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英雄伝説III 白き魔女

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最終更新 : 2024-09-16

「新・英雄伝説III 「白き魔女」(Windows版)」のBGM別作曲者推測

目次

データ

  • 発売日 : 1999年04月23日
  • 機種 : Windows (リメイク版)
  • 原曲作曲者 : Falcom Sound Team jdk (石川三恵子, 白川篤史, 松岡博文, 中島勝, 金田直樹, 綱島貴博)
  • 作編曲者 : Falcom Sound Team jdk (松岡博文, 白川篤史, 中島勝, 園田隼人, 松村弘和, 石橋渡)

外部リンク


更新情報

  • 2024-08-01 : 一部中島氏の推測を一旦保留、もしくは変更
  • 2020-12-20 : 「ローディ」「毒沼」「INVASION」の推測を変更/曲目にSpotifyリンク追加
  • 2020-07-03 : CD2#33「小さな英雄 -冬の到来-」推測変更(白川→中島&白川)

概要

1994年にPC-98で発売された同名タイトルのWindows移植リメイク。当初は「新・白き魔女」と銘打っていたが後に他の作品との統一感のため「白き魔女」へと改題された。原作のFM音源はMIDI音源へとアレンジ。OSTではPCM音源版が収録されている。基本的には原作OST「MUSIC FROM 英雄伝説III」の曲のままだが新たに2曲の追加曲や新アレンジなどが入っている。「海の檻歌」同様にOSTは前編と後編と別々に発売された。

推測を終えての所感

当時の作曲スタッフは白川氏、中島氏、松村氏、園田氏だがそのうち園田氏は今作ではSEをメインに担当していた。なので実質的にほぼ3人に絞られる。上記リンクの「サウンド特集」インタビューから推測のヒントになる文章を抜粋すると…

  • 白川篤史氏=”今回Windowsになり、当時盛り上げたかったBGMをアレンジしなおせて良かったです。”
  • 中島勝氏=”作曲者自らのアレンジはやはり聴きどころ。「デュルゼルの手紙」ピアノアレンジや「キャプテントーマス」ディスコ風など。また、ラグピック村の曲は今回のアレンジでようやく完成させた気持ちです。”
  • 松村弘和氏=”FM音源版に負けていないディストーションギターが渋い「ルード城」。原作に忠実でありながら、新しくなった白き魔女にぴったりなアレンジになってます。”
  • 園田隼人氏=”僕としては「ドルフェス」を聴いてほしいかな・・・。”

…となっていて基本的には原曲の作曲者がそのまま編曲を担当していることが多い。また自分の曲を推している。ただし当時の作曲者ではなく今のメンバーのほうがその曲を編曲するに相応しい場合はその限りではない。適材適所で中島氏も白川氏の曲を編曲しているはずだ。もちろんその逆も然り。
白川氏と中島氏、このふたりはそれぞれ明快に個性が出る曲は分かりやすいがそうでない曲の場合は区別がつきずらい。
園田氏の言葉は恐らくドルフェスの塔で使われるBGM「INVASION」を指していると思われる。”聴いてほしい”という願いがこもっているがこれは自分の自信作だからか、それとも他者が作ったけどお勧め出来るからなのか判断つきかねる。
ちなみに石橋氏は海の檻歌インタビューによると今作では曲を作っていないと思われる。とはいえそのまま鵜呑みにするのは危険だが聴く限り該当しそうな曲はないはず。

