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更新日:2025/04/07 Mon 18:22:58
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「王下七武海」とは…!! 世界でたった7人!!!
世界政府によって選ばれた略奪を許可された海賊達!!
引き換えに必要とされるものは “圧倒的な強さ” “知名度”
彼らが世界政府に与する事が世の海賊達への脅威とならなければならない!!
【概要】
四皇、
海軍本部と並び称される、海賊達の行く手を阻む『
偉大なる航路』三大勢力の一角。
世界政府に認められた7人の
海賊。
四皇Avs四皇Bvs四皇Cvs四皇Dvs海軍+王下七武海という形で、四皇達の勢力を牽制し世界の均衡を保っている。
(
一部例外を除き)最低でも四皇の
手足たる幹部クラスを抑えられるような実力者が主に選ばれており、マリンフォード頂上戦争では各々活躍を見せて世界に大きく報じられた。
世界政府に成果の何割かを上納することで世界政府非加盟国(未開の地)および海賊に対する略奪行為を特別に許可されている。
また七武海として認められた瞬間に政府からの指名手配も取り下げられ、それまでの
懸賞金も解除される。
◆実力・元懸賞金額
世界政府に与する立場であるため、他の海賊達からは「政府の犬」と蔑んで呼ばれることもある。
しかし他の海賊に対する抑止力として存在する集団であるため、名実共に世界最高峰の大海賊でなければなることはできない。
七武海クラスの海賊は
インペルダウンならLEVEL6「無間地獄」に投獄されるほどの猛者達であり、平均的な七武海の実力は海軍本部中将クラスを上回り、大将や四皇大幹部クラスに準ずる・匹敵するレベルの強者達が集う。
多数が
悪魔の実の能力者及び
覇気使いである。
また、本人だけでなく幹部クラスの部下も強者揃いが多い。
あくまで元懸賞金の額は七武海になった時点のものであり、その在任時、実力を認められて加盟した段階で解除されるため、強さをそのまま表すものではない。
懸賞金の低さは、「早期に数億越えの懸賞金クラスの実力を持つと認められたこと」や「政府に警戒されないよう危険性を隠していたこと」を意味するため、逆にその強さや周到さを示しているとも言える。
◆加入と除名
───それより今は七武海だ
穴一つとて甘く見るな
“三大勢力”の陣営崩壊は世界に直接ヒビを入れる
保たねばならん
欠員が出た場合は海軍の上層部や他の七武海のメンバーが会議を行い、新しいメンバーを選定する。
上記のように欠員は四皇をはじめとする海賊達への牽制力にも大きく影響するため、世界政府最高権力“
五老星”は「穴(欠員)の一つとて甘く見るな」と評している。
ただし、前述通りに自分勝手に行動する七武海のメンバーがこの選定会議に出席することは希。選定には五老星の意見も反映されている。
選定会議で決まった新たな海賊の元に政府から
伝書バットで七武海への加入が伝えられ、それを承諾すれば七武海入りとなる。
作中ではジンベエやバギーが
伝書バットで七武海への加入を要請する手紙をもらっており、
ポートガス・D・エースは七武海への勧誘を蹴っている。
また、自分から自身の実力を政府に売り込んだり、政府を脅迫したりなどといった方法で加入する場合もある。
- ティーチは生け捕りにしたエースを政府の手土産とすることによって加入
- ローは100人の海賊の心臓を政府の手土産とすることによって加入
- ドフラミンゴは天竜人への天上金の輸送船を襲撃し、政府を脅して加入
- そのドフラミンゴが七武海脱退のニュースが流れた時は「立候補七武海」というタスキをかけた海賊がいた
世界政府の意向により除名される場合もあり、基本的に七武海権限外の重大な犯罪を行った場合はほぼ確実に除名される。
クロコダイルやドフラミンゴがこれに該当する。
他の海賊を配下とした場合は無問題だが、
対等の同盟を結んだり協力関係を築くのはアウト。
そのため、七武海時代のジンベエは白ひげとの接触を表立って行わないように隠れて行っていた。
つまり、
ゾロに稽古をつけていたミホークの行為はバレていたらまず間違いなく「除名に相当するやらかし」だったと思われる。
