇帝の手で止めを刺されて破壊といった扱いだった。

人間の愛や優しさも下らないと吐き捨ててはいるが、一方で倒されたマシン獣を復活させたり
自分の妻子を製造したり、息子と共に人間の女性の水着写真に興奮したり(実際、息子の妻はスタイル抜群の美女なのだが…)と、マシン達も愛を持っている可能性を示唆していた。

実は恐妻家である。


第33話で地下基地の爆発に巻き込まれ、その後第34話にてマグマのエネルギーを浴びて巨大化し、スペースメタル製の魔剣を装備してオーレンジャーに決戦を挑み、勝手に飛び出したオーブルーが操縦するブルーブロッカーを返り討ちにするがオーブロッカーに倒される。
しかし頭部だけは生き残り…。

自身最後の戦いであるオーブロッカー戦はかませ扱いのように敗北してしまったが、実際はものすごく強い。
15話で初めてオーレンジャーと戦闘を行った際は彼らを終始圧倒しており、
バラリベンジャー相手にも傷一つ負わずに格闘戦で叩きのめしている。

ブルドントを復活させるためのエネルギーを頭部だけで賄うなど、その規格外ぶりが垣間見えるだろう。
キングレンジャーとの因縁がうやむやになったまま退場したこともあり、「退場が早すぎた」「バッカスフンドがラスボスの話も見たい。」というファンも非常に多い。

◆皇妃ヒステリア
CV.松島みのり
バラノイアの初代皇妃にして、バッカスフンドの妻。名前の由来はヒステリー&犬の品種のテリアから。

時折、人間の機械に対する態度や夫と息子が人間に欲情した等等、色んなことでヒステリックに当り散らすこともあり、それを晴らす為にマシン獣を送り出すがそれら全てが恐ろしい計画の実験でもあり、それらがオーレンジャーに阻止されていなかったら、大変な事態になっていたのは明白…。皇妃の名は伊達ではない。

夫と同様に人間の情愛を蔑視してはいるが、夫と息子のことは深く愛している。
護身用として拳銃を所持しているが、本編ではほぼ使用されていない。

第39話で決闘に敗れたブルドントと共にミサイルに括り付けられ、宇宙の果てへと飛ばされたが、夫と共にブルドントを復活させ
来るべき日のために眠らせておいたマルチーワを目覚めさせ、戦闘力を失った。

◆皇子ブルドント
CV.関智一
バラノイアの初代皇子。名前の由来はブルドック&冥府の神プルトンより。

直接的な戦闘に関わることは少ないが、現場でマシン獣やアチャを指揮することが多い。
子どもであるが故か非常にワガママな性格で、また場合によっては無慈悲な作戦を決行することもある。そういった点はこの父親にしてこの息子あり、といったところか。

ただし父親に対してコンプレックスはなく尊敬はしており親子仲は良い。

ボンバー・ザ・グレートとの決闘に敗れて機能を停止したが…。


◆執事アチャ
CV.肝付兼太
人型の体系を持つ皇帝一家に使える執事ロボット。人間態にも変身可能。
戦闘の機会は少ないが目から光線を発射する機能があり、現場でバーロ兵やマシン獣達の指揮に携わっている。

第8話で運動性能を改造され、またコチャを大破したマシン獣に投げつけ、巨大化させる役割も担うようになった。
長いものには巻かれる主義でよく裏切っては掌を返す。

◆執事コチャ
CV.安達忍
アチャと共に行動している、手のひらサイズの体系を持つロボット。アチャの台詞を鸚鵡返しで話す点が特徴。
第8話でアチャと共に改造され、巨大化エネルギーを注入しマシン獣を巨大化できるようになった。
アチャ同様、長いものには巻かれる主義でよく裏切る。

ジニアス黒田
演:市川勇
人間を見限ってバラノイアに寝返った、人間のマッドサイエンティスト。
詳細は該当項目参照。

◆ケリス/バラケリス
演:天祭揚子
バッカスフンドの幹部である千点頭脳研究者。通常は人間の姿で研究所の所長を務めている。
バラゴブリンにリキを捕えさせ、彼をモデルとしたバラキングを開発してオーレンジャーに挑んだ。
マシン獣時はホルス神を思わせる頭部に、女性らしい風貌の胴体となり、や胸部からのビームで戦う。