オリジナルサウンドトラック

+=追加曲
No. 曲名 (Spotify) 原曲(確定済) 予想 コメント
01 白き魔女ゲルド 白川・金田 白川 オーケストラの豊かでニュートラルな響きは白川氏のもの。中島氏はもっと明瞭、園田氏は響きに明快な個性があり松村氏が仮にオケ曲を作ったらもっと個性が出ているだろう。
02 もうひとつの英雄たちの物語 白川 白川 冒頭のシンセの響きから白川氏サウンドが明快だ。背景の伴奏するシンセも中島氏とは差がある。氏が好む「白き魔女ゲルド」と同じチューブラーベルもある。サックスが出てくるが中島氏ならもっとジャジーなニュアンスを出すはず。これら2曲が白川氏のサンプルとなり得る。
03 愛はきらめきのなかに 中島 中島 インタビューで自身の編曲を匂わせている曲。確かに「もうひとつの英雄たちの物語」と続けて聴くと響きの差異を感じ取れる。中島氏の曲は音場が白川氏よりずっとワイドで重心が低い。また0:22からのジャジーなブラス、0:51からのサックスのニュアンスなどは氏ならではの手法。トムトムはモナモナ「オープニング」と同じ弾むような音。この曲に中島氏のエッセンスがつまっている。
04 小さな英雄 -オルゴール- 白川 白川 オルゴールへのアレンジなら普通は原曲の作曲者が受け持つはず。敢えて白川氏以外のメンバーがやる意義はない。
05 俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Original- 松岡 松村 他のメンバーとは違うライブ感のある響き、ディストーションギター、沸き立つドラムとベース。松村氏の個性があらわれている。
06 WIN!! -Original- 金田 白川 「もうひとつの英雄たちの物語」同様の響き多めのシンセ。
07 シャーラ&グース 白川 松村 全体的に圧が強く白川氏のサウンドではない。中島氏のアレンジかと思っていたがやはり少し音圧の差異を感じさせられ、他の中島氏の曲と続けて聴くと違和感はあった。最終的に松村氏による海の檻歌「魔獣が出てきてさぁ大変!」「およびでないでSHOW」との共通点から松村氏と推測にいたった。
08 MOUNTAIN PATH 中島 園田 後述の「INVANTION」から推測。園田氏はVM「瞬きを見上げて(高地)」でもシロフォンを絡ませたオーケストラアレンジをおこなっていた。またモダンなアレンジスタイルを持つ中島氏がこうしたクラシカルなオーケストラアレンジをおこなうのは違和感がある。音場はややワイドに広がっていてそういった特色は園田氏のサウンドスタイルと合致もしている。
09 FEEL SO GOOD 中島 中島 0:31から「愛はきらめきのなかに」同様のジャジーな歌いまわしが確認出来る。
10 関所 白川 白川 白川氏と確実な「嵐の前」「ボルト大決戦」などと同じスネアの音と同じオーケストラ。0:25から「愛はきらめきのなかに」0:55と同じ笛が入るが中島氏ではない。このふたりは同じ手法のアレンジをしてくるので注意深く精査する必要がある。
11 洞窟 白川 白川 「関所」と同じオーケストラ。この時代、基本的にオケ曲は白川氏が担当になることが多い。
12 シャリネ 白川 白川 「洞窟」と同じストリングスとグロッケンシュピールとクラリネット。「もうひとつの英雄たちの物語」と同じチューブラーベル。
13 浜辺の午後 白川 中島 海岸を模した音が入っている。「愛はきらめきのなかに」0:20、1:28と同じエレピが使われている。この楽器は中島氏が今作で多用している。ED5でも「潮風に誘われて」などに使っていて同じ響きだ。
14 しあわせな一日 白川 中島 続けて聴くと「浜辺の午後」と同じサウンドを感じる。中間部のコミカルな表現は中島氏ならではだろう。「愛はきらめきのなかに」0:20以降と同じスティックと1:20以降の硬めのスネア。「FEEL SO GOOD」と同じシンバル。「気分はキャプテン・トーマス」と同じエレキとスネア。VM「頂点を夢見て」0:41と同じエレキの合いの手、さらにED5「愛を感じていたい「終焉」」でも聴かれる。「愛はきらめきのなかに」0:55と同じ笛。ストリングスは白川氏とは違う響き。クラッカーのような炸裂音は「赤い瞳の誘惑」と同じ。
