登録日:2011/05/12 Thu 00:44:20
更新日:2025/09/11 Thu 00:06:12
所要時間:約 16 分で読めます
地球侵略を企むマシン帝国バラノイア。
人類最大の危機を救えるのは、超文明のパワーを身に付けた彼らしかいない!!
超力戦隊!
オーレンジャー!!
『超力戦隊オーレンジャー』とは、1995年3月3日~1996年2月23日に
テレビ朝日系にて放送された、
スーパー戦隊シリーズ第19作目となる特撮テレビドラマ。
【概要】
久しぶりの軍人戦隊だからか、序盤はかなりシリアスなストーリーで進んでおり、当時の
大きなお友達からの評価も高かった。
だが、1995年の時代背景は
阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件など決して明るいとは言えない状態だったため、かなり早い段階でシリアス・ハード路線からの
路線変更を余儀なくされてしまった。
なお、中盤のギャグ展開が槍玉にあげられるが、
恐ろしい作戦をゲーム感覚でやるという敵の残酷さを表すために初期から構想されており、この部分については時代背景の影響を受けて急遽路線変更したわけではないと言われている。
その他には、「主に
オウム真理教の影響で『超力』や『古代文明』に対する設定の変更を迫られた」というさとう珠緒氏の証言や、
後年の雑誌でのプロデューサーの発言から、非情に切迫した状況で試行錯誤をしながら制作が行われていた模様。
その結果、過去の戦隊のエピソードの焼き直しが散見されるなどして評価はあまりされず、視聴率も4.5%台と伸び悩む事態となってしまった。
だが、それは裏を返せばシリアスとコミカルが上手く絡まったバラエティ溢れる作品ともとれるわけで、メインターゲットであった当時の子供たちからの人気は高かったという。
現に玩具売り上げは80億、VHSやムック本などを含めた総売り上げは過去最高となる151億と、スーパー戦隊の中でもかなりハイレベルな数字を叩きだしており、特に後者は放送から30年が経過した現在でも未だに記録が破られていない。決して人気が低かったわけではないことは明らかだろう。
視聴率が低かった要因も、当時は丁度塾や習い事などが流行りだしたことで子供たちが家にいないことが多く、録画の比率の方が多かったのも原因の一つ。
必ずしも視聴率の低さ=人気の低さの証明とはならないのである。
そして、
- 序盤と終盤の大ピンチからの逆転というカタルシス
- 次々に出てくるロボットや装備(これに関しては「唐突過ぎる」と批判が起こる事も)
- 「虹色クリスタルスカイ」に代表される熱い劇中歌
など、ヒーローものの王道としてはまっすぐに突き抜けており、近年になって徐々に再評価されつつある。
また、北米版である『パワーレンジャー・ジオ』は
パワーレンジャーシリーズで初めてレンジャーのスーツが変更された作品であり、プロモーションや主題歌の歌詞ではとにかく
今までとは違うということが前面に押し出された。
アメリカ側スタッフからは不安視する声もあったが、蓋を開けてみれば無事にヒットを飛ばし、ファンの間では非常に重要な作品として位置づけられている(因みに日本語吹き替え版は制作されなかった)。
直近2作品ではレッドがリーダーでなかったり、名乗りの中心がその回の主役だったりと変則的な展開があったが、当作は誰が主役であろうがあくまでレッドが中心・リーダーという原点に帰った。
オープニングもレッドだけが単独紹介、グリーン・ブルー、イエロー・ピンクが2名づつ紹介という異色のものになっている。なお、『
鳥人戦隊ジェットマン』で初めて導入されてから前作『カクレンジャー』まで4作に渡り「変身の前後に関わらず本名で呼び合うスタイル」が続いたが、本作では「本名で呼び合うスタイル」と従来の「変身後はコードネームで呼び合うスタイル」が混在している。
初期メンバーの5人は本名で呼び合っている(隊長という立場上、レッドだけは変身の前後に関わらず「隊長」呼び)が、キングレンジャーに関しては互いにコードネーム呼びを貫いていた。ちなみに本名で呼び合うスタイルは今作で一旦途絶える。
「
47戦隊×47都道府県」では
宮崎県を担当。
古代文明をモチーフとしている本作であるが、宮崎県には3500基を越える古墳が存在していることからと思われる。
またオーピンクの専用メカであるモアローダーがモアイモチーフであり、日南市のサンメッセ日南にモアイがあるからとも。
【あらすじ】
今から約6億年前。
メソポタミア文明よりはるか昔にパンゲア大陸で文明が栄えていたころ、彼らの作り出した機械生命体が反乱を起こす。
それらは当時の戦士が追い払ったものの、6億年後の西暦1999年。当時の生き残りである「皇帝バッカスフンド」率いる
マシン帝国バラノイアが、再び地球侵略を開始。
これに対し、国際空軍はパンゲア文明の遺産・超力を研究・分析。超力戦隊を結成し迎え撃つ…。
【登場人物】
超力戦隊オーレンジャー
国際空軍より選抜され、超古代の遺産「THエネルギー」を受け超力を身に着けた戦士。
各メンバーも格闘技経験のあり、階級も星野吾郎は現実なら各課長や中隊長を務められるレベルである大尉、その他のメンバーも現実でなら小隊長を務められる中尉とかなりの実力派揃いのエース部隊である。
因みにオーレンジャーの正式名称は「United Airforce OHranger」で、その略称はU.A.O.H(ユーエーオーエイチ)と読む。
これは「国際空軍所属のオーレンジャー」という意味である。
が、レッドレーサーこと陣内がこれを「
うあおー」と読んでしまい、グリーンレーサーこと上杉実にオーレンジャーの面々が遊園地の従業員呼ばわりされてナメられたのは有名な話。その後は海賊戦隊からも言われる羽目になっていた。
完全に猿顔の市民が諸悪の根源
オーレンジャーを率いる隊長(リーダー)。階級は大尉。心に宿る力は正義。
自他ともに厳しく我慢強く、冷静かつ熱い
ハートを持つ熱血漢という非常にリーダーらしい性格。
日本武道(特に空手や柔道や剣道)を得意としている。
攻撃時の「ゥワタァァッ!!」という掛け声がインパクト大。
基本リーダーみ溢れる&堅物な真面目なキャラだが、バラノイアが来ないからと油断しちゃダメという樹里に「その通りだぞ!」と同調した瞬間に「
フランス料理のコツ」なる本を音読し始めたり、バラダーツに(何故か変身も攻撃もせずに)隙を突かれて毒針を刺されたり、大切にしている「日本一長い母からの手紙」を号泣しながら読んだり、
海水浴の際に堂々と赤いブーメランを履いたり、バラペテンの回では暴走族に扮し
「全開バリバリだぜー!」とノリノリで演じる、急に遠山の金さんみたいに背中の合体用パスワードを見せつけるなど、時折凄まじいボケをぶっこんでくる。ちなみに
特攻服は演者の自前だった模様。
ちなみに苦手な物は雷。かわいい。ある意味ではユーモアのセンスにかけるところや赤ちゃんをあやせないところも弱点かもしれない(?)
