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リーダーガイド

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最終更新日 : 2020年05月17日

リーダーガイド

各リーダーの役割とリーダーシップについて

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各種リーダーについての詳細はこちらを参考にしてください
Platoon HQ
Squad Leader
Team Leader

部隊指揮の基本

報告・連絡・相談

1. 報告
報告とは、上官から指示を受けた任務の進捗状況や結果などを知らせることを言います。つまり、報告の目的は「自分の現状を知らせること」です。これによって指示を出した上官は任務の進捗状況を把握することができます。
例). 「指示されたポイントへ移動完了、これよりクリアリングを開始します。」

2. 連絡
連絡の目的は、事実の周知です。自分の意見や感情などを入れず、事実のみの「情報」を複数の部隊に伝えることです。
例). 「部隊に負傷者が発生。治療後に移動開始します。」

3. 相談
相談は個人的に判断に迷ったり、決断できない際に、上官や周囲の部隊に意見を求める事です。相談をする際は、何が問題でどうしたいのかを簡潔に伝えることが肝心です。
例). 「進行方向に敵戦車を確認。我が部隊に対戦車火器なし。他部隊による排除を待ってから移動するか、他のルートで移動するか指示を願う」

各指揮官・リーダーは何をすればよいのか

誰から誰へ指揮命令を下すのかを明らかにしたものを指揮系統と言います。
指揮系統は基本的に上から下へと一本のラインで形成され、上位組織から下位組織へなど、命令がとこから来るのか、判断は誰に一任すべきかなどを明らかにするための手段です。

それぞれのリーダーや指揮官の指揮権の範囲と効力を理解することで「自分はどこまで判断すればよいのか。自分は何を判断するべきなのか」をスムーズに導き出すことができ、より良い部隊指揮が可能となります。

基本的に上位の指揮官・リーダーであるほど考えるべきスケールは大きくなり、末端のリーダーであればあるほどより詳細な規模で物事を判断します。
指揮官・リーダーは、如何にして部隊をコントロールするかが肝心です。
一人ひとりの敵兵士に惑わされることなく、分隊長なら敵の分隊長と、小隊長なら敵の小隊長と戦うことに専念してください。

Company Commander (中隊長)

作戦立案とその監督
作戦立案と遂行状況の監督作業を行います。
指揮下の部隊の大まかな移動ルートの提示や、後方部隊の指揮を行います。

Platoon Commander (小隊長)

分隊の移動指揮
中隊長に支持されたルートから具体的な移動ルートを立案し、配下の分隊に移動指示を出します。
交戦時は、目標に対して効率的な攻撃ができるように分隊に攻撃対象を割り当てます。

詳細についてはこちらもご覧ください: Platoon HQ

Squad Leader (分隊長)

Fire Teamの行動指揮
小隊長の指示のもと、どうやって移動指示を達成するかを現場目線で指揮します。
また、戦闘時は配下の班を戦闘に適した位置に展開させるように指示を出します。

詳細についてはこちらもご覧ください: Squad Leader

Fire Team Leader (班長)

戦闘指揮
班員の戦闘火力を指揮します。
常に戦闘できるよう移動隊形や班員の位置などを意識し、戦闘が始まれば班員に対して何を攻撃するべきかの指示を出します。

詳細についてはこちらもご覧ください: Team Leader

指揮系統とリーダーの役割を逆に言えば、班長は分隊長の指示なく持ち場を離れてはいけませんし、分隊長は小隊長の指示なく作戦を進めてはいけません。
自分の指揮権の範囲を超えている判断をする場合は、直属の上官に相談してみると良いでしょう。
※中隊長が存在しない場合、小隊長がその権限を持ちます。
※小隊長が存在しない場合、分隊長が中隊長および小隊長の権限を持ちます。

