EDF用語集 > 武器の豆知識

  • EDFが使う武器・兵器の現実世界での扱い。
  • より詳しく正確な情報を得たい場合は、書籍を参照することをおすすめします。
+ EDFとは関係が薄い部分も多いので格納してあります。

火器

アサルトライフル

  • 日本語では突撃銃と訳される。ある程度の連射性能と中距離での精度の高さを兼ね備えた銃を主に指す。
  • 現代の軍隊における基本的な装備。世界中どの国家の軍隊でも持っており、旧世代にあたるものならば発展途上国や武装勢力にも普及している。
  • 時は日露戦争。ロシアは日本との泥沼の塹壕戦を味わい、歩兵の突破力不足に泣いた。そのため戦後に歩兵単体で扱えてフルオート射撃ができる「フェドロフ M1916」を開発した。
    • 続いてナチスドイツ。第二次世界大戦では独ソ戦で歩兵の突破力不足に泣いた。そのため後のアサルトライフルの原型となる「StG44」を開発した。
    • そして戦争に敗北したドイツの技術者の助言の元、ソ連のカラシニコフ氏により「AK-47」が開発された。簡便な構造から模造品が登場し、評判と共に爆発的に世界中に浸透した。
  • ちなみにアサルトライフルで装弾数が100発以上というのはドラムマガジンのようなものを使用しない限り不可能である。EDFのライフルのマガジンには4次元ポケットのような空間が存在しているのであろう…。
    • 今作のPA-11は外見がM16アサルトライフルやM4アサルトカービンに酷似している。

ショットガン

  • 大きめの銃口から小粒の弾をまとめて発射し、広い範囲を攻撃できる銃。日本語では散弾銃と訳される。口径が大きいので「スラグ(スラッグ)」と呼ばれる一発だけの大型弾を発射することも可能。これはEDFでもスラッグショットシリーズとして再現されている。
  • 主に素早い小動物や鳥を撃つ狩猟用として使われる。軍用としては射程が短く主力とはなっていないが、近距離戦を強いられる市街地やジャングル、塹壕では活躍が見込める。
  • 今作では貫通性が付与されたが、実際のショットガンの弾はいずれも貫通性は低い。アサルトライフルの方がはるかに貫通が期待できる。

スナイパーライフル

  • 長距離射撃に適した長い銃身と高倍率スコープを備えた文字通りの狙撃銃。
  • 重機関銃用などの大口径弾薬を使用し、射程や貫通力を重視したものは対物狙撃銃(アンチマテリアルライフル)と呼ばれる。こちらは戦車などを狙うというよりも、仕掛け爆弾を撃ち抜いて処理したり、長距離の対人狙撃に使われる。
    • 今作では平均的な性能のスナイパーライフルのKFFも設定上は対物狙撃銃らしい。
    • より一撃の威力に特化したファング系などは、銃口部分に大きめの反動軽減器を付けてなお激しく跳ね上がるほどの反動が生じている。このあたりが生身の人間に扱える限界で、これ以上はパワードスケルトンの出番なのであろう。

ロケットランチャー

  • ロケット弾を発射する兵器の総称。主に歩兵が扱うものを指す。ロケット弾については下記参照。
  • 歩兵個人が持つロケットランチャーは往々にして対戦車兵器。対戦車といっても真正面から当てても貫徹出来ないため、装甲の薄い上面や後方を狙う。
  • 連続発射する必要性が薄く、弾自体が大きく重いのもあって、歩兵用ロケットは筒型ランチャーに1発のみ装填するゴリアスのようなタイプが主流。グラントのように連発できるものの方が珍しい。
  • 厳密に言えば、発射から着弾まで弾自体のロケットモーターに頼るのがロケットランチャーであり、かの有名なRPG-7は火薬で発射する無反動砲なため「ロケットランチャー」ではなかったりする。

