英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-

最終更新 : 2020-09-17


データ


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概要

閃の軌跡シリーズ最終作であり軌跡シリーズ自体のとりあえずの区切りとなる作品。そうゆうこともあり過去の軌跡シリーズやアレンジアルバムからのBGMが大量に使われている。

推測早見表

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+結果
推測作業は既に終わっている。コンポーザー別に少し短評を書いておこう。

園田隼人氏=全69曲中、編曲も含めて34曲も作られておりOST全体の半分近くを占めている。閃IIIの42曲から引き続き尋常ではない仕事量だ。一番労われて然るべき方だろう。この4人の中では特に叙情と直情な方向に傾いておりまた全体の響きからも氏の曲は実に分かりやすい。一曲だけでも目星がつければあとは芋づる式に簡単に推測が可能。ただ「いつでもそばに」だけは悩まされたが結果は宇仁菅氏のメロディを使った園田氏の曲と結論。

宇仁菅孝宏氏=作曲量は少ないものの根幹となる曲は手掛けられていてクオリティを底上げしてくれた。「水面を渡る風」は園田氏ライクな曲調で惑わされがちだが落ち着いて聴けばはっきりメロディと響きの異なるテイストを感じ取ることが出来るはず。宇仁菅氏の曲は必ずクリアで整然としている、それは昔も今も揺らぎない。「それぞれの覚悟」「The End of -SAGA-」「Majestic Roar」と珍しくオケ調の曲を作られているが重厚で緻密なアレンジは決して神藤氏に引けを取らない。改めて氏のスキルの高さを実証したといえよう。

神藤由東大氏=今回は6曲でオーケストラ曲主体。神藤氏のオーケストラもまた耳馴染みのあるゴージャス且つリアリスティックなサウンドなのでとても明快。一般的に一番この曲調が神藤氏だと認識されやすいのだろう。ただポップス系はまだ完全に把握は出来ていない。「Master's Vertex」は他のミニゲーム曲と似たものを感じられ果たして神藤氏か真我氏か悩まされたりもした。ただ真我氏のサンプルが集まるにつれてそれぞれの認識度も向上していく。

真我光生氏=異色の存在感を放つのが東亰ザナドゥから新たに外注スタッフとして参加し始めた真我氏。今回異例の15曲もの作曲量で驚かされる。ロック曲に関しては一連の推測曲を聴いて頂ければ非常に明快だろう。音圧が強くさながら壁が眼前に立ちはだかるような精強なサウンドだ。ただテンポの遅い緩徐系も作られるようになっているが氏の癖はそういった曲にも明確にあらわれている。音源や基本的なアレンジスタイルも同じなので推測はつつがなくおこなえた。