指揮権の優先度

指揮権の優先度は次のようになります。

中隊長 > 小隊長 > 分隊長 > 班長

基本的に自分よりも上のクラスの指揮官またはリーダーの指示が優先されます。

ただし、行動開始は直属の上官の指示を受けてから行ってください。
例えばあなたがFTLである場合、無線でHQからSQLへの移動指示を聞いたとしても、SQLの指示なく移動を開始するようなことはしないでください。

命令の受領と下達

各リーダーは上官から命令を受領することと、配下に命令を下達することが肝心です。
上官から命令を受領する場合はそれの理解に努め、受領した命令の解釈を配下に下達することが理想的です。

命令拒否の判断

下達された司令が必ずしも実行可能であったり、最善の方法とは限りません。
命令を受けた指揮官は「命令が実行可能かどうか」を判断し、実行が厳しいと判断したならばそれを上官に伝える義務があります。
この際、ただ単に「できない」ということだけを報告するだけでなく、「~なら可能」という上官が判断に必要な情報を提供することが必要です。

例1). 進行方向に大きな驚異となるものがある場合
HQ「Area1へ移動せよ。」
あなた「敵の戦車がArea1にいるので進行できません。航空支援による敵戦車の排除を要請します。」

例2). 任務遂行に関してより良いアイディアがある場合
HQ「OP(索敵地点)へ移動せよ。」
あなた「指定されたOPよりもマップ上に示す新たなOPの方がより良い索敵を行うことができそうです。地点の変更を要請します。」

ただし、すみやかに解決できる問題であれば命令拒否をする必要はありません。

例). 移動指示が出された場合
「敵兵とコンタクト。排除後に移動開始します。」
「負傷者の治療が完了後、移動開始します。」

後退の判断

進行と同じく後退の判断をするのも指揮官の努めです。
戦闘などで前線が混乱している場合、無理に前進したり前線を維持したりするよりも、一度後退して体制を立て直したほうが懸命です。

装備品の選択

指揮官やリーダーは、状況に合わせた武器選択をする必要があります。
交戦距離や交戦環境、敵の規模、装備、兵器に対応できる装備を配下に装備させてください。
※協力な武器・兵器の使用はミッション製作者に許可をとってから使用するようにしましょう。


Company Commander (中隊長)

※中隊長の役割を要求されることはほぼ有りませんが、中隊長の役割を知ることで小隊指揮をより的確に行うことができます。

Company Commander(中隊長)の役割は小隊長の役割と似ていますが、分隊を扱う代わりに前線部隊と後方部隊を取り指揮します。
中隊長はミッションの進行を第一に考え、戦闘に関しては小隊長に任せます。

中隊長は全体の計画だけでなく、戦闘の状況に合わせて計画を調整したり、計画を実行するための支援を効率的に運用する必要があります。
中隊長は常に先を見据え、補給、増援、その他の事項が物ミッションにどのような影響を与えるかを考慮した上で、大規模な移動や作戦行動のタイミングや方法を決定します。

中隊長のモットーは「我々は次にどこへ行くか」です。
これは前線で戦う小隊への負担を減らし、絶えず状況を考え、常に先のことを考えなければならないということを思い出させてくれます。

補佐官の任命

ミッション遂行のために補佐官を任命することも中隊長の責務です。
特に、航空機部隊や後方支援部隊、その他別働隊が存在するとき、全てを中隊長一人で管理しようとするのは無謀です。

  • 2IC (副中隊長)
  • FAC or JTAC (前線航空指揮官)
  • FO (射弾観測官)

2IC(中隊副長)は指揮する部隊数や別働隊が存在する場合、必須となる存在です。
航空支援が利用可能な場合はFAC(前線航空指揮官)を、後方支援射撃が利用可能な場合はFO(射弾観測官)を任命してください。
2ICとFAC、FOは必要に応じて必要な場所へと派遣します。

※ 2IC : Second In Command
※ FAC : Forward Air Control
※ JTAC : Joint terminal attack controller - 統合末端攻撃統制官
※ FO : Forward Observer