ちなみに休日には昌平とゲームの約束をしている。また付録のスーパービデオの中では手帳に「樹里と会食」や「桃と観劇」などがあり吾郎は意外とノリがいいようである。が、14日に「昌平Birthday♡♡♡」と書かれているのはちょっと怖キモイ流石である。
樹里か桃に書いて貰ったのか、二人のどちらかから見せてもらったのを吾郎が真面目にハート毎しっかり書き写したのか、吾郎の愛情の深さなのか…
さとう珠緒氏によると宍戸氏は子役時代からこの世界に居るため、皆のまとめ役であり頼れる兄貴分という立ち位置であったとの事で、プライベートでも皆を纏めていたり、スタッフとも率先してコミニュケーションを取ったり、監督やキャストとの飲み会なども仕切っていたりと中でも外でもリーダーだった模様。
宍戸氏はある時の撮影でルートを間違えてナパームを踏み抜いてしまい爆発の中に入ってしまったという衝撃のエピソードを持つ。宍戸氏「爆発の中ってこんな感じなんだな…」ちなみに爆発の中から出てきた宍戸氏は髪や眉毛やまつげがチリチリで手がただれていたらしい。
そして女子陣(珠緒と麻生)から化粧品を借りて何とかしようとしたとか…
合田氏によるとこの時の映像は衝撃映像過ぎてお蔵入りしたとのこと。
なお、本人によるとオーディションでは何も考えずに赤いジャケットを着ていったら受かり、しかもまさかのレッド役になったと語っている。
16年後の『ゴーカイジャー』出演時にはかなりの昇進を遂げた様子で、桃と任務を遂行中だった。
メンバーのサブリーダーで三枚目キャラの陽気なムードメーカー。階級は中尉。心に宿る力は真実。
なんだかんだで最年長であるため、吾郎に代わってメンバーをまとめることも多く、判断力にも長ける。ただ、彼の考える作戦は少々ピントがずれていることが多い。
好物は
ラーメンで以外にも料理が得意(作中では餃子を上手に作っていた)。良く顔芸を披露する(吾郎曰く
「不気味」)
U.A.に入る前は岩島ボクシングジムでプロを目指しており、オーレンジャー変身後もポーズから始まるボクシングスタイルでの戦闘を得意とし、一撃の威力は吾郎より上。
吾郎がレッドパンチャーを乗りこなすためのボクシングの特訓にケガを押して付き合ったこともあり、終盤では彼本人がレッドパンチャーに搭乗した。最初からその方が良かった。
そしてバラペテンを呼び出す際にはまさかの
着物で女装という
気持ち悪いインパクト大な姿で登場。裕司からは「何今の…」と言われていた。
ちなみに休日は吾郎とゲームの約束をしているあたりゲーム好きなのかもしれない。
苦手なものは狭いところ。
閉所恐怖症的なものだろうか。
オーレンジャーの演者に役名で呼び合うことを提案したのは正岡氏とのこと。
そこから今もオーレンジャーの演者たちはずっと役名で呼び合っている。
バラペテン回の女装について正岡氏はノリノリでメイクさんと相談したり動きなどをビデオを見て勉強したりしていたが、試射で見た際には「気持ち悪すぎる」と思ったらしい。ちなみに共に見ていた宍戸・珠緒・合田・麻生の四人は爆笑していたんだとか。
30周年イベントでも女装について語られ、正岡氏はもう少しかわいくなると思ったけどなんかこう(そうでもなかった)と答えており、女装に興味があったとも話している。
なお、正岡氏は劇場版オーレンジャーの撮影時に大遅刻をかましタクシーで急行したという。
桃役のさとう珠緒氏によると富士山をバックに撮影する予定が正岡の遅刻の間に富士山が霞んでいたらしい。そして吾郎役の宍戸氏が「昌平は周りから怒られるから、俺たち(宍戸・珠緒・合田・麻生)は怒らずに昌平をケアしよう」と呼び掛けていたとのこと。
2010年ごろから「オーグリーンは死にました」という凄まじい都市伝説が広まっていた。
なお正岡氏は俳優業を引退後は電気工業社の代表取締役を務めている。
◆オーブルー/三田裕司
演:合田雅吏
モデル体型のイケメン男性。階級は中尉。心に宿る力は勇気。
器械体操と銃撃と跳躍とフェンシングを得意としている。作中でフェンシング出てこなかったけどな!