また、死亡した場合や行方不明となった場合も当然除名扱いとなる。
モリアは表向きはこの理由で除名されている。
敗北は七武海の影響力を弱めるとして忌避されているものの、それだけで七武海から除名される事はない。
クロコダイルは七武海加入後に四皇
白ひげに敗北しているが除名されておらず、モリアもルフィ達に敗北した後とりあえず続投を願われていた。
ただ、後述のエースに討たれたハナフダはそれだけで欠員になっておりケースバイケースといえるか。最終的にモリアのように「力不足」と談じられて切られたケースもあるし、考えづらいがエースとの戦いで絶命していたらどうしようもないし。
加入時期は海賊それぞれで違っており、本編開始時点の七武海の前任者の有無や所在、当初から七武海だったのかは不明。
◆設立の経緯と実情
“海賊王”ゴール・D・ロジャーの公開処刑により到来した大海賊時代。
海賊が激増・凶悪化し四皇達が頭角を現したことなどを受け、海軍本部だけでは海賊に対応するのが難しくなったために約20年ほど前に設立された模様。
ただし何処まで行っても「海賊」であることに変わりはないため、
この制度に懐疑的な者も少なくはない。
形式上は世界政府の傘下にあるが、元が荒くれ者である海賊の集まりであるためにメンバー同士でお互いに協力することはほぼなく、それどころか
政府からの命令を無視して自分勝手に行動する者がほとんど。
中には世界政府の傘下にあることを利用して裏で世界情勢に大きな変化を与え、恩赦を与えた世界政府を逆に滅亡に追い込む事態に発展しかねないほどの悪事を働く者までいる。
当然他のメンバーが脱退しようと何の感慨も抱かず、むしろ七武海同士での潰し合いに発展した例すらある。
こうした七武海による悪事や、毒をもって毒を制すという世界政府の「
正義」に失望し、
七武海制度の完全撤廃を企てる者や
海軍を去った者もいる。
かといって迂闊に制度を撤廃すれば四皇や革命軍に攻め入られる危険があるため、必要悪として撤廃が検討されたことすらなかった。
作中でその存在が明かされたのは69話、バラティエ編が終わった直後と早い。
新世界編でも三大勢力の一角を担っているが、クロコダイルの除名を皮切りにメンバーが頻繁に入れ替わっている。
- 内乱を煽動して国家簒奪未遂を起こしたクロコダイル
- マッチポンプによって国家簒奪を成功させ、10年に渡り秘密裏に圧政を敷いた挙句、四皇カイドウとすら繋がって傘下に収まり裏社会のブローカーとなっていたドフラミンゴ
- 革命軍の一員であり、麦わらの一味を逃亡させたくま
- 海賊以外の商船を襲うこともあり、恋愛感情からルフィのインペルダウンへの侵入を裏で幇助し頂上戦争後2年間匿っていたハンコック
- 白ひげへの恩義から除名を承知で頂上戦争への参戦を拒否し、最終的に七武海を脱退し白ひげ側についたジンベエ
- 七武海の権威を盾に堂々とインペルダウンに乗り込んだ挙句LEVEL6の凶悪犯同士を殺し合せて選りすぐりの超危険海賊達を傘下に収め傘下に加わらなかった海賊も多数解放し、そのうえマリンフォードにて世界中に宣戦布告し、用済みとばかりに勝手に脱退したティーチ
- 自分の土地に麦わらの一味のゾロを2年間匿って修行をつけさせていたミホーク
- ただ「標的のドフラミンゴに近づける制度」としか思わず、裏で麦わらの一味と同盟を組んでいたロー
- 白ひげの遺産目的で白ひげ海賊団の残党を含め民間人すらも巻き添えで街ごと吹き飛ばすほどの騒動を引き起こすウィーブル
- ドフラミンゴと同じく四皇カイドウと繋がり、彼を海賊王にすべく動物系古代種の悪魔の実を献上して百獣海賊団の戦力増強の一端となっていたハナフダ
といった形で
- 七武海による大犯罪も明らかになるケース
- 本来の七武海の意図に反する行為を取るケース
- 利用価値が無くなった途端勝手に自ら脱退するケース
もあり制度の形骸化や不正の温床みたいな状態が連続。
遂には候補者がいないまま空席ができる事態に陥っている。
さらに時代が進み天才科学者
ベガパンクの海軍加入によって海軍の新戦力が発展する等、クロコダイルとドフラミンゴの事件を切っ掛けとして
七武海の存在意義を疑問視する状況が増えてきている。
【歴史】
時系列は新世界編準拠。
ちなみに63巻の
SBSでは、七武海の幼少期の姿も描かれている。