Company Commander の心得

作戦を計画し、小隊長やその他の部隊の指揮官にそれを説明してしっかりと理解させること
指揮官の意図を小隊長や支援部隊にすべて伝えること。意図をすべて伝えることで、小隊長や支援部隊は自らの任務、方法、そして何をしたら終わりなのかを把握することができます。
また、中隊指揮所(HQ)が行動不能になった場合、小隊長が代理で指揮をとることをスムーズに行うことができます。特別な装備を割り当てること。これは Weapons Squadを小隊で編成したり、車両を割り当てたり、輸送機に搭乗する部隊を指定したりすることが含まれます。

交戦規則(RoE)を規定すること
状況に応じて RoE を規定し、配下へと伝えてください。

通信規則を設けること
部隊ごとの無線周波数を割り振ります。マップの空いている場所に無線周波数を書き込んでおくことで、全てのプレイヤーが使用している周波数を把握しやすくなります。

ミッションの進行を監督すること
CoyCo は戦術的要素に集中し、戦術的な状況が進行するにつれて適切でタイムリーな命令を下します。

指揮に集中できる場所にHQを配置する
中隊長が効率的に作戦を実行するためには実際に戦況を見ることが重要です。そのために、中隊HQは絶えずどこでこれを実行できるかを判断し、その場所を安全に維持できるようにしなければなりません。

Platoonが攻撃部隊と支援部隊に分かれた場合、CoyCo はそのどちらかに追従し、2ICはもう一方に追従します

2ICと情報を共有する
2ICは可能な限り CoyCo を支援し、必要に応じて情報を活用します。

マイクロマネージメントは避け、小隊長の判断を信頼します
小隊長は前線での判断材料を多く持っており、CoyCo は小隊長の判断を信頼し、戦闘指揮は彼らに一任します。戦闘が継続している間、CoyHQ は小隊を支援するためにできることを常に考え、行動します。支援できる材料はありますか?そうであればそのように最善を尽くしますか?

任務を達成するために必要に応じて中隊を再編成する
少人数部隊や、戦闘能力が低下した部隊をほかの部隊と統合したり、負傷者が多発したときに部隊を再編成することが含まれます。

利用可能であれば、Forward Observer や Forward Air Coitroller を介して Artillery や CAS などの支援攻撃を行う

中隊の戦闘状況、戦死者、弾薬、およびその他の能力を常に意識する
これは戦闘後に小隊長から ACE 報告(弾薬、健康状態、装備品)の報告を受けることが含まれます。

必要に応じて補給が行われるようにする
補給にはいくつかの種類があります。車両に弾薬物資を積み込み、小隊へ派遣したり、ほかの部隊と弾薬を共有したり、補給が困難な場合には敵から武器を鹵獲したりします。


マイクロマネジメント

マイクロマネジメントとは「管理者である上官が部下配下の任務遂行に強い監督・干渉を行うこと」つまり「過干渉」です。
配下に対して過干渉してしまうということは、配下に不要な負担を与えたり不必要な行動制限をかけたりしてしまいます。

マイクロマネジメントは過度に失敗を恐れたり、指揮系統を理解していなかったり、配下を信用していないときなどに発生する傾向があります。
マイクロマネジメントを避けるため、指揮系統を理解し、大胆かつ繊細な指揮をするように心がけましょう。

マイクロマネジメントとしてよくある例

  1. 部隊のすべて把握しようとする
  2. 報告を過剰に要求する
  3. 細かすぎる指示を出す

(1). 基本的に、小隊長は分隊を、分隊長はファイアチームを、FTLは隊員を指揮します。
つまり、小隊長は分隊単位で小隊を管理すればよく、ファイアチーム単位で管理する必要はありません。
小隊長は分隊長を信頼し、分隊内のことは分隊長に任せましょう。

