最終更新 : 2024-01-18
「英雄伝説 創の軌跡」のBGM別作曲者推測
目次
データ
外部リンク
更新情報
- 2023-02-26 : 「LAPIS」の推測を真我氏に決定
- 2021-08-12 : 「陽溜まりにただいまを」「影の見えざる手」「零の邂逅」の推測を変更。
- 2021-08-07 : 「Something Luxury...?」「鈍色に這う」をほぼ確定。
- 2021-07-31 : 「LAPIS」「鈍色に這う」「Something Luxury...?」のコメントを修正。
- 2021-07-03 : 「木霊の道 -創Ver.-」「鉱山町マインツ -創Ver.-」の推測を変更。何故変更が立て続けに起きているかというと最近ハイレゾVerを買ったので以前より聴き取り易さが向上したため。
- 2021-07-02 : 「Raindrops with the Wind」の推測を変更。
- 2021-06-02 : 「LAPIS」の推測についての考察追加。
- 2021-03-25 : 「鈍色に這う」について補足。
- 2020-12-16 : サントラ発売。これまでの推測に揺らぎや変化は無し。以降継続的にページやコメント文の修正・強化へ。
- 2020-12-09 : iTunes先行試聴を曲目リストに反映。
- 2020-10-29 : サントラ曲目リスト追加
- 2020-10-02 : エピソードセクションに「078」追加
- 2020-10-01 : 夢幻回廊セクションに「077」追加
- 2020-09-13 : ほぼ推測は固定(ただしOST発売以降変化する可能性は僅かにあり)。今は推測文の補強期間。
- 2020-09-09 : 「003」「043」「044」の推測を変更。ただこれら3曲は流動的であり今後変化する可能性あり。
- 2020-09-06 : ゲームクリア/ほぼ大体の曲の推測を”暫定的に”割り当て
- 2020-08-27 : リアルタイム推測(のんびりと)開始
- 2020-07-31 : オープニングテーマ、推測追加
- 2020-07-17 : サントラmini、推測(?→真我)変更
- 2020-07-16 : サントラmini、推測追加
- 2020-06-25 : WebCM第3弾、推測追加
- 2020-05-29 : WebCM第2弾、推測追加
- 2020-05-02 : ページ新規作成/WebCM第1弾、推測追加
概要
軌跡シリーズ完結の”はじまり”となる作品。リィン、ロイドといった軌跡シリーズ歴代主人公の他に新たに《C》という主人公を加えてこの3人を軸に物語は展開していく。また閃の軌跡IV内の書物「3と9」からのキャラクターたちも登場する。
推測早見表
(画像クリックで拡大)
推測を終えての所感
今作からサウンドに古口駿太郎氏が参加しているが氏のスタイルはいまだ掴み切れていない。そういった不確かな要因もあり一部の曲には悩まされた。特に「LAPIS」「鈍色に這う」「Raindrops with the Wind」「木霊の道 -創Ver.-」「鉱山町マインツ -創Ver.-」「Something Luxury...?」の6曲。推測は二転三転としたが古口氏と確信している「Wind-Up Yesterday!」を柱にそれぞれピアノ、ストリングスなどとの類似点を見つけられ最終的な答えは出た。
その古口氏はアップテンポな曲から叙情的な曲までセンスよくまとめる非凡な才能がありアレンジ能力も確か。氏ならではの個性も示しておりデビュー作で素晴らしい成果を挙げたといっていいと思う。ただし氏のセンスの一部を垣間見たに過ぎず果たして次作以降はどうなるかは不透明。
jdkサウンドの柱となる園田隼人氏は今作でも引き続き大半の曲を受け持っており氏のお陰で音周りは全て成り立っているといっていい。イベントの隙間を埋めるような曲からイベントを引き立たせる曲、場に相応しい曲など求められる状況に応じた曲作りはベテランならではの味。そして今作では恐らく氏の初となるRPGにおける通常戦闘曲を手掛けたことも印象深い仕事。
そしてもう一方のサウンドの雄、宇仁菅孝宏氏はイースIXと同様に寡作ながらもどれも一級のクオリティで要所々々を引き締めてくれた。改めて氏の確かな技術力に裏打ちされたサウンドは唯一無二だということを再確認出来た。逆に言うとクオリティがとびきり高いお陰で氏の曲を見つけるのは容易いとも言える。
外注スタッフでは今回も神藤由東大氏は最高の楽曲を提供してくださった。今作では特に神藤氏の曲が重要な役割りを果たしていて作品の根幹となるシーンに使いたいぐらいそれだけ意義深く素晴らしい曲を作られていたという証だろう。
そしてもうひとりの外注スタッフとなる真我光生氏は今作では半数以上の曲を作っていて実質的に創の軌跡の主要な音楽シーンを形作っていたといっていい。
オリジナルサウンドトラック
No. | 曲名 (Spotify) | 推測 | コメント |
---|---|---|---|
01 | NO END NO WORLD -Opening Size- | 真我 | これまでの東ザナ「Seize the day」、閃III「行き着く先」、閃IV「明日への軌跡」と歌入りのOP曲は一貫して真我氏の担当となっている。一連の作品のOP曲を続けて聴けば明快。ブックレットの編曲表記=作曲も含む編曲クレジットということ。この特徴的なメロディラインは真我氏が参加された東ザナ以降から急に現れることになる。 |
02 | 反攻の烽火 | 神藤 | リアリスティックで雄弁なサウンドなので明快。閃III「solid as the Rock of JUNO」、閃IV「七の相克 -EXCELLION KRIEG-」などのように壮麗で臨場感豊かなオーケストラ曲は神藤氏の十八番。 |
03 | The Destination of FATE | 神藤 | 表情豊かなヴァイオリンから明らかに生演奏。そうなると自動的に外注コンポーザーとなる。「反攻の烽火」同様に壮麗でリアリスティックなサウンド、卓越したアレンジ、颯爽としたメロディラインから神藤氏のみが該当。 |
04 | Zero Break Battle | 神藤 | こちらも「反攻の烽火」と同じ理由。閃III「solid as the Rock of JUNO」、閃IV「Celestial Coalescence」系列の曲だ。 |
05 | 陽溜まりにただいまを | 古口 | 宇仁菅氏によるスローテンポの緩徐系と思われたがピアノとストリングス、ハープの音と響きや位置は他の古口氏の曲と全く同じことに気付いた。さらに1:11辺りで古口氏と確定していい「Raindrops with the Wind」や「零の邂逅」など今作で氏がよく使っている休止が聴かれる。2:33辺りの音を引っ張るような処理は「零の邂逅」1:54~でも聴かれる。ハープは真ん中より僅かに右に置かれているが宇仁菅氏は最近は基本的に左側に置いていることが多い(「Lyrical Amber」「APRILIS」「DANDELION'S JOURNEY」など)。0:08には「Raindrops with the Wind」1:41と同じピアノによる跳ね返るようなフレーズもある。宇仁菅氏の曲は常にシャープな実在感があるのだがこの曲は氏のバラード系としてもソフト過ぎるように思える。宇仁菅氏なら緩徐系だとしてももう少しメリハリのあるコントラストを効かせたサウンドになるのではないか。最終的に後述する「零の邂逅」の推測からこちらも古口氏と推測。 |