機関銃/機関砲

  • 弾丸を自動で装填・連続発射できる銃火器のこと。
    • 歩兵一人で扱える軽機関銃(LMG)や、一人では携行できない昔ながらのタイプの重機関銃(HMG)、短機関銃(SMG)、自動小銃(アサルトライフル)など、かなり広義の連射火器を指すものでもある。
    • しかし、テレビのようにアサルトライフルなどを全部マシンガンと呼んでしまうと区別が付かなくなるため、一般的には口径や目的などできちんとカテゴリ分けされている。
  • 方式はいくつかあり、発射薬のガス圧や反動で動かすもの、電動や油圧によって動かすもの、下記のガトリング式などが存在する。
  • 機関銃と機関砲の定義はあいまいで、国や軍隊などによって細かく変わる。大体は口径によって区別されている。
    • 機関銃はマシンガン、機関砲はオートキャノンとも呼ばれる。EDFでは割と基準がバラバラ。
    • イプシロンに付いているマシンガンはブローニングM2によく似た銃身をしている。

ガトリング砲

  • EDFではフェンサーでお馴染み、薬室と銃身が複数ある火器。束ねた銃身を回転させて次々と装填、発射、排莢を繰り返す。火器としての歴史はアサルトライフルなどより古く、初期のものは手動式だった。開発者であるアメリカのリチャード・ジョーダン・ガトリング氏から名前を採っている。
  • 理屈としては、装填済みの単発鉄砲を取っ替えひっかえ連射するのと同じ。連射速度向上のほか、複数の銃身が磨耗や加熱を分担するので連射速度の割に消耗が緩やかという利点がある。だが単銃身かつ小型で連射性能に優れる機関銃が登場すると、手動式の古典的なガトリングは姿を消していった。
    • のだが、強力な動力源があれば高速連射できるガトリング方式は、小型高性能なモーターの登場で実用的な火器として復活する。戦闘機が空で撃ち合うようになると、大口径の弾を高速連射して長射程の散弾銃のように使え、飛行の勢いに振り回されても作動不良が起きにくいガトリング式が有効だったのである。
  • 車両やヘリに載せる比較的小型のものも開発されたが、こちらも大量の弾をばらまいて散弾のように広範囲を薙ぎ倒すためのもの。機関銃やグレネードランチャーと用途が被るので出番は限られる。
  • 当然だが構造上大きくならざるを得ず、歩兵単体では持ち運びできない。パワードスケルトンは凄いのだ。
    • ゲームでは普通に人間が両手で持ち運ぶことも多いが、大体そういう場合は「口径が小さい」とかの理由が添えられている。

リボルバーカノン

  • ガトリングとは違い銃身は一本だけだが弾薬が装填されている薬室(チャンバー)がリボルバー拳銃の回転する部分(シリンダー)の様な構造になっている。
    • これを回転させて弾薬の装填→発砲→薬莢排出のサイクルを連続的に行う事で従来の機関砲よりも高い発射速度を得ている。
    • 構造は作動を機械式にし機関砲サイズまでスケールを大きくしたリボルバー拳銃の様なものである。
  • 第二次世界大戦末期にナチスドイツのマウザー社が開発した航空機用機関砲MG213が始祖といわれている。開発自体は戦争終結までに間に合わなかったものの当時の機関砲としては驚異的な性能を誇っていた。
    • 基本構造はこの時点で完成していたので、現在も使用されている各国のリボルバーカノンの大半がこのMG213を原型として設計されたもの。と言うかほぼ丸パクり
  • 流石に発射速度はガトリングには敵わないが、撃ち始めの立ち上がりが早く、構造が単純で小型軽量、整備も楽と言った利点がある。
  • 本作ではニクスの腕部武装として登場。が、銃身が何本も束ねられたその見た目はどう見てもガトリングである。
    • かと言ってガトリングかと言われれば銃身が回転しておらず、よくわからない武装となっている。

ハンドグレネード

  • いわゆる手榴弾。手でぶん投げる爆発物。
  • アサルトライフルとセットの歩兵部隊の基本装備。遮蔽物の向こう側に攻撃できたりするため便利。
  • 歩兵の貴重な範囲攻撃武器。建物に逃げ込んだ敵もこれを投げれば一瞬でボカン。
  • 主人公は肩が強いらしく、かなりの距離まで投擲できる。野球選手にでもなればいいんじゃないかな。
    • 戦地でグレネードを投げさせられた野球選手の多くは、後に肩を壊してしまうが本作の主人公は平気な模様。間違いなく球史に名を残す名投手になっていただろう。

グレネードランチャー

  • 日本語では擲弾銃と訳される。手榴弾クラスの弾を遠距離まで投射することができる。
  • アサルトライフルに取り付けるアンダーバレル型や、連続発射できる回転弾倉式、マシンガンのように連射できるグレネードマシンガンなどもある。