良くも悪くも無鉄砲で感情の起伏が激しいものの人間味あふれる優しい性格だが、メンバーの中で一番精神面が幼く気に入らないとすぐに怒ったり自分用のロボを欲しがったりしている。
ちなみに可愛い女の子には優しい(カクレンジャーコラボで鶴姫に優しくしていた)裕司だが、オーレンジャーの可愛い枠である桃にも優しいのだろうか。桃に優しいからこそ比較的に桃がペアなのかもしれない。
スーパービデオでは大分ナルシストなキャラが追加され、桃から「裕司、ちょっとかっこいいかも」と言われた際には「今頃気づいたのかよ」と返しているほどである。ちなみに桃は何言ってんだこいつ的な顔になっていた。
フランス貴族の養子といういいとこのお坊ちゃまという設定らしいが残り3982円の預金通帳を大事にしているあたり現在は…没落貴族なのかもしれない…。
家族構成は一人っ子であるらしく、兄弟姉妹を羨ましく思っている。
器械体操や跳躍を得意とし、戦闘でもその跳躍力を生かし攻撃をかわすのにバク転をしまくる、跳躍に武器や蹴りを組み合わせるなどのアクロバティックな戦い方を披露する。
…というか戦い方の設定の都合上仕方ないのだが、変身前・後を問わず彼一人だけアクションが荒ぶりすぎている。
バラペテン回では樹里とペアルックで子持ちの夫婦役を演じたが、その後は吾郎・桃と新田家族になりすましていたが何故か母親役でネグリジェ的なものを着ていた。女装昌平に何今のとか言ったから因果応報したのかもしれない。
ちなみに彼が主役のエピソードは総じて評価が高く(ブルーが何故か内容が良いやつに当たっているという事もあり)、特に15話は、スーパー戦隊全エピソードの中でも屈指の神回である。
ちなみに演じた合田氏だが、実は本作のオーディションは役者転向から二つ目だったらしく受かると思っていなかったらしい。
また、合格したはいいものの、既に勤務していた証券会社の上司や支店長に引きとめられて撮影直前の段階まで会社を退職できなかったという逸話の持ち主だったりする。
また、合田氏に決まる前は『
恐竜戦隊ジュウレンジャー』で
トリケラレンジャー/ダンを演じた藤原秀樹氏にオファーが入っていたとか。
なお、スーツアクターが合田氏より背が低かった為、屈んだり中腰になるなどのポーズで分かりにくくしていたらしい(宍戸氏曰くこじんまり戦っていたとのこと)。
ちなみに合田氏はメンバーで一番背が高かった為、スーツアクターとの差を見せないように背を丸めるなどして大きく見えないようにしていたらしい。
◆オーイエロー/二条樹里
演:麻生あゆみ
長身でスタイルの良い美女。階級は中尉。心に宿る力は希望。
マーシャルアーツの達人でサバイバルの心得もある強い系女子(物理)。
長い髪を下ろしていることも多いが、ポニテにしたり三つ編みしたり二つ結びにしたりと色んな髪型をしており、リボンをしていることも多い。
性格は桃に負けず劣らず自信過剰気味で男勝りで口より先に身体が動くタイプ。
そして女性にしてはパワー系のようで基地にいる際はダンベルで筋トレしていたりする。そしてその成果かEDでは昌平に腕相撲で勝っている。ちなみにスーパービデオでは樹里が片手で軽々持ち運んだダンベルを渡された昌平が片手で持ったら重さで勢いよく机に叩きつける事案が発生していた。そして樹里超剛腕説が浮上した。
家族構成は姉の晴美(演:
三輝みきこ)と甥の正男(演:
崎元大海)。姉との仲はあまりよろしくないようだが…。
エアロビクスを始めとしたダンス全般を得意とし、苦手なことは料理(昌平がヘルプに来ていた)と辛いもの。
桃とはファッションの関係で良く張り合うが、戦闘では抜群のチームワークを見せるしお互いに何かあればお互いに心配しあう。あと休みの日には樹里の運転で遊びに行く仲の良さである。
また、男性陣が戦闘不能に陥ったり(+桃も)敵に洗脳され変身も出来ないといった、過酷な環境でも自分を律することが出来る非常に強い精神力の持ち主でもあるが、その割には可愛いものに弱く爆弾キノピオ人形を基地に入れて危うく危険になりかけるという事案を起こす一面もある。そしてダイエットも苦手。
ちなみに、メンバー唯一暮らしている場所(マンション)が判明しているキャラである。
最後の水着回の4人が操られた後の樹里がバンダナしたり銃持ったりした姿がランボー見たいだと言われている。ちなみにこの回は子役時代の
浅利陽介が出ている事でも有名。
ちなみに麻生はこの回の撮影時に前転した所に毬栗があった為、背中に棘が刺さって大騒ぎになったというエピソードを持つ。
オーレンジャー時期の麻生はキャンペーンガールとしても活動していたことから休日返上で(オーレンジャーが6日間ほど撮影があったとか)忙しく働く羽目になった為に疲れていたらしい。
さとう珠緒氏によると吾郎やメンバーが疲れていた麻生を励まして少しでも力になろうとして居たらしい。
さらに珠緒氏曰く、今はプライベートでも仲良しなのだが、麻生が上記の状態のために当時はプライベートで遊んだりできなかったとのこと。なおオーレンジャーから数年後に遊んだりできるようになり、更に仲良くなったとのこと。
◆オーピンク/丸尾桃
演:珠緒(現・さとう珠緒)
階級は中尉。心に宿る力は愛。中国拳法と合気道と弓術(アーチェリー)が得意。
アーチェリーは百発百中とのこと。バラダーツの毒針を射抜くというとんでもスキルを持つレベルであったため間違いではなさそうである。
樹里とは対照的な肩にかからないぐらいの短めなヘアスタイルをして(初期は男子みたいにも見えるような髪型だった)いたが、髪が肩にかかる程度に伸びてからは二つ結びをしたりポニテしていたりするようになり、カチューシャやリボンをしている事もあった。
可愛い系女子でスタイルが良くプロポーション抜群だがメンバーの中で一人だけ背が低い(男性陣といると頭一つ分違うレベル)。しかしこれは他の4人がやたらとデカい(男性陣が揃って180前半、樹里も173cm)ためにそう見えるだけであり、断じて桃が低身長のチビというわけではない。
オーレンジャー基地では良くオペレーター等の通信系業務や調べ事を任されることが多い。
そして参謀長直々に頼まれることも多く、果ては爆弾処理もやってのける。能ある鷹は爪を隠す…?
