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スニークブラザース

登録日:2011/08/05 Fri 12:22:08
更新日:2026/04/19 Sun 12:31:18
所要時間:約 3 分で読めるぞ!





「兄貴! 俺達の項目が出来たらしいぞ!」

「何ぃ!? そいつは一度見ておく必要があるな……弟よ!」

「ああ、行くぜ兄貴ぃ! そぉぃやっさぁぁぁぁぁっ!!!」
ブンッ

「うぉあぁ~~~~……」
ヒューーーン




















ボン、ボン、コロコロ…
「おっ、おぅっ、今回は無事に着いたな……どれどれ」

スニークブラザースとは、スーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する宇宙帝国ザンギャックの怪人。
登場話は第8話「スパイ小作戦」。

俺達の概要だ!


その名の通り、兄のエルダー(CV:千葉繁)と弟ヤンガー(CV:檜山修之)から成り立つザンギャック行動隊長で、開発技官インサーン直属の諜報部員であり、常に二人一組で任務に従事する。

強化改造は「肉体肥大化(ヤンガー)」

なお、彼らの名前はスニークブラザー「ス」であり、ブラザー「ズ」ではないので注意(媒体によっては「ズ」の場合もあるが)。

彼らの種族は本来、兄同様に野球ボール程の大きさしか無いのだが、弟の方は改造手術により全身を約6倍まで肥大化された上で、戦闘用に用意された人型のバイオボディに寄生しており、戦闘を担当する。
兄は転がっての移動や瞬間的な跳躍、張り付きなどもでき、様々な場所に自在に隠れて諜報活動が出来る。
また、2人はテレパシーで繋がっており、どこにいようが通信機器無しで常に連絡が取り合える。

性格は2人揃って非常に賑やかだが、「自分に何かあった場合は見捨てろ」と言い放つエルダーに対し
弟のヤンガーは「何言ってんだ、必ず無事に帰ってくると信じているぜ」と返す等、兄弟間の絆は非常に深い。その絆は護衛のゴーミン達すら涙ぐむ程。
ヤンガーの方はかなり直情的で、兄との交信が切れると冷静さを失ってガレオンに飛び込もうとし、ゴーミンから止められる一幕もあったりと、あまり言動はスパイらしくない。
まあこの一連の様子を見る限り、部下からは意外に慕われているようだが。

一方で、エルダーの方は基本的にはコミカルな言動が多いが、潜入中は静かにスマートに任務をこなすことを重視しており、
感情的になりがちな弟を諌めたり、上記の台詞を見てもそのコミカルな印象に反してスパイとしてのプロ意識はかなり強い。
基本的に潜入は兄の役割なので、彼がスパイとしての意識を持って後方にいる弟を制御することで、バランス保っているのだろう。


活躍だ…。


「ザンギャック1のスパイ」(by兄)を自負するだけあり、諜報活動を得意としている。
インサーンのお気に入りであり、その諜報員としての腕を買われてダマラスからの指示で、ゴーカイジャーが地球に滞在する目的を探るべく、ゴーカイジャーの活動拠点であるゴーカイガレオンを探して潜入する。




………が、そこに行き着くまでがあまりにも雑……。
まず、ガレオンが電子機器の類いに一切映らないというミノフスキー粒子並みのステルス性能を持っている為、ガレオン自体を足で地道に探し出すしかなかった。
そこまではいいのだが、ガレオンが空を飛んでいるとはいえ、ヤンガーがエルダーをガレオンに向かって全力投球するというアナログとかいうレベルじゃない潜入方法を試みる。
しかも更に悪いことにこの弟、遠投はからっきしのノーコン……。
案の定何度も目標からすっぽ抜け、護衛のゴーミン達すらアホ臭くなって暇つぶしに走る中、エルダーは幾度と無く冷たい塩水に水没する事に……。


「わざと?! ちょっと!?! わざと!?」

何とか潜入に成功する*1も、ドアに挟まれたり、饅頭と間違われてルカにかじられたりと、やっぱりロクな目に合わない。

そんな中でもゴーカイジャーの会話から
  • ゴーカイジャーが地球に滞在している目的が伝説とされる「宇宙最大のお宝」を発見すること
  • それを手に入れる為にはスーパー戦隊達が持つ「大いなる力」を揃えなければならないということ
  • ナヴィの占いによると次の大いなる力は「空飛ぶ島」に存在するということ

という重要な情報を次々と入手し、弟を介してそれらの情報をダマラスとインサーンに届ける。
しかし、なんだかんだで結局見つかってしまい(しかも見つかった理由は自分が放ったツッコミ)、ガオレンから叩き出されて戦闘に突入する。
最初は兄を使った跳弾攻撃で翻弄するも、やはり諜報員なので戦闘はあまり得意ではなく、デンジマンゴーグルファイブにゴーカイチェンジしたゴーカイジャーのデンジパンチやゴーグルリボンに翻弄され、そのままゴーカイスラッシュで撃破された。

