秘匿魔法都市アリスにて発明、研究されている魔術。
主流魔法で火球を射出する場合に後付けで付与する、というように魔法や物体に硝子魔術を付与する使い方が最も使われているが、付与以外の使い方をする硝子魔術もあり、それらは『硝子魔術基本研究部門』にて開発されている。
大きな特徴として、この魔術の十分な影響を受けたものは視認出来なくなることと、魔法の痕跡も残らないということが挙げられる。
ただ、魔力消費が非常に大きく、基本的にはあまり広範囲に影響を与えられない。加えて、他魔術と比べて火力も出ない。ついでに習得難度が滅茶苦茶に高い。とはいえ、奇襲によって一撃で相手を撃破するなど様々な有用性がある。
また、高火力もしくは高位の魔法、魔力の強い魔道具に付与しようとすると失敗してしまう。これは様々な要素で成り立っているバランスが崩れるために付与に失敗するものと考えられている。
しかしこの欠点は「火力ですり潰すよりも確実に殺せるよう段取りした方が効率がいい」「暗殺に火力を求めて現場に証拠を残すことになるのは防ぎたい」「一部の才能ある連中は硝子魔法は非効率な手段として敬遠される」と言った意見や思惑もあるため特別問題視されていない。
とは言え魔法研究者としては探求心を刺激されるのかどのような条件下で失敗するのか、低位や中位、威力がそれなりの魔法や魔道具ではどのように成功するのか、日夜研究がされている。
相手を殺すための効率だけを求めた、下劣で、品のない魔術である。
かつては燃費のあまりの悪さから理論上にしか存在しなかったが、改良に改良を重ね実用化された。
この技術は現在、アリス関係者が殆ど独占している。この国の出身でないキャラクターが硝子魔術を習得するのは不可能に近いだろう。……アリスに知人でもいない限り。
主流魔法で火球を射出する場合に後付けで付与する、というように魔法や物体に硝子魔術を付与する使い方が最も使われているが、付与以外の使い方をする硝子魔術もあり、それらは『硝子魔術基本研究部門』にて開発されている。
大きな特徴として、この魔術の十分な影響を受けたものは視認出来なくなることと、魔法の痕跡も残らないということが挙げられる。
ただ、魔力消費が非常に大きく、基本的にはあまり広範囲に影響を与えられない。加えて、他魔術と比べて火力も出ない。ついでに習得難度が滅茶苦茶に高い。とはいえ、奇襲によって一撃で相手を撃破するなど様々な有用性がある。
また、高火力もしくは高位の魔法、魔力の強い魔道具に付与しようとすると失敗してしまう。これは様々な要素で成り立っているバランスが崩れるために付与に失敗するものと考えられている。
しかしこの欠点は「火力ですり潰すよりも確実に殺せるよう段取りした方が効率がいい」「暗殺に火力を求めて現場に証拠を残すことになるのは防ぎたい」「一部の才能ある連中は硝子魔法は非効率な手段として敬遠される」と言った意見や思惑もあるため特別問題視されていない。
とは言え魔法研究者としては探求心を刺激されるのかどのような条件下で失敗するのか、低位や中位、威力がそれなりの魔法や魔道具ではどのように成功するのか、日夜研究がされている。
相手を殺すための効率だけを求めた、下劣で、品のない魔術である。
かつては燃費のあまりの悪さから理論上にしか存在しなかったが、改良に改良を重ね実用化された。
この技術は現在、アリス関係者が殆ど独占している。この国の出身でないキャラクターが硝子魔術を習得するのは不可能に近いだろう。……アリスに知人でもいない限り。
