頭にきてるわけでもねェし、かと言って冷静になってるかといったら、いや、それはNOだ。
足元に転がる小石をけり続け、気づいたらだいぶ研究所から離れた場所まで来ちまった。
ポケットに突っ込んだ手が冷えてきた。通り抜けてった風は俺の体を震えさせる。
とは言ってもいまさらどんな面して帰ればいいのか……俺にはわからなかった。

「俺はどうすればいいんだよ、兄貴……」

自分でも正直なにがしたいのかわからねェ。
音石の野郎は憎いさ……何度ぶっ殺してやりたいと思ったかもわからねェ。
あいつの相手を小馬鹿にした顔、なめ腐った態度。
顔面に一発ぶち込んだだけじゃこの思いは消えねェ……あいつをおれ自身の、この右手で。

目の前が赤く染まり、奥歯をぐっとかみ締める。
ギリギリと歯が音を立て、俺は右の拳を左の手のひらにたたきつける。
でもよ……頭の奥の、すみっこで控え目な俺の声が聞こえた。
その一方で『もしかしたら』っていう気持ちも俺の中でないわけじゃない。

今でも思い出せる。
バイクに潜んでいたレッド・ホット・チリペッパー、走ってくる仗助たち。
ガオンと削ったのは奴じゃなくて地面、逆に俺の腕が切り飛ばされる。
そして……そして……。

あん時俺はあの野郎をぶち殺せなかった。でも、もしかしたらそれは兄貴がそうさせてくれたのかもしんねェ。
兄貴は何人も殺してきた。兄貴は親父のために、何人もの人を踏みにじってきた。
だけど俺にはぜってーさせなかった。体をはって俺をかばい、汚い仕事は一身に背負ってた。
俺の手が汚れないように。

だから今でもあのときの光景をふと思い返すと、思っちまうんだ。
もしかしたらあれは兄貴の最後の願いなのかもしんねぇって。
俺には全うな道を歩んでほしい、兄貴はそう思ってるかもしんねぇ。

だけど……俺はそれでいいのか?
その兄貴を殺したのは誰でもない、あいつなんだぞ?
どのぐらいあいつのことを考えてきた? あいつの顔を思い浮かべ、夢の中で何度あいつを削り取ってきた?

「教えてくれよ……俺は、一体……」

なぁ、兄貴……兄貴は俺に何をしてほしいんだよ……俺は一体どうすればいいんだよ……。

目をつぶって兄貴のことを思い出す。夢の中で会えたようにいつもどおりの表情。
だけど兄貴は何も言わない。ただ黙って俺を見つめるだけだ。
俺は仕方なく目を開けると、また歩き出す。
蹴りだした小石は大きくはね、ころころと転がっていった。

「ん……?」

転がった小石を追いかけ続けるうちに入った住宅街、後ろから足音が聞こえてきた。
反射した音は場所を教えてはくれねーが、近づいてくることはわかった。
俺は黙ってスタンドを構える。
十字路に飛び出てきたのはテレンス・なんとか・ダービーとあの憎き音石の野郎だった。

「おい」
「ヒィッ!」

全力では走ってきたのか、息も絶え絶えの二人に俺は声をかけた。
悲鳴を上げた音石と、それすらできないほど疲れたダービー。
俺だとわかると二人はその場で崩れ落ち、膝を突き、空を仰ぎ、息を整えた。
何が起きたかわかんねーが、とにかくなんかとんでもねェことが起きたってことは俺にでもわかった。

「なんだよ……びっくりさせるんじゃねーよ」
「どうしたってんだ、研究所で何かあったのか?」

ようやく口を利けるようになった音石が文句を言う。
ピクリ、と俺は自分の頭に青筋が立つのがわかった。が、それを無視して俺はダービーに話す。
なんだかわからねェがいやな予感がした。
取り返しのつかない、何かとんでもないことが起きたんじゃねェか……そんな勘が働いた。

「どうもこうもじゃねーよ! 怪物だ……奴はモンスターだ……」
岸辺露伴が……殺されました」
「何ッ?!」

露伴が……殺された?
顔面をぶん殴られたようなショック。仗助の野郎の一発なんて目じゃねぇ、俺の頭は一瞬で真っ白になる。

さっきまでぴんぴんしてたあの露伴が……?
嫌味ったらしくて皮肉しかいわない、あの漫画馬鹿が……?
勝ちたい、そう言ってガキみたいに目を輝かせた、あいつが……?

