最終更新 : 2024-09-04
「英雄伝説V 海の檻歌」のBGM別作曲者推測
目次
データ
- 発売日 : 2000年12月07日
- 機種 : Windows
- 作曲者 : Falcom Sound Team jdk (松岡博文, 白川篤史, 中島勝, 園田隼人, 松村弘和, 石橋渡)
外部リンク
- 公式 / Wikipedia / VGMdb / Ys MUSIC FILES / ファルコム・スタッフロール / みんなで決めるゲーム音楽まとめWiki / 公式インタビュー (海の檻歌 サウンド特集)
更新情報
- 2024-08-01 : 中島氏の推測を中心に一旦保留へ
- 2020-12-27 : Spotifyリンク追加
- 2020-08-07 : CD1#29「砂漠の舞い(アーガス&カチュア)」(?→石橋)
- 2020-01-27 : CD1#16「およびでないでSHOW」推測変更(石橋→松村)
概要
ガガーブシリーズ最終作はアレンジ元がないオリジナル作となった。曲数はガガーブシリーズでは最も多く80曲を数える。Win版英雄伝説3の「Leone Fredrik Richter」がメインテーマとして使われていて後のファルコム作でもみられるテーマメロディを設けて様々にアレンジしていく手法の先駆けとなった。プレイ時にPCMとMIDIを選択できるがOSTではPCM版を収録。「朱紅い雫」のように2枚組ではなく前編と後編で別れて発売された。
推測を終えての所感
- 白川篤史氏=自分が把握している氏の作る曲のイメージはコーラスやシンセを含めた豊かな響き、バラエティなスタイル、確実なアレンジ技術。「行く手を遮る者」が一番氏の個性が色濃くあらわれている曲だと思う。実質的に白川氏は当時の音楽スタッフの中核なので大多数の曲を担当している。ちなみに…(*1)
- 中島勝氏=中島氏のスタイル的に「恋する季節」「Hot and Cool」は確実。ちなみに…(*2)
- 園田隼人氏=スタイル、響き的に最も明快。基本的にオーケストラ調の曲を得意としていて今作でもそういった曲が多い。「潮風に包まれて」が最たる例。尚、「たすけに来たぜ!」は翌年発売Win版ED4にも使われており既に検証は済んでいて園田氏と確実。
- 松村弘和氏=ロックスタイルに限って言えば園田氏同様に分かりやすい。「力の限り」といったメタル魂が炸裂しているロック曲は松村氏のトレードマークだ。ただ中島氏のロック曲にも似ているので注意は必要。またロック曲以外の他のジャンルはまだ全貌は掴めていないが基本的に氏が作る音は主張が激しく圧が強い。
- 石橋渡氏=上記リンクのインタビューによると石橋氏は今作が初参加となる。このメンバーの中では比較的分かりづらいが後年の氏のスタイルから色鮮やかなサウンドとユニークなアレンジをしていることが伺えるはず。スタイル的に中島氏に近いといえば近い。そういった差を感じ取れるかがポイント。氏のスタイルが最も現れている「青空へ登る道」「その闇の向こうに」が指針となるはず。
オリジナルサウンドトラック
No. | 曲名 (Spotify) | 予想 | コメント |
---|---|---|---|
01 | Leone Fredrik Richter “海の檻歌” | 白川 | 冒頭から白川氏が好むコーラスを含んだ豊かなシンセの響きを感じ取れる。中島氏はもっと明瞭に響かせる。根幹となる曲なので当時の中核スタッフが作るはずだ。 |
02 | 寝坊のタッド(フォルト) | 白川 | 「ルプシャ隊行進曲」と似た音のトランペット。今回白川氏がメインのコンポーザーとしてこういったジングル曲を殆ど担当していると思われる。 |
03 | やすらぎの時 | 石橋 | サウンド的に白川氏でも中島氏でも園田氏でも松村氏でもない。イントロのメロディは石橋氏と推測する「青空へ登る道」とかなり似ている。右側にあるギターとウッドブロックは「青空へ登る道」と同じ位置と音。パーカッションのリズム感も似ている。左側には伴奏を務める管楽器が寄せられていてそういった楽器配置を石橋氏はこの曲以外でもよくやっている。響きの多いフルート的な音は石橋氏と推測する「その闇の向こうに」と同じ音。また後年石橋氏が作曲する空の軌跡未使用曲「父さんだもの」のメロディを彷彿とさせられた。 |