オリジナルサウンドトラック

CD1

No 曲名 予想 コメント
01 明日への軌跡 -Opening Size- 真我
02 変わる世界 -闇の底から- 園田 芯の薄いピアノ、微温なエレキの音、薄いストリングス、平板で濁り気味のドライな響き、閃III「暗雲」などで聴かれるバスドラムの轟き、メロディ自体宇仁菅氏とは違う歌謡性に富んだテイスト。年々園田氏と宇仁菅氏の作風の差が明快になってきてるようにも思う。
03 優しき微睡み 園田 最初のメロディから分かりやすい。以下園田氏と推測した曲は基本的に「変わる世界 -闇の底から-」で書いたのと同じ理由も加わる。
04 過ぎ去りし日々 園田 AメロはどことなくYsVIIIエタニアテーマに似ている。
05 隠れ里エリン 園田 閃III「紡績町パルム」系。場所柄、雰囲気重視なシチュエーションだと宇仁菅氏より園田氏の曲調のほうが適任だろう。
06 サングラール迷宮 園田 ここまで聴き続けたら例え推測に明るくない初心者でもすぐに察しがつくはず。ストリングスの上にヴァイオリンを浮き立たせるのは園田氏がよくやるアレンジ方だ。
07 Seductive Shudder 真我 ストリングスの響きと位置、硬質で音数の多いドラム、躍動するヴァイオリンとピアノ。「明日への軌跡」と同じサウンド。園田氏でも宇仁菅氏でも神藤氏でもありえない独特のメロディ。全体的にまとまりがなく音源の差も目立つ。jdkメンバーや神藤氏との差が明瞭だ。
08 静けき森の魔女 園田 サビ終わりは園田氏が好む歌謡性あふれるメロディ。
09 たそがれ緑道 真我 「Seductive Shudder」と同じヴァイオリンとストリングスの位置とピアノの響き。他の3人にはない独特のメロディテイストがありイントロのピアノのフレーズから明確な差がある。サビのメロディは特に顕著。真我氏のメロディは短く音を区切りがち。音符が多い。
10 Burning Throb 宇仁菅 重心が低くバランスのいいクリアな響きが宇仁菅氏の特徴だ。この曲もメロディ、曲構成から容易に判別可。これまでの氏のロック曲と同じテイスト。0:58, 1:20, 1:26のあたりなど典型だ。どことなくYsVIII「CRIMSON FIGHTER」ぽさもある。真我氏と違い宇仁菅氏は同じメロディをアレンジ変えながら何度も反復しがち。
11 Robust One 園田 閃II「Impatient」閃III「劣勢を挽回せよ!」系。絶えず音階を刻んでるシンセは氏がよく使うフレーズ。
12 潜入調査 園田 閃III「Briefing Time」「張り詰めた思惑」系。Aメロから分かりやすいがこちらも氏の典型曲調。
13 Master's Vertex 神藤 まずもって響きから園田氏でも宇仁菅氏でもない。最初のピアノのメロディ(特に0:20と0:32)には東ザナ「Earnestly Advance」(0:09)のメロディと同じテイストを感じられ節々のメロディも真我氏というよりは神藤氏っぽさがある。神藤氏と思われるYsIII「AT THE END OF DISASTER」の雰囲気色濃いとみる。Bメロで入るシンセは閃III「充実したひととき」を彷彿とさせミキシングも神藤氏っぽさがある。神藤氏が確定的な「それでも前へ」「巨竜目覚める」で聴くピアノ音はこの曲のピアノとは違いクリアで硬い芯のある音色だが「未来へ。」のピアノとは似ている。サビ前でストリングスを伴わせて主旋律を盛り上げるのも氏がよく使う手法だし0:59のテイストも氏っぽさがある。真我氏と比べ響きが拡散しておらず全体が洗練されてまとまりがあるのもポイント。
14 Constraint 宇仁菅 「Burning Throb」と同じエレキとドラムとピアノ。響きが左右に偏らず密度も高く立体感にも優れている。
15 Mighty Urge 真我 ドラムで明快。以下、真我氏のロック曲は同様の理由。
16 Feel at Home 園田 主部のメロディは「優しき微睡み」と似ている。つまり氏の典型だ。そしてこのギターサウンドは「水面を渡る風」とははっきりと違う。また「いつでもそばに」のギターと音自体は同じ。
17 彼の地へ向かって 園田 園田氏のフルートもまた特徴がある。Aメロ終わり、サビ終わりのメロは氏の典型。
18 水面を渡る風 宇仁菅 閃III「紺碧の海都オルディス」系。透明感がある奥行きのある響き。アコギやクラリネットの音も園田氏とは違い響きに厚みと潤いがある。ピアノも園田氏や真我氏とは違う実在感と深みのある音色。後半のニュートラルなメロディからも宇仁菅氏っぽさがあらわれているといえよう。園田氏の歌謡的なメロディとは違うテイストだ。
19 Lyrical Amber 宇仁菅 続けて聴くとこの曲も「水面を渡る風」も氏だと如実に分かるだろう。こちらは閃III「静寂の小路」系。氏得意の緻密なパーカッションアレンジが光る。ヴァイオリンも閃IIIの氏の曲と同じ音源だ。合間のストリングスも潤いがある。メロディもやはり園田氏とは違う歌いまわし。
20 シンクロニシティ #23 真我 閃III「チープ・トラップ」YsVIII「NIGHT SURVIVOR」と同じテイストのシンセ。ピアノの音も宇仁菅氏とは違う拡散傾向の響き。「明日への軌跡 -Instrumental Ver.-」のボーカルパートに当てられたシンセとも同一。こういった野性味あるアレンジは大体において真我氏。
21 Intuition and Insight 真我 真我氏の音は圧が強め、腰高気味で派手。サビは真我氏のロック曲でよく使い歌いまわし。サックスはクレジットからして生録だろうか。
22 Chain Chain Chain! 真我 ピアノは「シンクロニシティ #23」と似た音と響き、サイドのギターは「たそがれ緑道」と同じ位置関係と響きだろう。最初のピアノのメロディからは神藤氏らしさを感じるがそれはその部分だけで以降はやはり真我氏ならではのメロディだ。全体のややドライで拡散気味な響きからして真我氏。神藤氏ならもっと洗練されている。
23 聖ウルスラ医科大学 -閃Ver.- 園田 原曲も園田氏。やはり響きはドライ、フルートは「彼の地へ向かって」と同じ音。
24 全てを識るもの -閃Ver.- 園田 原曲も園田氏。
25 With Our Own Hands!! 宇仁菅 閃III「Lift-off!」系。後半のメロディも「Blue Destination」の色合い濃くアップテンポ系の氏らしさ全開といえよう。シリーズの騎神戦音楽はこれまで全て氏が受け持っている。