白色があっという間に赤く染まる。なんだかわかんねーなにかが俺の体を通り抜ける。
反射的に体が動いた。地面にうずくまってた音石の襟首をつかむと、無理やり立たせる。
やつのわめき声がどこか遠く聞こえた。つばを撒き散らし、俺から離れようとむちゃくちゃに暴れまわる。
ちげーよ……ちげーよな。
どこかでそう冷静な声がする。俺自身の声が囁いていたのだ、これは単なる八つ当たりだと。

「嘘なわけねーだろッ! こんな状況で嘘なんてつけるかッ!」
「音石が言っていることは本当です。エシディシ……やつが岸辺露伴のなかに潜んでいたのです。文字通り、体内にね。
 そのあとはよくわかりません……情けない話ですが恐怖で私は頭がおかしくなりそうだった。
 圧倒的暴力とはああいったものをいうんでしょう……超スピードだとか、超能力だとかそんなんではありません。
 奴が露伴の中から『脱皮』してきたときは、もう…………」
「露伴……」

ウソ、じゃなかった。
やっぱりな、と思う俺とそれでも信じたくない俺。
ドサリという音と、尻を思いっきりぶった音石の悪態。
俺は自分の右手を見つめていた。

「とりあえずもう少し逃げようぜ。あんな奴が相手じゃこんな距離、あってないようなもんだ」
「賛成です。彼らが何もできずに死んでしまうなんてことはないでしょうが……できれば無事を祈りたいところです。
 とは言うものの……あんなものを見せられたあとじゃ……」
「ってうおおおおおッ?!」
「落ち着いてください……なんてことはないです、もう死んでますよ……」
 それにしても……むごい死体ですね。げぇ……」
「人っつーか、肉の塊っつーか……一体どうやって殺されたらこんな風になるんだよ……おえぇえ……」

音石たちはエシディシから少しでも距離をとるため歩くのをやめない。俺はまるで夢遊病者のようにそのあとをふらふらとついていった。
二人は今後の予定を話し合っていた。この後どこに行くべきか、何をすべきなのか。
だが俺は一切口を出さなかった。会話に参加することすらできなかった。
肉の塊のような無残な死体を発見した時も、今の俺にはまるで現実感がない。
目の前で起きてることが全部夢みてーに思えてたんだ……。

仗助も、康一も、露伴も、承太郎さんも……。
しげちーも、トニオさんも、由花子も、早人もッ!
なんだってんだ、畜生……ッ!
どうしてこんなことになってんだよ……ッ!

「貴方はどうするんですか、虹村億泰?」
「俺……? 俺は…………」
「正直私個人としては貴方についてきてほしい。
 私のスタンド能力は戦闘向きでないし、貴方のスタンドが強力な事は知っています。
 貴方が護衛についてくれればこれ以上ないほど心強い。それに……」

結論が出た二人はいつの間にかまた出発の準備をしていた。
地図をしまおうと荷物の整理で手間取る音石から少しはなれ、ダービーが俺に声をかける。
俺は何も考えられない。
頭ん中でぐるぐる回って回って……何から考えればいいのかわからない。

「正直な話、私は音石のやつが信頼できなくてね……あなたがついてればあいつも悪さはできないはずです」

こっそり耳打ちするダービー。
ちょっと前までの俺なら仲間発見、大喜び。
ナチスに向かう当てもなかったし、そのままいってやってもいいぜ、となっていたかもしれない。
だけど今の俺はそんな風に考えれなかった。
テレンスの答えを待つ顔を見ながら、俺の思考は遥かかなたに飛んでいった。