大海賊時代初期に四皇の台頭をはじめ激増・凶悪化する海賊達を抑えるべく設立。
13年前、女人海賊国家アマゾン・リリー皇帝の座を継承した
ボア・ハンコック18歳が、初めての航海遠征で8000万ベリーを懸けられ、その強さに恐れをなした世界政府が勧誘し、王下七武海入り。
11年前、
ジンベエ(当時35歳)は、すでに2億5000万ベリーもかけられこれからも上がる見込みだったものの、世界政府の勧誘を受けて、
魚人・人魚と
人間の親善、元
奴隷の解放のためにこれを受諾。
ジンベエのかつての仲間
アーロンも恩赦により解放されたが、人間の手下になることを拒みジンベエと袂を分かった。
10年前、
ドンキホーテ・ドフラミンゴが世界貴族への税金である天上金を積んだ船を乗っ取り、世界政府への脅迫という手段を持って、王下七武海への加盟を果たし、更にその地位と策謀を持ってドレスローザの王位の簒奪を果たした。
海軍本部と
白ひげ海賊団によるマリンフォード頂上戦争では、強制招集を受けて海軍側の戦力として活躍。
しかし一方で、白ひげ側に加担したジンベエ・
インペルダウン襲撃と囚人解放という目的を果たしたティーチは自ら脱退。
力不足が露呈したモリアは政府から襲撃を受けて表向きは戦死扱いとして除名された。
更に
バーソロミュー・くまは完全に改造されて政府の人間兵器となったが、生前のくまの依頼によるプログラムにより、2年間麦わらの一味の船「
サウザンドサニー号」を守り続けた。
インペルダウン脱獄を果たし多くの脱獄囚を引き連れた、元
ロジャー海賊団の船員にして四皇
シャンクスの兄弟分という
バギーを政府は即座に勧誘。
バギーが加盟した。
新世界編では、
人造悪魔の実SMILE製造に必要なSAD製造施設に近づくため、
シーザー・クラウンに怪しまれないよう七武海の座を手に入れたローが、麦わらの一味との
海賊同盟の件が露見したことで除名。
更に、ドフラミンゴがドレスローザで武器の製造・密輸、王位の簒奪といった諸々の悪事が露見したことで除名となった。
世界会議前には、
藤虎や七武海の実害を受けたアラバスタ王国国王
ネフェルタリ・コブラ、ドレスローザ国王リク・ドルドが七武海制度廃止に向けて根回しと話し合いを行っていた。そして……
「やっと消えるのか政府の狗共!なにが海賊女帝!鷹の目!ピエロ!」
「世界の"三大勢力"の一つだったのに!?大丈夫なのか!?」
来たる第956話。
世界会議にてついに
『王下七武海制度の撤廃』が決定した事が判明。
発案者はクロコダイルの被害者であるアラバスタ国王ネフェルタリ・コブラとドフラミンゴの被害者であるドレスローザ国王リク・ドルド。
七武海によって実害を受けた二人の提案に、多くの
王の賛同を得て可決されたこの一件は、世界中の人々を驚かせた。
七武海は全ての利権を剥奪され、世界政府との一切の関わりも断絶。
ただの海賊に成り下がった。
そして海軍本部は彼らを拿捕すべく、各地に部隊を向かわせた。
四皇に向けられる一大兵力が消失するばかりか元七武海討伐の為にただでさえ余裕のない海軍の戦力を割かなければならないということから、あの
海賊嫌いの海軍本部サカズキ元帥ですら七武海廃止には反対であったが、七武海による国家転覆犯罪という実情から廃止の可決も致し方ないものではあった。
サカズキは戦力低下を不安視している一方、
イッショウは
ベガパンクの開発した「
すげェもん」さえあれば七武海はもういらないと断言し、海軍特殊科学班「SSG」の活躍に期待している。
しかし、
機密特殊部隊からもたらされた情報は「
リンリンと
カイドウ、四皇同士の
海賊同盟」という更なる一大事変でサカズキも頭を悩ませることに。
結果的にこの同盟はご破算になったものの、海軍が捕縛に成功したのは
アラマキによるウィーブルくらいで、少なくともミホーク、バギー、ハンコックの捕縛に失敗。
しかもバギー・クロコダイル・ミホークの3名を中心とした海兵狩り組織「
クロスギルド」の旗揚げを許し、「懸賞金目当てに海賊はおろか守るべき一般人からも海兵が襲われる」事態となる。
早くも裏目に出つつある七武海廃止だが、一方で七武海廃止に伴い急遽投入された新戦力
パシフィスタ「セラフィム」の実働実験はおおむね成功と言える戦闘力を示した。
その廃止の行く先は……?