06 | Long Awaited -Irregular Ver.- | 真我 | 音圧から外注コンポーザーの曲(基本的に外注の曲は音圧が高めになる傾向がある)。ストリングスが入ると閃IV「晴れ渡る空に」を彷彿。真我氏ならではの明瞭でポップテイストの強いサウンドを感じ取れる。 |
07 | Crossbell Nostalgia | 園田 | オーボエ、ストリングス、グロッケンシュピールは「今、創まりのとき」と同じ。零「街角の風景」、碧「新たなる日常」、閃III「籠の中のクロスベル」の流れを汲むクロスベル市曲。続けて聴くとメロディの同一性がお分かり頂けるだろう。自ずと作曲者も明快だ。 |
08 | 今宵は宴と参りましょう | 真我 | やはり音圧的に必ず外注曲になる。キックの圧の強さはYsIX「MARIONETTE, MARIONETTE」と似ている。右側で細やかに弾かれるピアノ、ヴァイオリンの音色、そしてサックスの音色から真我氏だろう。 |
09 | Section G.F.S.Ⅱ | 真我 | 閃IV「シンクロニシティ #23」を聴けば曲調やサウンドからどちらの曲も同じ作曲者なのは明快。真我氏が使うシンセはシャープで圧が強めだ。 |
10 | Aim A Gun at the Bullet | 真我 | エレキ、ドラム、シンセ、サックス、曲調から判別可能。YsIX「LACRIMA CRISIS」に似た曲。 |
11 | Right on The Mark | 園田 | 戦闘勝利曲は空の軌跡FC時代から一貫して氏の担当となっている。また園田氏の通常戦闘曲「Stand Up Again and Again !」から続けて流れると同じサウンドなのが分かる。 |
12 | 黎明の鐘 | 園田 | サイドのアコギは「キセキの旅路」、閃IV「いつでもそばに」と同じ。アコギの音は宇仁菅氏の閃IV「水面を渡る風」と園田氏の閃IV「いつでもそばに」では差があり、宇仁菅氏の音はもっと太くて音像が近めで園田氏はやや細身。トランペットは閃III「Briefing Time」に近い音。1:16のチェロは「今、創まりのとき」0:25と同じでありメロディ的にYsIX「PRISONCITY」1:36を彷彿。メロディラインも氏らしくある。 |
13 | 悪夢ふたたび | 園田 | いわゆるYsIX「ONLY THE CORPSE GOES OUT」系であり似たサウンド。終結部は「今、創まりのとき」「暗澹たる世界」と同じくスタッカートで跳ねるようなアレンジとなっている。また氏独特のエレキ音が入ると閃IV「暗雲」も彷彿させられる。 |
14 | Sword of Swords | 真我 | 明快。ヴァイオリンは氏が使う音、キックの小刻みいい鳴りやサビに含まれる短く切った下降フレーズなどは氏のトレードマーク。YsIX「THE CAVE OF GROAN」サビと似た曲。 |
15 | Mysterious Element | 園田 | ストリングスやピアノは「悪夢ふたたび」と同じ。0:41には以前から氏が好むバスドラの轟き、そのあとの低弦の厚みは「悪夢ふたたび」やYsIX「ONLY THE CORPSE GOES OUT」と同じ。 |
16 | Flash Your Fighting Spirit | 真我 | イントロのコケコッコーみたいな巫山戯たアレンジからして分かりやすい。エレキやヴァイオリンは氏の使う音でありやはり氏独特のメロディラインを持つ。 |
17 | LAPIS | 真我 | ピアノのみの曲なので難易度は高め。まずとある筋からの情報により外注による曲ということは確定している。問題はその作曲者は誰なのかという事。ただ以前からピアノの位置や響きが真我氏と推測する「鈍色に這う」0:51の左側にあるピアノと同じように響いていることに気付いていてこの曲も実は真我氏ではないかと前々から思っていた。ただもう少し裏付けが欲しかった。で、数年後に黎の軌跡IIが発売されたが「匣の中に在るのは…」という曲を聴いたときにピンときた。まず間違いなく「匣の中に在るのは…」は真我氏の曲。真我氏は基本的に逸脱したような曲を書いているがここでは珍しくシリアス。一聴してよく出来た常識的な曲に聴こえるがよく出来ていない非常識な曲でもある。絡脈のないメロディラインと後半に入るストリングスが決め手となっている。そして懸案の「LAPIS」だがメロディといいタッチといい響きといいこの2曲に共通点があるように思う。さらに言うとよくよく聴き直したら創「ひとかけらの光明」のピアノパートはメロディといいタッチといいかなり「LAPIS」を彷彿とさせられることに気が付いた。また黎「ただ、噛み締めるだけ…」もこれらのグループに入れても違和感はない。そして今回の「匣の中に在るのは…」のピアノ。これだけ材料が揃えばこの「LAPIS」も真我氏だと言えるだろう。 |
18 | 亡失われた魂 | 園田 | 独特なイントロだが主部に入ると明快。イントロの低弦、ベースは「悪夢ふたたび」と同じ。またこのベース音は閃III「流れる雲の彼方に」を彷彿とさせられる。飛び交うパーカッションは閃IV「終焉の途へ」と同じに聴こえる。ストリングスから浮かび上がるヴァイオリンは氏がよくやっているアレンジ。 |
19 | Stand Up Again and Again ! | 園田 | 碧「Seize The Truth!」を受け継ぐ曲調。ストリングス、エレキ、ブラス、ドラムパーカッション、など氏のこれまでの同スタイルの戦闘曲「Unlikely Combination」「Break In」「RUIN OF DRY MOAT」を聴けば明快。 |
20 | ひとときの温もり | 園田 | 閃「癒しの我が家」、閃III「束の間の里帰り」、YsIX「PETITE FLEUR」系の曲であり園田氏のテイストが色濃い。後半のチェロの音はYsIX「EYES ON...」と同じであり「Slight Suspicion」0:58のメロディと似ている。 |
21 | Like a Whirlwind | 宇仁菅 | 閃III「Brave Steel」、閃IV「Burning Throb」とこの曲を立て続けに聴けば共通点は明快な氏のロックスタイル。イントロは閃III「Erosion of Madness」のフレーズと似ており、Aメロは「Burning Throb」のAメロとも似ている。「Brave Steel」、YsVIII「OVERCOME THE ROCKY PATH」のようにサビを連続させて後半転調する展開は氏の曲で頻繁にある。左右に大きく振り分けたトムトム、鋭いキック、エレキやドラムの音、ヴァイオリンとチェロの音など氏のこれまでの曲と一致する特徴が出揃っている。 |
22 | レメディファンタジア -仲間とともに- | 編:園田 | 原曲は氏で確定済み。こういった小曲は昔から氏の担当でありまた敢えて別の人が編曲をする理由もない。 |
23 | Crossing Causal Lines | 宇仁菅 | 背後で鳴っているアンビエントなシンセパッドは閃III「伝承の裏で」「急転直下」と音が似ている。氏が確定的な「Glittering Mirage」イントロのフレーズと左右のポコポコと鳴るシンセ音がかなり似ている。この曲から「Glittering Mirage」を続けて聴くと共通点は明快。宇仁菅氏のテクノ系の曲になる。 |