なんでこうも皆いなくなっちまうんだ。
それも俺の手が届かないところで、俺がなにもできないままで。
兄貴が死んだ時が壊れたビデオテープみたいに、何度も何度も頭ん中で思い出される。
俺を突き飛ばす兄貴、コンセントから飛び出すスタンド、叫び声、吸い込まれる体。
それに重なるように響く放送。あの荒木の野郎の声だ。
読み上げられるのは皆の名前、杜王町の仲間たちの名前ばかり。

誰に対して向けられたわけでもない怒り。
心臓をわしづかみにされたような悲しみ。
もう二度と戻ってこないという虚無感。

俺は、後何度こんな気持ちにさせられるんだろうか。
泣けばいいのか怒ればいいのかわかんなかった。
思わず漏れたうめき声は返事にならず、ダービーが怪訝な表情を浮かべた。

だけど……俺にはわかった。露伴の野郎が死んじまって……俺はようやく気付いた。
本当は前からわかってたのかもしんねー。親父がDIOの野郎におかしくされた時から俺はずっとそう思ってたのかもしれない。

俺は、音石の野郎が気に食わねェ。これは確かな俺の気持ちだ。
兄貴を殺したことは絶対に許せないし、許してやろうなんて思うことはぜっってーない。
一発だけじゃ勿論殴り足りねェ……気が済むまで俺の手でボコボコにしてやりたい。

でもそれだけじゃねェんだよ。俺は……俺は―――


俺は誰も救えない、俺自身が嫌いだったんだ。


親父も、兄貴も。
仗助も康一も承太郎もトニオさんも露伴もしげちーも……!
俺は、あいつらを助けることができなかった俺が嫌いだったんだ。


「おい、どうしたんだよ、ダービー! 早く行こうぜ!」
「ちょっと待って下さい、今行きますよ」

お願いします、ダービーの奴がもう一度俺に頼みこむ。
だが俺は決心していた。ようやく気づいた今、俺は俺自身のために戦いたいという気持ちが強くなっていた。
俺は額をかき口ごもる。
真剣な顔で物事を頼まれると弱いけどよォ……俺は、もう間に合わなかったなんて言いたくねェんだ。

「すまねーけど、俺はナチス研究所へ向かわしてもらう。
 本当にお前にはすまねぇと思ってるぜ? これは本当だ」

信じられない、こいつはいったい何を言ってるんだ。頭がイカれてるのか、命が惜しくないとんだトンチキ野郎だ。
ダービーは何も言わなかったが俺は表情から何が言いたいかわかった。
すまないと思ってるのは本当だ。音石の野郎は確かに、なんだか胡散臭ェ。
ここでダービーを置いて行くってのもなんだか気が引けるってのは確かなんだ。

「早くしようぜッ! 億泰のやつも来んのか、来ねーのかはっきりしてくれよ!」
「今行きますッ! ……あなたがそう言うなら仕方ありません。止めはしませんが充分注意して下さい。
 奴は本物の怪物ですから」

私たちはサンタ・ルチア駅に向かうつもりです、なにかあったらよろしくお願いします。
ダービーのやつは最後にそう付け加えると音石の元に戻り、二人で歩き出した。
悪いな、ダービー。でもやっぱり俺はもうこれ以上、取りこぼしたくないんだよ。

俺の右手は何のためにある?
削る能力しかない能がないスタンドは、戦うためにあるんじゃねーのか?
俺はもうこの右手で誰もつかみ損ねたくない。
もう、後悔したくないんだよ。

道路の曲がり角で俺と二人は別々の道を選ぶ。
別れ際に遠くなってくダービーと音石に向かって大きく手を振った。
音石の野郎はきょとんとした顔で俺を見、何とも言えない表情をする。

決して許したわけじゃない。色々言いたい事もあるし……やっぱりアイツは気に食わないし、ぶっ飛ばしたい。
中途半端に返されたキザな別れのあいさつを見て、俺はそう思った。
ダービーの仰々しい礼をみるとなおさらそう思えてくる。
だがそんなことに気をとられてる時間はない。俺は身体をグンと伸ばし、そして走り出した。
目指すはナチス研究所……もう誰も死なせない……ッ!