15 気分はキャプテン・トーマス 中島 中島 インタビューから推測可能な曲だが実際にアレンジ、使用楽器、響きなどは氏だと裏付けられる。左側のエレキや右シンバルは「しあわせな一日」と同じ。トランペットは「MOUNTAIN PATH」と同じ。
16 犯人は誰だ?! 綱島 音圧的に「シャーラ&グース」とかなり近い。恐らく同じスタッフによるものかも。実際ステック系パーカッションの音は「「シャーラ&グース」0:24にもある。
17 愉快な仲間たち 白川 松村 「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Original-」と同じ響き。ハイハットも同じ位置。スラップベースに氏の個性があらわれている。中島氏の響きはもっと重心が低い。石橋氏はもっとアレンジが纏まっている。
18 風といっしょに 白川 中島 「しあわせな一日」とエレピやハーモニカ、カスタネット、右の笛、ストリングスなどアレンジが似た曲。「犯人は誰だ?!」と同じ位置のウッドブロック。0:16や0:20の右側で聴こえるギターは中島氏の推測曲「哀しみのメロディ」0:36からのギターと音も位置も同じ。「愛はきらめきのなかに」、ED5「明日を生きるために」と同じ位置のピアノと音。
19 小さな英雄 -ジュリオとクリスの大冒険- 白川 白川 0:32のシンセは「もうひとつの英雄たちの物語」イントロのシンセと同じ。0:48のシンセは「もうひとつの英雄たちの物語」1:00と同じシンセ。「HEROES2」と同じコンガ。0:46はWin版ED4「旅立ち」0:59を彷彿させられるが…。スネアは「しあわせな一日」と同じ。0:33のシンセはWin版ED4「絆 -熱き想いを胸に-」0:21と同じ。
20 LET'S START, OK? 金田 中島 0:28のシンセはVM「純粋なる者たち」1:11と似ている。モナモナ「オープニング / 砂漠 勝利目前」と似たトムトムやスネア。さらに0:40はモナモナ「オープニング」0:26と同じ。0:06などにある左右で動く音はWin版ED4「向かうべき路途(みち)へ」と似ている。エレキの位置や音は「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と同じ。
21 炭坑 白川 白川 Win版ED4へ流用される曲。既に白川氏と確定出来ている。オーボエ、チューブラーベルなど「白き魔女ゲルド」と同じ。
22 ガルガのつめ痕 白川 白川 「白き魔女ゲルド」と同じストリングス。「炭坑」から続けて聴くと違いがない。
23 ローディ 白川 白川 「LET'S START, OK?」同様にシンセリード主体の曲。2曲で響きの違いが感じられ恐らくどちらかが白川氏でありどちらかが中島氏だと思う。比較的素材が多いアレンジだが判別は困難、今作では最も難易度が高い推測。「LET'S START, OK?」と比べこちらのほうが曇っていて仄暗い、重心がやや高め。このサウンドは今作の白川氏の曲の響きと合致する。
24 GAMBLER 金田・白川 ED5「ルーレットまかせ」と似たサウンドテイストの曲。コンガの位置や音は「MOUNTAIN PATH」と同じに聴こえる。
25 毒沼 白川 白川 手掛かりが少ない難易度の高い曲だ。決め手は最後の音0:51のシンセのピロリンが4回続く部分。ここはED5「絆 -哀しみを越えて-」1:01辺りでも同じようにシンセを鳴らしている。また冒頭からのシンセは「迷いの森 -Original-」の音と似ている。こういった曲は原曲作曲者自ら編曲、在籍していない場合は中島氏となっている。この場合敢えて中島氏に任せる理由もないような。
26 白き魔女ゲルド -軌跡- 金田 白川 「白き魔女ゲルド」と同じフルートとハープ。「炭坑」と同じオーボエ。「シャリネ」と同じハープ。