24 | 創まりの円庭 | 園田 | 0:16からのサウンド、0:42以降のメロディ、Bメロが特に氏らしさが出ていて分かりやすい。ストリングスが入るとさらに氏のサウンドを感じ取れる。「Slight Suspicion」などの氏が使うピアノの音とも同じ。パーカッションは閃IV「終焉の途へ」と似たアレンジだ。 |
25 | Glittering Mirage | 宇仁菅 | 各種シンセは「Crossing Causal Lines」と同じ。サウンド、アレンジ、曲調から氏のみが該当。0:27からのピアノのメロディは閃III「DOOMSDAY TRANCE」1:23と似ている点も聴き逃がせない。こういったクールなメロディラインは氏の特徴。 |
26 | Infinity Rage | 神藤 | YsIX「GLESSING WAY!」系の曲でありドラム、シンセリード、パッド、エレキなどの楽器の他、アレンジ、メロディ、曲の構成も共通点がとても多い。 |
27 | Wind-Up Yesterday! | 古口 | 一聴してすぐにこれまでとは異なる真新しいサウンドを感じ取れた。全体の響き、アレンジ、音作り、などなど園田氏、宇仁菅氏、そして外注の神藤氏も真我氏も当てはまらない、YsIXの匿名外注氏でもない。紛れもなく新たなサウンドスタッフの古口駿太郎氏の曲だと確定していい。このサウンドが今作、そして今後の古口氏のスタイルの指針となる。曲とは関係ないが今作は3ルート+夢幻回廊それぞれの通常戦闘曲4曲と劣勢曲があるがこの曲が古口氏となることで今作のサウンドスタッフ全員で分担していることになる。 |
28 | Purgatory Scream | 園田 | 閃II「迫る巨影」、III「Accursed Tycoon」、IV「Malicious Fiend」系。一聴してすぐに分かりやすい氏のオケ戦闘曲となっている。 |
29 | NO END NO WORLD | 真我 | オープニングテーマのフルバージョン。 |
30 | 蒼の大地に生きる者 | 園田 | イントロのストリングスの音やブラスなどから明快だがAメロがとても氏らしさ全開で閃III「Power or Technique」、閃IV「潜入調査」と似ている。サビもサビ終わりの展開も氏のパターン。大太鼓は「今、創まりのとき」と同じ。今作のクロスベル街道曲「亡失われた魂」、アルモリカ古道曲「さざめきの途路」、そして閃IV「彼の地へ向かって」、閃III「流れる雲の彼方に」「崖谷の狭間」など一連の氏の街道系の曲を通して聴けば明快。 |
31 | Stake Everything Strategy | 神藤 | 「反攻の烽火」と似た曲調を持ちこちらも同様に臨場感豊かなオーケストラサウンドとなっている。 |
32 | 流麗闘冴 | 真我 | エレキ、ヴァイオリン、ドラムで明快。氏が確実なYsIX「DREAMING IN THE GRIMWALD」のヴァイオリンを聴けばお分かり頂けるだろう。氏の使うヴァイオリンは音色の他に独特のイントネーションがある。 |
33 | 鈍色に這う | 真我 | サウンドからまず宇仁菅氏と神藤氏は除外され、アレンジから園田氏も外れる。また古口氏と確定出来る曲と比べるとこの曲はとても歪でありとても同じコンポーザーのセンスから生まれたとは思えない。アレンジのセンスも含め作り出すサウンドの質も異なる。なのでイースIX「STAGNANT POOLと「夢幻の彼方へ(サントラ未収録)」との似た点から真我氏か、それともやはり未知の匿名コンポーザーの二択に絞られる。 真我氏の場合。YsIX「GRIA RECOLLECTION」0:17からのチェロと音もフレーズのテイストも似ている。そしてこの曲には真ん中にノイジーな音のパーカッションやキックドラムのが入っているがイースIX「STAGNANT POOL」でもキックの音は同じように鳴っていてズシンと鳴る低音などといいアレンジの方向性は似ている。チェロの音は「GRIA」と同様にこちらも似ており位置も同じ。さらに「夢幻の彼方へ」ともサウンドの傾向やパーカッションも似ている。同じ音と位置のマリンバとチェロも確認出来る。そして際立った個性的なアレンジは氏を彷彿とさせられる。と、長らく二転三転もした難しい推測だったが結局真我氏に落ち着くこととなった。ただ個人的にはやはりまだ100%納得はしていないが「Something Luxury…?」みたいなちょっと他とは毛色が異なるサウンドを作ることもあるのならあり得るのだろう…。多分ね。 |
34 | Be Caught Up ! | 真我 | 戦闘劣勢&イベント曲。YsIX「TROUBLEMAKER」系に属する曲だろう。 |
35 | Breeding Innumerable Arms | 真我 | シンセリードのメロディの鳴らし方のセンスは間違いなく真我氏。特にサビ後半の区切るようなフレーズの歌わせ方など。閃IV「シンクロニシティ #23」系列になるのだろう。 |
36 | Pyro Labyrinth | 真我 | サイドエレキの音は「The Road to All-Out War」やYsIX「EVAN MACHA」を彷彿させられ音自体も同じ。 |
37 | 影の見えざる手 | 古口 | 「急転直下」「無明の闇の中で」に続く宇仁菅氏の異変系シリーズのはずだが宇仁菅氏としてはそれらに比べるとサウンドの奥行き感が薄い。宇仁菅氏ならではの重厚感が乏しいように思える。宇仁菅氏の伝家の宝刀となる潰れたようなドラムが使われているがこちらは音が硬くて宇仁菅氏のいつもの音ではないのも気になる点。そして黎の軌跡「黎き狭間の中で」にはこの曲と同じようなクラッシュドドラムが効果的に使われていてその曲は宇仁菅氏のスタイルとは似て非なるものとして推測をしており古口氏の曲と思われる。また要所々々で使われるバスドラムの轟きも宇仁菅氏がよく使う手法だがこちらは何故か音が高く軽い。そしてピアノとストリングスは他の古口氏と推測する曲と同じ音と位置となっている。薄っすらと被さっているコーラスは「零の邂逅」と同じに聴こえる。そもそもメロディに付随して跳ねるような笛の音が聴かれるが果たしてあの宇仁菅氏がこうゆうアレンジをするだろうか。そして宇仁菅氏ならもっと音がタイトに引き締まっているはず。こちらも最終的には「零の邂逅」が大きな手がかりとなり古口氏と推測した。 |