―――住宅街に奇妙な発射音が響き渡った。




振り返った俺が見たものは、崩れ落ちるダービーの体。
腰を抜かした音石と転がるデイバッグ。
そして、奇妙に蠢き直立したグロテスクな肉の塊。
怪物(モンスター)がそこにいた。











「いよいよだ……いよいよだよォオ―――ッ! 盛り上がってきたねェエエエエ―――ッ!」
「……もう今更何を言ようと遅いとわかったよ。もう君の好きにしな…………」
「そうさせて貰うよ!
 大丈夫、テンションあがりすぎて放送を忘れそうになるなんて、流石に二回もそんなことしないさ!」
「やれやれ……。ところで、要件はそれだけ?」
「いやいやまさか、これからさ」
「ふぅむ、首輪関係かい? それとも鈴美さんに関してかな?」
「いいや、違うよ」
「それじゃあなんだって言うんだい?」
「一人で楽しんだってつまらないじゃないかッ!
 おいでよ、一緒に楽しもうよッ!」
「…………君には呆れたよ」








【岸辺露伴 死亡】
【川尻早人 死亡】
【テレンス・T・ダービー 死亡】

【残り 20名】








【F-2 ナチス研究所 研究室/1日目 真夜中】
【新生・暗殺護衛チーム(現在メンバー募集中)】
ブローノ・ブチャラティ
[スタンド]:『スティッキー・フィンガーズ』
[時間軸]:護衛指令と共にトリッシュを受け取った直後
[状態]:トリッシュの死に後悔と自責、アバッキオ・ミスタ・ジョージの死を悼む気持ち、リゾットの覚悟に敬意
    頬にかすり傷、身体ダメージ(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、シャーロットちゃん、スージーの指輪、スージーの首輪、ワンチェンの首輪
    包帯、冬のナマズみたいにおとなしくさせる注射器、ジョルノの『探知機』となっている小石
[思考・状況]
基本行動方針:打倒主催、ゲーム脱出
0.エシディシを始末する。
1.ここで首輪解除・打倒荒木の協力者を待つ。
2.フーゴ……。
3.いずれジョナサンを倒す。
4.ダービー(F・F)はいずれ倒す。
5.ダービー(F・F)はなぜ自分の名前を知っているのか?
6.スージーの敵であるディオ・ブランドーを倒す
[備考]
※パッショーネのボスに対して、複雑な心境を抱いています。
※波紋と吸血鬼、屍生人についての知識を得ました
※ダービー(F・F)の能力の一部(『F・F弾』と『分身』の生成)を把握しました。
※参加者が時を越えて集められたという説を聞きました。納得済みです。
※エシディシの頭部に『何か』があると知りました。


※ブチャラティが持っている紙には以下のことが書いてあります。
①荒木飛呂彦について
 ・ナランチャのエアロスミスの射程距離内にいる可能性あり
  →西端【B-1】外から見てそれらしき施設無し。東端の海の先にある?(単純に地下施設という可能性も) →G-10の地下と判明
 ・荒木に協力者はいない?(いるなら、最初に見せつけた方が殺し合いは円滑に進む) →協力者あり。ダービー以外にもいることが確実。
②首輪について
 ・繋ぎ目がない→分解を恐れている?=分解できる技術をもった人物がこの参加者の中にいる?
 ・首輪に生死を区別するなんらかのものがある→荒木のスタンド能力?
  →可能性は薄い(監視など、別の手段を用いているかもしれないが首輪そのものに常に作用させるのは難しい)
 ・スティッキィ・フィンガーズの発動は保留 だか時期を見計らって必ず行う。
③参加者について
 ・知り合いが固められている→ある程度関係のある人間を集めている。なぜなら敵対・裏切りなどが発生しやすいから
 ・荒木は“ジョースター”“空条”“ツェペリ”家に恨みを持った人物?→要確認
 ・なんらかの法則で並べられた名前→国別?“なんらか”の法則があるのは間違いない
 ・未知の能力がある→スタンド能力を過信してはならない
 ・参加者はスタンド使いまたは、未知の能力者たち?
 ・空間自体にスタンド能力?→一般人もスタンドが見えることから