【初期メンバー】
※ここではルフィが海賊としてフーシャ村を出航した時点でのメンバーとする。
世界一の大剣豪。
作中で最初に登場した七武海であり、ロロノア・ゾロ(と読者)に世界の壁を突きつけた。
これまで現状組織を率いている描写も海賊旗を掲げている描写も一切無かった。
かつては海兵相手にも躊躇なく
剣を振るっていたらしく「海兵狩り」として海賊扱いされていた模様。
元懸賞金は不明。
本人は海賊旗を掲げることも手勢を増やすことも無く気ままに過ごしている。
七武海としても召集に応じることは滅多にない。
ドフラミンゴやジンベエが四皇の傘下になったりモリアとクロコダイルが四皇との戦いで叩きのめされているのを見れば分かる通り、基本的に四皇にサシで挑んで勝てるほどではない七武海の中で唯一
四皇の一角、両腕が健在な頃の「赤髪のシャンクス」と
たった一人で互角に渡り合っていたとされているなどその真の実力は未だに明かされていない。
表向きは「海賊を狩る英雄」として活躍しながらその影で犯罪会社
バロックワークスを立ち上げ、アラバスタ王国の乗っ取りに向けて暗躍していた。
元懸賞金8100万ベリー。
七武海の立場を隠れ蓑にアラバスタ王国の転覆と古代兵器プルトンの入手を図るも、麦わらの一味によって倒され、これまで行ってきた犯罪行為が露見。
逮捕され地位を剥奪された。
なお、政府も気づけなかったクロコダイルの王国乗っ取りを海賊によって阻止されたことは政府によって揉み消されており、表向きは全て
スモーカー大佐の功績ということになっている。
扉絵で海軍の留置所を経てインペルダウン(LEVEL6)に投獄されるも、後にエース救出にやって来たルフィとの取引を経て脱獄。
マリンフォード頂上戦争を生き残った後、
ダズ・ボーネスと共に新世界への進出を再び果たす。
ドンキホーテ海賊団の船長にして、ドレスローザ王国の国王。
元懸賞金3億4000万ベリー。
ドレスローザで
ドンキホーテファミリーを率いて圧政を敷いていたが、反旗を翻したローと彼と同盟を結んでいた麦わらの一味によって倒され、これまで行ってきた犯罪行為が露見。
大将
藤虎率いる海軍の部隊に逮捕され、地位を剥奪される。
その後、海軍中将つるにインペルダウンへと連行され、LEVEL6に収監された。
なお、これらは藤虎のある行動により揉み消しが不可能となったため、そのまま報道された。
南の海にある世界政府加盟国の一つ、ソルベ王国の元国王。物語初期メンバーの中でも新参である。
元懸賞金2億9600万ベリー。
同時に
革命軍の幹部でもあったが、今や海軍の兵器、天竜人の奴隷と成り果てた
改造人間。
しかし、世界会議に乗じた革命軍のマリージョア襲撃により、その身柄は革命軍に奪還された。
スリラーバーク海賊団船長。
元懸賞金3億2000万ベリー。
"
魔の三角海帯"にて勢力拡大の為に海賊狩りを行っていたが、麦わらの一味に敗北。
この時は続投したものの、マリンフォード頂上戦争で再びジンベエに敗れたことで世界政府上層部から事実上の戦力外通告を受けた。
マリンフォード頂上戦争の終結後、暗殺依頼を受けたドフラミンゴに襲撃されるも、とどめを刺される寸前にその場で姿を消した。
これに関しては未だ説明はないが、おそらく部下の
アブサロムが助けたのだと思われる。
暗殺には失敗したのだが、政府はとりあえず「マリンフォード頂上戦争で戦死」と広報し、それにより除名ということにしている。
九蛇海賊団の船長にしてアマゾンリリーの現皇帝。