38 | Raindrops With The Wind | 古口 | サウンドから園田氏、宇仁菅氏、神藤氏ではない。真我氏と推測する閃IV「晴れ渡る空に」と似たテイストを感じる。ストリングスの音や距離感も氏の使う音と似ている。フレーズを短く切ってメロディを紡ぐ手法など氏らしさもある。 (追記:2021-07-02)とあるファルコム音楽ファンの外国人からその曲は真我氏ではなく古口氏では?という問い合わせがあった。 改めてピアノから検証し直していく。この曲のピアノの音はくっきりとしていてクリアに響いている。一方、真我氏と推測する曲のピアノは主だって使われている曲だと「NO END NO WORLD」「今宵は宴と参りましょう」「POM's Paradise」「ひとかけらの光明」「優しさを未来に託して」「Life Goes On」「波間に弾む心」「Rapid Wind」「Long Awaited」などがある。やや線が細く軽い音となっていて少々奥まっても聴こえる。さながら薄いガラスコップを爪で弾いているかのような音だ。この曲のピアノは全く逆で打鍵感があり太く重く芯のある「コンッ」って音。ふたつは明らかに音の性質が異なる。ピアノの位置がこの曲と似ている「Long Awaited」でさえ音の響きに差があるように感じる。何故この曲だけ同じバラード系の曲でも「ひとかけらの光明」「Life Goes On」などのピアノの音と違うのか。もちろん曲調によって音源や響かせ方や位置を変えるのは普通だがそれにしては差が大きい。さらに過去タイトルの真我氏のピアノも色々と聴いていったが全て同じ法則が当てはまりこの曲のようなピアノの音は聴かれなかった。もしこの曲が真我氏なら突然変異を起こしたことになる。 次にストリングス。この曲のストリングスはソフトでしなやかに響いている。古口氏と確定していい「Wind-Up Yesterday!」とほぼ確定出来る後述の「木霊の道 -創Ver.-」と全く響きや音や位置は同じだ。一方、真我氏のストリングスは「Life Goes On」「高らかに、誇らしく」「Challenger Invigorated」「Magical Revolt」「Roar of Evil Spirits」「Long Awaited」などがある。ピアノと違いサンプルにバラツキがあるので明快には分かりづらいが確実にこの曲のストリングスとは差があることだけは分かる。ピアノと同様に「Long Awaited」は近しいが音の粒子が粗く、この曲のストリングスのきめ細かさとは異なる。さらに他のタイトルにまで手を伸ばすと閃の軌跡IV「晴れ渡る空に」「たそがれ緑道」、イースIX「STAGNANT POOL」「WALTZ FOR GRACE」「A GOLDEN KEY CAN OPEN ANY DOOR」「DENOUEMENT」などピアノと同様に同じ法則が当てはまる。「DENOUEMENT」のストリングスとは比較的似ているがただ感覚的なものなので文字では説明しづらいが木目が粗い、古びた、そんな印象を受ける。この曲のストリングスほど柔和に綺麗に響いていない。 フルートに関しては真我氏はこれまで使ってきていないのでは?自分は聴いたことがない。ただ「DENOUEMENT」では珍しくオーボエを使っているので推測材料としてはやや決め手に欠けるか。 さらにメロディについて。サビのフレーズが独特だがこういった歌いまわしは真我氏のこれまでにはなかったはず。またこの曲の1:41のピアノの「ピロンっ」というフレーズは「LAPIS」2:42にも同じように曲の末尾にある。 ピアノについては「Wind-Up Yesterday!」や「LAPIS」とは音の強さは異なるが響きは近いものがある。ほぼ同じ類いとして一括に出来る音だ。 最終的に以前まで真我氏と推測していたがその推測は撤回し古口氏としたい。 問題提起をしてくれたこの外国人はこれまでも何度か意見交換をおこなっていて改めて感謝をしたいが、ちなみに以前もこの同じ外国人から「LAPIS」と「鈍色に這う」についての問い合わせがあった。「LAPIS」については自分の知見の浅さを痛感させられたが「鈍色に這う」は今もお互いに意見は異なる。ただもしかして今後どちらかの意見が変わるかもしれない。それぐらいこれらの曲は他よりもずっと難しい推測なのだ。 |
39 | 罪と罰と偽りと | 園田 | 閃IV「哀花」、YsIX「PRISON OF BALDUQ -YEARNING-」系。0:45からはYsIX「FORGOTTEN DAYS」1:03のメロディ展開を彷彿。全体のサウンドからも園田氏固有の響きを感じ取れる。 |
40 | Slight Suspicion | 園田 | ピアノのメロディは閃IV「潜入調査」と似ている。メロディ、アレンジからも閃III「張り詰めた思惑」「Briefing Time」系になる。 |
41 | 木霊の道 -創Ver.- | 曲:園田 編:古口 |
原曲は零「木霊の道」だが少しアレンジされている。サウンドから原曲同様アレンジVerも園田氏だろう。これまでも過去に使われた自曲は自身でアレンジしている。 (追記:2021-07-02)何故この曲を推測し直したかだが以前推測を変更した「Raindrops with the Wind」のフルートの音色がこの曲のフルートを思い起こさせたからだ(実際には他に「穏やかな時間」のフルートとも似ていたが)。 ハープは園田氏の曲では「創まりの円庭」「昏き鐘の残響」「Maliciousness in the Mirror」「さざめきの途路」など色々と聴かれるがこの曲のハープとは異なるように思う。イントロがハープで始まるYsIX「AMBIGUOUS TERRITORY」と比べても差を感じる。また園田氏は大体においてハープを左側に置く。この曲のように真ん中に追いて目立たせることは殆どしていない。 フルートは古口氏ではないかと推測する「Raindrops with the Wind」と響きも位置などが同じだがただこちらは園田氏で間違いない「穏やかな時間」のフルートとも似ている。ただ「穏やかな時間」のほうがややフルートの位置が近く、この曲と「Raindrops with the Wind」のほうが遠目なように感じられる。音源が同じだろうからほんとに極僅かな差だが。 ストリングスは古口氏と推測する「Wind-Up Yesterday!」や「Raindrops with the Wind」と同じ。園田氏の「創まりの円庭」や「さざめきの途路」とは似ているものの距離感や響きなどは異なる聴感だ。 さらにこの曲ではウィンドチャイムや銅鑼が効果的に使われているが古口氏の曲と推測される「Something Luxury...?」にはウィンドチャイムが使われていて鳴らし方はほぼ同じ。一方、園田氏は今作ではふたつとも使用していない。ただイースIX「ANIMA ERGASTULUM」ではウィンドチャイムを、同じくイースIX「WHO KNOWS THE TRUTH?」では銅鑼を使っているしそもそも原曲から引き続きそのまま使っているので一概に言えない。 全体のサウンドは芳醇にリバーブが掛けられていて比較的抑えめに仕上げる園田氏のサウンドとは異なるように思う。奥行き感も異なる。 またこの曲は原曲は園田氏でそれのアレンジVerとなるが新人にまずアレンジからさせるというのは理に適っている。実際に過去には宇仁菅氏や村山氏、萩生田氏もサウンドに入りたての頃に先輩スタッフの曲のアレンジをおこなっている。 |
42 | Hide And Seek By Myself | 宇仁菅 | 通常戦闘曲「Like a Whirlwind」と同様にリアルで強靭なドラムサウンドでありヴァイオリンの音も同じ響きを感じ取れる。またヴァイオリンを左右で弾かせるアレンジは閃III「可能性は無限大」「あの日の約束」、YsIX「NEW LIFE」でもやっている。サウンドの透明感とアレンジの精巧さと緻密さ、またメロディを歌わせ過ぎずクールに高揚させていく展開も氏を思い起こさせる。曲調的に近いのは強いてあげると東ザナ「Apocalyptic Roar」だろうか。 |
43 | 鉱山町マインツ -創Ver.- | 曲:籾山 編:古口 |