砲弾

ロケット弾

  • 弾それ自体に推進剤が積んでおり、自ら飛翔していく弾のこと。
  • 日本では一般に「ロケット弾(噴進弾)」といえば直進するものだけを指し、ルートを修正しながら飛んだり目標を追尾するなど何らかの誘導装置を持つものは(ジェット推進のものも含めて)ミサイル(誘導式噴進弾)と呼んで区別する。
    • しかしロシアなど、国によってはロケットとミサイルを区別しない所もある。
      • 実際、GPS誘導式なのに「ロケット」と付いていたり、推進剤を持たない誘導爆弾なのに「ミサイル」の名前が付いていたりする。
    • 現在、ロケット弾は戦闘機や攻撃ヘリコプターなどの航空機や地上車両、艦艇に搭載されるもの、兵士個人が持ち運ぶものなど、種類や大きさも様々。
  • ロケットそのものは推進装置でしかないので、弾頭の種類によって効果もターゲットも異なる。大型の爆発物で施設や車両を破壊するもの、巨大な爆風や破片の雨などで陸上部隊をまとめて薙ぎ倒すもの、小型弾頭を大量に詰めて広範囲を爆破するもの、中には魚雷を飛ばして潜水艦を狙うものもあり、応用範囲が広い。
    • ちなみに、弾頭の代わりに探査機や宇宙船を積んだものが宇宙用ロケットである。実際、初期の米ソの宇宙用ロケットは弾道ミサイルの流用であった。

徹甲弾

  • 弾の質量と弾速による運動エネルギーによって分厚い装甲を貫通させることに主眼をおいた弾。AP弾(AP:Armor Piercing)とも言う。
  • 物体を高速で衝突させて突き破るという、極めて原始的かつ基本的な弾と言えるだろう。
  • 広義に言えば拳銃やアサルトライフルの弾も徹甲弾と言えるが、概ね弾を使い分ける必要がある戦車砲でよく使われる呼び名である。

榴弾

  • 爆発し周囲に破片をばらまくことで攻撃する砲弾。HE弾(HE:High Explosive)とも言う。
  • 戦車などの装甲目標には効果が薄いが、加害範囲が広いため歩兵などの軟目標には絶大な威力を発揮する。

徹甲榴弾

  • 徹甲弾と榴弾の特性を併せ持った砲弾。APHE弾(APHE:Armor Piercing High Explosive)とも言う。
  • 敵の装甲に突き刺さった後、爆発することで二重のダメージを与えることが狙える。
  • 装甲が薄い相手には徹甲弾では貫通し過ぎて逆に大きなダメージが狙えないため、この弾が使われる。

成形炸薬弾

  • ゲーム中ではブラッカーE型の主砲弾として使用する事が出来る。HEAT弾(HEAT:High-Explosive Anti-Tank)とも言う。
  • モンロー/ノイマン効果と呼ばれる物理効果を利用した砲弾で、上記の徹甲弾と同じく厚い装甲を持った標的用。主に対戦車用砲弾や対戦車ミサイルの弾頭として使われる。
    • 徹甲弾は運用するのに巨大な砲が必要だが、それを持てない歩兵などが装甲目標を撃破するために使用される。
    • 元々は戦車の破壊を目的として開発された為に対戦車榴弾とも呼ばれる。
    • 炸薬を前方に円錐状の凹みを持つすり鉢状に整形し、その凹みに金属の内張り(ライナー)を装着した構造をしている。
    • この整形された炸薬が爆発すると、発生した衝撃波が円錐中心軸に集中、その高圧力でライナーは無理やり液体のように圧縮されて絞り出され、前方に細長い超高圧・高速の金属の噴流(メタルジェット)が発生する。
    • このメタルジェットが、同じく装甲側の金属を強引に押し退けたり磨り減らすことで貫通効果を発揮する。弾も装甲も熱による金属の融解はほとんど起こしていないのだが、金属の強度限界を越える高圧力下では粘土や液体のように変形してしまうのを利用した砲弾である。砲弾の速度と無関係にメタルジェットさえ作り出せれば良いので、地雷のほか「棒の先にHEATを取り付けて戦車を直接突き刺す」という、EDFもメじゃない珍兵器も実在する。
    • ちなみにメタルジェットを作り出す為に使用される炸薬の爆発エネルギーは全体の2~3割程度。
    • 残りのエネルギーは周囲に飛散して無駄になっているのでこの余剰エネルギーで周辺に金属破片を撒き散らす榴弾としての機能を追加した砲弾が開発された。
    • こちらは多目的対戦車榴弾(HEAT-MP:High-Explosive Anti-Tank Multi-Purpose)と呼ばれる。
    • メタルジェットを発生させる特殊な構造の為に砲弾の前半分が2つの漏斗を注ぎ口を向かい合わせにしてくっつけた様な中空構造になっていてその部分には炸薬が詰まっていない。
      • その為着弾地点周辺に対する加害力は同口径の榴弾には劣る。