04 | 陽のあたる丘で | 石橋 | サウンド的に松村氏ではなく、メロディ的に園田氏とはあまり思えない。となると石橋氏。実際石橋氏と推測する空の軌跡未使用曲集「MOUNTAIN PATH 2」とコード進行が似ている。トランペットは石橋氏による「勇ましいイベント」「シャムシール団 (かかってきやがれ!!)」のように直線的な響きであり、同曲と位置や音は同じ。スネアは「楽勝!...かな?」と少し似たような音。ホルンは石橋氏と推測する「青空へ登る道」と同じ音と位置。園田氏による「潮風に包まれて」にあるホルンとも同じだが、この曲のホルンの吹かせ方はどちらかというとシンセ的な発想の吹かせ方であり、園田氏は基本的にクラシック音楽のオーケストラに倣うことが多いのでこういった吹かせ方はしない。0:45のベースのフレーズも石橋氏のセンスだろう。微かに鳴るストリングスの音や位置などは石橋氏による「その闇の向こうに」と同じ。フルートは石橋氏と推測する「潮風に誘われて」と音は同じ。 |
05 | 春のうた(マクベイン) | 白川 | 「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」と似たハープの音。 |
06 | 風のセレナーデ(アルトス) | 白川 | ストリングスの響きは「涙はあの日の想いとともに」と似ている。 |
07 | そよ風の唄 | 白川 | 0:32からは「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」2:36と似たアレンジ、トムトムも同じ。1:00以降右側にあるウッドブロックも同曲3:10以降と同じ。氏も中島氏と同様にウッドブロックをよく使う。 |
08 | 闇に宿る静寂 | 園田 | Win版ED4「朱紅い雫 -伝承-」0:55と似た左右の音バランス。0:35からのメロディ展開に氏らしさが感じられる。 |
09 | 魔獣が出てきてさぁ大変! | 松村 | 「あとには引けない」と同じハモンドオルガンとトムトム。「闇よりの使者」から推測。 |
10 | 楽勝!...かな? | 石橋 | 「青空へ登る道」とティンパニの音、シンバルとストリングスの響きが同じ。シンセリードの音やメロディはこれまでにない新鮮さ。 |
11 | 潮風に誘われて | 石橋 | 中島氏ではないのなら少なくとも石橋氏しか当てはまらない。 |
12 | 闇よりの使者 | 松村 | 「魔獣が出てきてさぁ大変!」と同じベース、ブラスとスネアとトムトムとシンバル。0:15は「使命に燃えて」0:11と同じエレキ。トランペットは「使命に燃えて」1:25と同じ。「青空へ登る道」と似た位置のティンパニだが圧は全然違う。園田氏とも似た曲調だがやはり音の強さは違う。 |
13 | なんだこの野郎! | 中島 | 「恋する季節」と同じ左右のシンバル。0:30以降は「Hot and Cool」0:37を彷彿。 |
14 | 潮風に包まれて | 園田 | 園田氏の今後も定番となる勇壮なオーケストラ調の曲。白川氏のオケ曲と比べて左右の音バランスに特徴がある。サビのスネアのリズム感に氏らしさあり。VM「覇者の凱旋」と似た曲でもある。 |
15 | シャオとレイチェル | 園田 | 続けて聴くと「潮風に包まれて」と右側に位置するブラスの響きが同じことが分かる。ストリングスも同様。白川氏のオケの響きではない。 |
16 | およびでないでSHOW | 松村 | 石橋氏と推測済みのWin版ED4「そりゃぁないでSHOW」「さらに愉快な仲間たち」と共通点が多いが以前から石橋氏にしてはアレンジが凝ってなくシンプルなこと、ドラムなど圧が強くてずっと違和感があった。続けて聴くと明らかにおかしい。ブラス、ベース、トムトムは「魔獣が出てきてさぁ大変!」と同じ。ベース、トムトムも「闇よりの使者」と同じ。このトムトムの音や叩き方は自分が知る限り石橋氏は使っていないはずだが松村氏は頻繁に使っている。0:12からのシンセリードは朱紅い雫「走れアヴィン!!」にもある。サウンド、全体の響き的にも一致する。松村氏の推測曲の新白き魔女「愉快な仲間たち」を彷彿させるアレンジ。 |