原曲は零の軌跡時代の籾山紗季氏。普通に考えたら編曲周りを一手に受け持っている園田氏になるはずだ。実際アコーディオンは「穏やかな時間」と同じ位置と音。 (追記:2021-07-02)実は前々からこの曲のギターには違和感をずっと感じていて果たして園田氏がこうゆうギターアレンジをするかな?という疑問があった。特に0:57の部分。さらにギターのトレモロ。こうゆうふうにギターを鳴らしたことをこれまで聴いたことがないような。また0:25~28辺りのギターのテイストも園田氏としては違和感。そしてこのギターサウンドやアレンジは園田氏と確定出来る「ひとときの温もり」やイースIX「PETITE FLEUR」、閃IV「Feel at Home」、閃III「束の間の里帰り」とは明らかに異なっている。こちらのほうが手が込んでいて複雑、ニュアンスも繊細でリアリティがある。何故このギターの響きがそれらの曲からも出てこないのか。この曲が園田氏だとしたら突然変異を起こしたことになる。またアコーディオンは「穏やかな時間」にもあるがあちらは近めに聴こえるのに対してこちらは遠目、聴感は異なる。 「木霊の道 -創Ver.-」の項目でも書いたがこちらも籾山氏のアレンジ曲。なので古口氏がアレンジをする理由は十分ある。以上の理由でこの曲を園田氏から古口氏へ推測を変更した。やはり最初に抱いた違和感を素直に推測へ結び付けるべきだったのだろう。 |
44 | 昏き鐘の残響 | 園田 | メロディは氏で間違いない。ストリングスも氏の使う音であり低弦の響き含めて「暗澹たる世界」と同じ。閃III「幽世の気配」、YsIX「WHO KNOWS THE TRUTH?」系の曲になるだろう。 |
45 | 激烈!撃滅!ミシュナイダー!! | 真我 | この手の良くも悪くもイカれた曲調は大体において真我氏である。 |
46 | Maliciousness in The Mirror | 園田 | ヴァイオリンやストリングス、ピアノ、ハープなど氏の使う音が聴こえる。全体のサウンド、メロディ展開やサビなどからも同様に氏のテイストが出ているといえる。 |
47 | NO END NO WORLD -Instrumental Ver.- | 真我 | オープニングテーマのインストゥルメントバージョン。 |
48 | 零の邂逅 | 古口 | 1:55~の休止部分は古口氏と確定していい「Raindrops with the Wind」でも度々聴かれ「陽溜まりにただいまを」にもある。以前から何故ここの部分はそれぞれが似ているのだろうと思っていたが同一人物によるものだとしたら合点がいく。宇仁菅氏はこういった処理を今作ではひとつもおこなっておらず過去にもこうゆうことはしていない。ピアノは宇仁菅氏と確定出来る「Glittering Mirage」「Like a Whirlwind」と音は似ているが響きに差があり音自体もここまで強調させていない。ピアノの位置も異なり宇仁菅氏より右に位置している。さらに宇仁菅氏のピアノのほうが自然に音が溶け込んでいるがこちらはゴツゴツとした聴感がある。「Raindrops with the Wind」のピアノと同じであり、ハープとストリングスは「木霊の道 -創Ver.-」と同じ。宇仁菅氏のストリングスは「Glittering Mirage」「Hide and Seek by Myself」などがあるが異なる聴感がありあちらは真ん中に寄り気味で奥行き感があるがこちらのほうは横に広がるイメージでやや近めに聴こえる。コーラスは「影の見えざる手」と似たサウンドを感じ「Hide and Seek by Myself」のコーラスとは異なるように聴こえる。似た曲調の宇仁菅氏作「縁 -つなぐもの-」「APRILIS」とこの曲を続けて聴くとやはり違和感は大きい。こちらのほうが最新作のはずなのに以前の曲よりも軽くて精度や造形感が劣って聴こえアレンジセンスも異なる。宇仁菅氏ならではの精密で磨き抜かれたサウンド…とはちょっと違う。とはいえ宇仁菅氏と聴き間違うほどの高いレベルの話であり差は僅か。 |
49 | さざめきの途路 | 園田 | ピチカート、ハープ、ストリングスは園田氏と推測出来る「Crossbell Nostalgia」と同じ。メロディラインもBメロとCメロの展開など氏らしさがよく出ている。「亡失われた魂」「蒼の大地に生きる者」と続けて聴けば明快。 |
50 | Twilight Hermitage | 真我 | エレキは真我氏の使う音でありキックがけたたましい華々しいドラム使いも同様。圧が強く豪壮なサウンドは氏そのもの。 |
51 | Heavy Violent Match | 神藤 | 明らかな生録エレキということで外注曲になる。ドラムの音は真我氏とは差が大きい。ストリングスの豊かな響きは神藤氏の使う音。全てにおいてワンランクもツーランクも上のサウンド。メロディやアレンジ的に閃「Exceed!」系になる。 |
52 | 今、創まりのとき | 園田 | Aメロから園田氏らしさのあるメロディが聴かれる。左右のハイハットなどパーカスは閃III「幽世の気配」など氏がよくやっている手法もあり、大太鼓はYsIX「DECISION」と同じような音。決定打はサビ終わりにスタッカートするような終わり方、園田氏と確定的な「暗澹たる世界」「悪夢ふたたび」と同じだ。 |
53 | Invisible Hilly Country | 真我 | サックス、小刻みなドラム、ピアノから判断可能。 |
54 | Emergency Order | 真我 | 奇抜なアレンジ、メロディ、エレキ音、ドラムなどから明快。イントロの始まりはYsIX「WELCOME TO CHAOS」を彷彿。 |
55 | Golden Fever | 真我 | 「波間に弾む心」とメロディやアレンジなど似た点が多い。サビは「Twinkle Attack」のエレキのメロディと似ている。また0:54の右側には「波間に弾む心」1:11と同じシンセのリフ、「Invisible Hilly Country」にも似たピアノ?のリフが0:51にある。 |
56 | POM's Paradise | 真我 | 閃III「Brilliant Escape」Ver2ともいうべき曲調。サックスがフィーチャーされる曲は大抵において真我氏だ。ピアノの細かな指さばきも氏の趣向。 |
57 | Bad Dream Invasion | 真我 | エレキ、シンセ、ドラムなどから明快。 |
58 | 暗澹たる世界 | 園田 | 似た曲調を持つ「悪夢ふたたび」と同じサウンド。スネア、ブラスなどから氏の固有のオーケストラサウンドも確認出来る。シンセ、ストリングスは「Crossbell Nostalgia」と同じ。 |
59 | The Road to All-Out War | 真我 | やはりイントロから氏だと明確。サイドエレキはYsIX「EVAN MACHA」でも聴かれた猛々しい音、小刻みいいドラムからも分かりやすい。そしてサックスの音色は氏の使う音。系統的にはYsIX「KNOCK ON NOX」に近い曲。 |
60 | ひとかけらの光明 | 真我 | 編成の小さなバラード曲だがこの特徴的なヴァイオリンの音は真我氏が使う音と弾き方で間違いない。氏が確実な強敵戦曲「流麗闘冴」のヴァイオリンと同じ音。氏のヴァイオリンはちょっとトゲトゲしさがある。Aメロ最後に顕著だがフレーズを短くしがちなメロディに氏のテイストあり。ピチカートを入れたりと普通では終わらないアレンジも氏らしい。 |
61 | KERAUNOS -Fear and Hatred- | 園田 | 氏の明快なオーケストラスタイル。閃III「巨イナル黄昏」、閃IV「千年要塞」系となる。 |