車両

AFV

  • 「Armoured Fighting Vehicle」の略称で装甲戦闘車両を意味する。
  • 戦車や装甲車や自走砲など様々な戦闘車両を包括しており、その意味合いはかなり広義なものである。
  • EDFでAFVと言うともっぱら戦車のことを指しているが、流石にざっくりとし過ぎである。

戦車

  • 男の子ならみんな大好き、陸の王者。
  • 戦線を突破することなどを目的とする高い機動力と戦闘力を持った装甲戦闘車両(AFV)の一種。
  • 履帯を装備したことで走破性も高く、多少の不整地だってどんどん突破する。現代戦において、陸上で攻め込むにはほぼ必須とされる。
    • 対戦車武器を装備した歩兵によって撃破することも不可能ではないが、戦車を一両撃破する裏で相当数の戦死者を出すことになる。
      • 逆に言えば、命の安い内戦地などでは使い潰せる数十人で数千万~数億円する戦車を撃破でき得るということでもある。
    • 死角が多い市街戦では多少歩兵が優位に立てるが、それでも装甲が抜けず逆襲されるケースが多い。
  • クリミア戦争にて大砲を牽引する蒸気トラクターを見たチャーチルはもやっとしたものを感じた。
    • 当初コードネームはWCであり第一次世界大戦時にイギリスが開発した戦車のコードネームになる予定が、トイレと紛らわしいため没となった。
    • 時は流れ第一次世界大戦。チャーチルとその協力者たちの妄想は形となった。コードネーム「ウォータータンク」は塹壕突破に絶大な力を発揮する。
      • まあ、故障も多くて、期待されたほどの活躍はできなかったのだけれど。
    • 初めて「戦車」としての基本形を整えたのは第一次大戦中に登場したフランスのルノーFT-17という軽戦車である。FT-17は3千輛以上生産され、当時もっとも成功した戦車となった。
    • この戦争に敗北したドイツは戦車の重要性を認識し、戦車を主軸においた電撃戦という戦略を構築。第二次世界大戦で怒涛の勢いで暴れまわった。
  • 陸の敵を倒すのは得意だが、対空は不得手。空から爆弾をぽいぽい落とされたらたまらない。戦車は正面装甲が厚く作られており、上面や背面の装甲はあまり重視されないのが普通だからだ(全身分厚くすると重量増加を招き、機動力が落ちて肝心の陸上戦で不利になる)。
    • また当然、あまりにも強い存在は対策も多数講じられる。結局のところイタチゴッコは続く。
  • 世界最初の戦車は歩兵が敵だったので短砲身榴弾砲を主兵装としていた。
    • 戦車の砲弾も大まかに徹甲弾や成形炸薬弾、榴弾などがある。
  • 今作のブラッカー戦車は現実世界のドイツのレオパルド2に似ている。(1、2作目は未来戦車、3、4作目はアメリカ軍のエイブラムス戦車に似ている。)
  • EDF戦車はこれまで戦車砲が榴弾砲のみという謎の伝統があったが今作からは滑腔砲が追加(Aモデル系列)されたため現実の戦車らしくなった。なんで機銃は付けてくれないんだ
    • ちなみに、滑腔砲は使用する弾薬(徹甲弾、APFSDS等が存在する)が貫通に特化するため細長く、ライフリングがあるとねじ曲がってしまうため、弾が回転しないよう発射する構造となっている。

主力戦車

  • 第二次世界大戦後から登場した戦車の一種でMBT(Main Battle Tank)とも言われる。EDFではブラッカーが相当する。
  • 現代の戦車はほとんどが主力戦車に分類され、戦力の要となっている。
  • 第二次世界大戦まで戦車は重戦車、中戦車、軽戦車、豆戦車、駆逐戦車など多様であった。
    • しかし戦後、あらゆる任務をこなせるように走攻守をバランス良く備えた主力戦車が登場し統合が進んでいった。