最期はキングピラミッダーのスーパーレジェンドビームで倒される。

ボンバー・ザ・グレート
CV.檜山修之
皇帝の地位欲しさに反乱を起こすも失敗し、宇宙に逃走したマシン獣。
二度目の反乱で皇帝の地位を奪ったが壮絶な最期を遂げた。詳しくは該当項目参照。

3年後は銃片手に宇宙海賊として魔人達を率いる。

バラミクロン
終盤に搭乗した最後のマシン獣。
スーパー戦隊にとってあまりにも絶望的な能力を駆使してオーレンジャーを蹂躙した。
詳しくは項目参照。


◆バラモビル
CV.渡部猛
「激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー」に登場したバラノイアの残党。
人間と車を結婚させようとしたり、マシンなのに温泉で傷を癒すなど、どちらかと言うとカーレンジャー色に染まった言動を見せていた。
デザインのモチーフは車。
声優の渡部猛は飯塚昭三と同様に宇宙刑事シリーズやスーパー戦隊の怪人などの声でもお馴染であった。
デザイナーはバッカスフンドの親類と言う想定でデザインしたと語っている。

妖怪オンブオバケ
「オーレvsカクレンジャー」に登場した妖怪。マシンなのにオカルトにハマったブルドントが開発した。
詳細は該当項目を参照。

一度きりではあるが本作で唯一、スーパーレジェンドビームを無効化した。


【戦力】

バーロ兵
バラノイアの月面基地で生産されている兵卒相当の地位を与えられた戦闘員。武器としてスティックを装備している。
大量生産品ではあるが、光線から電磁ネットまで多様な武器を内蔵し、超力を有さない攻撃はことごとく受け止めるなど高性能。
ただし機械なので、電流でショートして大破することもあった。

バラノイアらしく好戦的な行動が目立ってはいるが、製造過程で心を持ってしまった個体などは速攻でスクラップ場行きが確定する。
スーパー戦隊の戦闘員でも特にその戦闘力が顕著に出ており、流石のオーレンジャーでも生身の状態では苦戦するほどである。
だが流石に三浦参謀長相手では……

◆マシン獣
本作に登場する怪人の総称で、士官相当の地位を与えられた機械生命体。名前にバラがつく。
最初から巨大化した状態で登場することもあったが、回が進むにつれてアチャ&コチャにより巨大化エネルギーを注入され、巨大化するようになった。

知能を持たない兵器からユーモラスな性格を有するコミカルな個体、動物を愛し帝国に逆らってしまった物まで多種多様。
大抵は機械や兵器の類がデザインの元ネタとなっているが、動物をモデルにした個体も存在する。

基本的にバラノイアが開発しているが、暴魂ダーバーボバラミサイラーのように別の惑星から呼び出されることもある。

◆バラクティカ
歯車を重ねたような形状の巨大空母。大量のタコンパスを収容しており1隻で行動することもあるが、だいたい5隻程度の編隊を組んで出撃している。
両脇から広範囲に光線を発射して攻撃する。

第1話からいきなり東京を火の海に変え、終盤では特定された超力戦隊基地に奇襲をかけるなど、重要な役割が目立つ。


◆タコンパス
バーロ兵が操縦する蛸をモチーフとした戦闘機。円状のビームと機首のガトリング砲で攻撃する。
バーロ兵と同様に超力を有さない攻撃ではビクともせず、ミサイルの直撃にも耐えていた。
歩行形態に変形可能。

赤いカラーが特徴のバラブレイン専用機も存在し、煙幕を発射するタコスモークと火炎放射機のタコファイヤーを装備している。


◆カメラトリック
カメラを装備した鳥型ロボット。


以下、ネタバレ注意

























◆カイザーブルドント
CV.関智一
バラノイアの三代目皇帝。頭部のみで他の惑星に逃れ、最期の力を振り絞ったバッカスフンドにより、宇宙最強の戦士として復活したブルドントである。
二頭身の風貌からスマートな外見となり、武器はサーベルを装備するようになった。

冷酷さが増しており、決闘で破ったボンバー・ザ・グレートの腕を切り落として改造し
またオーレンジャーに対しても、捕らえて公開処刑する現場を街中に生中継するなど、容赦が無い。