参謀長から直々に頼まれるあたり、やはり軍の事務系にいたのだろうか。
また、見た目的なものなのか性格故に任されるのか、子供の対応をすることも多めである。
樹里に負けず劣らず自信過剰気味でドライな面もあるが感情がすぐ顔に出る系で茶目っ気たっぷり。
そして情にもろくて涙もろい。子供相手や動物相手など(敵に対しても)でその一面が時々垣間見られる(茂君が死んだと思い込んだ時には泣いていた)。
更に蛇が苦手で
高所恐怖症であるなど、おおよそ軍人には見えない
…というか高所恐怖症で良く軍人になれたな。部分や臆病な性格ゆえの怖がりな面を見せることもある。だがそれがGJ。
なお子供時代は泣き虫のいじめられっ子であったらしい。そして将来の夢は「看護師」であった。
子供時代の友人は木村真由美ちゃん(
バラブレインの被害者の一人)。虐められたときは駄菓子屋のトキおばあちゃんに良く助けてもらっていた。そしてバラカッカ事件の時も助けられていた。
好きなものは子供、動物、レトロなもの全般。レトロ好きを
バラノイアに利用されたこともある。
家族構成は兄がいるようだが桃によれば「会うと喧嘩ばっかり」であるらしく兄妹仲はよろしくないようだ。ちなみに演者の珠緒氏にも兄がいる。
戦闘能力は低いわけではないが4人と比べれば小柄で非力で体力も劣るであろうことや戦い方が非力を補う為の手数の多さや技に頼るというのもあってか多数戦が苦手な傾向があり、他のメンバーより早い段階で攻められやすいところがある。
またバラノイアもそう思っているのか、
バラカッカや
逆恨みしたバラジャグチの回など桃一人が狙われることもある(
バラマグマの回も見回る為に単独行動していたとはいえ、ある意味そうともとれる)。
ちなみに桃がメインを務める
バラナイトメアの回は全戦隊のトラウマ話で名前が挙がる程度にはトラウマ回として名高く有名である。
バラペテンの回ではそれぞれが格好を変えた際に加トちゃんよろしくなハゲヅラにちょび髭に腹巻のおやじの格好をさせられて水晶売りをやらされており、加トちゃんペを捩って「桃ちゃんぺ」をやっていた。
その後は隊長・裕司と共に一家に化け、娘に化けてロックな格好をしていた。
ゴーカイジャーでは吾郎と共に登場し、
防衛事務次官に昇格と言う凄まじい出世を遂げていたが、性格及び言動は……。
しかしこれは作戦を進める上での演技であり、全てが明るみに出てからは原典より硬い雰囲気になっていた。
出演の際は演者がブログで喜びを報告している。そして出演後は衣装をそのまま来ていたことや見た目の若々しさで視聴者がが盛り上がっていた。
なお「プンプン」とか言ったりはしない……が、スーパー戦隊ぴあでそのポーズを披露した。もはや公式が病気。
さとう珠緒氏は特に思い入れのある役として挙げている。
桃及びオーピンクは中国拳法を得意とするが、これはスーツアクターの村上利恵(現:高岩利恵)が中国拳法を特技としているためである。ちなみに桃の中国拳法の動きは利恵さんから教わっていたとのこと。
オーディション時は落ちたと思って泣きながら帰ったことや、審査されてるメンバーの中で自分だけ背が低かったので心配したことを語っていた。
またエピソードとしてナパームの爆発が怖くてフライングして共演者から怒られたことを話している。
30周年では宍戸氏から「桃が何かやらかすと俺(宍戸)が怒られる(合田氏曰く保護者)」とエピソードが語られたが珠緒氏は「何かありました?」と全く覚えていなかった(宍戸氏曰く珠緒氏は自分では気づいていないが沢山あったとのことで正岡氏から(逆に)あり過ぎて覚えていないと言われていた)。
ちなみにさとう珠緒氏曰く、第1話の丸尾桃は皆の足を引っ張るやられキャラ的なポジションだった模様。
そしてオーレンジャーの話(劇場版含む)を通してぐるぐる巻きにされたり吊り下げられたりするポジションも追加されたらしい。
ライバルで仲悪い感じになっていた樹里を演じた麻生とはプライベートで遊ぶほど仲良しである。
見た目は少年の古代人で六人目の戦士。超古代の時代に反乱を起こしたマシン獣たちをたった一人で撃退した英雄。
宇宙に逃亡したバッカスフンドがいつか戻ってくることを予期し、来るべき時がくるまで古代より眠りについていた。
そして、六億年後の現代についに復活する。つまり御年600000000歳超。
後述するドリンの専属のナイトであり、実質的には六人目というよりたまに登場する協力者的存在。
そのため肝心な時にいなかったり、連携が取れずにとんでもないことになったりする。
なお、顔の見た目からゴーカイレッドにシンケンジャーの仲間だと間違われたのは有名な話。
30周年ではゲストとしてキングスティック片手に登場し、24年にリキを演じた
高岩芯奏の名前を言うボケをかました(ちなみに高岩芯奏の母親はオーピンクのスーツアクターである
村上利恵(現:高岩理恵)である)。
ふくよかな体つきになっていた為に吾郎から「(お腹が)キングレンジャーになったな」と言われてしまい「キングスティックで隠しておきます」と笑っていた。
思い出として隊長(宍戸氏)や桃(珠緒氏)が良く遊んでくれたことやラジオ体操をしてから撮影に挑んだこと、ナパームの爆発が凄すぎて殺されるかと思ったことを話していた。
ちなみに山口氏曰く
当時22歳の珠緒氏は同級生のような感じだったらしい。宍戸氏曰く(珠緒氏の)頭の中身が同級生とのことだが、珠緒氏によれば「私だけ背が低かったから(リキと私が)同じぐらいの身長をしていたからそう思われたんじゃないかな」とのこと。確かに同じぐらいの身長で加えて珠緒氏のように童顔ならそんな感じもするだろう。