17 | 青空へ登る道 | 石橋 | 石橋氏と推測したWin版ED4「シャムシール団」のティンパニの位置と似ている。この時期こういったティンパニの配置と使い方をしている人はいないはず。ハープとストリングスは「楽勝!...かな?」と同じ音と位置。スティック系は同じくWin版ED4「さらに愉快な仲間たち」と似ている。中島氏のスタイルに近いが氏としたらメロディや響きに違和感がある。ストリングスは「Deep Forest」とは違う。 |
18 | Deep Forest | 中島 | 「Hot and Cool」「COLONY OF LAVA」から推測が成り立つ。 |
19 | 恋する季節 | 中島 | 冒頭のギターは「Deep Forest」0:50と似ている。ドラムのリズムは「やすらぎの時」と似ている。「潮風に誘われて」と同じアコーディオン。左右のシンバルは「明日を生きるために」と同じ。 |
20 | レオーネのエチュード(シュベール) | 白川 | 「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」と似たピアノ音。 |
21 | レオーネのエチュード(マクベイン一座) | 白川 | 「春のうた(マクベイン)」と似たハープ、「そよ風の唄」と似たフルート。 |
22 | お宝いただき! | 園田 | 白川氏や中島氏のサウンドではない。園田氏による空の軌跡FC「忍び寄る危機」を彷彿とさせられた。ストリングスやホルンなどは今作の園田氏の曲と同じ位置と音。スネアは氏の推測曲「潮風に包まれて」と同じ音。アコーディオンみたいな音は同じく氏の推測曲「ピエロの行進(シャオ&レイチェル)」と同じ音。コンガもやはり「絶対絶命!」で使っている。 |
23 | あとには引けない | 松村 | 「力の限り」と同じディストーションギターが炸裂。シンセは「使命に燃えて」と同じ。ロック曲にハモンドオルガンを使うのも氏の好むスタイル。 |
24 | 哀しみを越えて | 石橋? | オルゴール曲は基本的に誰でも作ることができるので推測難易度は高い。ただ流石に松村氏ではないと思う。こういった曲だと石橋氏による空の軌跡「胸の中に」を思い起こさせる。メロディラインは確かに石橋氏らしさがあるように思える。実際石橋氏と推測する「潮風に誘われて」と少しメロディのテイストが似ている。 |
25 | ルプシャ隊行進曲 | 白川 | 氏の推測曲VM「地の底の行軍」とメロディ、アレンジともに似た曲。オーケストラの響きは園田氏とは明確に違う。氏がオーケストラ曲でよく使うチューブラーベルもある。 |
26 | Harvest | 石橋 | 「青空へ登る道」と同じ右側のアコギ。「青空へ登る道」と同じフルート。 |
27 | 皇帝の休日(バルタザール) | 白川 | 「レオーネのエチュード(シュベール)」と同じピアノ。 |
28 | 野いちご摘み(ウェンディ) | 白川 | 「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」と同じシンセの響き。「いざないの歌(アリア)」と同じ女性コーラス。 |
29 | 砂漠の舞い(アーガス&カチュア) | 石橋? | シタールのみによる短い曲。単一楽器になると個々の響きを感じ取るのが困難。恐らく石橋氏か松村氏だとは思う。「青空へ登る道」1:13にシタール的な音が入っているが判断材料としては弱いか。――(20/08/07追記)既知の情報から白川氏と中島氏ではない。全体の響きから園田氏ではないはず。なので石橋氏か松村氏の二者択一。ただどちらなのかが分からず暫く保留にしていた。石橋氏と推測しているツヴァイ「クロップ洞窟」、ぐるみん「オバケワールド」にほぼ似た音のシタールが使われている。「青空へ登る道」1:13の音もあわせて考えるとやはり民族楽器が得意な石橋氏の可能性が高い。一方松村氏は曲中にシタールなど民族楽器をフィーチャーして使ったことは自分が知る限りない。 |
30 | ピエロの行進(シャオ&レイチェル) | 園田 | 「シャオ&レイチェル」のアレンジということもあり冒頭から「シャオとレイチェル」を思い起こさせられ後半からのメロディと似ている。普通に考えると同一人物がどちらも担当するはず。「水底の子守歌(アリア)」のコーラスとは違う。左右の音バランスに癖があり園田氏を彷彿させられる。 |
