フルミネとシルバーバレトスターの論文 - アルカナアリアwiki

俺様がそれがそれを見たのは◯歳の頃だった。
カエルムの研究、冒険者ギルドに置かれた図書エリアだ。
ここフォンターナの買ったものと、研究者や先輩冒険者が冒険者ギルドに許可をえて置いたものと、アルカナ教団が置いたものと、カエルムなどの巨大機関から配布された物のごった煮の混沌。
一部のものは使い回しで、一定期間が経つと他のギルドに回され、もう戻ってこないか来て数年はかかる。
冒険者組合付司祭か、ギルド職員に頼めば俺様達が新たな本をある程度までなら頼むことはできる。
そんな中で見たのがカエルム発行の論文発表のための研究誌にあったシルバーバレトスター。
それを見た瞬間頭に電流が走りウズウズした感覚に襲われた。
これを覚えたい、覚えたら自分と合う。自分のスタイルと確実に合う。ラピッド以上に速く暴れられる。押し切れる。俺様はフルミネ様は押し切って全てを倒しきれる。
その全知感が読んだ時抜けなかった。
以降は、独学で論文を解析していった。
雷魔法は覚えていて、ラピッドの派生形ということで飲み込みやすいアンチェインドを除いて。
アンチェインドは使用者は幻。
アンチェインド関係の他の論文も見たが、アンチェインド所有者と全く同じようにしたはずなのに発動しない、もしくは死亡したという事例。
既存の魔法学に当てはめると当てはまらない面が大きいという点。
そこから、最も個人の才がいる魔法。
他の魔法は使えないがというものも稀にしかし確かにいる魔法、否、技術と言ったほうが正確と俺様は読んでいて感じた。
そうアンチェインドは才能が物を言う技術。
俺様にピッタリで使えるのなら確実にフルミネ様らしい物。
すべてを雷のように視認できない一瞬で終わらせて朽ちる、シルバーバレトスター。
俺様はこれを覚えると決め以降鍛錬を続けてきた。
そして今も。
開発者リーリア・アリリエルにあうまで残り〇ヶ月。