登録日:2023/09/15 Fri 7:45:30
更新日:2025/04/22 Tue 00:35:54
所要時間:約 8分で読めます
演:宍戸勝(現・宍戸マサル)
(★)【概要】(★)
国際空軍(UA)直属の防衛部隊「
超力戦隊オーレンジャー」の隊長。年齢は25歳。
身長183cm。
UA時代の階級は中尉であったが、転属の際に大尉に昇進した。
三浦尚之参謀長が研究していた超古代文明の力「超力」のエネルギーを浴びて強化スーツを着こなす肉体を手に入れ、
マシン帝国バラノイアと戦っていた。
ある日、特別部隊に新たに抜擢された
四日市昌平中尉らがバラノイアから襲撃を受けたため、彼らを救出すべく4人の前に登場。マシン獣バラドリルや
バーロ兵らを単騎で打ち倒した。
そして4人も超力を身に着け、超力戦隊を結成。自身は隊長として4人をリードし、三浦参謀長の司令の元、5人はバラノイアに戦いを挑むことに。
(★)【人物】(★)
オーレンジャーという作品自体、シリーズ原点回帰を意識した作品であるため、初代スーパー戦隊
秘密戦隊ゴレンジャーのリーダー・
アカレンジャー/海城剛のような、真面目で冷静、そして熱血漢とも言うべき人物。
立場上、メンバーからは
「隊長」と呼ばれているが、自身は部下を階級でなく下の名前で呼んでおり、堅物一辺倒ではないことが窺える。
それ故メンバーや司令官の三浦参謀長からの信頼も厚く、まさに理想的なリーダータイプのレッドである。
そして戦闘時には
「ウワタァァァァァ!!」という多くの視聴者の印象に残る独特の掛け声を上げるのも特徴。
得意のスポーツは空手・剣道等の日本武道全般。趣味は
フランス料理や和菓子作りなどの料理。
このように非の打ち所のない完璧な人物であるが、
マルチーワの催眠術により「大事なものを持って来い」と命令された際は「日本一長い母からの手紙」を持ってきて号泣しながら読んだり、海水浴の際は赤いビキニパンツを履いたり、バラペテンの回では暴走族に扮して
「全開バリバリだぜー!」とノリノリに演じたりとユーモラスな一面も。
また雷が苦手という意外な弱点もある。
(★) 【オーレッド】(★)
スーツアクター:横山一敏
吾郎がパワーブレスにより変身した戦士。
パーソナルマークは『★』でマスクゴーグルの形にもなっている。おそらく全スーパー戦隊のマスクの中でも最もシンプルで書きやすい。
前述通り、吾郎は空手・剣道が得意のため、それらを戦闘技能に取り入れている。戦闘力も隊長らしくメンバー中最も高い。
【主な武器】
メンバー全員が利用する光線銃。
発射される光波エネルギービームは60cmくらいの鉄の塊を蒸発させる。
こちらもメンバー全員が利用する警棒。
超力の力で破壊力を増し、衝撃波を発生させることも。
上述のキングブラスターとバトルスティックを合体させた必殺武器。そこから放たれるレーザービームはキングブラスターの約三倍。
オーレッド専用の武器である鍔に星型の意匠が付いた長剣。マスクの
ゴーグルに手をかざすことで出現する。
刃が特殊鋼サーメットでできており、直径300mmの鉄柱を真っ二つにする威力。
合体武器ビックバンバスターでは銃身下部を形成する。
第10話から投入されたオーレッド専用の必殺武器。直径約2.5mの巨大車輪。
オーレッドの呼び声を受け、スカイ
フェニックスから投下される。
内部にオーレッドが乗り込み、
「アタック!」の声ととともにスイッチを押すことで、必殺の
「ジャイアントローラーシュート」が繰り出される。
1分間に1万回回転、距離約2,000m以内なら確実にマシン獣を破壊できる。
ただし、脱出方法はオーレッドしか持っておらず、第15話にてオーブルーがバラリベンジャーを介錯した際にはあまりの衝撃に吹き飛ばされ、一瞬で超力変身が解除されてしまった。
【必殺技】
全身に超力を纏わせて強烈なタックル。
コンクリートの壁を破壊する威力を有する。
スターライザーの刀身に超力を纏わせ、星形のエンブレムを背景にしながら袈裟懸けに相手を斬りつける技。
空中から落下する勢いで、スターライザーで相手の頭部を突き刺す技。第1話のバラ
ドリルを葬った。
またこれをバンジージャンプの要領で放つ派生技「バンジージャンプ斬り」もある。
(★)【本編後の客演】(★)
『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』
バラノイア残党のバラモビルをと追跡中、
レッドレーサー/陣内恭介と遭遇。恭介はバラモビルのそそのかされてオーレンジャーを敵と認識。
そのため
「我々はUAOHの者だ」と名刺を手渡すも
「これ、うあおーって書いてあるじゃん」と言われる羽目に……。
その後は両者戦隊の全メンバーが集合するも、話がまとまらず、結局両戦隊が対峙・衝突してしまう。
一応最終的には和解するも、その間「
宇宙暴走族ボーゾック」がバラモビルと手を組み、吾郎はボーゾックに攫われてしまい車人間にされかける。