なお演じた山口氏は俳優業を引退していたものの、30周年のイベントで久々に公の場に姿を見せた。追加戦士有りの戦隊でメンバーを演じた俳優達が久々に揃うこと自体レアなのである。尤も全員真っ当に生きてたこと自体良かったのである。実際に海賊戦隊は追加戦士を演じた方が…
U・A・O・H参謀長。階級は
大佐。初期はサングラスをつけていた。
超力を発見した考古学者であると同時に物理工学の権威でもあり、オーレンジャーの装備の大半はこの人が開発した。そんな参謀長もPCは一本指打法でポチポチする。つたない。可愛い。
マルチーワの催眠術も無効化し、バラグースカの催眠も一瞬危なかったが振り切ったり、自身は超力を持たないにもかかわらず生身で
バーロ兵相手に無双できる凄い人。
まあ元アオレンジャーだし
その一方で自らの力の及ばなさ故に同僚の遠藤中佐や部下の桐野中尉を喪ったことへの悔恨の念を後々まで引きずる一面もある。
そして遠藤中佐の忘れ形見である娘の光子ちゃんを見守りつつ育てている。
最後らへんではミキオ君を庇って落ちてきた天井の下敷きになるも無事生還していた。まぁこれも宮内洋だから当然っちゃ当然。
オーレンジャー6人から「参謀長がいたから爆発が凄かった」と称されている(なお8話ぐらいまでの山岡監督もまた爆破好きだったので余計凄まじかった模様で、当時スタッフだった竹本監督は我々の力では止められませんでしたと語った)。
宍戸氏が語る宮内氏のエピソードとして小さな爆発のナパームを見た宮内氏が宍戸氏に「吾郎、これじゃ足りないだろ?俺言ってくるから」と話し、嫌だと言えなかった宍戸氏が「よろしくお願いします」といった後、ナパームの爆発が宍戸氏が「すんげぇの!」と身振りを交えて語るほど爆発威力が上がっていたとのこと。
さとう珠緒氏によると宮内氏はオーレンジャー5人を自宅に呼び餃子パーティーをしたとのこと。
但し、珠緒氏と合田氏は酔っていつの間にか熟睡していたらしい。
30周年ではオーレンジャー5人にご飯をご馳走してくれたことが語られた。
だが珠緒氏や合田氏は「ピラフ」(麻生氏も頷いてはいた)、正岡氏は「カツカレー」、宍戸氏は「焼肉」と見事にバラバラだった。
宮内氏が奢ってくれたことが複数回あった為バラバラになったと思われるが真相は不明。
創始者であるバッカスフントと作り出された妻と息子、その創作物の他全員という構成になっており、6億年前にバッカスフントはパンゲア文明で使用され酷使されていた同族を率いて反旗を翻するも失敗。
キングレンジャーによって宇宙に追放されたが、永き時をかけながら仲間を製造し数多の星を侵略し続け、ついに
月に前線基地を構えて再び
地球への侵攻を開始した。
なお、この影響かスーパー戦隊シリーズ恒例の「前線によく出てくる肉弾戦が得意な幹部」が長らく不在(バッカスフントは白兵戦でもそれなりに強いが、首領なので前線に出てこない)。
このためマシン獣が言うことを聞かない時などは、他の戦隊で見られるような幹部が粛清に出てこずバーロ兵たちで対処してたこともあった。
戦隊シリーズの敵組織でも誇張抜きで物量、戦闘力共にトップクラスであり、終盤では一度オーレンジャーを完膚なきまでに叩きのめして地球侵略に成功するという前代未聞の快挙を成し遂げた。
シリーズ初の着ぐるみキャラオンリーの敵組織だが、これは「パワーレンジャー」の制作サイドからの要請によるもの。
バラノイアの皇帝。
ヒステリア曰く「機械の中の機械」であり「最高にして万能の機械」との事。
ヒステリアには頭が上がらない恐妻家でヒステリアがキレるとガクブルしまくっている。
そして本人はキレると頭脳回路がショートしてアチャ曰く「脳電パニック」という状態を起こす。
実はヒステリアとブルドントは彼によって作り出されている。
34話でオーブロッカーに敗北するが頭部だけは生き長らえており、ブルドントが
ボンバー・ザ・グレートに倒された際に残る力を注いで彼を復活させた。
◆后妃ヒステリア/皇太后ヒステリア
CV:松島みのり
バッカスフンドの妻。名前通りヒステリックな面が多々見られる。
皇帝の死後に追放されるが、
生首のバッカスフンドに再開しブルドントを託す。
そして自身も全エネルギーを使い
マルチーワを呼んだ。
ブルドントらが結婚した後は色が抜けサビが目立つほど老けつつも皇太后となる。
その後に復活して以降のブルドントに違和感を覚えているようなそぶりや孫が生まれてから情愛を感じているらしき部分が見え人間ぽくなっている。
最後は孫をオーレンジャーに託し、今までの罪を償いますと口にしてボタンを押して自爆した。
この自爆の際、情にもろいピンクだけが「ヒステリアー!」と悲痛に叫んでいる。
◆
皇子ブルドント / カイザーブルドント
CV:
関智一
バラノイアの皇子。
まだ幼く、いたずら気分で悪い事をする部分と意外と賢く計画を進める部分がある。
そして(神様の)犬に噛まれて痛がっていた。
痛覚あるんだ。
後に
ボンバー・ザ・グレートによって倒されるが、バッカスフンドの力を授かり大人の姿に急成長・復活し、マルチーワと結婚し子供が生まれた。
◆
マルチーワ/后妃マルチーワ
CV:山田美穂(現・山田みほ)
ヒステリアの姪でブルドントの従兄妹。数少ない女性型マシン獣。
カイザーブルドントからは「マルぴ~」と呼ばれている。そして彼女は「ブルぴ~」と呼ぶ。