【以下はリゾットのメモの写し】
[主催者:荒木飛呂彦について]
荒木のスタンド → 人間ワープ…見せしめの女の空中浮遊、参加者の時間軸の違い(並行世界まで干渉可能)
        → 精密機動性・射程距離 ともに計り知れない
開催目的 → 不明:『参加者の死』が目的ならば首輪は外れない
          『その他』(娯楽?)が目的ならば首輪は外れるかもしれない 
※荒木に協力者がいる可能性有り



リゾット・ネエロ
[スタンド]:『メタリカ』
[時間軸]:サルディニア上陸前
[状態]:頭巾の玉の一つに傷、左耳と左手の小指消失(止血済)
[装備]:フーゴのフォーク
[道具]:支給品一式(水と食料なし)、首輪の設計図(ジョセフが念写したもの)、ダービーズ・チケット、妨害電波発信装置
    ペッシの首輪、重ちーが爆殺された100円玉(一枚)、ジョルノの『探知機』となっている小石
    紫外線照射装置、、承太郎のライター
[思考・状況]
基本行動方針:荒木を殺害し自由を手にする  
0.エシディシを始末する
1.ブチャラティと共に首輪の解除実験
2.首輪を外すor首輪解除に役立ちそうな人物を味方に引き込む。
  カタギ(首輪解除に有益な人材)には素性を伏せてでも接触してみる。
3.荒木に関する情報を集める。他の施設で使えるもの(者・物)がないか、興味。
[備考]
※盗聴の可能性に気が付いています。
※フーゴの辞書(重量4kg)、ウェッジウッドのティーセット一式が【F-2 ナチス研究所】に放置。
※リゾットの情報把握
 承太郎、ジョセフ、花京院、ポルナレフ、イギー、F・Fの知るホワイトスネイク、ケンゾー(ここまでは能力も把握)
 F・F(能力は磁力操作と勘違いしている)、徐倫(名前のみ)、サウンドマン、山岸由花子(名前のみ)


※リゾットのメモには以下のことが書かれています。
[主催者:荒木飛呂彦について]
荒木のスタンド → 人間ワープ…見せしめの女の空中浮遊、参加者の時間軸の違い(並行世界まで干渉可能)
        → 精密機動性・射程距離 ともに計り知れない
開催目的 → 不明:『参加者の死』が目的ならば首輪は外れない→この線は薄い
           『その他』(娯楽?)が目的ならば首輪は外れるかもしれない 
※荒木に協力者がいる可能性有り

【以下ブチャラティのメモの写し】
①荒木飛呂彦について
 ・ナランチャのエアロスミスの射程距離内にいる可能性あり
  →西端【B-1】外から見てそれらしき施設無し。東端の海の先にある?(単純に地下施設という可能性も) →G-10の地下と判明
 ・荒木に協力者はいない?(いるなら、最初に見せつけた方が殺し合いは円滑に進む) →協力者あり。ダービーにもいることが確実。
②首輪について
 ・繋ぎ目がない→分解を恐れている?=分解できる技術をもった人物がこの参加者の中にいる?
 ・首輪に生死を区別するなんらかのものがある→荒木のスタンド能力?
  →可能性は薄い(監視など、別の手段を用いているかもしれないが首輪そのものに常に作用させるのは難しい)
 ・スティッキィ・フィンガーズの発動は保留 だか時期を見計らって必ず行う。
③参加者について
 ・知り合いが固められている→ある程度関係のある人間を集めている。なぜなら敵対・裏切りなどが発生しやすいから
 ・荒木は“ジョースター”“空条”“ツェペリ”家に恨みを持った人物?→要確認
 ・なんらかの法則で並べられた名前→国別?“なんらか”の法則があるのは間違いない
 ・未知の能力がある→スタンド能力を過信してはならない
 ・参加者はスタンド使いまたは、未知の能力者たち?
 ・空間自体にスタンド能力?→一般人もスタンドが見えることから




