床ビュン(ゼルダの伝説)

登録日:2013/2/27 Wed 04:24:12
更新日:2025/06/22 Sun 05:37:53
所要時間:約 4 分で読めます




ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ
ロロロロロ
ロ◇ロロロ
ロロロ◇ロ
ロロ◇ロロ
ロロロロロ
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ


床ビュンとは、『ゼルダの伝説』シリーズに登場するトラップの一種である。

概要


ダンジョンの床の一部が次々とめくれて浮かび上がり、回転しながらリンクに突っ込んでくるという仕掛け。
床がビュン!と飛んでくるから床ビュン。そのまんま。
当たれば当然ダメージだが、大抵は剣を振る等して破壊できる。盾でガードもOk。
だが、床ビュンは次から次へと襲い掛かってくるため処理が忙しい。
更に浮かび上がるまで普通の床と全く見分けがつかないため、処理中に床ビュンの浮上に巻き込まれて事故る可能性もある。

それ故に部屋の端でひたすら剣を振るのは最早『ゼル伝』の恒例行事。
しかし、飛んでくる角度によっては死角を狙われる恐れもあり、適度に逃げ回りながら迎撃した方が安全。


このトラップが単体で設置されることは稀で、床ビュン全滅が部屋内の仕掛けと連動するパターンが多い。
最も多いのが、閉ざされた扉のロック解除。
つまり、床ビュンを全部やり過ごさなければ先には進めないという事である。
一度通過するだけならまだ良いが、謎解きの関係で何度も行き来する必要が生じた時ほど面倒臭いものは無い。
TAプレイヤー泣かせのトラップでもある。

ちなみにマッパーの遊び心か、全てめくれた後の床は何かしらの模様を描いている事が多い。8の字、ドクロ、紋章etc……。


『ゼルダの伝説』シリーズでは割と息の長いトラップで、平面『ゼルダ』のみならず3D作品にも登場していた。
しかしほぼ毎回登場するという訳でもなく、DSごろから出番がめっきりなくなっていたのは秘密。


床ビュン登場作品

神々のトライフォース

2番目のダンジョン「サバクの神殿」で初登場。

闇の世界のダンジョンでは他の魔物やトラップとちゃっかり競演するケースが多く、難易度が高い。
たかが床ビュン、されど床ビュン。

なお、裏技として床ビュンのある部屋に入った際、入口から部屋に入るか入らないかくらいの場所で待機すると床ビュンがドアのふちで砕け、リンクに当たらないのでそこで待つと良い。
床ビュンがある部屋は不自然なまでに床に何もないので慣れたプレイヤーなら入った瞬間に一目でわかる。
この裏技は4コママンガ劇場でもネタにされた。
ただし、入口が階段の場合は強制的に部屋に入ってしまうのでその際は正攻法で対処しよう。

夢をみる島(DX,Switch版)

基本的な性質は『神トラ』と同じだが、飛んでくる前からダンジョンの床とは別の専用グラで統一されているためバレバレ。
ただ、『夢をみる島』のダンジョンは一部屋が狭いこともあり、避けるのに少々難儀する。
しかし入り口から動かず盾を構えているだけでやり過ごせる。パニクって動き回る方が危険。
レベル6のボス、マットフェイスが序盤に繰り出す攻撃でもある。

Switch版でも大体同じで、ゆっくりと回転しながら浮上し、一気に突っ込んでくる。
地味に物を押し出す特性があるため、マットフェイス戦でいつものように爆弾を置いたら床ビュンに巻き込まれて吹っ飛んだ……なんてこともある。


時のオカリナ

床ビュン3D進出。やっぱり基本的な性質は『神トラ』と同じ。
何気にZ注目できるが、を構えてしのぐのが良い。
炎の神殿でこの仕掛けが登場するため、炎の神殿のイメージが強い人もいると思われる。
しかもこの部屋、表ゼルダだとライクライク、裏ゼルダだとあのアイアンナックが……。

また、亜種にが飛んでくるバージョンもある。
こちらには正式名称が無い。あるとすれば「壺ビュン」だろうか?


ふしぎの木の実

基本的な性質は(ry
中ボスに格下げされたマットフェイスは一切使ってこなくなった。
また、『大地の章』の黒幕が待ち受ける居城の一角には妖精と床ビュンが共生するシュールな部屋がある。


4つの剣+

基本的な(ry
神殿の他に沼地ステージの墓場で墓石の下の隠し穴を探すことになるが、ハズレの墓石を押しまくったり滞在し過ぎると墓石がクルクル回転しながら飛んでくる中々にホラーな演出が。実際にモンスター含めた幽霊も多数出るので、亡者の怒りを買ったという所か。


知恵のかりもの

実に21年ぶりのs正式再登場。今回は回転しないまままっすぐ突っ込んでくる。
今回の主人公であるゼルダは盾を持っていない代わりに、「重い岩」などの固いカリモノを使って防御することがメインとなるだろう。
また、この床ビュンそのものをカリモノとして使用することが出来る。コストは3。
カテゴリーとしてはマモノではなく物なので、実物から直接覚えることになる為タイミングがややシビアだが。

特筆するべきは驚異的な水平移動力であり、高所から高所、無の世界の足場から足場へと移動する乗り物として重宝すること間違いなし。
ただし流石に無限に飛び続ける訳ではなく、ある程度の距離からガタガタ揺れ始めるのを合図に放物線的に落下していく…が、落ちる前に新しい床ビュンを召喚して飛び乗れば無限に飛行できる。難易度が高いため実用性はあまりないが。

攻撃手段としては、単体ではさほどスピードがある訳でもない上に、コストが重い為物量戦が出来ない、盾持ちや打撃無効の敵には効かない等、ホンモノと比べると弱さが目立つか。


追記・修正は全ての床ビュンを気合で乗り切ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ビュンッと/

最終更新:2025年06月22日 05:37