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イース & イースII エターナル、朱紅い雫 未発表曲集

最終更新:

jdkmaniacs

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最終更新 : 2024-08-23

「イース & イースII エターナル、朱紅い雫 未発表曲集」のBGM別作曲者推測

目次

データ

  • 発売日 : 2001年02月10日
  • 編曲者(イース エターナル) : Falcom Sound Team jdk (白川篤史, 中島勝, 新井智, 園田隼人, 小原要)
  • 編曲者(イースII エターナル) : Falcom Sound Team jdk (松岡博文, 白川篤史, 中島勝, 園田隼人, 松村弘和, 石橋渡)
  • 作編曲者(朱紅い雫) : Falcom Sound Team jdk (松岡博文, 白川篤史, 園田隼人, 松村弘和, 石橋渡, 服部麻衣子) / スペシャルサンクス: 中島勝

外部リンク


更新情報

  • 2024-08-01 : 中島氏と推測していた曲を一部一旦保留へ
  • 2021-12-26 : 推測見直し、コメント文をちょっと修正/推測に変更はなし
  • 2020-12-26 : Spotifyリンク追加
  • 2020-06-11 : CD2#4「勇ましいイベント」推測変更(園田→石橋)

概要

1998年に発売された「イースエターナル」、2000年に発売された「イースII エターナル」、同年発売「英雄伝説IV 朱紅い雫」からの未発表曲をまとめた2枚組アルバム。ディスク1にイース エターナル関連、2に朱紅い雫の曲がそれぞれ収められている。朱紅い雫の曲は紛れもなく同タイトルの未発表曲だがイース エターナルの未発表曲には1997年発売のファルコムクラシックスと同じアレンジ曲も含まれていて厳密にはイースエターナルのために作られた曲ではないと思われる。ただファルコムクラシックスのイースアレンジはエターナル版に近いアレンジとなっていてほぼ同時期に作られた曲として見做すことも出来るだろう。