武器は剣にも代えられる便利な弓「マルチアロー」。他にも催眠術も使用できる(そしてオーレンジャーの男性陣が揃いも揃って餌食になっていた)。
めちゃくちゃ戦闘力高い系でオーレンジャーを容易く蹂躙しかなりの速さでボコボコにしたほど。
ブルドントがカイザーブルドントになるのと平行して地球に飛来、彼と結婚し子供をもうけた。
しかも飛来した際には火の玉と化して大気圏に突入からの無傷の状態で地上へと到達し即座に戦闘に移るという離れ業をやってのけた。
◆
執事アチャ
CV&人間態:
肝付兼太、スーツアクター:中川泰洲
バッカスフンドの従者(初期は侍従だった)。一回だけ人間態の姿で登場したこともある。
初期では良く首が外れて飛んでいた。そしてコチャに被さることもあった。
声が声だけに強い者の味方なスネ夫的キャラ。
ラストはガンマジンに連行…もとい平泳ぎみたいな動きでガンマジンに付いて空に昇って行っていた。どんな機能なんだ
なお、たまに中の人ネタ(イヤミ)のような喋り方とかをしたりする。メタい。
ちなみに最初は「侍従」だった。
◆執事コチャ
CV:安達忍
アチャの相棒。いつもアチャの肩にいるか抱えられているかしている。
アチャに比べるとあまり知能は高くないように見える。
初期にはアチャが殴られた勢いで吹っ飛んで歯車に当たったり、アチャの顔が被さったりしていた。
途中改造されて
巨大化担当係になった。
アチャと共に最後まで生き残り、ガンマジンに着いて行った。
◆
ブルドントJr.
カイザーブルドントと
マルチーワの間に生まれた
赤ちゃん。
恐らくバッカスフンドがヒステリアやブルドントを作ったように作られたと思われるが正確なところは不明。
最後はガンマジンに引き取られ、アチャ・コチャと共にいるようだ。
宇宙の一匹狼。ミサイルに顔と手足を生やしたやつ。
バッカスフンド亡き後のバラノイアにやって来てブルドントを倒し、一度は皇帝の座に就いて帝国を我が物顔で牛耳った。
が、カイザーブルドントとして復活したブルドントに逆襲されてしまい……
◆ケリス/バラケリス
王立動植物研究所の所長であるマシン獣使いのマシン獣。ややこしい。
数少ない女性形マシン獣の一体。常時武器である鞭を手にしている。黄金の檻という技を持つ。
そしてマシン獣には珍しく、常に人間態(長身美女の姿)で行動している。
お気に入りのマシン獣は「バラゴブリン」であるもよう。
マシン獣には珍しくバッカスフンドの手で巨大化する。
その際にはあは~んやうふ~んなどの声を出し女性的な姿を強調するような動きをする。
リキを能力で異世界に閉じ込めバラキングを作り出してオーレンジャーをかく乱しドリンを追い詰めるも、一緒に異世界に呑み込まれていたパクの助けで異世界から戻ってきたリキとオーレンジャーの協力戦闘により倒された。
◆
マシン獣
所謂「今週の怪人」枠。ただし、本来「マシン獣」は「ロボット」のような意味で使用されており幹部やバーロ兵連中も含む。
序盤はデザインもキャラも兵器らしい無機質な者が多かったが、すぐに従来の怪人と同じようなものになった。
当初は
巨大化機能は無く、巨大戦用の敵は最初から巨大な姿で製造されていた。
◆
バーロ兵
バラノイアの
戦闘員。顔がぐるりと回転するシーンはホラー。
歴代
スーパー戦隊シリーズ戦闘員最強候補。詳しくは項目参照。
歯車型の手裏剣のような武器、口から出す網、目から放つビームが内蔵武器。
所有武器はこん棒のような武器だが伸ばせたり電気が流れていたりする。
大量に生産されており、時々大量にいるのが映し出されるがもっぱら大量にいる蟻的な虫という趣である。
ロボだが立ち(?)姿は猿のようでゴリラのドラミングに似た動きもしている。
猿型ロボ…?
まだオーレンジャーになる前の生身の隊員たちを強襲し、彼らを恐怖のどん底に叩き落とした。まぁ樹里に一体破壊されてはいたのだが
終盤三浦参謀長にバッタバッタ薙ぎ倒されていた参謀長はただの人間じゃなく宮内洋なので……
。
あとカクレンジャーにも歯が立たなかったが、彼らは既に闘いを長いこと経験済みだし忍法もあるし……
◆
タコンパス
バラノイアのタコ型戦闘機。歩行形態に変形可能。
主に
バーロ兵が搭乗するが、マシン獣が操縦するカスタム機も存在する。
◆バラクティカ
バラノイアの大型戦艦。
第1話でこれが空を埋め尽くす様は圧巻だったが、8話でオーレンジャーロボにフルボッコにされて以降出番が減少。
しかし終盤では再び破壊の限りを尽くしており、物語が盛り上がる場面ではたびたび登場している。
その他
超古代文明によって造られた魔神でござる。語尾に「~ござる」を付けるなど、侍がかった喋り方をするでござる。
普段は小さな神面でござるが、伝説の鍵によって魔神の姿となり、鍵を持った者が
「ガンマガンマ ドンドコガンマ」といって鍵を挿して開けることで開けた人物をご主人様としそのご主人様の命令を聞くのでござる。
が、悪事を行うような命令は平気で無視することもあり割と自分勝手なところもあるでござる。
最終回ではブルドントJr.とアチャとコチャを引き連れて宇宙の彼方へ旅立ったでござる。
唯一の弱点は幽霊でござるよ…。
ロボ枠なのか
追加戦士なのか立ち位置が微妙でござるが、
レンジャーキーにはなっておらず
レジェンド大戦では「巨大ロボ戦にはいたかもしれませんがあいつはきまぐれなので分からない」とのことでござる。
まあ、スーパー戦隊最凶の敵と同じ声っていうのもなんだしね!