ジョルノ・ジョバァーナ
[スタンド]:『ゴールド・エクスペリエンス』
[時間軸]:メローネ戦直後
[状態]:精神疲労(大)、トリッシュの死に対し自責の念 、リゾットの覚悟に敬意、ジョージの死に衝撃
    内臓へのダメージ(中)、身体ダメージ(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品0~2(確認済)、ジョージ・ブチャラティ・リゾット・ホルマジオ・グェスの衣服の一部
[思考・状況]
0.エシディシを始末する
1.首輪解除・打倒荒木の協力者を捜す。
2.『DIO』は吐き気を催す邪悪で、『祖父』は『父』に殺されたのでは?
3.他のジョースター一族が気になる。
[備考]
※リゾットとの情報交換によって暗殺チーム、リゾットの知っている護衛チームの将来を知りました。
※ジョナサンを警戒する必要がある人間と認識しました。
※参加者が時を越えて集められたという説を聞きました
※ラバーソウルの記憶DISCを見、全ての情報を把握しました。
※ダービーズアイランドに荒木がいることを知りました。
※ディオがスタンド使いになった事を知りました(能力は分かっていません)
※エシディシの頭部に『何か』があると知りました。
※リゾット・ホルマジオ・グェスと詳細な情報交換をしました。
※S&W M19、及びその予備弾薬はジョルノの支給品の一つでした。



ホルマジオ
[時間軸]:ナランチャ追跡の為車に潜んでいた時。
[状態]:精神的疲労(小)、両腕にダメージ(大)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、万年筆、ローストビーフサンドイッチ、不明支給品×3(確認済)、ジョルノの『探知機』となっている小石
[思考・状況]
基本行動方針:荒木を『ぶっ殺す』!
0:エシディシを始末する
1:首輪解除・打倒荒木の協力者を捜す。
2:踊ってやるぜ、荒木。てめえの用意した舞台でな。だが最後は必ず俺らが勝つ。
3:リーダーが決めたんなら、ブチャラテイたちとの決着は荒木を殺した後でいい。ペッシのことも勘違いだったし。
4:ボスの正体を暴く!だがその処置は仲間と協議の上決める。
[備考]
※首輪も小さくなっています。首輪だけ大きくすることは…可能かもしれないけど、ねぇ?
グェスの持っている情報(ロワイアルに巻き込まれてから現在までの行動、首輪に関する情報など)を聞き出しました。
※リゾット・ブチャラティ(ジョルノ)と詳細な情報交換をしました。



【エシディシ】
[時間軸]:JC9巻、ジョセフの“糸の結界”を切断した瞬間
[状態]:健康
[装備]:『イエローテンパランス』のスタンドDISC
[道具]:支給品一式×4(食糧をいくらか消費済み)
    不明支給品0~2(確認済み)、岸辺露伴のサイン、少年ジャンプ
    『ジョースター家とそのルーツ』リスト、ブラックモアの傘、スーパーエイジャ
    首輪探知機、承太郎が徐倫に送ったロケット、青酸カリ、学ラン、ミキタカの胃腸薬、潜水艦
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いに優勝し、全生物の頂点にッ!
0.目の前にいるすべての人間に柱の男の証明を。
1.全てのものに敬意を表する。だが最後に生き残るのはこの俺だ……!
2.参加者をすべて殺す
[備考]
※時代を越えて参加者が集められていると考えています。
※スタンドが誰にでも見えると言う制限に気付きました 。彼らはその制限の秘密が首輪か会場そのものにあると推測しています
※『ジョースター家とそのルーツ』リストには顔写真は載ってません。
※『イエローテンパランス』の変装能力で他者の顔を模することができます
※頭部を強打されればDISCが外れるかもしれません。
※イエローテンパランスはまだ完全にコントロールできてません。また具体的な疲労度などは後続の書き手さまにお任せします。