アルバム

イース & イースII エターナル

No. 曲名 (Spotify) 原曲(確定済) 予想 コメント
01 FEENA 古代 白川 シンセとコーラスを組み合わせた豊かな広がりのある響きは紛れもなく白川氏のサウンド。氏と推測する本採用版ともにほぼ同じアレンジ。
02 PALACE 古代 白川? ハンドクラップ主体のアレンジ。本採用版とは異なるアレンジ&サウンドテイストとなっているため中島氏ではない。スネアはファルコムクラシックス「Falcom Classics "Game Select"」、VM「開闢の時(タイトル)」、ハンドクラップもVM「開闢の時(タイトル)」で節の切り替わりとして断続的に使われている、オーケストラヒットはVM「そして新たなる道へV2(V2エンディング2)」4:28、
03 PALACE OF DESTRUCTION 古代 中島 基本的なアレンジはエターナル版と同じなのでどちらも同一の方になる。シロフォンは「SEE YOU AGAIN」と同じ。「THE MORNING GROW」からの推測も可能。エレキギターの音もエターナル版で中島氏が使っている音となっている。
04 FIRST STEP TOWARDS WARS 古代 中島 1:25以降の展開は白川氏とは思えない。白川氏のオケはここまで明瞭に響かないはず。中島氏のオケ曲は少ないがVM「頂点を夢見て」0:50辺りとティンパニやホルンの位置と響き、左右のストリングスなどほぼ同じ。海の檻歌「邪魔する者は容赦しない」のイントロでもやっている。
05 BEAT OF THE TERROR 古代 新井 激しいエレキとドラムによるロックサウンドは新井氏の代名詞といっていい。なのでこの時期のメンバーでは最も分かりやすい。
06 TOWER OF THE SHADOW OF DEATH 古代 新井 こちらも同様。1:09のアレンジはVM「そして新たなる道へ」1:48でも似たようにやっていた。新井氏のサウンドは左右の定位がやや離れていて音場が広いのが特徴。
07 THE MORNING GROW 古代 中島 「PALACE OF DESTRUCTION」と同じテイストのアレンジでこの2曲は同一人物によるもので間違いない。「SEE YOU AGAIN」と同じトムトムとエレキが使われている。
08 SEE YOU AGAIN 古代 中島 エターナル版と同じ傾向のアレンジなのでやはりどちらも同じ方によるアレンジとなる。
09 TO MAKE THE END OF BATTLE(店頭デモVer.) 古代 松村 本採用版とは後半の鳥が羽ばたく部分以外、サウンドやアレンジが異なる。なので別々のスタッフによるものとなる。松村氏の特にロック曲には独特の響きがあり、さながらライブ会場で演奏しているかのような臨場感と空気感がある。また松村氏はインタビューでも語っている通りメタルを好んでいる。ドラムはライブ感のある音、曲中ずっとサイドでエレキギターがかき鳴らされており、さらにイントロから本編に突入する部分、そして鳥が羽ばたいたあとのエレキの「ギューーン」というグリッサンドにそれがよく現れている。この曲のあと以下の松村氏の推測曲を聴き続けてもそれぞれ違和感はない。実際にサイドにあるエレキやトムトムは未使用曲版「RUINS OF MOONDORIA」と同じ。
10 LILIA 古代 白川 右側にグロッケンシュピールを置くアレンジは近い時期ではWin版朱紅い雫「ぬくもりに抱かれて…」「絆 -哀しみを越えて-」などでよくやっていて音も同じ。ピアノは「絆 -哀しみを越えて-」と同じ。全体のサウンド感や響きなどから白川氏だろう。中島氏はもっと明瞭なサウンドになる。
11 APATHETIC STORY 古代 園田 ストリングスは園田氏と推測する本採用版「LILIA」と同じ。素朴なアレンジとなっていて白川氏とはアレンジの方向性が異なる。