CD2

No 曲名 予想 コメント
01 明日への軌跡 真我
02 縁 -つなぐもの- 宇仁菅 IIIから引き続きタイトル曲を担当。クリアで深い音のピアノと繊細なパーカッション、潤いあるストリングス。また1:41からのメロディ「Constraint」0:35あたりとも似ている。
03 その温もりは小さいけれど。 宇仁菅 同じく打鍵音付きの芯のあるピアノ。ポップなメロディにも氏らしさがある。東ザナeX+「大切な人と」を彷彿させられる曲調だ。1:05からのギターは園田氏と違い響きが太め。2:15からのヴァイオリンは「Lyrical Amber」と同じ。
04 無明の闇の中で 宇仁菅 氏得意の奥深い位置で鳴る断続的な重いハンマーの響きと繊細なドラムマシン。これら3曲続けて聴くとサウンドに統一感があるから分かりやすいだろう。
05 Unlikely Combination 園田 明快。園田氏は外向きにエネルギーを放出し一方宇仁菅氏は内向きに放出して凝縮していくイメージがある。
06 明日への軌跡 -Instrumental Ver.- 真我
07 それでも前へ 神藤 イントロから圧の強い凝縮した響きで明快。神藤氏の作る音は手慣れた風格がある。
08 七の相克 -EXCELLION KRIEG- 神藤 氏のオケものは響きが壮麗で臨場感も抜群なので非常に分かりやすい。
09 Sensitive Talk 園田 Bメロのコード進行は氏の典型。
10 Break In 園田 宇仁菅氏は理詰めな曲調だが園田氏は直情に盛り上げていく。道筋の分かりやすさが魅力でもある。
11 最悪の最善手 園田 個人的にAメロはツヴァイ2「モンブランのテーマ」のメロディを彷彿させられた。こちらもBメロが典型。氏はこのように前半と後半でガラりとテイストを変える転調をよくおこなう特徴があるので分かりやすい。
12 Bold Assailants 真我
13 紅き閃影 -光まとう翼- 園田 エレキとシンセがこれでもかと氏のスタイルを主張してくる。
14 斉いし舞台 園田 氏のエレキは分かりやすい。ベタな音だがそこから多種多様な曲の表情を作っているのだからプロの仕事だ。
15 古の盟約 園田
16 Neck or Nothing 園田 閃II「Heteromorphy」系。氏はオケにリズムマシンを入れることが多い。また閃IIIと今作は轟くようなドラムロールを入れることも多い。
17 黒の真実 園田 後半のストリングスは「サングラール迷宮」と似たテイストだ。
18 いつでもそばに 園田 メロディは「その温もりは小さいけれど。」であり園田氏ではなく宇仁菅氏のメロディライン。ただ全体の響きを掴みづらく特に1:25には園田氏が今作で多用するバスドラムの音があり判別を困難にさせた。「彼の地へ向かって」「一抹の不安、一縷の望み」「Feel at Home」のフルートとほぼ同じ、後半のクラリネット1:58あたりは「彼の地へ向かって」1:15のクラリネットと似ている、右CHの低弦は「最悪の最善手」イントロ、「想いひとつに」サビの低弦と似ている、ストリングス1:50~2:24あたりは「最悪の最善手」1:40~2:12あたりと似ている、またストリングスを小まめに抑揚させる伴奏は「彼の地へ向かって」「最悪の最善手」とも同じ。なので園田氏と判断。決め手はやはり1:25のバスドラ。「変わる世界 -歴史の影で-」0:24、「想いひとつに」1:46などの音と全く同じことだ。宇仁菅氏が園田氏のアレンジを真似する理由がない。また宇仁菅氏は寒色系のサウンドだが園田氏は暖色系。このサウンドの色合いは園田氏でしかない。透明感と潤いと明瞭さが宇仁菅氏の他の曲と比べあまり感じられないのも園田氏のサウンドだからなら頷ける。
19 変わる世界 -歴史の影で- 園田 イントロは「変わる世界 -闇の底から-」から。
20 鋼の障壁 園田 サビのメロディやシンセで明快。サビ途中の転調なども典型だ。
21 Endure Grief 真我
22 哀花 園田 「変わる世界 -歴史の影で-」と同じピアノの響き。
23 Blue Stardust 真我