リンゴォ・ロードアゲイン
[スタンド]:マンダム
[時間軸]:果樹園の家から出てガウチョに挨拶する直前
[状態]:健康、漆黒の殺意
[装備]:ジョニィのボウィーナイフ
[道具]: 基本支給品 不明支給品0~2
[思考・状況]
基本行動方針:参加者達と『公正』なる戦いをし、『男の世界』を乗り越える
0.エシディシと再戦を。
1.吉良を許すことはできない。
2.遭遇する参加者と『男の世界』を乗り越える。
[備考]
※ブチャラティのメモの内容を把握しました。
※サウンドマンと情報交換をしました。
 内容は『お互いの名前・目的』『吉良(とその仲間)の居場所』『お互いの知る危険人物』『ナチス研究所について』です。






【F-3とE-3の境目/1日目 真夜中】
サンドマン
【スタンド】:『イン・ア・サイレント・ウェイ』
【時間軸】:ジョニィの鉄球が直撃した瞬間
【状態】:健康
【装備】:サヴェジ・ガーデン
【道具】:基本支給品×2(+リゾットの分の食料・水)、音を張り付けた小石や葉っぱ
     荒木に関するメモの複写、首輪に関する手記の写し
【思考・状況】
基本行動方針:元の世界に帰る
1.徐倫と由花子の元へ行く。
2.初めて遭遇した人物には「ナチス研究所にて、脱出の為の情報を待っている」「モンスターが暴れている」というメッセージも伝える。
[備考]
※プッチの時代を越えて参加者が集められていると考えを聞きました。 。
※リゾットと情報交換しました。が、ラバーソールとの約束については、2人だけの密約と決めたので話していません。
※F・F、ブチャラティチーム、ホル・ホース、ミューミューの容姿と能力を知りました。(F・Fの能力は、リゾットが勘違いしている能力)
※盗聴の可能性に気付きました。
※DIOの館にて、5人の殺人鬼が同盟を組んだことを知りました。それぞれの名前は把握していますが、能力・容姿は知りません。
※リンゴォ・ロードアゲインと情報交換をしました。
 内容は『お互いの名前・目的』『吉良(とその仲間)の居場所』『お互いの知る危険人物』『ナチス研究所について』です。







【F-3北西部、マイク・Oとスカーレットの死体前/1日目 真夜中】
【F・F】
[スタンド]:『フー・ファイターズ
[時間軸]:DアンG抹殺後
[状態]:継ぎ接ぎの肉体
[装備]:なし
[道具]:名簿、地図、携帯電話(全て体内に所持)
[思考・状況]:
基本行動方針: 空条徐倫を生存させるために彼女を優勝させる
1.ふ  っ  き  れ  た
2.他の参加者はジョリーンの敵だから殺す
3.余裕が出来たら自分の能力(制限)を把握しておきたい
4. もしも荒木が倒せるならば対主催に益がある方法で死ぬ
[備考]
※リゾットの能力を物質の透明化だと思いこんでいます。
※リゾットの知るブチャラティチームの情報を聞きましたが、暗殺チームの仲間の話は聞いていません。
※リゾットから聞いたブチャラティチームのスタンド能力についての情報は事実だと確信しました(ジョルノの情報はアレッシーの記憶よりこちらを優先)
※ダービーとアレッシーの生前の記憶を見たので三部勢(少なくとも承太郎一派、九栄神、DIO、ヴァニラ、ケニーG)の情報は把握しました。
※エシディシは血液の温度を上昇させることができ、若返らず、太陽光に弱く、スタンドを使えると認識しました。 (太陽光が致命傷になることも把握)
※自分の能力について制限がある事に気がつきましたが詳細は把握していません。
ディアボロの能力を『瞬間移動』と認識しています。
※アナスイが、脱出は不可能だと知ったときに殺し合いに乗りうるという事を把握しました。
※FFが捨てた支給品(デイパック×2、壊れた懐中電灯、加湿器、メローネのマスク、カップラーメン)がF-3南部に落ちています。
第三回放送を聞きました。徐倫とアナスイの名前が呼ばれていないこと、プッチの名前が呼ばれたことだけは確認しています。
 禁止エリア及び作動時間を正確に把握できませんでした。
※復活しましたが、現在は人の形をした肉塊の状況です。まともな外見にしようと思えばできると思いますがするかどうかは次の方にお任せします