27 ダーツ 白川 白川 「洞窟」と同じピチカート。「炭坑」と同じオーボエ。トライアングル。全体の響き的に白川氏が該当。
28 それ見よ我が元気 -ああ無情- 金田 白川 ED5「いざないの歌(フォルト)」を彷彿させるギターの音色。
29 哀しみのメロディ 中島 中島氏の原曲だがアレンジは中島氏ではない。笛が入る共通点ということで園田氏と推測する海の檻歌「闇に宿る静寂」とアレンジが似ている。続けて聴いても笛の音に違和感はない。左側にあるエレピは「夢」のエレピと比べると差がある。素朴なアレンジ、サウンドの音圧感などから少なくとも松村氏ではないだろう。
30 それ見よ我が元気 金田 白川 「それ見よ我が元気 -ああ無情-」と同じギター。ロングVer。ED5では「それ見よ我が元気(フォルト)」へアレンジされている。ソロ曲なので判断しずらいが白川氏のED5での仕事をみるとこういった小曲を今作でも担当しているのかもしれない。
31 嵐の前 白川 白川 氏が確実なオーケストラ。スネアの甲高い音は氏が好む音。
32 ボルト大決戦 白川 白川 「嵐の前」と同じオーケストラ。
33 強敵!! 金田 松村 「ルード城」同様に濃厚にディストーションエレキが暴れるロック曲。
34 あ、負けちゃった 綱島 園田? アレンジやサウンドなどから松村氏ではないだろう。白川氏のストリングスの響きでもないと思う。そして中島氏でもなかった。となると園田氏。ピアノの音や響き、ストリングスは園田氏と推測する「ラグピック村エンディングVer.」と同じ。海の檻歌「漆黒の空」のピアノとも同じ音。イースIIエターナル未使用曲集「APATHETIC STORY」のピアノ、そしてアレンジの方向性も似ている。
35 デュルゼルの手紙(PS版) 中島 中島 ストリングスやアレンジにVM「追憶の脈動」を彷彿。右のアコギは「しあわせな一日」と同じ。鮮やかで明快なアレンジは中島氏のもの。
36 不思議なお話しを 石川 中島 「風といっしょに」と同じハーモニカ。ハモンドオルガンやギターを使ったアレンジ、鮮やかで明瞭な響きは中島氏。
37 俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange- 松岡 松村 スネアの響き圧、そして小刻みなトムトムは松村氏と推測する「WIN!! -Arrange-」と同じ。1:12辺りの鋭い音のパーカッションは同じく松村氏と推測する「愉快な仲間たち」冒頭から使われるパーカッションと同じ音。松村氏は「精霊の塔」などよくこのパーカッションを使う。豪快なアレンジ、圧の強いサウンドなど松村氏の作風に合致すると思われる。「シャーラ&グース」のアレンジが松村氏なら特にこの曲も氏である可能性が高い。
38 WIN!! -Arrange- 金田 松村 「ルード城」と同じ沸き立つベース。「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と比べるとやはり響きの差異がある。シンバルも違う。スネアやシンセリードにも強靭さがある。
39 円舞曲 白川 白川 「洞窟」とストリングスやクラリネットは同じ。
40 男ひとり旅 白川 白川 「円舞曲」と同じオーケストラ。「もうひとつの英雄たちの物語」と同じサックス。
41 フラダンシング・オールナイト (+) - 園田? 全体の響きは「GAMBLER」と同じ。なので2曲とも同じ方によるアレンジの可能性が高い。0:40以降のギターの音は白川氏による「それ見よ我が元気」と異なる。左右でリズムを刻んでいるギターは「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と同じ位置にある。シロフォンは今作で園田氏は多用している。Win版の新曲だがメロディラインは確かに園田氏らしい歌謡曲風な味があるように思う。
42 迷いの森 -Original- 金田 白川 「男ひとり旅」と似たヴィブラフォン。「もうひとつの英雄たちの物語」と似た音のスネア。
