種族概論
- 以下に紹介するのは「ヴォーロのモンスター見聞録」(絶版)で使えるプレイヤー種族である。人間と敵対して暴虐の限りを尽くすロールプレイや、善の心を持つはぐれ者のモンスターをロールプレイをしたい場合におすすめのサプリメントだ。
- 基本ルールブックでは、種族によって貰える能力値ボーナスが決まっていたため、向いているクラスと不向きなクラスがあったが、「ターシャの万物釜」により、能力値ボーナスを自由に割り振ることができるようになったため、クラス選択における縛りはほとんどなくなった。好きな組み合わせを選ぼう。
- 主な特徴しか書いていないことに注意。すべての種族特徴を知りたい方は該当ルールブック、サプリメントを購入しよう。
ルールブックの略称
- VGoM:ヴォーロのモンスター見聞録(絶版)
オーク(VGoM)
- 残忍で恐れを知らない、獰猛な戦士の種族。
- 「能力値上昇」は【筋力】+2、【耐久力】+1(※「ターシャの万物釜では自由」)。ファイター、バーバリアン、パラディンに向く。
- エラッタにより、【知力】のマイナス修正は削除された。
- 「猛進」は、ボーナス・アクションで敵に向かって移動できる。これにより1ターン目から近接戦闘に参加できる可能性が高い。
- 「強面」は〈威圧〉技能に習熟する特徴だったが、エラッタにより、「Primal Intuition/原始の直感」に変更され、いくつかの技能から好きなものを選択できるようになった。おすすめは〈医術〉や〈知覚〉。
- 「優れた体格」は、押し引き判定でサイズが1段階大きいものとして扱う。ただし、クリーチャーをつかんだり突き飛ばす際には適用されない。
ゴブリン(VGoM)
- 意地悪く狡猾な小人の種族。
- 「能力値上昇」は【敏捷力】+2、【耐久力】+1(※ターシャの万物釜では自由)。ファイター、レンジャー、モンクに向く。ローグも悪くないが、「素早い脱出」は、「巧妙なアクション」と役割が被る点に注意。
- 「暗視」は60フィートの暗闇を見通せるため、照明なしで隠密行動が可能になる。パーティ全員を暗視持ちで揃えれば、ダンジョンでの不意打ちを成功させやすくなる。ルール上「薄暗い」扱いとなるので、〈知覚〉判定に不利を受ける点に注意。
- 「チビ助の狂乱」は、自分より大きな相手に攻撃したとき、自身のレベル分の追加ダメージを与える。ただし小休憩ごとに1回のみ。大きく戦局を変える力はない。
- 「素早い脱出」は、攻撃後に機会攻撃を受けずに離脱できる。ヒット・アンド・アウェイ戦法が可能。「二刀流」や「両手武器戦闘」、モンクやローグなど、防御が薄いキャラクターと相性が良い。
コボルド(VGoM)
- 臆病だが素早く器用な爬虫類型の種。竜に仕えることが多い。
- 「能力値上昇」は【敏捷力】+2(※ターシャの万物釜では自由)。ファイター、ローグ、モンク、レンジャーに向く。
- エラッタにより、【筋力】のマイナス修正は削除された。
- 「暗視」は60フィートの暗闇を見通せるため、照明なしで隠密行動が可能になる。パーティ全員を暗視持ちで揃えれば、ダンジョンでの不意打ちを成功させやすくなる。ルール上「薄暗い」扱いとなるので、〈知覚〉判定に不利を受ける点に注意。
- 「土下座して命乞い」と「連携戦闘」は、どちらも攻撃を有利にする。「大業物の使い手」や「射撃の名手」、ローグの「急所攻撃」などと好相性。
- 「日光過敏」は、日光の下では目がくらみ、〈知覚〉判定と攻撃ロールに不利を受ける。つまり、屋外ではまともに戦えない。屋外で行動する場合は夜間が基本になるだろう。どうしても昼間に活動したいなら、手段は大きく二つある。一つはファイター、パラディン、レンジャーを選び、「無視界戦闘」を習得して、視覚に頼らず疑似視覚で戦う方法。もう一つは呪文使いのクラスを選び、攻撃呪文を、セーヴィング・スローを要求するものに絞る方法だ。
