登録日:2009/09/03 Thu 04:20:42
更新日:2025/08/10 Sun 19:14:42
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♪テーレッテ テレレレ♪
♪テンテテンテ テンテテンテ テッテッテ♪
スペランカーは1983年にアメリカで発売された横スクロールアクションゲーム。
日本ではアイレムが、
ファミコン用ソフトとしてライセンス販売した。実は
輸入品。
概要
タイトルの「スペランカー」は「無謀な洞窟探検者」を意味する。
この語意やパッケージ絵からインディー・ジョーンズのようなイメージかと思いきや……
とにかく非常に難しいゲーム。
何より特筆すべきは、ちょっと動かしただけというか操作ミスですぐに死ぬ主人公の弱さ。
開始3秒で死ぬ。
エレベーターから降り損ねて死ぬ。
身長と同じくらいの高さから落ちたら死ぬ。
段差を落ちても死ぬ。
坂をジャンプして下ると死ぬ。
うんこの湯気でも死ぬ。
ストレスさえ感じる虚弱体質。
因みにオリジナル版では身長の3倍の程度の高さまで大丈夫であったりとわりと普通であり、この虚弱体質はファミコンオリジナル。
アイレムェ……。
ただただそれが印象に残るこのゲーム。
これらの難易度の高さから、最も有名な
クソゲーの一つに挙げられるが、ちゃんと死にポイントや主人公及び敵の特性等を理解していれば、実は意外に遊べる良ゲー。
今となっては皮肉にもこのファミコン版限定の虚弱体質の仕様ミスがあったからこそ個性を確立しているという。
周回要素
基本は4ステージ構成で4面最下部にあるピラミッド到達でクリア。
以降1〜4面をループ。
周を重ねるごとに難易度が上がる。
◆2周目
アイテムの鍵が見えなくなる。
◆3周目
鍵のある場所でジャンプしないといけない。
◆4〜5周目
鍵がある場所でフラッシュ。5周目から幽霊のスピードアップ。
◆6周目〜
鍵がある場所でフラッシュの直後にジャンプ。ガスのスピードもアップ。
このあと255周まで6周目の状態が続き、256周目で若干難易度が落ちる。
以下1周〜256周をループするが、100周行かないで大抵得点がカンストする。
アイテム
◆ドル袋/金貨
いわゆる得点アイテム。それぞれ500点と1000点。
◆エネルギー
輪投げっぽい見た目。スペランカーのエネルギーを最大まで回復させる。100点。
◆照明弾
カプセルみたいな見た目。↑+Bボタンで使用。コウモリをやっつけることができる。300点。
◆爆弾
そのまんま、
爆弾。↓+Bボタンで使用。岩や壁を爆破することができる。500点。
◆青いカギ/赤いカギ
同じ色のゲートを開けるのに必要なカギ。青は1000点、赤は2000点。
◆ミラクル
原子図みたいな何か。ランダムで鍵、薬、無敵、2倍以外のアイテムの効果が現れる。
得点もそれぞれのアイテムの分が入る。
◆ダイヤモンド
隠しアイテム。特定の壁を破壊すると現れる。5000点。
◆1UPスペランカーの生首
隠しアイテム。残機獲得。どう考えてもこれが一番いい。
◆無敵
隠しアイテム。赤い点の円。一定時間無敵。ある意味ではもっとも無意味。
なぜなら落下には効果がないから。
◆2倍
隠しアイテム。[×2]というそのままな見た目。一定時間、以降に取るアイテムの得点を倍にする。
◆赤いクスリ
隠しアイテム。ドット絵の都合、あっかんべに見えなくもないがよく見るとビンの中に赤い液体のようなものが入っている。所謂
死亡フラグ。
スペランカーの移動速度
それと事故死確率を2倍にし、ジャンプ距離を伸ばす。どう考えてもロープで死ぬ。
因みにジャンプ中に効力が切れて通常に戻ると死ぬ時がある。クスリ、ダメ。絶対。
余談
PS3には「みんなでスペランカー」という協力プレイが出来るゲームがあったりする。