「兄貴、大丈夫か!?兄貴!?」
「アゴ打っちゃった...」
「兄貴のアゴってどこだ!?」

インサーンは「ちょっと可愛がってた二人だったのに」と残念がっていた。ぜひ自分も可愛がってもらいt(ry
ちなみにインサーンがその死を惜しんだ行動隊長はかなり珍しく、本当に気に入られていた事が窺える。

そして巨大戦に移行し(この時兄は漸く等身大と同程度のサイズになった)、ゴーカイオーに跳弾攻撃を仕掛ける。
…が、ゴーカイオーが何処からか取り出した「ゴーカイバット」で兄は見事ホームラン。星になった。

「お疲れ様ァーーーッ!!」
「兄貴ィィィィーーーーッ!?」

弟は兄の復讐に燃えるも、やはり戦闘は得意ではないらしく、そのまま「ゴーカイフルブラスト」で返り討ちにされた。


合掌……。

そんなこんなで終始騒々しかったものの、一方で何だかんだ言いつつダマラスが欲していた目的の情報は全て入手して届けており、与えられた任務はしっかりと完遂している。
この事からも「ザンギャック1のスパイ」が誇張ではない事が分かる。

そもそも、野球ボールサイズの兄が事実上の自在に自立して動く盗聴器として機能し、通信はテレパシーで行うので通信遮断も不可能と、スパイとしては間違いなく最強クラスの能力持ちである。
インサーンから気に入られていたのも納得の能力と優秀さだと言える。

なお、この時彼が得た情報はあくまで地球侵略を優先するワルズ・ギルにはスルーされるも、ゴーカイジャー排除に拘るダマラスによって後にバスコ・タ・ジョロキアに横流しされ、彼が地球にやって来るきっかけになっており、結果的には物語の展開上でもかなり重要な役回りを担ったと言える。

因みに先述の通り、兄は死亡していない。ひょっとして……。


【以下ネタバレ】




弟の仇を討つべく、劇場版『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』にてついに再登場。

巨大化ビームの効力は切れて元のサイズに戻っており*2、今度は多数の兄弟達を引き連れて現れる。
この兄弟達は見た目は同じだが、各々違う断末魔を放つのが特徴。
場面が切り替わる前の個体がついに「ちばー」と叫んだ。
スタッフGJ!

しかも、今度は妹である行動隊長シスター(CV:加藤英美里)を引き連れてくる。そこ、ヤンガーにリボンとスカートが付いただけとか言わない。
ちなみにこのシスター、初の女性行動隊長で、CVを担当した加藤氏も本作がスーパー戦隊初登場。
彼女もヤンガー同様に、強化改造で肥大化したシスターが、ヤンガーのものと同型のバイオボディに寄生している。

魔空都市の中で、ゴーカイイエローとゴーカイグリーンと交戦するも、空間が地続きになっていることを見抜いた二人に足元を撃ち抜いて穴を開ける形で脱出された上、最期は最下層からゴーカイガレオンバスターで砲撃され、今度こそ兄妹まとめて魔空監獄諸共撃破された。

その後、『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では、エルダーがスペースショッカー、ヤンガーが宇宙犯罪組織マドーのモブ怪人として登場した。

余談


モチーフは両者ともにウニ
更にヤンガーのバイオボディのモチーフはウミガメ
デザインは韮沢靖氏が担当。当初は右肩のドクロが兄で、白い本体が弟という設定だったが、演出の都合から赤ドクロの大小で兄弟ということに変更された。

千葉氏は『忍者戦隊カクレンジャー』のチョウチンコゾウ以来17年、檜山氏は『侍戦隊シンケンジャー』のアベコンベ以来2年ぶりの出演となる。
また、千葉氏は2年後の『獣電戦隊キョウリュウジャー』にてナレーション及び変身アイテムの音声で出演し、ドクター・ウルシェード役で顔出し出演及び、キョウリュウバイオレットへの変身もしており、めでたくレジェンド戦隊の仲間入りを果たした。

なお、この声優コンビは某国民的海賊漫画でも、千両道化バギーとMr3役でコンビを組んでいる。あちらでは海賊だが。



「そっか……俺達、やられてんだっけなぁ……。」
グスン

『兄貴? どうした兄貴! 兄貴ぃー!!!』

「大丈夫だ弟よ。今戻る」

『そ、そうか』

「ああ。……さて、誰か、いい追記・修正してくれるといいなぁ……」


「私がいるよ!」


『「妹!?」』

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最終更新:2026年04月19日 12:31

*1 弟はゴーミンから拍手されていた。

*2 ジェラシットを見ても分かるが、巨大化ビームの効力は一定時間で切れて元に戻る。