バグベア(VGoM)
- 腕っぷしの強い毛むくじゃらの獣の種族。残忍だが怠惰で無気力。
- 「能力値上昇」は【筋力】+2、【敏捷力】+1(※ターシャの万物釜では自由)。ファイターやバーバリアンに適するが、後述の特徴「不意討ち攻撃」が、ローグと抜群に相性が良い。
- 「暗視」は60フィートの暗闇を見通せるため、照明なしで隠密行動が可能になる。パーティ全員を暗視持ちで揃えれば、ダンジョンでの不意打ちを成功させやすくなる。ルール上「薄暗い」扱いとなるので、〈知覚〉判定に不利を受ける点に注意。
- 「長い手足」は、近接攻撃の間合いが5フィート伸びる。ヒット・アンド・アウェイ戦法が可能。「二刀流」や「両手武器戦闘」、モンクやローグなど、防御が薄いキャラクターと相性が良い。
- 「優れた体格」は、押し引き判定でサイズが1段階大きいものとして扱う。ただし、クリーチャーをつかんだり突き飛ばす際には適用されない。
- 「潜む者」は、〈隠密〉に習熟する。後述の「不意討ち攻撃」と好相性。
- 「不意討ち攻撃」は不意打ちに成功すると2d6追加ダメージ。ローグ、とりわけアサシンの「暗殺術」と相性抜群だ。不意打ちが確定クリティカルとなった場合、「急所攻撃」と「不意討ち攻撃」のダメージは両方とも倍加する。
ホブゴブリン(VGoM)
- 大柄で武勇に優れたゴブリン。名誉と階級を重んじるエリート戦士。
- 「能力値上昇」は【耐久力】+2、【知力】+1(※ターシャの万物釜では自由)。広範なクラスに向く。
- 「暗視」は60フィートの暗闇を見通せるため、照明なしで隠密行動が可能になる。パーティ全員を暗視持ちで揃えれば、ダンジョンでの不意打ちを成功させやすくなる。ルール上「薄暗い」扱いとなるので、〈知覚〉判定に不利を受ける点に注意。
- 「軍事訓練」は、2つの軍用武器と軽装鎧に習熟。武器や防具に習熟していない呪文使い系クラスや、「モンク武器追加」でモンク武器を増やす際に有効。
- 「ホブゴブリンの一分」は、味方の数が多いほど、自分のd20ロールにボーナスを得る。手軽に味方を増やすには召喚術がおすすめだ。自力で召喚する必要はないため、仲間のウィザードやドルイドに頼むと良い。
ユアンティ・ピュアブラッド(VGoM)
- 邪悪な蛇人間の種族。
- 「能力値上昇」は【魅力】+2、【知力】+1(※ターシャの万物釜では自由)。ウォーロック、ソーサラー、バードに向く。
- 「暗視」は60フィートの暗闇を見通せるため、照明なしで隠密行動が可能になる。パーティ全員を暗視持ちで揃えれば、ダンジョンでの不意打ちを成功させやすくなる。ルール上「薄暗い」扱いとなるので、〈知覚〉判定に不利を受ける点に注意。
- 「生得呪文発動能力」はレベルに応じて呪文を習得する。ただし特別に強力なものは少ない。
- 1レベル:〈ポイズン・スプレー〉、〈アニマル・フレンドシップ〉(蛇のみ)
- 3レベル:〈サジェスチョン〉
- 「魔法抵抗」は、魔法に対するセーヴに常に有利。極めて強力な特徴。D&Dにおいて魔法は必ず登場する。特に高レベルほど真価を発揮する。
- 「毒耐性」は、毒ダメージに完全耐性を持ち、毒状態にもならない。毒を使うクリーチャーは多く、中には毒と麻痺を同時に与えてくる致命的な敵もいる。そのため、この耐性は多くの場面で役立つ。また、味方が使う毒の範囲攻撃(クラウドキルなど)に巻き込まれないのも、大きな利点である。