しかし、三浦参謀長の厳しいスパルタ訓練を受けたカーレンジャーに救出される。
そして、バラモビルとボーゾックとの戦いの後は、浜辺でカーレンジャーや仲間4人と共に楽しくパーティをした。
終始後輩のカーレンジャーに振り回されっ放しでギャグに困惑する、隊長の珍しい姿を多く見られる。
『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
終盤にアカレンジャーから
タイムレッドまでの歴代レッドと共に参戦。スカイ
フェニックスではぐれハイネス・ラクシャーサを迎撃した。
全34戦隊が参戦するレジェンド大戦に参加。地球征服を目論む
宇宙帝国ザンギャックとの激しい激戦の末に勝利するも、変身能力を消失。
その後本編第31話に登場。バラノイアとの戦いやその後の功績で高官服姿の高い地位まで昇格したようだ。
チェンジマンが所属する地球守備隊が
バスコ・タ・ジョロキアの襲撃を受けて壊滅、チェンジマンの
大いなる力を奪われてしまった報告を受けて、元オーピンク/丸尾桃と共にある作戦を決行する。
それは、桃がゴーカイジャーを大いなる力を餌に足止めしている隙に、吾郎はバスコと接触。全スーパー戦隊の大いなる力を奪い返すため、バスコと交渉するものだった。しかし交渉は決裂。
吾郎はそれも見越して罠にはめてバスコを倒そうとするもこれも失敗。大いなる力を奪われそうになるが、ゴーカイジャーに助けられる。
その後は
「やはり食えない奴らだ」とつぶやきながらゴーカイジャーに後を任せ、オーレンジャーの大いなる力を託した。
そしてそのオーレンジャーの大いなる力「オーレバズーカ」は次の話にて新兵器「ゴーカイガレオンバスター」に開発に活かされることに。
かつて共に戦ったこともある
カクレンジャーの
ニンジャホワイトとともにリーダーチームに所属。
準々決勝Bブロックで格闘技チームのレッドマスクと
リュウレンジャーと手を組みガイソーグを誘い込み戦うも4人掛かりでも勝てず、結局事故の形で格闘技チームが勝利し、敗退となった。
こちらも吾郎本人は登場しないが、
ゴジュウティラノ/暴神竜儀が彼のセンタイリングを使用。もともとの所持者であったユニバース戦士は本編前に彼に敗れて脱落したと思われ、どんな人物だったかは不明。
相手をピラミッド型のエネルギー体で拘束するというオリジナル技「超力テガソード様ピラミッド」を使い、
熱海常夏の動きを封じた。
竜儀はテガソードを異常に信奉し古風な言葉使いをする人物のため、「古代文明」つながりと思われる。
技の発動時には原典でよく使われていたSEが再現された。
(★)【余談】(★)
第1話では彼1人でバラノイアに立ち向かい、昌平らに向き合うところで終っており、スーパー戦隊の第1話としては変身後のヒーローが1人登場するのみという異例の展開となった。
吾郎を演じた宍戸マサルはその後『
ウルトラマンダイナ』でクレア星雪人シオンや『
忍風戦隊ハリケンジャー』で
シュリケンジャーゲストの菊池丈のほか、なんと
ニコ動の教祖様ドナルド・マクドナルド(2003年頃)を演じることに。
また2006年~2009年には老舗ムード歌謡グループ『敏いとうとハッピー&ブルー』にも所属しており、その12年後の2021年に敏いとう氏の許可を経てハッピーブルーでの仲間田丸栄作氏と戦隊の先輩信達谷圭氏・和田圭市氏・土屋圭輔氏と共に『新☆敏いとうとハッピー&ブルー』(現:新☆ハッピー&ブルー)を結成している。
おのれバラノイア…。アニヲタwikiをなんだと思っているんだ‥‥。必ずや貴様たちが荒らした項目を追記・修正してみせる……!
- 90年代戦隊のレッド項目、遂にコンプリートか! -- 名無しさん (2023-09-15 16:26:38)
- 第1話の無双シーンは今でも印象的だわ。…っていうかドナルドだったの!?言われてみりゃ声が似てたしなあ。 -- 名無しさん (2023-09-16 01:52:11)
- 個人技でマシン獣を倒せるのがレッドとキングだけで他の4人はできないとか、こういう細かい所で実力差がある描写って好きだったりする -- 名無しさん (2023-09-16 23:57:49)
- 逆にオーピンクは演じたさとう珠緒氏が「やられキャラポジション」って認めるくらいピンチになることが多くて5人の中で一番弱く描かれてた -- 名無しさん (2023-12-30 15:25:25)
- 敏いとうが亡くなったからか追悼コメント出してるな。ドナルドがオーレッドだったのっていつ頃判明したんだろ。ネタにされまくってた時期は佐藤弘道説が盤石になってたくらい誰も知らなかったし -- 名無しさん (2024-09-16 19:13:03)
- 当時のテレビくんか何かで『赤い流星』ってキャッチフレーズが載ってた -- 名無しさん (2025-04-22 00:35:54)
最終更新:2025年04月22日 00:35