元懸賞金8000万ベリー。
世界一と称されるほどの絶世の美女で、七武海の紅一点かつ初期メンバー最年少。
超が付くほどのワガママな性格だが、その美貌故に何をやっても許される。
色々な騒動を経て、現在はルフィにゾッコンである。
頂上戦争ではルフィを狙う海軍を妨害したが、乱戦中ということといつものワガママということもあってか罪を問われることも無く、その後も制度廃止まで七武海であり続けた。
魚人島の魚人たちで構成されているタイヨウの海賊団の船長。
元懸賞金2億5000万ベリー。
ジンベエザメの魚人で、魚人海賊団の船長だった
ノコギリのアーロンの兄貴分。
本作どころか日本の漫画界屈指の言及から登場するまでが遅いキャラクターで、第8巻(第69話)で名前が出たのに第54巻(第528話)で初めて本人が登場した。
マリンフォード頂上戦争時に白ひげ海賊団を支援するため、自ら七武海の地位を放棄。
インペルダウン(LEVEL6)に投獄されるもルフィの協力により脱獄し、頂上戦争を生き残った。
その後紆余曲折を経て、
七武海経験者では初の麦わらの一味加入者となる。
【作中で新たに加入した者たち】
元白ひげ海賊団の船員で、
黒ひげ海賊団の船長。
元懸賞金0ベリー。
エースの身柄を手土産にクロコダイルの後釜として加入するが、その直後にインペルダウンを襲撃。
LEVEL6の凶悪犯たちを解放し、自ら七武海の地位を放棄。
その後マリンフォード頂上戦争にて、白ひげを殺害しグラグラの実の能力を奪取。
翌年には、白ひげ海賊団残党との「落とし前戦争」に勝利。
新世界編では四皇の一角になるほどの実力と勢力を誇っており、能力者狩りを行っている。
ハートの海賊団の船長にして
11人の超新星の一人。
元懸賞金4億4000万ベリー。
海賊の心臓100個を政府に送り、それを手土産に七武海に加盟した。
しかし、麦わらの一味との同盟締結に伴い、自ら七武海の地位を放棄。
ドンキホーテファミリーとの決着後、
ワノ国にて打倒
カイドウへ向けて行動を開始。
自身は
ユースタス・キッドと一時同盟を組み、カイドウと同盟を結んでいた
ビッグ・マムを2人がかりで撃破。
これにより、キッド共々四皇並みの懸賞金を懸けられることとなった。
海賊派遣組織『バギーズデリバリー』総帥。
元懸賞金1500万ベリー。
ロジャー海賊団の元船員にして
四皇“
赤髪のシャンクス”の兄弟分。
伝説を生きる男。
ほぼ成り行き・運・ネームバリューで七武海に加盟しており、本人は七武海屈指の弱さを誇る。
制度廃止後、クロコダイルとミホークによってクロス・ギルドの下僕社長の座に就けられ、新たな四皇に名を連ねる。
頂上戦争後に加入した
“白ひげ”エドワード・ニューゲートの実子を名乗る男。
ハ行の発音が出来ないのか、代わりにサ行の発音でしゃべる(例:白ひげ→白しげ)。
元懸賞金4億8000万ベリー。
大きな白い半月の
ひげと
大薙刀、
黄猿をして「白ひげの若い頃」と言わしめる強さを持つが、その一方で著しくマヌケな上に、短気で単純な性格で乗せられやすく、民間人にも平気で被害を出すために海軍をはじめ世界政府の関係者も頭を悩ませている。
旗や部下どころか船一隻持っている描写が無く、どう活動しているのか、どうやって七武海に指名されたのかは不明。
というか母にあたる自称「白ひげの愛人」ことミス・バッキンに乗せられたただのバカである可能性大。
この母親も白ひげの残した財宝狙いらしいし。
…というのが下馬評だったのだが…?