31 | 森と海のメモリア(マクベイン一座) | 石橋? | メロディ的に石橋氏を彷彿させられる。即興的なフルートの演奏なので恐らく石橋氏が一番近い。 |
32 | ルーレットまかせ | ? | |
33 | 涙はあの日の想いとともに | 白川 | 後半からは「レオーネのエチュード(シュベール)」と同じピアノ。ストリングスの響きは「風のセレナーデ(アルトス)」と似ている。 |
34 | 絶対絶命! | 園田 | ストリングスなどオーケストラは「潮風に包まれて」と同じ。トムトムも「潮風に包まれて」と同じ。0:49の畳み掛けはFC「奪還」2:09を思い起こさせられた。 |
35 | 力の限り | 松村 | 非常に明快に松村氏のロックスタイルがあらわれている。この曲が氏の基準となる。 |
36 | さよなら・・ | 中島 | シンセベルは中島氏による「朱紅い雫 -愛しのアイメル-」と同じ音。響きは全く同じ。石橋氏のサウンドに近いが「波紋」と比べるとサウンドに差を感じる。石橋氏ならもっと音を盛っているだろう。 |
37 | 焦燥 | 白川 | 「涙はあの日の想いとともに」と同じオーボエ。全体の響きは「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」と同じ。 |
38 | 水底の子守歌(アリア) | ? | 何度聴いても「いざないの歌(アリア)」と同じ響きに聴こえる。「ピエロの行進(シャオ&レイチェル)」のコーラスから園田氏は除外されるかもしれない。ただ同一音源を同じように鳴らしているのなら誰だって当てはまる可能性もある。 |
39 | 黒き皇国 | 白川 | 「ルプシャ隊行進曲」と同じオーケストラ。シロフォンも同様。ストリングスは「涙はあの日の想いとともに」と同じ響き。 |
40 | 守るべきもののために | 園田 | 「潮風に包まれて」と同じオーケストラ。左に位置するキックドラム的な硬い音は園田氏の推測曲VM「陰と煌きの群舞」「孤独との戦い」などでも多用。 |
41 | いざないの歌(アリア) | 白川 | 「野いちご摘み(ウェンディ)」のコーラスと同じ。 |
42 | いざないの歌(フォルト) | 白川 | 「レオーネのエチュード(マクベイン一座)」のアコギと同じ。 |
43 | 永遠なる民の町 | 白川 | ベルやコーラス、ストリングスは「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」と同じ。 |
44 | レオーネの軌跡 | 白川 | ホルン含めたオーケストラの響きは「黒き皇国」と同じ。 |
45 | 森の思い出 -エリーゼのテーマ-(未使用曲) | 白川 | ハープは「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」と同じ、フルートは「永遠なる民の町」と同じ、アコギは「いざないの歌(フォルト)」と同じ。 |
46 | Leone Fredrik Richter “海の檻歌” -プロット版-(未使用曲) | 白川 | 「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」とアレンジと全体の響きの類似点から自動的に白川氏になる。 |
47 | Hot and Cool | 中島 | 「恋する季節」と同じベース、「明日を生きるために」と同じハイハットとシンバル。VM「いざない」などコミカルな曲調は氏の得意とするところ。 |
48 | 波紋 | 石橋 | 園田氏ではないはず。「その闇の向こうに」と似たサウンドではある。続けて聴いてもそんなに違和感はない。アンビエントな曲調はYsVI「PRESSURE STAIRS」を彷彿させられる。 |
49 | 使命に燃えて | 松村 | 「力の限り」同様にメタル魂炸裂。スラップベースも鮮やか。氏の作るサウンドは常に強靭だ。主旋律のシンセは氏の推測曲DINOSAUR_R「BURNING!」を彷彿。 |
50 | ヌメロスの影 | 白川 | 断続的に打ち鳴らされるパーカッションは「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」2:50と同じ。 |