43 迷いの森 -Arrange- 金田 白川 右側にウッドブロック、左側に木魚というパーカッションは白川氏と推測するイースI完全版「FOUNTAIN OF LOVE」と同じ。また笛の音も「迷いの森 -Original-」と同じ音色をしているのでこの2種のアレンジは同一人物ではないか。
44 オルドス 中島 中島 真ん中のギターは「愛はきらめきのなかに」右側のギターと同じ。同様の中島氏がよく使うエレピも聴こえる。ムーディーなトランペットも同曲と同じ音。合間合間に中島氏が好むアレンジのコーラス。「愛はきらめきのなかに」と似たテイストの曲だ。
45 オルドス大聖堂 白川 白川 0:39は「小さな英雄 -ジュリオとクリスの大冒険-」0:33の響きと似ている。こうゆうシンセの響きは白川氏を彷彿。またWin版ED4「太古の遺産」を彷彿する響きでもある。
46 まろうどの賛歌 白川 白川 ED5「水底のメロディー「異界へ」」と同じオルガン。こうゆうふうに編曲するのは原曲の作曲者でしかない。
47 ラウアール 白川 白川 「ボルト大決戦」と同じスネアなどのオーケストラ。コーラス含めた豊かな響きは白川氏だろう。
48 ギドナ 中島 中島 硬いスネアの音は「オルドス」と同じ。左右の歪んだシンセは「犯人は誰だ?!」と同じ。0:30からのピアノの展開はED5「明日を生きるために」を彷彿。「HERO2」で使われるコンガも確認。左側で鳴らされるマリンバはYsET2「COLONY OF LAVA」にも似たアレンジである。明瞭で鮮やかなアレンジは中島氏が該当。
49 赤い瞳の誘惑 中島 中島 「ギドナ」「犯人は誰だ?!」と似たアレンジと響き。0:02などで鳴っているクラッカー的な音は「しあわせな一日」0:35と同じ。
50 バダット 中島 松村 「強敵!!」同様の強靭なサウンド。「強敵!!」と同じハモンドオルガン、「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」などと氏のロック曲と同じ。シンセやパーカッション、オケヒなど中島氏とは圧が違う。
51 ガガーブの記憶 白川 白川 冒頭の響きは「ダーツ」と似ている。「男ひとり旅」と同じヴィブラフォン。
52 中島 白川? 笛の音は「迷いの森 -Arrange-」と同じに聴こえる。右側にピロンと鳴るエレピは「ローディ」と同じに聴こえる。
53 INVASION 中島 園田 スネアとシロフォンとホルンとトランペット、ストリングスは「MOUNTAIN PATH」と同じ。やはり中島氏がこのようなクラシカルなアレンジをするには違和感があった。「MOUNTAIN PATH」が園田氏ならこの曲も氏である可能性がある。オーケストラは白川氏が確実な「ボルト大決戦」とは異なるように思う。特にトランペットの音。そしてやはりインタビューで園田氏が上述したようにドルフィスを挙げているのが園田氏の可能性をさらに高めている。また左側にあるキックドラム的な硬い太鼓の音はVM「瞬きを見上げて(高地)」「陰と煌きの群舞(森)」や海の檻歌「守るべきもののために」などでも聴かれこの時期、恐らく園田氏だけが使うアレンジ。
54 ゲルドへの路 (+) - 園田 白川氏のオーケストラとは全く違う。メロディからして園田氏らしさがあらわれている。0:45からのメロディが氏の典型だろう。
55 回想 -レクイエム- 白川 白川 「王妃イザベル・戦闘」と同じチューブラーベル。チューブラーベル、ストリングス、コーラス、ハイハット、ハープ、オルゴール、笛、ティンパニ、右ストリングス、ホルンなどは白川氏の曲と同じ。
56 ルード城 綱島 松村 メタル魂炸裂!非常に明快。この曲が松村氏の指針。
57 魔獣出現 金田 松村 氏のトレードマークのディストーションギター。トムトムは「俺様ライオン、おまえを喰らうぞ!! -Arrange-」と似ているが「邪魔する者は容赦しない」を聴く限り中島氏のロック曲はもっとまとまりがあり整然としているはずだ。0:20からは「邪魔する者は容赦しない」0:41を彷彿させられるが展開のコンテキスト上で似る必然があったのかもしれない。