(2). 報告を過剰に要求することは、配下へ不必要な負担を与えてしまいます。
戦闘があるたびに負傷報告や残弾状況を確認させたりしていては、配下の士気や警戒能力を低下させてしまいます。
問題が発生した場合は現場でそれを分析し、報告をまとめますので、上官は配下の報告を待ちましょう。
現場が混乱していたり報告を怠っていたりする場合は、上官であるあなたから報告を促すようにしましょう。

(3). 細かすぎる指示は受領する者へ大きな負担を与えてしまいます。
特に理由がない限り、移動指示や交戦指示は大雑把に行いましょう。
配下はロボットではなく人間です。
配下に判断の余地を与え、柔軟に対応させることがリーターの努めです。

マイクロマネジメントを避けるには

何よりもまず、配下のリーダーや隊員を信頼しましょう。
現場で問題が発生した場合、指揮系統が機能していれば必ず現場からの報告がきます。
特に、即時に解決できるような小さな問題は現場で解決されるため、上官が過剰に対応を指示する必要はありません。

問題を察したとしてもまずは配下からの報告を待ち、現場への負担を減らすようにしましょう。


Tips

ACE Report

概要

ACEレポートとは、隊員のステータスを簡単に把握するテクニックです。
ACEは[A] Ammo (残弾数)]、 [C] Casualties (負傷)、[E] Equipment (消耗品)の頭文字であり、これら3つの状態を色で表すことで簡潔に情報を伝えることができるようになります。

また、ACEレポートを収集することで交戦可能能力の把握や、物資の分配、補給、後退などの戦略的判断が用意となります。

Ammo
出発時の所持弾数を基準として、未使用~50%以上がグリーン、50%以下がイエロー、20%以下がレッドと表します。
Note:Ammoは小銃、機関銃、拳銃などの弾薬のことを指す。

Casualties
無傷~軽傷はグリーン、衛生兵の助けを要するときは イエロー、行動不能の場合はレッドと表します。

Equipment
消耗品とはATランチャーの残数、グレネード、スモークグレネード、グレネードランチャー弾、設置型爆弾などを指します。
未使用であればグリーン、使用している場合は残数を報告します。

ヒント

ファイアチームメンバーのためのヒント
  • 出発時に自分の持っている弾薬数と消耗品数をメモしておき、自分の弾薬の状況を常に把握しておくようにしましょう。
  • 報告する際は無線が混雑しないように上のスロットの人から順に報告するようにしましょう。

リーダーのためのヒント
  • 交戦が落ち着いたときは、すぐさまACEレポートを収集するようにしましょう。
    • 特にチームリーダーは率先してACEレポートを収集し、上のスロットのチームから順に分隊長に報告するようにしましょう。
    • 収集したACEレポートはFTLから分隊長へ、分隊長から小隊長へと順に報告をしましょう。
  • すべての隊員がACEレポートに精通しているわけではないことに注意をしてください。

METT-TC

METT-TCとは

METT-TCとは、任務遂行時に考慮すべきことをまとめたものであり、METT-TCはそれらの頭文字です。
作戦立案や交戦規定の制定などはMETT-TCを参考として決定すると上手くいくでしょう。

Mission (任務)
Missionの明確な目標
Enemy (敵情)
敵の情報
  • 敵は誰か
  • 敵の規模は
  • 敵の戦力は
Terrain and weather (地形・気象)
考慮すべき地形情報や気象情報
Troops & support available (友軍及び受けられる支援)
友軍情報
  • 私たちの部隊は
  • 使用可能な装備は
  • 受けられる支援は
Time available (時間)
作戦時間や制限時間など
Civil consideration (民事考慮事項)
民間人への対応

METT-TCの例

Mission
敵拠点の制圧
Enemy
ターリバーン武装ゲリラ
Terrain and weather
山岳地帯、晴れ
Troops & support available
アメリカ陸軍
攻撃ヘリコプターによる近接航空支援が可能
Time
任務開始時刻 16:00
同日18:00までに任務を完了させること
Civilian
周辺の集落に民間人が存在する。武器を持たぬ者へ攻撃することを禁じる


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