62 | 運命という名の歯車 | 園田 | 後半は「The Destination of FATE」サビのアレンジ。オーボエやピアノ、パーカッションは「今、創まりのとき」と、0:37のシンセなどは「さざめきの途路」と似ており、氏が多用するバスドラの轟きも確認出来る。空間を埋めるパーカッションやチェンバロは「昏き鐘の残響」と同じ。0:56からのBメロなどいかにも園田氏らしく閃IV「幾千万の夜を越えて」Bメロとも似ている。 |
63 | Reverse Babel | 神藤 | 上質なサウンドクオリティ。シンセパッドやピアノの音からして他のスタッフの作り出す響きとは違う。メロディの似た点としては1:26からは東ザナ「Earnestly Advance」0:32、曲調としては閃「深淵へ向かう」と似ている。 |
64 | The Perfect Steel of ZERO | 神藤 | 氏ならではの臨場感豊かなコーラスとオーケストラサウンドで明快。閃「巨イナルチカラ」、閃II「E.O.V」、閃IV「七の相克 -EXCELLION KRIEG-」と連なる系統の曲であり一連の曲を聴けば自ずと分かる。この中では「E.O.V」が一番この曲と近いだろう。 |
65 | 優しさを未来に託して | 真我 | 同じ編成に近い「ひとかけらの光明」と聴き比べるとピアノやヴァイオリンは似ている音。同じようにヴァイオリンのピチカートも入れている。「今宵は宴と参りましょう」のヴァイオリンと同じ音でもある。ストリングス含めたオケの響きは氏のオケ曲「Roar of Evil Spirits」と似ておりピアノも同じ音だ。 |
66 | Life Goes On | 真我 | アレンジやメロディ、ストリングスから園田氏、宇仁菅氏、神藤氏ではない。閃IV「晴れ渡る空に」と似た曲でありピアノの音やストリングスは同じ。メロディから始まりチェロに移行する展開はYsIX「GRIA RECOLLECTION」を彷彿とさせる。「優しさを未来に託して」のピアノと同じ音。 |
67 | 高らかに、誇らしく | 真我 | こちらもアレンジ、メロディなど園田氏ではない。ストリングスやスネア、全体の響きから真我氏が該当。音を延ばしたファゴットで始まる風変わりなイントロやサビのフレーズを区切る感じなどはいかにも氏らしい。メロディはYsIX「WALTZ FOR GRACE」を彷彿とさせる。ホルンの響きはYsIX「WALTZ FOR GRACE」や「A GOLDEN KEY CAN OPEN ANY DOOR」と同じ、YsIXで氏がよく使っていた銅鑼も入っている。 |
68 | キセキの旅路 | 園田 | メロディや曲調、サウンドからして明確な園田氏の曲。サイドギターやストリングスは「黎明の鐘」、チェロは「ひとときの温もり」、エレキは「悪夢ふたたび」と同じ。 |
69 | 鋼鉄牙城 | 真我 | 閃III「チープ・トラップ」系列の曲。エレキの音、硬めのキック、豪壮なアレンジなどから氏と明快。サビのメロディは氏が東ザナ「Raging Rush」、YsVIII「RED LINE -021-」など以前から好む上がり調子のメロディ、サイドアレキやオルガンはYsIX「WELCOME TO CHAOS」と同じ。 |
70 | 穏やかな時間 | 園田 | すぐに思い浮かんだのは以前園田氏と推測した暁の軌跡「Remiferia」。雰囲気、曲の展開、曲調などかなり似ている。左側のタンバリンはYsIX「BAR 'DANDELION'」と同じ。ピチカートは「さざめきの途路」と同じ。右側のアコギは「黎明の鐘」と同じ。アコーディオンのBメロ、1:17からのフルートのメロディなど園田氏らしさがある。さらに1:17のフルートのメロディは閃IV「Feel at Home」1:13のメロディと同じ、この部分で園田氏と確定。 |
71 | Something Luxury…? | 真我 | 宇仁菅氏や神藤氏はもちろん当てはまらない。園田氏は過去にジャズ調の曲「TRINITY」「マスターのお勧めを」「歓楽都市ラクウェル」「静かなる駆け引き」「BAR "DANDELION"」などを作っていたが氏のアレンジはもっとシンプル。この曲のアレンジは氏としては異例だ。ヴィブラスラップという楽器はこの手の曲に使われがちとはいえ園田氏はこれまでこの楽器は使ったことがない。またメロディラインも氏とは異なる。 一方で基本なんでも作れる真我氏の可能性がある。似たようなテイストの真我氏の曲「今宵は宴と参りましょう」とはメロディの雰囲気は似ている。ただ氏が今作や他作で使っているサックスとこの曲のサックスの音色は明らかに違う。何故この曲だけ音が違うのかの説明がつかない。他がADD氏によるサックスでこの曲だけがVST音源?う~ん…。他にもドラムやエレキの音が普段使う真我氏の音とはかなり異なる。敢えて変える必然性は全く無い。そうなるとまだ個性が掴みきれていない新人の古口氏に辿り着くのは自然な流れだったし実際に古口氏と確定していい「Wind-Up Yesterday!」のエレキやトムトムとハイハットはこの曲と同じ音に聴こえるが「鈍色に這う」で書いた理由の通り古口氏と確定出来る曲のラインナップにこの曲を加えるのは無理がある。真我氏かはたまた第2の匿名外注コンポーザーによる曲なのかは非常に難しい。匿名コンポーザーであった場合どうしようもないので真我氏であって欲しいという願望はあるがどう考えても違うだろう。 黎の軌跡のサントラminiが公開されたがその中の1曲「THARBAD NIGHT」にこの曲と同じくヴィヴスラップが使われていた。しかも音、位置ともに同じ。となるとやはりこの曲は真我氏の可能性が一気に高まった。さらに真我氏と確定していい「夢幻の彼方へ」の間奏やサビ後にあるウィンドチャイムはこの曲と音量こそ違うものの鳴らし方や音や位置は全く同じ。古口氏(「木霊の道 -創Ver.-」や園田氏(閃IV「隠れ里エリン」など)、宇仁菅氏(イースIX「DANDELION'S JOURNEY」など)の使うウィンドチャイムとは鳴らし方は異なる。真我氏は途中から山型に少し大きくなる。ただまぁサックスやエレキやドラムなど色々と説明が付かない点は残るが最終的な答えとして真我氏としておきたい。そういえば一番最初にゲーム内で聴いたとき直感で真我氏ではないかと当時思ったものだが…。 |
72 | Challenger Invigorated | 真我 | ストリングスやヴァイオリンはこれまでの真我氏の曲の音と同じ。硬めのキックも氏のトレードマーク。 |
73 | このあと美味しくいただきました | 真我 | 園田氏と宇仁菅氏と神藤氏は除外され真我氏か古口氏になる。サックスの音と位置などは真我氏のこれまでサックスが使われた曲と同じ。古口氏と推測する「Something Luxury…?」のサックスと比べると明らかに差がある。右側アコギの伴奏は閃IV「シンクロニシティ #23」0:15を彷彿。サビの楽天的なメロディはどちらかというと真我氏のテイストだろう。 |
74 | 波間に弾む心 | 真我 | 園田氏と神藤氏は除外。宇仁菅氏のテクノ系に近いがピアノの音やアレンジ、音作りに氏らしさを感じない。開始早々の0:03のフレーズは閃III「Brilliant Escape」0:46と似ている。ピアノの音は「POM's Paradise」「Roar of Evil Spirits」と似ている。キックはYsIX「STAGNANT POOL」と同じ。ピアノから始まる曲ということで閃IV「Chain Chain Chain!」を彷彿させられ、この曲も同じようにイントロのピアノメロディを繰り返しており、メロディも、ピアノの音自体も似ている。またこのメロディは「Twinkle Attack」0:30~とかなり似ている。 |