12 RUINS OF MOONDORIA 永田 松村 ジューシーなエレキ音と荒々しいアレンジは松村氏のスタイル。松村氏は新井氏のある意味後継的なロックスタイルを持つ。(II)はエレキギターが出てくるとその音によって大体メンバーが絞られるので推測はしやすい。後半からはオリジナルのメロディが足されている。松村氏はこういった付け足しアレンジをよくおこなう。さすがにテンポも早く荒々し過ぎたのか本採用版では落ち着いた正統派のアレンジのほうが採用された。
13 CAVERN OF RASTEENIE 永田 園田 定位感は氏と推測するエターナルII「INSIDE OF THE ICE WALL」を彷彿させられ左右の定位感も同じバランス。0:15のシンセは朱紅い雫「朱紅い雫 -伝承-」0:15、エターナルII「FEENA」1:21左側と同じ、持続する低音もエターナルII「FEENA」と同じ。園田氏の確定曲YsVI「THE PIRATE SHIP」を彷彿。
14 ICE RIDGE OF NOLTIA 古代 石橋 石橋氏ならではの緻密で色鮮やかなサウンド。本採用版と似たアレンジとなっている。
15 PROTECTERS 古代 石橋 こちらも同様の定位感。石橋氏のサウンドは奥行きがあり左右の音像の定位は近めとなっている。エレキ的なシンセ音は石橋氏の推測曲のWin版朱紅い雫「我が信念のために!」と同じ。本採用版ではよりホットなパッションとなった松村氏のアレンジが採用されている。
16 TENDER PEOPLE 古代 白川 エターナルII「TOO FULL WITH LOVE」のアレンジは白川氏と推測しているがそうなるとアレンジが似ているこの曲も氏になるはず。イントロのシンセやスネア、ストリングスなどはそれぞれ同じ。
17 PALACE OF SALMON 永田 石橋 特徴的なスネアの音などは「ICE RIDGE OF NOLTIA」と同じ。右で微かになる笛っぽいシンセは「ICE RIDGE OF NOLTIA」でも同じ位置で鳴っている。石橋氏によるエレキギターはこの曲がサンプルになるか。松村氏よりは抑えめだけど白川氏や中島氏よりもリアル。本採用版でも石橋氏によるアレンジが使われている。
18 COMPANILE OF LANE 古代 松村 エレキサウンドから絞られる。スネアとトムトムは松村氏と推測出来る海の檻歌「闇よりの使者」と同じ。0:33は「TERMINATION」2:46と似た音。松村氏のヴァイオリンはこちらも氏の推測曲モナモナ「火山 通常1」にもある。他にベース、トランペット、エレキなどの音からも氏だと分かり全体の響きや距離感、圧の強い音などからも氏のサウンドだろう。
19 BATTLE GROUND 古代 石橋 左右の定位感や全体のサウンドからも分かる。リードシンセは「我が信念のために!」と同じ。やはりこの曲にも「ICE RIDGE OF NOLTIA」と同じ右のシンセ。本採用版でも石橋氏によるアレンジだがより激しめのアレンジとなっている。
20 MYSTERIOUS MOMENT 古代 新井 いきなりサウンド感がこれまでとガラッと変わる。ダイナミックでライブ感のあるサウンドは新井氏。上記の氏の推測曲と続けて聴くと明快。氏の推測曲ソーサリアンフォーエバー「ドワーフの迷宮」などを彷彿させるイントロだ。松村氏も新井氏と似たスタイルを持つが新井氏のサウンドは広め。
21 TERMINATION 古代 白川 「邪神官ベリアス -襲撃-」「避けられぬ戦い」と似たオーケストラ。「STAY WITH ME FOREVER」からの推測も成り立つ。ヴァイオリンは氏の確定曲ZW「最後の闘い -魔王ヴェスパー-」と同じ位置と音。
22 STAY WITH ME FOREVER 古代 白川 白川氏恒例のハッピー系のアレンジ。ストリングスやコーラスは「TERMINATION」0:29と同じ。
23 FEENA 古代 白川 エターナルI「FEENA」と同じことが言える。ウィンドチャイムは海の檻歌「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」でも同じように鳴らしている。

