FX Layer
概要
主な特徴
- 複数エフェクトの並列処理
- FX Layerは、複数のエフェクトデバイスを一つのレイヤーごとに格納し、それらを並列で同時に適用できます
- 入力されたオーディオ信号は各レイヤーに分岐し、それぞれのエフェクトチェーンを通った後にミックスされます
- レイヤーごとの独立したコントロール
- 各レイヤーは個別にエフェクトを設定でき、ボリュームやパンの調整、オン・オフの切り替えも独立して行えます
- これにより、複雑なミックスやエフェクトのブレンドが容易になります
- エフェクト順序の影響を受けない
- Chain(直列コンテナ)と異なり、FX Layer内のエフェクトは並列なので、レイヤーの順番を入れ替えてもサウンドへの影響はありません
- 各レイヤーが独立して信号処理を行い、最終的に合成されるためです
- 柔軟なサウンドデザインが可能
- 例えば、原音と複数のエフェクト処理済み音をレイヤーでミックスしたり、異なるエフェクトの組み合わせをブレンドして新しい質感を作り出すなど、クリエイティブな用途に最適です
- モジュレーションやオートメーションとの連携
- 各レイヤーのパラメータやミックスバランスは、Bitwigのモジュレーションシステムやオートメーションと連携でき、動的なサウンド変化を作り出せます
- 主な用途
- パラレルコンプレッションやマルチエフェクトのブレンド、原音とエフェクト音のミックス、特殊なサウンドレイヤリングなど、幅広い音作りに活用できます
ChainとFX Layerの違い
デバイス名 |
接続方式 |
主な用途 |
Chain |
直列 |
エフェクトの順序による処理 |
FX Layer |
並列 |
複数エフェクトの同時適用・合成 |
関連ページ
最終更新:2025年05月04日 19:53