75 | Twinkle Attack | 真我 | まず宇仁菅氏と神藤氏は除外。アレンジ的にもサウンド的にも園田氏ではない。シンセリードの音は閃IV「シンクロニシティ #23」サビと同じでありサビのメロディも似ている。サイドエレキは「Flash Your Fighting Spirit」などと同じ。オクターブ上がっていくようなアレンジ2:30~は閃IV「Blue Stardust」1:40でもやっている。 |
76 | Rapid Wind | 真我 | イントロのエレキやピアノで早々に分かるがAメロで入ってきたサックスでトドメ。サックスの入る曲は大体において氏。 |
77 | Magical Revolt | 真我 | 「高らかに、誇らしく」「Roar of Evil Spirits」と同じオーケストラサウンド。氏がアコースティック系の曲で好んで入れる銅鑼もある。サビのメロディなどそのまま氏の歌ものに昇華できそうなぐらい氏のテイストが出ている。 |
78 | Roar of Evil Spirits | 真我 | 園田氏、宇仁菅氏、神藤氏は除外。オーケストラの響きやパーカッションを賑やかに鳴らしたアレンジなどはYsIX「RED MULETA」を彷彿。1:16あたりの素早く切り返すようなフレーズ、サビのメロディは氏の持ち味。コーラスもYsIX「KNOCK ON NOX」と似ている。 |
79 | 夢幻の彼方へ | 真我 | ヴァイオリンのジグザクさせたフレーズや歌わせ方などから氏と推測。Aメロ後のウインドベルは閃IV「たそがれ緑道」サビ前、YsIX「WALTZ FOR GRACE」イントロ後を彷彿。実際にヴァイオリンの音は「今宵は宴と参りましょう」や「優しさを未来に託して」と同じ。メロディライン、サビの歌わせ方なども氏のアコースティック系の曲と似ている。 |
80 | Long Awaited | 真我 | 「Long Awaited -Irregular Ver.-」からノイズ成分を除去したバージョン。クリアになり尺も倍になりより明確に真我氏ならではのピアノとストリングスのサウンドを感じ取ることが出来る。 |
81 | NO END NO WORLD –Less Vocal Ver.- | 真我 | オープニングテーマからボーカルを取り除いたバージョン。 |
過去作からの再利用曲 (Diversion Songs)
使用場面(Scene) | 作曲者 | メモ |
---|---|---|
メインメニュー内ギャラリー | 宇仁菅 | 閃IV「水面を渡る風」より。 |
タワー上での特務支援課の説教 | 籾山 | 碧「乗り越えるべき壁」より。 |
クロスベル大聖堂周辺 | 園田 | 閃III「女神はいつも見ています」より。 |
歓楽街内のカジノゲーム | 真我 | 閃IV「Intuition and Insight」より。 |
ユミル内 | 宇仁菅 | 閃II「足湯の温もり」より。 |
リィンの両親との会話 | 園田 | 閃IV「Feel at Home」より。 |
期末テスト回想 | 宇仁菅 | 閃III「下校途中にパンケーキ」より。 |
ユミル渓谷道 | 籾山 | 閃II「ユミル渓谷道」より。 |
ミュゼの一計 | 宇仁菅 | 閃III「急転直下」より。 |
宗主戦後 | 宇仁菅 | 閃IV「水面を渡る風」より。 |
アイゼンガルド連邦街道 | 宇仁菅 | 閃II「冬の訪れ」より。 |
夜のユミル散策 | 園田 | 閃IV「優しき微睡み」より。 |
敗走する特務支援課 | 籾山 | 碧「乗り越えるべき壁」より。 |
Cルートの帝都地下道 | 園田 | 閃III「地下に巣喰う」 |
帝都ヘイムダル | 宇仁菅 | 閃III「赫奕たるヘイムダル」より。 |
ナーディアとラピスのランチ | 園田 | 閃III「Little Rain」より。 |
オリエ婦人との会談 | 宇仁菅 | 閃IV「水面を渡る風」より。 |
レーグニッツとアルフィンとの会談 | 神藤 | 閃III「初めての円舞曲」より。 |
ロイドに励まされたエリィ | 宇仁菅 | 零「いつかきっと」より。 |
VM | 神藤 | 閃IV「Master's Vertex」より。 |
シュリとイリヤのステージ | 神藤 | 閃III「初めての円舞曲」より。 |
敵勢力(ナーディア・スー、ツァオ、将校たち、クロウ)との会敵 | 宇仁菅 | 閃IV「Constraint」 より。 |
ノルドへのマップ間移動 | 園田 | 閃III「Base Camp」より。 |
センター門 | 園田 | 閃III「精強なる兵たち」より。 |
ウルスラ病院 | 園田 | 閃IV「聖ウルスラ医科大学 -閃Ver.-」より。 |
ティオの洗脳された人々への説教 | 籾山 | 碧「乗り越えるべき壁」より。 |
ワジの洗脳された人々への説教 | 園田 | 零「その背中を見つめて」より。 |
魔法少女まじかる☆アリサ・タイトル画面 | 岡島 | 閃「紅き翼 -新たなる風-」より。 |
魔法少女まじかる☆アリサ・ドラマ | 宇仁菅 | 閃III「下校途中にパンケーキ」より。 |
魔法少女まじかる☆アリサ・変身シーン | 宇仁菅 | 東ザナ「魔法少女まじかるアリサ」より。 |
ベリル登場 | 宇仁菅 | 閃III「伝承の裏で」より。 |
ビーチDEバカンス・ビーチ内 | 真我 | 閃IV「Pleasure Smile」より。 |
ポムっと!タイトル画面 | 宇仁菅 | 碧「ポムりますか?」より。 |
ポムっと!ゲーム内 | 真我 | 閃IV「Chain Chain Chain!」より。 |
ティオとヨナの会話 | 大崎 | 零「Underground Kids」より。 |
クロスベル警察内 | 大崎 | 零「C.S.P.D. -クロスベル警察-」より。 |
ミレイユと特務支援課との団らん/ワジとヴァルドたちとの語り合いとノエル | 宇仁菅 | 零「いつかきっと」より。 |
アストライア女学院回想 | 園田 | 閃III「第Ⅱ分校の日常」より。 |
アストライア女学院/カレル離宮 | 宇仁菅 | 閃III「白亜の旧都セントアーク」より。 |
調査報告 | 園田 | 閃III「Briefing Time」より。 |
怪しげな気配 | 園田 | 閃III「幽世の気配」より。 |
黒キ聖杯の残滓 | 宇仁菅 | 閃III「Spiral of Erebos」より。 |
ミルサンテ街道 | 真我 | 閃IV「たそがれ緑道」より。 |
黒の工房隠し区画 | 宇仁菅 | 閃IV「無明の闇の中で」より。 |
ミリアムとガーちゃんの再会 | 宇仁菅 | 閃IV「その温もりは小さいけれど。」より。 |
オリヴァルト皇子とシェラザードの結婚式前夜 | 宇仁菅 | 閃III「紺碧の海都オルディス」より。 |
エピソード・ティアラの贈り物 | 宇仁菅 | 閃IV「Lyrical Amber」より。 |
プロジェクト・ティルフィング・タイトル画面 | 園田 | 閃III「Power or Technique」より。 |
プロジェクト・ティルフィング・機兵戦イベント | 真我 | 閃III「剣戦怒涛」より。 |