51 | 闇の太陽「復活」 | 白川 | 「Leone Fredrik Richter “海の檻歌” -プロット版-」と同じティンパニの轟き。オーケストラの響きもこれまでの氏のオーケストラと同じ。「ルプシャ隊行進曲」と同じチューブラーベル。 |
52 | 狂気の代償 | 園田 | ブラス、ティンパニなど「守るべきもののために」と同じオーケストラ。 |
53 | 漆黒の空 | 園田 | 「狂気の代償」と同じコーラスと0:33のティンパニ。木管の響きは「潮風に包まれて」と同じ。イントロは白川氏の「闇の太陽「遺跡」」と似ているがピアノの響きは全く違う。 |
54 | 水底のメロディー「隠者」(ウーナ) | 白川 | 「レオーネのエチュード(マクベイン一座)」と同じフルート。 |
55 | 水底のメロディー「異界へ」 | 白川 | オルガン曲。最終的には「水底のメロディー「浮上」(マクベイン一座&アリア)」「組曲 アリア「水底の子守歌」」から推測出来る。 |
56 | 明日を生きるために | 中島 | 0:24からのホルン、ピアノ、ベース、左右に揺れるトムトムやハンドクラップ、左右の断続的なシンセ、真ん中のエレピ、などの特徴から中島氏と確実。 |
57 | たすけに来たぜ! | 園田 | 「守るべきもののために」と同じオーケストラ。Win版ED4で既に園田氏という検証は済んでいる。 |
58 | その闇の向こうに | 石橋 | のちの石橋氏を彷彿させられる精妙なシンセワーク。1:20以降のメロディに石橋氏らしさがある。低い音で唸っているシンセはのちの空の軌跡「隠された真の姿」を彷彿させられる。 |
59 | 邪魔する者は容赦しない | 中島 | 松村氏に似たロック曲だが中島氏のほうは松村氏ほど威圧感はなく整然としている。キックドラムも強く叩かない。アレンジの多彩さで上をいく。 |
60 | Leone Fredrik Richter “もうひとつの世界” | 石橋 | 微かなコーラスは「その闇の向こうに」と同じ。「青空へ登る道」と似たホルンの響きも感じ取れる。「その闇の向こうに」同様の繊細なニュアンスは石橋氏が最も近い。 |
61 | 水底のメロディー「誕生」(ウーナ) | 白川 | 「水底のメロディー「誕生」(ウーナ)」と同じフルート。 |
62 | 水底のメロディー「浮上」(マクベイン一座&アリア) | 白川 | 「レオーネのエチュード(マクベイン一座)」に「いざないの歌(アリア)」の女性コーラス、「水底のメロディー「異界へ」」のオルガン、「闇の太陽「復活」」のコーラス。 |
63 | 青き葬送(デュオール) | 白川 | 「水底のメロディー「隠者」(ウーナ)」と同じフルート。 |
64 | 闇の太陽「遺跡」 | 白川 | コーラス、ピアノ、ストリングスは白川氏の音。 |
65 | 行く手を遮る者 | 白川 | 上で書いたように白川氏の代名詞的な曲調。 |
66 | それぞれの未来に | 園田 | 「たすけに来たぜ!」と同じオーケストラ。後年ラスボス曲を殆ど担当する園田氏の先駆けとなるような曲。 |
67 | 水底の子守歌(フォルト) | 白川 | 「いざないの歌(フォルト)」と同じ。 |
68 | 組曲 プロローグ「封印解除」 | 白川 | 「水底のメロディー「隠者」(ウーナ)」「いざないの歌(アリア)」「水底の子守歌(フォルト)」 |
69 | 組曲 セグエ「水底のメロディー」 | 白川 | 「風のセレナーデ(アルトス)」+白川氏の使うオーケストラとコーラス。 |
70 | 組曲 アリア「水底の子守歌」 | 白川 | 「組曲 セグエ「水底のメロディー」」+「水底のメロディー「異界へ」」のオルガンとチューブラーベル。 |
71 | 組曲 フィナーレ「Leone Fredrik Richter」 | 白川 | 白川氏のオーケストラとコーラスの響き。組曲形式なので当然同一人物が全てを担当。 |
72 | 愛を感じていたい「終焉」 | 中島 | 0:15から氏らしさ。好むメロウなサックス、クラリネット、ハーモニカ。途中から入る左エレキはWin版ED3「しあわせな一日」VM「頂点を夢見て」と同じ。最後の自由なドラムプレイは氏らしくある。 |
73 | 水底のメロディー「誕生」(フォルト) | 白川 | 「水底の子守歌(フォルト)」と同じ。 |