重戦車

  • 第二次大戦にて君臨した陸の王の王。戦車の攻撃力と防御力を極限まで高めたロマンの塊。EDFで言うならタイタン。
  • 元々は戦車に対抗するために作られた。が、主力戦車(MBT)に統合される形で姿を消していった。
    • 説明するまでもなく鈍重で、目まぐるしく変化する戦場には文字そのまま「ついていけなかった」のである。
      • 戦車戦に参加さえできれば一方的な試合運びすら可能となるバランスブレイカーではあるのだ、一応。
    • 頼みの攻撃力も火砲の技術革新により優位性を失い、ブ厚い装甲による防御力も陳腐化した。ついでにミサイルなんて天敵も増えた。
    • 他にも名前通りの大重量故に一旦ぬかるみにハマると自力での脱出はおろか回収そのものが困難だったり渡れる橋が少ない等、戦場での行動に制約が多すぎたのである。
  • 有名な物としては第二次世界大戦期のナチスドイツが開発したVI号戦車ティーガーやソ連が開発したKV-1などがある。
    • その重戦車が姿を消す原因の一つとなった主力戦車も第三世代に分類される物になると火砲の大口径化に伴う車体の大型化や重装甲化により重量増加に歯止めが効かず、M1やメルカバの重量は実に60t以上に達する。
      • この重さはかつての重戦車ティーガーをも超え、キングティーガーにさえ匹敵する。
    • 重戦車を超える戦車を超重戦車と呼ぶことがある。
    • 実在する物としてはVIII号戦車マウスなどがある。マウスは188トンという凄まじい重量を誇る(ティーガーでさえ57t程)。しかし結果的には試作車2台でそれ以降は生産されなかった。
    • 他にもナチスドイツで陸上戦艦ラーテ(1000t)やP1500モンスター(80cm列車砲を自走できるようにした最低限の装備で1500t)などが計画だが存在する。もはや一種の珍兵器である
    • 一方、日本の戦車は「従来と同性能でより小型軽量」という独自の方向に舵を切っており、最新の10式戦車は40t台である。

多砲塔戦車

  • 複数の砲塔を持つ戦車のことを指す。EDFで言うならタイタン。
  • 時は第一次世界大戦が終わった戦間期。イギリスは戦車単独で塹壕を突破できる兵器として、主砲に加え複数に機銃砲塔を持つインディペンデント重戦車を開発した。
    • しかし当時は世界恐慌による軍縮傾向もありインディペンデントは主力とはならなかったが、社会主義国で経済的打撃を受けなかったソ連はこの考案を引き継いだ。
    • ソ連はT-28やT-35といった多砲塔戦車を開発。第二次世界大戦においてポーランド侵攻や冬戦争などに投入されたがさしたる戦果を残せなかった。
    • その後、余った多砲塔戦車は適当に投入されほとんど散っていき、歴史の渦に消えた。
  • 多砲塔戦車には数多の欠点を抱えていた。現在採用している国がない理由でもある。
    • 砲塔が複数ある都合上、重量が重くなる点。これは機動力が低下する上に、履帯や転輪などの足回りが故障する原因ともなった。
    • 重量が嵩むため装甲を薄くせざるを得ない点。装甲の薄さは強力な火砲を一門搭載した戦車に粉砕される原因となった。
    • また複数の砲塔があるため車長にかかる状況把握と指示の負担が大きくなってしまった。
    • 砲塔の旋回範囲に制限があるのも厄介な点であった。タイタンを使えばわかると思うが、左の砲塔は右側を狙えないなどという欠陥を抱えていた。
  • こうして多砲塔戦車は役立たずの烙印を押されてしまったが、見た目が派手だったのでパレードでの盛り上げ役にはなったようである。