最終決戦ではマシン獣・バラミクロンを使用した作戦でオーレンジャーを変身不能に追い込み、オーブロッカーとレッドパンチャーを機能停止させ拿捕し
それに伴って超力戦隊基地の場所を特定しこれを壊滅。更にオーレンジャーを乗せたキングピラミッダーを魔空間に封じ込めた。
挙句の果てにはその間にスーパー戦隊の悪役では初となる、地球侵略を達成してしまった。

結果、彼は半年という期間ではあるが地上で人間をこき使い、妻と朝からお盛んなリア充支配者となった。46話から47話まで一週間しか経過していないが地球と宇宙では時間の流れが違うためいわゆる「ウラシマ現象」が発生したためである。
ところが帰還したオーレンジャーが変身能力を取り戻し、劣勢となった。

最期は夫婦そろってキングピラミッダーに倒され、妻であるマルチーワを抱きながら彼女が下敷きにならない様にするなど最期の最期まで彼は愛妻家であった。


皇妃マルチーワ
CV.山田美穂
バラノイアの二代目皇妃。来るべき日のために他の惑星に眠らされていたが、カイザーブルドント誕生に伴いヒステリアの手によって目覚めた女性型ロボット。
グラマラス&スタイル抜群の美女で妖艶な雰囲気を持つ。巨乳。武器は剣としても扱えるぶっちゃけテントリーナステッキじゃねマルチアローを装備している。

名前の由来はマルチーズ+チワワ。

登場時は最初から成人並みの姿で登場したが、ブルドントと同様に成長前の姿があったかどうかは不明。

きっと中身が男女性型のマシン獣ながら高い戦闘能力を持ち、なおかつ装甲が頑丈&防御力が高め。

夫と同様冷酷な性格で、笑いながら破壊を楽しんでいる節があるが、夫の前では無邪気な姿を見せ
彼を「ぶるぴー」。夫からは「まるぴー」と呼ばれている。

人間態となって自ら現場に赴いたこともあり、見つめた相手を魅了して操ることも出来る。
オーレンジャーの男性隊員を一時的に味方に引き込むことにも成功した。だが三浦参謀長相手では…。

後に結婚して子供を生んだ。劇中で子供を作った(敵組織で挙式を上げたのはメギド夫妻が最初)のはグリフォーザー夫妻に続いて二代目。


◆皇太妃ヒステリア
CV.松島みのり
マルチーワに全パワーを渡した事で戦闘力を失い、体色が金色から銀色に変化したヒステリア。
皇妃だった頃の冷酷性は失われており、息子と姪の結婚を心から喜ぶ、征服後の地球で孫を抱いて散歩するなど丸くなっており、より家族思いになっている。

オーレンジャーが地球に戻ってきた事を知った息子夫婦が出撃した時には彼らが無事に戻ってくる事を願い、戦っている際にも彼等の身を案じ、皇妃の頃には見下し残酷な作戦に利用した人間の赤ん坊をカイザーブルドントが人質にした時には自分の孫とその赤ん坊も同じ命であると戦いの中で命の尊さに気がつき始めていた。
しかし、ヒステリアの願いも空しく、息子夫婦は倒され、宮殿に入ってきたオーレンジャーに銃を突きつけられる。
が、それに対して皇太妃として堂々とした態度で接し、祖母として孫のブルドントJr.の命を助けてくれる様に懇願し、自分はバラノイアの全ての罪を背負って自爆した。

その最期はオーレンジャーに「マシンにも、愛する心があったんだ……!」という事を痛感させたのであった。


◆ブルドントJr.
ブルドント夫婦の間に生まれた赤ん坊ロボット。この名称はクレジットされてなかったが、後付けされる形でムック本に表記された。
皇帝夫婦敗退後はヒステリアがオーレンジャー達に託し、彼女は罪を償って自爆し、その後はガンマジンによって引き取られていった。


◆執事アチャ&執事コチャ
CV.肝付兼太&CV.安達忍
最終決戦後もちゃっかり生き残っており、ガンマジンに根性を叩き直される為に彼に引き取られる事になった。





マシンは永久に死なない。不滅の命を持つ神と同じなのだ!
この項目を追記・修正できる唯一の存在なのだ。

愚かなアニヲタたちを徹底的に痛めつけ、それを思い知らせるのだ!

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