74 | それぞれの明日へ~Leone Fredrik Richter “End Credits” | 園田 | 一番、園田氏の曲との一致点と思われるのが、0:26ぐらいからあるサッサッサッというストリングスのフレーズ。この音型は園田氏による「それぞれの未来に」1:26、「狂気の代償」1:17にもマイナー調で同じように刻まれている。そこまではいいとして、笛が入ってくる後半以降も園田氏だろうか。ストリングスがこの部分だけ真ん中より少し右側に位置が変わったのは謎だ。とはいえ前半にも出てくるオーボエは「漆黒の空」と同じで白川氏の「涙はあの日の想いとともに」「焦燥」のオーボエとは異なりこちらのほうが音が明瞭。笛の音は「闇に宿る静寂」と同じで白川氏による「Leone Fredrik Richter “海の檻歌”」の笛とは響きが違っていてこちらのほうが音がやはり明瞭。Win版白き魔女「HEROES」は二転三転したものの最後は園田氏の作曲であろうということに落ち着いたが、この曲と「HEROES2」は構成的に少し似ている。前半部分が終わったあと同じように最後はテンポダウンもしている。そしてこの部分の木管のハーモニーは「HEROES2」1:02や2:01と同じ響き。そして同じように低弦を(左右の位置は逆だが)たっぷり響かせている。そしてここの部分のメロディ3:06は園田氏と推測するツヴァイ「安堵のメロディ」2:10辺りと似ていて、いかにも園田氏らしいメロディライン。以上のことから最終的に園田氏と推測した。 園田氏は基本的に実際のオーケストラ配置に倣い、左側に主旋律のストリングス、右側にチェロやコントラバスといった低弦を置くことが多い(現代オーケストラは基本的に左側から1stVn, 2stVn, 真ん中から右側にVc/Va,右端にCb。)。白川氏は主旋律のストリングスを真ん中、もしくは右側に置くことが多い印象。ただ、園田氏ほどではないが白川氏も左側に主旋律のストリングスを置くことは多々ある。なのでストリングスの左右の配置で誰それという判断は一概にはできない。さらに、白川氏のストリングスは海の檻歌になると園田氏とあまり変わらなくなる。白川氏による「涙はあの日の想いとともに」と「黒き皇国」のストリングスは、園田氏のストリングスと音、位置ともにあまり差を感じない。恐らく同じ音源を使っているからもあるのだろうか。海の檻歌はマスタリングのせいか、ストリングスのみでの判断は厳しい。 |
75 | 愛を感じていたい「そして・・」 | 中島 | 「愛を感じていたい「終焉」」と似たコーラス。 |
76 | Leone Fredrik Richter “Theme” | 石橋 | ZW「永劫の夢、大空の記憶 -Zwei!!2人で大冒険-」のピアノに似てるといえば…似てる。「漆黒の空」から園田氏は除外、松村氏がこういった曲を作る気がしない、中島氏のピアノとは違う、なので石橋氏が該当。 |
77 | それ見よ我が元気(フォルト) | 白川 | Win版ED3のアレンジ。アコギの音は「水底の子守歌(フォルト)」同様に白川氏の音。 |
78 | 木漏れ日の詩(マクベイン) | 白川 | 「春のうた(マクベイン)」と同じ。 |
79 | ゆかいな小鳥(ウーナ) | 白川 | 「水底のメロディー「隠者」(ウーナ)」と同じ。 |
80 | 旅人たちの前奏曲(マクベイン一座) | 白川 | 「レオーネのエチュード(マクベイン一座)」と同じ。 |
81 | 陽気な旅人(マクベイン一座) | 中島? | アコギの音は白川氏の曲と違う。 |
82 | ともに踊らん(マクベイン一座) | 白川 | 「旅人たちの前奏曲(マクベイン一座)」と同じ。 |
83 | 心を開いて(マクベイン一座) | 園田? | 左右の音のバランスは「ピエロの行進(シャオ&レイチェル)」に近い。「森と海のメモリア(マクベイン一座)」とは僅かに響きやバランスが違う。また石橋氏なら「森と海のメモリア(マクベイン一座)」のようにもっと即興的な要素を入れそうではある。 |
84 | 星屑のカンタータ 完全版(未使用曲) | 白川 | |
85 | 水底のメロディー 完全版(未使用曲) | 白川 |
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