軽トラック

  • 物資運搬を担うトラックの設計思想を、そのまま軽自動車規格に応用した小型の荷役車両。通称「軽トラ」。必要最低限の設備を備えた運転席と、使い勝手の良いオープン荷台の組み合わせが基本。
  • 本作では基本的に民間の放置車両を拝借している形なためマトモな戦力とは言い難いが、足の遅いエアレイダーや重武装のフェンサーを荷台に載っけて運べるし、曲がりなりにもビークル扱いなのでアラネアの糸を防ぐ。作戦エリアで発見できれば簡易な兵員輸送車に早変わりである。
  • 流石に現実の軍隊では戦力としてではなく、荷物運びのための備品になる程度(そもそも軽自動車は日本の国内規格なので海外にはあまり正規流通しない)。しかし重装備の調達ができない発展途上国の軍隊や武装勢力は、軽トラより大型とはいえ普通の自動車であるピックアップトラックを戦争に投入することがある。その機動力と運搬性能と取得の簡単さから、テクニカルという名で頻繁に運用されている。
    • 著名なのが俗に「トヨタ戦争」と呼ばれた、チャドで起こった内戦であろう。トヨタのロゴが印字されたピックアップトラックが政府軍と反政府軍との間で用いられた。あまり喜ばしくない形で「評価」されたトヨタの中の人の心中は複雑であろう。
    • 荷台に人間や機関銃やロケット砲や対空ミサイルなど、様々な武装を搭載できる汎用性も売りである。
    • このような形で発展途上国の主武装になってしまったのは、壊れにくさ、それによる修理経験者の増加、さらに部品の流通といった加速度的な普及による影響も大きいといわれる。
  • 流石に軽トラではないが、シリアではダンプトラックにT-62主力戦車の砲塔を載せたケースもある。

航空機

戦闘ヘリ

  • 対地攻撃用の兵器。
  • 戦闘機が航空優勢を確保した状況下で投入されるもので、役割としては攻撃機と似ている。
  • 最大の特徴はホバリングによって同じ位置に継続的に攻撃が可能な点。常に移動する必要がある攻撃機は同じ位置に攻撃し続けることは出来ない。
  • ただし戦闘ヘリが活躍できるのは、敵に対空兵器がない場合に限る。本格的な兵器を持てない弱い者いじめ用の兵器である。
    • 隠れた敵歩兵を空から見つけるのは非常に難しく、逆にヘリコプターは目立つため歩兵の対空ミサイルの格好の的であり、戦闘ヘリというジャンル自体が先細り気味。
  • 空を飛ぶ兵器であるが多くの場合、陸軍が管轄する。

戦闘機

  • 敵の航空機を倒して航空優勢を確保するのがお仕事。空の主役。
  • 地上や艦船を攻撃するのは不得手(というか戦闘機の仕事ではない)。
  • 爆撃機や攻撃機は戦闘機に弱い。ということで、爆撃機や攻撃機には護衛の戦闘機を付けるのが普通である。戦闘機を倒せるのは戦闘機だけなのだ。

戦闘爆撃機

  • 戦闘機と爆撃機、攻撃機分けんの面倒くさい、なんなら全部合わせてしまえ!そうして誕生したのが戦闘爆撃機である。(戦闘攻撃機、マルチロール機とも言う)
  • 戦闘爆撃機と戦闘攻撃機の違いはさほど無いが、対地攻撃システムを搭載していなく対地攻撃能力の低いものは戦闘爆撃機に分類される。
  • 近年ではレーダーやセンサーの換装、ソフトウェアのアップデートもあり、爆装できる戦闘機が当たり前となり、マルチロール機という呼称が一般化している。

爆撃機

  • 敵地に爆弾を落とす航空機。その特性ゆえに積載量が重視されるので図体は大きく、運動性能は低い。
    • 爆撃機自身には戦闘機を倒す力が無いため、味方の戦闘機が航空優勢を確保した後にこの爆撃機が敵地を蹂躙する。
  • ちなみに現代において絨毯爆撃は弾薬消費量が多いことや付随被害が大きすぎるため、誘導爆弾によるピンポイント爆撃がトレンド。

攻撃機

  • 対地攻撃用装備で、敵地上戦力(主に戦車などの戦闘用車両)をボコボコにするのがお仕事の航空機。
  • 爆撃機との違いは機関砲やロケット弾、対地ミサイルなどによる直接攻撃を主とする点。
  • 対地上ではなく対水上、つまり艦船を攻撃するものも攻撃機と呼ばれる。
  • 爆撃機のように広範囲を焼き払うことは出来ないがピンポイントで目をつけて狙われたらこれほど恐ろしいものもない。

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最終更新:2022年06月28日 11:32