CD3

No 曲名 予想 コメント
01 幾千万の夜を越えて 園田 零の軌跡のアルカンシエルの舞台の楽曲より。
02 Mystic Core -閃Ver.- 籾山|園 原曲は碧の軌跡から籾山氏による曲。いわゆる夫婦共作となっている。
03 Deep Carnival 真我
04 千年要塞 園田 遠めで薄いオケの響きから明快。後半からは閃III「暗雲」を彷彿。
05 Pleasure Smile 真我 AメロのテイストはYsVIII「RED LINE -021-」など氏がよくロック曲で使う歌い回し。圧が強めでやや腰高で大きめの音場。「シンクロニシティ #23」のギターと同じ。
06 想いひとつに 園田 「変わる世界 -闇の底から-」「哀歌」と同じピアノ。氏が多用しているバスドラ。
07 せめてこの夜に誓って 宇仁菅 イントロの重く芯があるピアノの音から明快。「想いひとつに」のチェロとも違いやや硬めで張りがある。
08 終焉の途へ 園田 これ以降はもう説明不要だろう。
09 昏冥の中で 園田
10 一抹の不安、一縷の望み 園田
11 Malicious Fiend 園田
12 それぞれの覚悟 宇仁菅 「重心が低く密度の高い響きから園田氏のオケではない、神藤氏ほど卓越していない、となると宇仁菅氏。ストリングスもドライになっておらず潤いがある。またマーチ風のスネアからは碧「それぞれの正義」を彷彿。「千年要塞」とで聴き比べると明快だろう。
13 巨竜目覚める 神藤 「七の相克 -EXCELLION KRIEG-」と同じ理由。
14 世界の命運を賭けて 園田
15 The End of -SAGA- 宇仁菅 閃III「Spiral of Erebos」系であり重いパーカッションが乱れ飛ぶ「One-Way to the Netherworld」系。氏が使うトランペットは園田氏とは違い明るく太くまろやかな響きだ。ヴァイオリンも硬質で張りがある。
16 Majestic Roar 宇仁菅 東ザナeX+「Vesper Umbra」系。続けて聴くと同じ響きが感じられるだろう。シンバルなどパーカッションの扱いは園田氏よりワンランクも上。音作りが卓越している。これだけ色々な音が同時に鳴ってるのに決して混濁せず透明感を保っているのも氏の抜群のバランス感覚とセンスをあらわしている。神藤氏とサウンドもアレンジ技術も決して引けを取っていない。
17 Celestial Coalescence 神藤 それでもやはり芳醇で臨場感溢れるオーケストラサウンドに関してだけは神藤氏の右に出る者はいない。
18 愛の詩 真我
19 未来へ。 神藤
20 晴れ渡る空に 真我 「たそがれ緑道」と同じストリングスとピアノの響き、メロディで明快。ちなみに曲終わりで閃I「明日への鼓動」サビを引用していて外注同士の繋がりともいえる。
21 終曲 -Radiant Hope- 宇仁菅 「その温もりは小さいけれど。」アレンジ。ここまで宇仁菅氏の曲を聞き続けてたら自ずと明快。もう何も説明する必要はないだろう。

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最終更新:2020年09月17日 17:51
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