朱紅い雫

No. 曲名 (Spotify) 原曲(確定済) 予想 コメント
01 英雄伝説IV 朱紅い雫 新テーマ 「絆」 - 園田? 本編CDと未発表曲CDとマスタリングの差があり僅かに聴こえ方は違うがシンセ、ベース、コーラス、チューブラーベルなど続けて聴いてもアレンジに違和感はない。シンセリードは本編採用版と同じ、0:21からの右ギターのトレモロも本編採用版0:37と同じ。少なくとも本編採用版とこの曲は同一人物によるもののはず。単体の曲として聴いた場合少々唐突感がありこのアレンジは完成形のひとつではなくプロトタイプ的なアレンジだったのだろう。
02 絆 -呪縛、そして開放への希望- - 園田? 笛やシンセなど「英雄伝説IV 朱紅い雫 新テーマ 「絆」」と同一の響きだと思う。やはり続けて聴いても違和感はなく同一人物によるものになる。コーラスとストリングスも同じ。
03 朱紅い雫 -回想- - 如何せんマリンバとシンセパッド、僅かな音量のフルートぐらいなので手掛かりが乏しすぎて分かりづらい。
04 勇ましいイベント - 石橋 当初はオーケストラスタイルということで単純に園田氏と推測していた。ただなぜ石橋氏による曲の空の軌跡「胸の中に」とメロディが同じなのか、園田氏の曲としたらなぜ石橋氏が敢えて園田氏のメロディを昔の作品から引用して使ったのか、ずっと疑問に思っていた。本編で使われたのならともかく未使用曲に終わった曲を敢えて引用する意味はない。それはやはりこの曲も石橋氏だからだと思う。そうじゃないと納得がいく説明ができない。石橋氏のオーケストラ曲は園田氏のオーケストラよりコンパクトに纏まっている。良くも悪くも打ち込みっぽさが強い。園田氏の曲で間違いない「危機」と聴き比べればオーケストレーションや響きの違いは歴然。ブラスの音も違い、ストリングスの響きや位置も違う。また石橋氏は空の軌跡「俺達カプア一家!」「Bump in the road」など木管を左側に寄せている場合が多くそれもこの曲に当てはまる。ハープは「ダグラスのテーマ」と同じ右側と同じ音だ。ストリングスを左側で鳴らす傾向が強い園田氏とは違いこの曲では両サイドで鳴らしており後半は右側の響きが強くなる。ティンパニの音自体も「ダグラスのテーマ」と同じ。オーケストラアレンジの差も大きい。1:40からのアレンジはあまり園田氏とは思えない。本編では未使用に終わったので空の軌跡で石橋氏自身がメロディを再利用したのだろう。当時のjdkリーダーの松岡氏がこの曲が収録されたCDの発売を知らなかったことから*1石橋氏も知らなかった可能性が大いにある。知っていたら使い回さなかったかもしれない。
05 朱紅い雫 -燃えるぜ- - 服部 他の方々とは明らかに異なるサウンド。朱紅い雫「かくも強き想い -代償-」と同様にハープのアルペジオもある。氏と推測した朱紅い雫「オクトゥムの願い」にも同じように賑々しいブラスの音がある。
06 危機 - 園田 明快に氏のオーケストラスタイルが出ている。1:39のダダダダッは空の軌跡FC「奪還」2:09など氏がよくやるアレンジだ。
07 朱紅い雫 -悲しみ- - 白川 ストリングスやピアノは白川氏による本編「神々の犠牲」と同じ。フルートは「聖都」と同じ、前半の伴奏音形も「聖都」と似ている。
08 想い出 - 園田 オルゴール音源は大体みんな同じになるのでそれだけで判断は出来ないが本編「朱紅い雫 -エンドクレジット-」と同じオルゴール。海の檻歌「闇に宿る静寂」と同じアレンジスタイルだ。
09 フィールド1 -怪しいフィールド- - 服部? この曲には「朱紅い雫」テーマフレーズがアレンジして使われている。なので間違いなく今作に向けて作られた曲だ。作風的にもサウンドやアレンジ的に白川氏、園田氏、石橋氏は確実に外れる。松村氏でもないだろう。また確認したところ中島氏ではなかった。他に候補として松岡博文氏が考えられた。実際松岡氏が数年後に手掛けられる『風の探索者』と似たサウンドではある。ただこれまでヴァンテージマスター、モナークモナーク、イースエターナル、Windows版ガガーブトリロジーなどでは松岡氏の曲は推測として殆ど登場していない。それなのに今作に限って急に出てくるのはちょっと不自然。なので、服部麻衣子氏の可能性が考えられる。ただ現状一致するような部分があまり見つけられていない。確かに服部氏はジャジーな曲調を得意としているが…。0:41以降はダイナソアリザレクション「風の塔」1:33以降と似ているがあれは原曲にもある部分なのであまり参考にならないかも。
10 悲しいあるいは怪しい村 - 白川 本編「神々の犠牲」と似た雰囲気。ピアノは「神々の犠牲」と同じ。ホルンは「朱紅い雫 -悲しみ-」と同じ。
11 ダグラスのテーマ - 石橋 スネアは「PALACE OF SALMON」と同じ、シンセリードは「BATTLE GROUND」と同じ、ティンパニの定位は「シャムシール団」と同じで0:48以降のアレンジはほぼ同じ。上記で書いた石橋氏のサウンドの特徴も備えている。
12 見晴らし小屋 「始まりの村」 白川 白川 サイドのアコギは「ルティスのこころ」と同じ。クラリネットの位置は「神々の犠牲」と同じ。ホルンは「悲しいあるいは怪しい村」と同じ。ストリングスは「朱紅い雫 -悲しみ-」と同じ。
13 コルナ村 「こごえる村」 白川 白川 アレンジ的にもサウンド的にも白川氏によるものだろう。
14 四天王の祠 「精霊の祠」 中島 白川 イントロの音はイース完全版「BEAT OF THE TERROR」1:07、1:42と同じ。さらに同じく白川氏の海の檻歌「レオーネの軌跡」を彷彿させられる。
15 迷宮 「汚された精霊」 中島 中島 中島氏が確実な「フィルディン採掘所 「採掘所」」と同じサウンド。ドラムのリズムは「英雄伝説IV 朱紅い雫 新テーマ 「絆」」と同じ。
16 フィルディン採掘所 「採掘所」 中島 中島 曲調やアレンジから中島氏。
17 エンディング1 「激戦の果てに」 白川 白川 氏の好むチューブラーベル。
18 エンディング2 「アヴィンの決意」 白川 白川 0:42のコーラスは「エンディング1 「激戦の果てに」」0:44と同じ。
19 エンディング3 「生命の雫」 白川
20 エンディング4 「それから…」 白川 白川 「エンディング1 「激戦の果てに」」と同じスネアとハイハット。本編「にぎやかな街角」と同じスネアとトムトム。シンセリード0:36は「エンディング1 「激戦の果てに」」1:27と同じ。
21 エンディング5 「朱紅い雫~友の笑顔~」 中島

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注釈

*1 http://studio21net.web.fc2.com/sct.htmlにて「TO MAKE THE END OF BATTLE(店頭デモVer.)」について「これ音源どこから手に入れたんだろう?」と書いている。