58 天儀室 金田 低いシンセの音、チューブラーベル、サウンドの圧などから「犯人は誰だ?!」と同じスタッフによるものではないか。
59 王妃イザベル・戦闘前 白川 白川 「王妃イザベル・戦闘前」と同じオーケストラとコーラス。
60 王妃イザベル・戦闘 白川 白川 「戦闘前」と続けて聴くと明快。「嵐の前」と同じスネアとオーケストラ。「回想 -レクイエム-」と同じチューブラーベル。
61 白き魔女ゲルド -尊き魂- 金田 白川 「回想 -レクイエム-」と同じオルゴール。「白き魔女ゲルド」や「王妃イザベル・戦闘」と同じオーケストラとコーラス。
62 小さな英雄 -青空のむこうに- 白川 白川 ストリングスやフルートは白川氏が使う音。園田氏よりも明瞭に響く。
63 終焉 綱島 白川 「白き魔女ゲルド -尊き魂-」と同じ右側の銅鑼。「嵐の前」と同じ小太鼓のリズムと音。オーケストレーションからは園田氏のサウンドやテイストを感じない。
64 デュルゼルの手紙 中島 中島 ピアノの音は「あ、負けちゃった」と同じ。ジャジーなピアノの歌いまわしに氏の個性があらわれている。また原曲の作曲者でありピアノソロ曲を敢えて別のメンバーがアレンジする意味はない。
65 ラグピック村エンディングVer. 中島 園田 0:45から入るストリングスの刻み「ゲルドへの路」冒頭のストリングスと響きは同じ。園田氏のストリングスは基本的に左側が主旋律を担当することが多いがこの曲では低弦を右側、高音域のストリングスを前半は左側、後半は左右に振り分けている。フルートも「ゲルドへの路」と同じ音。シロフォンは「MOUNTAIN PATH」といい「INVASION」といい園田氏が今作でよく使っている楽器のひとつ。1:45に白川氏と推測する「ガルガのつめ痕」0:46に同じような部分があるがストリングスの響きに差異がある。何らかの意味合いとして同じフレーズを使っているのかもしれない。
66 Leone Fredrik Richter - 白川 白川氏ならではの豊かなシンセの響き。左側のポコポコ鳴ってる音は氏がよく使う。
67 HEROES2 中島 園田 中島氏と思われたが氏としては似つかわしくないオーケストラアレンジ。原曲からは方向性がかなり変わっている。オーケストレーションは緻密ではなくどちらかというと素朴な方向性。「MOUNTAIN PATH」と同じコンガ、「INVANTION」と同じトランペットと小太鼓もある。ストリングスはこれまでの園田氏と同じ音。白川氏のストリングスはもう少し厚みがありシンセ的な響きがする。園田氏のストリングスはオーケストラ的な(この時代の音源としては)リアリスティックなサウンド。この曲ではストリングスはどちらかというと園田氏としては珍しく右側主導。ただ「ラグピック村エンディングVer.」でも後半からは右側のストリングスが主導しており、このストリングスはこの曲と同じ響きをしている。恐らく敢えて左側ではなく右側にストリングスの主旋律を置いただけなのだろう。白川氏のオーケストラと何度も比較したが、「白き魔女ゲルド」や「ボルト大決戦」を聴く限り白川氏ならもっと豊麗なサウンドになるはずだろう。木管のハーモニーも差異がある。
68 小さな英雄 -冬の到来- 白川 白川? 後半のオルゴール部分は「小さな英雄 -オルゴール-」と同じ。くっつけただけだろう。
69 ティラスイールの白き魔女 白川 白川 「男ひとり旅」と同じヴィブラフォン。「ガガーブの記憶」0:31と同じ。
70 小さな英雄たち(PS版スタッフロール) 白川 新井 氏と推測出来るファルコムクラシックス「Total Ending」と同じサウンド。エレキのプレイやドラムサウンドに氏の個性が明確に出ている。

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