ビクトリア・シンドリー

登録日:2009/10/18 Sun 15:14:29
更新日:2025/03/27 Thu 21:46:09
所要時間:約 3 分で読めます






皿なんてこの世から消えてしまえばいい



ONE PIECE』の登場人物。

【プロフィール】

本名:ビクトリア・シンドリー
享年:享年24歳
身長:188cm
肩書:元舞台女優
所属:スリラーバーグ海賊団兵士ゾンビ
所属船:スリラーバーグ
出身地:西の海
誕生日:5月4日
星座:牡牛座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本46巻・第446話・『ドクトル・ホグバッグ』
好物:ピッツァ・マルゲリータ
CV:桑島法子(生前は進藤尚美)




【概要】


王下七武海の一人ゲッコー・モリアの配下、ドクトル・ホグバックの助手、兼使用人。

モリアのカゲカゲの実の能力と、ホグバックの医術により、ゾンビとなっている。

ゾンビNo.は400。
ソルジャーゾンビに分類される。

【人物】

使用人なのにやたら反抗的であり、主人であるホグバックやアブサロムにまで毒や暴言を吐きまくる。
ゾンビと化してからは影の影響か陰険な性格になり、「○○なんて~~してしまえばいい」が口癖。

アブサロム曰く「コクバック」。
(※シンドリーはホグバックに酷)

隙あらばホグバックの前に出てホグバックを見えなくする。
アニメでは次回予告の台詞まで奪うという暴挙も。

原作者・尾田っちによると、このへんのホグバックとシンドリーのやり取りは南海キャンディーズの山ちゃんとしずちゃんを意識したという。

しかしいくら反抗的でもゾンビであるが故に、主人であるホグバックの命令に逆らうことはできずいざという時はそれまでの態度が嘘のように忠実に指示をこなす。
彼の命令で床を舐めるシーンとかエロいとか。


【素体】

肉体

10年前に事故死した舞台女優、ビクトリア・シンドリー。
過去に患者として当時はまっとうな医者だったホグバックに治療を受けていた。
その際にホグバックに惚れられており、プロポーズまでされている。
婚約者がいたので断っているが。
シンドリー本人は人気者だが気取りがなく、家族想いで誰にでも優しい性格であった。

例によって巨乳。

影(中身)

西の海のとある屋敷の使用人マルガリータ。

昔、婚約していた主人の愛を試すために家宝の皿を割ってみたら、婚約破棄のうえ、ハナクソを付けられて屋敷を追い出された経験から、皿に恨みを抱き、嫌っている。*1
皿が嫌いなので、料理は直接テーブルに置く。プリンだろうがスープスパだろうが。
というか確信犯的に皿がないと困るメニューばかりつくっているらしい。 

【戦闘能力】

皿嫌いながらも皿を投擲武器のように扱うが、彼による改造を施しで華奢な体とは思えない筋力を持っているようでその蹴りの威力は高い。

【作中での動向】

生前

舞台女優として人気が高まっていたが舞台から転落死してしまう。
彼女の訃報は多くの人々を涙を流し、ホグバックもまたその死を受け入れずに廃業して世間から姿を消した。

そんな時にモリアにスカウトされたホグバックは「モリアの能力ならシンドリーをゾンビとして蘇らせる」という条件でメンバーとして加入。
そしてシンドリーの墓を盗掘して彼女の遺体を持ち去ってモリアによって蘇った。

本編

序盤は前述したホグバックとのボケとツッコミをしながらも指示通りに麦わらの一味の拿捕と影の採集を手伝っていた。

そしてチョッパーとロビンとの対決ではジゴロウと犬ッペと共に2人を圧倒。

チョッパーの人型形態に取り押さえられ蹴りで抵抗するがホグバックに対して言い放った

「命をバカにするな!!お前が一番人間扱いしてないんじゃないか!!!」

に対して少しばかり動揺する。

ジゴロウと犬ッペが自滅に近い形で戦いの場から居なくなったのでホグバックは彼女に2人を始末するように命令するが

「体が…動きません」

自らの意思に反し、肉体が言うことを聞かないなど、シンドリー本来の意思が残っているような反応を見せた。
オーズの大暴れによる影響で天井が落ちてそれに挟まって動けなくなったホグバックは彼女に瓦礫を取り除くように命令するが再び動けなくなる。

そして避難するチョッパーとロビンの方に体を向けて生前のような笑みを見せていた。
ここに本来は存在しないビクトリア・シンドリー本人の人格が何らかの形で復活したと思われる。

その後モリアの「影の集合地」で影を抜かれて機能停止。
だがルフィがモリアを倒したことで、影は持ち主マルガリータの元へと帰っていった。
どうやら屋敷の使用人としてやっており、皿への恨みは改心で無くなったようで影が戻ったことに主人は無事で良かったと喜んだ事に感涙した。*2


【台詞】


「皿なんか無くなってしまえばいい」

「あんたに嫁は来ない」

「あんたにも来ない」

「お前の膝の皿も割れてしまえばいい」


【余談】

埋葬時は白いドレスだったが、ゾンビになってからはファーコートと黒のミニスカート衣装と露出高い衣装になっている。
この衣装は舞台女優時代で彼女が愛用していた格好。

ホグバックがチョッパーとの問答で吐き捨てた「俺を振った女の中身なんざどうでも良かった」「その美貌さえあれば良い」との下衆極まりない台詞が印象的な読者も多いだろう。
だが直前の回想では、シンドリーを好いた理由として「貴族出身である事を鼻にかけない、誰にでも優しくて気立ての良い性格」を上げながら生前に白衣のボタンを付け直してくれた事を思い返しており、彼女の美貌については一言も触れていない。
本人が自覚していたかは不明だが、この様子はホグバックがシンドリーの「容姿」ではなく「中身」……ゾンビでは決して取り戻せない中身が好きだった事を如実に表していると言えよう。


「フォ~~スフォスフォスフォ――ス!
 もうすぐ完成だ、この見事な追記・修正!
 見ろよシンドリーちゃん、まさに…芸術(アート)! 天才の所業!」

「変更押したらタイムアウトになってしまえばいい」

「何言ってんのシンドリーちゃん!?
 まったくおめェの暴言には毎度生き肝を抜かれるぜ」

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最終更新:2025年03月27日 21:46

*1 この下りは古典落語『厩火事』が元ネタだろう。余談だが初登場の46巻は劇中で初めてワノ国出身の人物(リューマ)が登場した巻である。

*2 影が戻ったことで鏡に映るようになったことに驚いた際に家宝の皿を割ってしまったが主人は「皿が壊れたことはどうでいい。それより破片で怪我はしてないか?」と心配したりと聖人