もしかしたら戦死メンバーの姿を見て…という可能性も高いし。
◆ドリン
演:和田理沙
あどけない少女の見た目をした神秘の生命体。「地球上で唯一争わない者」。
なお、「ドリン」とは種族名であり、彼女の固有名詞ではない。
キングレンジャーとともに6億年の眠りについていた。
六億年前の地球上には沢山のドリンが存在したが、マシン獣たちの反乱によって大量のドリンが殺害ないし逃亡し、現在地球上にいるドリンは彼女のみとなっている。
キングレンジャーの行動原理であり、基本彼女の命令(というか他愛のないわがまま)にはえぇ…と嫌がりはするもののが逆らえない模様。
戦闘能力もほとんどないが、実はドリンの存在が地球の自然と超力の源であるという作中最重要人物であり、彼女の身に何かが起こるととんでもないことになる。
しかし終盤で…。
【登場ロボ】
いわゆる1号ロボだが、デザインが遅れたために初登場が遅い。
古代遺跡チックなメカ、超力モビルの5台が合体。
頭部(と言うかヘルメット)を換装できるという斬新なロボ。
ヘッドに応じて能力と操縦者が変わる。
実は、設定的にはあの
マックスマグマを上回る超巨大ロボだったりする。
本機の登場までは超力を搭載した戦闘機・サンダーウイングで巨大戦をしていた。
中盤に一度大破するがリハビリを得て復帰する。
あと操縦席がすし詰めなのでどうやって席替えしているのかは永遠の謎。
●レッドパンチャー
2号ロボ。製造時期は1号より早い。
未完成な試作品であり操縦者への負担も激しく、健兄さんではなく
人間大砲の実績がある桐野隊員が無理に乗り込んだ時
その時の衝撃で彼を瓦礫の下敷きにするという不祥事を起こし、長い間封印されていた。
また乗りこなす為にはボクシングのセンスが必要な為、オーレッドは修行して乗りこなした。
操縦者(開発者)が数年前に死亡、1号ロボが負けたことが原因で登場するなど『
光戦隊マスクマン』の
ギャラクシーロボの
オマージュが多く盛り込まれており、脚本家も同作のメインライターであった曽田博久氏が担当。
●バスターオーレンジャーロボ
オーレンジャーロボとレッドパンチャーが超砲撃合体した形態。
その名の通り、パンチャーの両腕がでっかい
大砲になる。正面から見るとかっこいいが、後ろから見た姿がレッドパンチャーが後ろ向きにくっついているだけのためかなりかっこ悪い。
合体直後に必殺技がデフォなため戦闘シーンはかなり少ない。出番も少なく本編では4回(OVを混ぜれば5回)。
3号ロボで、オーレンジャー最強のロボ。
シンケンオーの先輩。
5人のオーレンジャーのゴーグルに手足が生えたような5体のブロッカーロボが合体する。
ツインブロッケンソードの二刀流で闘い、必殺技では二本の剣を一本にして敵を両断する。
デザインにはオーレンジャーロボの没アイデアのひとつが転用されている。
●タックルボーイ
唐突に登場したオーブロッカーの武器要員の小型ロボ。
タイヤに変形してボウリング……もといダイナマイトタックルが必殺技。
合体機能を持たないサポートロボの最強候補。
●キングピラミッダー
キングレンジャー専用の、古代文明が誇る巨大要塞。
その名の通りピラミッド型からメカ、ロボになる。
バスターオーレンジャーロボと合体したバトルフォーメーションはシリーズ屈指の最強チートロボとして有名。
劇中では無敗を誇り、
ラスボスであるカイザーブルドント夫妻も手も足も出なかった。
だが、『オーレVSカクレンジャー』では相性が最悪の
妖怪オンブオバケに負けた。
もはや敵が可哀想になるほどデカくて強い。その他、
オーレンジャーロボではなく、オーブロッカーを収納したバリエーションもある。
【おまけ】
最終回前、オーレンジャーが地球に帰って来た特には、バラノイア宮殿の警護は手薄だった。
これは恐らく、バラノイアが世界各地にバラノイアのマシン獣を送り出し、あちこちで暴れさせたためだろう。そして、歴代のスーパー戦隊に倒された。
つまり、歴代のスーパー戦隊によるレジスタンス活動の前に、アッサリと殲滅されたと思われる。
例えば……
中国、カンボジア、シンガポール、タイ……。アジア大陸で暴れ回るマシン獣を、
五星戦隊ダイレンジャーが撃破……!!
フランス、イタリア、ギリシャ、アイルランド……。ヨーロッパ各地で暴れ回るマシン獣を、
超獣戦隊ライブマンが撃破……!!