また、新次元ゲイムネプテューヌVⅡでは「ネプランカー」という名でコラボしていた。ちなみに、こちらは3D。
また、
多村仁志(元:
横浜DeNAベイスターズ)もそのケガの仕方、多さからスペランカーと呼ばれる。
本人はそう呼ばれるのを嫌がっているらしい。
そこから転じてプロ選手等が故障することを「スペる」、故障しやすい体質を「スペ体質」と呼ばれるようになってしまった。
古いゲームだが、ネットにおいても、伝説のゲームとして幾度もネタにされ、Flash全盛期にはこれを用いた動画が大量に作られたり、
ゲームセンターCXでも取り上げられたりと、一般的な知名度も結構ある。
追記・修正宜しくです←→
- 虚弱体質主人公・・・・・。おい! -- 名無しさん (2013-10-30 14:05:48)
- ある意味リアルだね
転んでしぬ事って実際にあるし -- 名無し (2013-10-31 06:35:39)
- つか、スーパーマリオと同時期に発売されるから弱さが目立ったんだ -- 名無しさん (2014-04-16 16:09:52)
- 凄まじい疾走感のある記事だな -- 名無しさん (2014-10-22 23:58:37)
- クソゲーではないな。どちらかというとバカゲーかな。 -- 名無しさん (2014-10-23 09:19:44)
- 隠れアイテムの「赤い薬」を飲んでもスピードが速くなりすぎてぶつかって死ぬ。 -- 名無しさん (2014-10-23 09:31:23)
- アイレムオリジナルの2ではライフ制で死ににくくなったがな。 -- 名無しさん (2014-10-23 09:32:17)
- 慎重にプレイしないで雑にやってるから悪い。スーパーマリオ感覚でやっていいとは説明書に書いていない。 -- 名無しさん (2014-10-23 09:36:26)
- 実際やりこむとかなりハマる 当時はファミコンがまだまだ普及しておらず、誰かの家に友達が集まってプレイするスタイルだったがこのゲームは死ぬたびに皆がはやし立ててイイ感じに盛り上がった(そしてあまりに死にやすい分「そろそろやめて次のゲームやろうぜ」が切り出しやすかった) -- 名無しさん (2016-01-12 09:10:37)
- ゲームオーバー画面でスタートボタン押しても、即タイトル画面に戻れずにポーズがかかるだけで、自動でタイトル画面に戻るのを待たなきゃいけないのが地味にイライラした -- 名無しさん (2016-05-28 19:04:55)
- 名は体をあらわすというのをこれでもかと体現したゲーム -- 名無しさん (2017-06-26 13:53:27)
- ソフトの上部のダイオードが赤く光るのに子供心をくすぐられたw -- 名無しさん (2018-01-19 11:54:12)
- コウモリの糞に触れただけで死ぬとか、よっぽど致死性&即効性の高い病原体でも入っているのだろうか・・・ -- 名無しさん (2018-07-16 20:22:55)
- あの主人公は重度の骨粗鬆症で、治療費を稼ぐため冒険者になったという噂 -- 名無しさん (2021-01-31 20:20:04)
- >単なる仕様ミスなのに 仕様がミスってたらむしろダメだろw これはもちろん意図的な設定でこういうデザインだよ。ちなみにこの時代のクソゲーという言葉はちょっとこれ変やろっていうツッコミ全般を含んでるので、今みたいに全くどうしょうもないゲームとはニュアンスが違う -- 名無しさん (2022-08-15 15:25:30)
- 同じファミコンソフトのドンキーとかのマリオよりは動きも軽やかで結構素直に動くので操作性自体は意外と快適だったりする。…勢い余って落ちたりして事故りやすいが。ツタエリアとか崖越えるところとかすげーシビア -- 名無しさん (2022-08-15 18:44:50)
最終更新:2025年08月10日 19:14