マジカルアリサとダークネスとの打ち解け | 宇仁菅 | 閃III「君に伝えたいこと」より。 |
マクバーンの覚醒 | 編:神藤 | 空の軌跡FC&SCスーパーアレンジ「執行者」より。 |
エルム湿地帯 | 園田 | 閃IV「全てを識るもの -閃Ver.-」より。 |
武術大会前 | 園田 | 閃III「刹那の薫陶」より。 |
トーナメント前 | 宇仁菅 | 閃IV「それぞれの覚悟」より。 |
オーバルギアIV開発作戦会議 | 園田 | 閃III「異端の研究者」より。 |
ランドック峡谷北部最終実験会話 | 園田 | 閃III「崖谷の狭間」より。 |
ランドック峡谷最終実験開始 | 宇仁菅 | 閃IV「With Our Own Hands!!」より。 |
まじかる☆アリサ最終ステージイベント | 園田 | 閃IV「Sensitive Talk」より。 |
まじかる☆アリサ最終ステージイベント | 宇仁菅 | 閃III「蠢く陰謀」より。 |
まじかる☆アリサ最終ステージイベント | 宇仁菅 | 閃IV「Majestic Roar」より。 |
ギルバート戦 | 真我 | 閃IV「Blue Stardust」より。 |
フレディの会心の料理 | 神藤 | 閃III「充実したひととき」より。 |
エリンの里 | 園田 | 閃IV「隠れ里エリン」より。 |
白霊窟 | 園田 | 閃IV「古の盟約」より。 |
盟主登場 | 宇仁菅 | 空3rd「御心のままに」より。 |
メアリーのお見合い | 神藤 | 閃III「翡翠庭園」より。 |
マカロフのプロポーズ | 宇仁菅 | 閃IV「せめてこの夜に誓って」より。 |
アッシュの見回り | 宇仁菅 | 閃III「夏至祭」より。 |
アッシュの決意 | 宇仁菅 | 閃III「スタートライン」より。 |
宰相の遺品整理 | 宇仁菅 | 閃III「託されたもの」より。 |
オズボーンの回想 | 園田 | 閃I「Roots of Scar」より。 |
オズボーンの回想2 | 宇仁菅 | 閃I「Seriousness」より。 |
夢幻の彼方へ・決戦前イベント | 籾山 | 碧「雨の日の真実」より。 |
夢幻の彼方へ・真ラスボス戦 | 宇仁菅 | 碧「The Azure Arbitrator」より。 |
ゲームプレイ当時の推測
+ | ... |
発売前のプレ推測
+ | ... |
投票
コメント
- コメント失礼します。スイカ割り(51)についてなのですが、新しい楽器を盛り込んだりせずにフレーズを何度も何度も反復させている所から、真我氏らしさを感じます。また、古口氏とで悩んでいるようですが、49秒辺りのピアノの音は古口氏なのがほぼ確実なcルート戦闘曲(33)と比べて乾いた響きのように感じます。しかし、確かに響きから真我氏とは確定しがたいとは思うので、あまり真に受けないで下さい…。あと、リィンルート戦闘曲(21)の「overcome the rocky path」はysⅧですね。Ⅸになってます。 -- (名無しさん) 2020-09-21 13:51:39
- ↓○○さん、わざわざDMもありがとうございました。今回は勘違いさせてしまった自分の紛らわしい文章力に問題がありましたね(汗) -- (管理人) 2020-09-21 18:25:55
- いえいえ、こちらこそすみません🙇♂️ -- (名無しさん) 2020-09-21 19:39:20
免責
※当wikiは非公式です。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく一切の責任を負いかねます。
※当wikiを利用することによって生じたいかなる損害も当サイトでは補償致しません。
※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。
※また当wikiおよび当wikiの管理人は日本ファルコム様とは一切関係はございません。
※当Wikiにて新たに執筆した文章の著作権は私にあります。内容の複写、転載はお控えください。
※無料のWikiサービスを利用しているため内容とは関係のない広告が表示されます。ご理解ください。
Disclaimer
※This wiki is unofficial. We do not guarantee the validity or accuracy of the information and cannot assume any responsibility.
※This site does not compensate for any damage caused by using this wiki.
※Please note that you will be at your own risk.
※Also, this wiki and this wiki administrator have nothing to do with "Nihon Falcom".
※The copyright of the text is on this wiki. Copying or reprinting the contents is prohibited.
※Because you use a free wiki service, you will see ads unrelated to this. Please understand.
※当wikiは非公式です。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく一切の責任を負いかねます。
※当wikiを利用することによって生じたいかなる損害も当サイトでは補償致しません。
※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。
※また当wikiおよび当wikiの管理人は日本ファルコム様とは一切関係はございません。
※当Wikiにて新たに執筆した文章の著作権は私にあります。内容の複写、転載はお控えください。
※無料のWikiサービスを利用しているため内容とは関係のない広告が表示されます。ご理解ください。
Disclaimer
※This wiki is unofficial. We do not guarantee the validity or accuracy of the information and cannot assume any responsibility.
※This site does not compensate for any damage caused by using this wiki.
※Please note that you will be at your own risk.
※Also, this wiki and this wiki administrator have nothing to do with "Nihon Falcom".
※The copyright of the text is on this wiki. Copying or reprinting the contents is prohibited.
※Because you use a free wiki service, you will see ads unrelated to this. Please understand.