といった具合。
そして、バラノイア宮殿の警護が手薄になってしまった頃に、オーレンジャーが帰還。
カイザーブルドントとマルチーワを倒して地球を救った。
つまり、実はレジェンド大戦は既にこの時に一度起きていた……のかもしれない。
勿論あくまで長谷川氏個人の解釈で、東映公式設定ではないことには注意。
この手の想像の押し付けを嫌がる人も少なくないため、あまりむやみやたらに話題にすることは禁物である。
現在までの作品で妄想するなら、サイマ獣と拮抗してたとか、ヴァグラス誕生してたやべーとかいろいろできる時代設定1999年。
ただし、VSシリーズや『ゴーカイジャー』等の後発作と絡む世界観になっている場合、本作は明らかに1996年設定のカーレンジャーの先輩のように扱われているため、他戦隊と世界観を共有する場合のオーレンジャーは確実に1995年設定になっていると思われる。
前述の長谷川氏はその辺を鑑みてか、「両方1999年だが、別の年である。」という珍説を『もっとすごい科学で守ります!』内で出しており。
「『カクレンジャー』(1994年)後に5年間平和が続き、1999年に『オーレンジャー』、そしてその後『メガレンジャー』でネジレジアが時空をゆがめてやってきたことで周囲数年間の地球が過去に移動してしまい、
他の星の住民(ぼちぼちだが交流が始まっていた)とのやり取りの都合もあって地球全土で暦を仕切り直し、その後『ゴーゴーファイブ』で1999年が再度来た。」というもの。
……その発想はなかったよ……
追記・修正お願いします。オーレー!!
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-11-05 14:50:24)
- また、軍人戦隊を制作してほしいな。 -- 名無しさん (2016-12-17 12:02:04)
- 今ユーチューブで配信されてる -- 名無しさん (2016-12-17 14:01:00)
- 当時、5歳。隊長のオアタァ!を真似してたな。さとう珠緒が可愛いし、好きな戦隊の一つ -- 名無しさん (2016-12-19 02:46:45)
- 報告された問題あるコメントを削除 -- 名無しさん (2017-04-08 11:46:12)
- 新旧スネ夫の共演w -- 名無しさん (2018-05-01 22:48:19)
- カーレンVSオーレンでは軍人の癖に一般市民を「邪魔だ!」と足蹴にする市民を守る軍人としては失格な一面も・・・。ま、カーレン時空じゃあね。 -- 名無しさん (2018-10-06 21:34:44)
- ↑浦沢ワールドでの公務員はかませ犬にされたりウザキャラが多く登場するからね。浦沢先生は公務員に恨みでもあるのかな? -- 名無しさん (2019-03-30 12:31:39)
- オーレンジャーは資料によっては、変身前の5人の名前はフルネームだけではなく下の名前がカタカナで表記させてるものもありますがOPテロップでは使用されていないので当時どれくらい使用されてたのでしょうか? -- 名無しさん (2019-05-12 06:14:18)
- 今年のプリキュアもコロナとかの影響でオーレンジャーみたいに早めの路線変更とかないといいけど。 -- 名無しさん (2020-03-12 06:30:59)
- 今年のプリキュアは悪いウィルスをやっつけ助けるって話(大雑把に言えば)だからむしろ内容変えない方が良い -- 名無しさん (2020-03-20 10:05:54)
- 次作の「カーレンジャー」からは「まずフィルムによって本編を撮影し、それをビデオに移植する」という方式の製作に切り替わったので(そのため映像や音声の質感が似てるようで微妙に異なる)、本作くらいを境に使われなくなったSFXが結構多い。本作は、フィルム撮影による本編+旧来の光学合成+東通ecgシステムによるビデオ合成+CG合成が共存していた最後の作品なので、歴史的に見て結構重要な立ち位置にある特撮番組なのかも。 -- 名無しさん (2022-02-25 19:32:07)
- ↑バイオライダーやカクレン等でよく使われるような高速移動の表現(絵の具やペンキで線を引いたような)なんかがそれなのかな -- 名無しさん (2023-09-03 15:30:40)
- ↑×2あー、子どもの頃カーレン観てて(なんか雰囲気変わったな)って思ってたが、そういう事だったか。 -- 名無しさん (2023-09-23 22:14:25)
- 歌詞転載で凍結となった項目がいくつかあるようなので歌詞と分かるタグを除去しました -- 名無しさん (2024-07-14 21:26:50)
- さとう珠緒が21世紀になっても「王様のブランチ」でレギュラー持つほど人気があったので、実は01年のオールスター感謝祭で問題が出されたことがある戦隊(「さとう珠緒さん演じるオーピンクはどれでしょう」)。この時取り上げられた映像もヒロイン主役回の9話だったため、バラダーツがTBSデビューする快挙を成し遂げてる。ちなみに正答率43%でほぼ同じくらいの人がメガピンクと間違えていた。なお仮面ライダーBLACKで有名な倉田てつをは正解 -- 名無しさん (2024-09-04 17:04:41)
- 売上からして子供には人気だったのか -- 名無しさん (2025-03-14 16:06:21)
- ↑1バンダイが発表してる1995年当時の男児の好きなキャラクターランキングで1位とってるので人気あったんだろうね。ビーファイターも3位につけてる。 -- 名無しさん (2025-04-10 18:53:45)
- 主題歌や挿入歌を今になって聴くと、編曲のセンスが「当時はホントに小室哲哉サウンドがめちゃくちゃ流行ってたんだろうなー」っていうのが伝わってきて面白い。 -- 名無しさん (2025-04-10 19:26:23)
- メタルヒーローの中でも人気なビーファイターより人気あったオーレンジャーすげえ -- 名無しさん (2025-04-16 21:09:55)
- 巨大ロボのバーゲンセール -- 名無しさん (2025-05-01 23:35:49)
- 今月3日のイベントで5人全員集合し、ゲストも豪華でクリスタルスカイで締めてくれたのも嬉しい。 -- 名無しさん (2025-08-07 19:12:43)
- あんなにコミカルなOPなのにシリアル路線予定だったのか -- 名無しさん (2025-08-08 20:56:04)
最終更新:2025年09月11日 00:06