制度廃止後は白ひげの故郷スフィンクスへと向かい、白ひげの財宝を狙う海軍を相手に守り抜くも、海軍大将緑牛に敗れ、連行されてしまった。
【過去に所属した者】
◆“トカゲの王”ハナフダ
109巻と111巻のSBSでその名前や姿、並びに経歴が明らかになった。
鎌と鉄球を武器にした全身黒ずくめのマスクの男で動物系古代種の悪魔の実を収集するのが趣味であったという。
カイドウとはかつては敵対関係にあったが、目的の一致から共闘関係となっていった。
もはや子供達を預ける程の信頼もあったようで強さに惚れ込み海賊王にするべく動物系古代種の悪魔の実を献上する等、百獣海賊団の戦力増強に尽力していた模様。
エッグヘッド編のバーソロミュー・くまの過去にて五老星のサターン聖がくまとの取引の条件の1つに七武海の加入を提示した理由が「少し前にポートガス・D・エースが七武海の1人を討ち取った」との事で、そのまま除名されているセンゴクがエースに話した言葉がますます重くなっている…。
政府は後釜にエースを入れさせようとするが、拒否されたので前述通りにくまが後任として加入。
自身はカイドウに預けていた子供達に会うべくワノ国へと向かっていたが、再会する事は叶わず、その航海の途中で恨みを買っていた他の海賊達に殺されるという非業の死を遂げた。
作者によると、何かを企んでいたようだが、今となっては分からないとのこと。
【余談】
設立時期
ワールド「七武海?なんだそれは」
ビョージャク「七武海は政府公認の海賊たちじゃ」
というやり取りがある。
30年間凍結していたワールドは七武海制度を知らなかったので、それ以降にこの制度が作られたと推測されていた。
血統因子
七武海のうち数名の能力、容姿を持つセラフィムがのちに現れた。
彼らは七武海の血統因子をもとに作られたとのことだが、どうやって入手したのかは不明。
加入の条件として血の提供があったのか、それとも七武海には健康診断でもあるのだろうか…
『ONE PIECE 総集編 THE 23RD LOG』
七武海の造形について明かされた。
当初、『ONE PIECE』は、約5年の連載・25巻程度を予想しており、四皇との戦いを当初から描くつもりだったが、軽い気持ちで「七武海」の構想を思いついたため、ジュラキュール・ミホークやクロコダイルをはじめ七武海との物語も盛り込むようになり、それが現在の長期連載につながる一因になったという。
「七」なのは、それがかっこいいと思ったからとのことで、後から少し「五武海」「二武海」にしてもよかったかもと思ったと冗談交じりに述べている。
実際、七武海の存在が明かされたアーロンパーク編の
ラスボスであり、麦わらの一味にとって東の海最大の敵となったアーロンが、
偉大なる海に君臨する三大勢力の一角である七武海の7人の海賊の内の1人と肩を並べた男という時点で、海賊王という頂点を極める道のりの長さを当時のファンは思い知ったであろう。
ジャンプ連載漫画の興亡をよく知っていれば、そんな大風呂敷広げて連載終了までに畳めるのかと邪推した当時の読者もいたかもしれない。
元ネタ?
七武海の初期メンバーの能力や戦闘方法が『
ロマンシング サ・ガ2』のラスボスである
七英雄に似ている事から一部の読者の間では七武海の元ネタではないかと考察されている。
- ミホーク=ノエル:天才剣士、七英雄で最も紳士
- クロコダイル=ワグナス:古代人検索のためヤウダ国の支配をもくろむ
- ドフラミンゴ=ボクオーン:傀儡師、人形を操り戦う
- くま=ダンターグ:暴れん坊、己の体を強化改造することに熱心
- ジンベエ=スービエ:海の覇者、海中で戦う
- モリア=クジンシー:相手の「力の源(LP)」を盗む
- ハンコック=ロックブーケ:七英雄の紅一点、相手を魅了する技を使う
また、これは明白だが七人全員の名前に
動物が含まれている(「ホーク(鷹)」「クロコダイル」「フラミンゴ」「くま」「ジンベイザメ」「
コウモリ」「ボア」)。
制度設定の元ネタとしては、16世紀から19世紀までにヨーロッパに実在した「私掠船(プライベーティア)」制度であることがSBSで回答されている。
全員集合?
実は七武海のメンバー全員が集合した場面は作中に存在しない。
巻54の532話に描かれた扉絵が唯一である。
「彼」
七武海加入希望者の男だが、ついぞ認められることのなかった謎の男。
…というのはネタで、実際はSBSに投稿されたネタ。
スネ夫ヘアーに三角顎と、威厳のない顔立ちをしている。
2年後には髭を生やして帰ってきた。
生け捕りにした海賊を手土産に七武海に就任した方は、追記・修正お願いします。
最終更新:2025年04月07日 18:22