音石明
[時間軸]:チリ・ペッパーが海に落ちた直後
[スタンド]:レッド・ホット・チリペッパー(黄色)
[状態]:体中に打撲の跡(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×3、不明支給品×1、ノートパソコンの幽霊
    スピットファイヤー(プロペラに欠損あり)、スピットファイヤーのコントローラ、バッテリー充電器
[思考・状況]
基本行動方針:優勝狙い
0.……は?
1.首輪解除なんて出来んのか? リゾットは失敗したし……
2.サンタナ怖いよサンタナ、でもエシディシはもっと怖い
3.電線が所々繋がっていないのに電気が流れているこの町は何なんだッ!? あやしすぎて怖えー!
[備考]
※バトルロワイアルの会場には電気は通っているようです。
 しかし様々な時代の土地が無理やり合体しているために、電線がつながっていなかったりと不思議な状態になっているようです。
 スタンドが電線に潜ったら、どうなるかわかりません。(音石は電線から放電された電気を吸収しただけです)
※音石の情報把握
 ブチャラティチーム、ホル・ホース、ミューミュー(ここまでは能力も把握)、ミセス・ロビンスン(スタンド使いと勘違い)
※盗聴の可能性に気がつきました
※サウンドマンとリゾットの情報交換はすべて聞きました。
※スピットファイヤーはプロペラの欠損により動作に安定感がありません。


【虹村億泰】
[スタンド]:『ザ・ハンド』
[時間軸]:4部終了後
[状態]:左肩に『ザ・ハンド』で抉られた跡。胸の中央に銃痕(波紋で治療済み)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:仗助や康一、承太郎の遺志を継ぎ絶対に犠牲者は増やさん! もう誰も死なせないッ!
0.……え?
1.ナチス研究所へ向かう
2.フーゴ嫌い、ジョルノも嫌い、だけど音石はも~~っと嫌い!
【備考】
※サンドマンと情報交換をしました。 内容は「康一と億泰の関係」「康一たちとサンドマンの関係」
 「ツェペリの(≒康一の、と億泰は解釈した)遺言」「お互いのスタンド能力」「第一回放送の内容」です。
※デイパックを間違えて持っていったことに気が付きました。誰のと間違ったかはわかっていません。
※参加者が時を越えて集められたという説を聞きました。




【G-2 やや南部/1日目 真夜中】

パンナコッタ・フーゴ
[時間軸]:ブチャラティチームとの離別後(56巻)
[状態]:身体ダメージ(極大)
[装備]:ナランチャのナイフ、S&W M19(3/6)
[道具]:基本支給品×4、ダービーズチケット、ディアボロのデスマスク、予備弾薬37発(リボルバー弾7発、オートマチック30発)
    鳩のレターセット、メサイアのDISC、石仮面、ジョルノの『探知機』となっている小石
    S&W M19の予備弾薬(30/30)
[思考・状況]
基本行動方針:未熟な過去に打ち勝ち、新しい自分となる
1.ナチス研究所へ向かい、過去に打ち勝つ
2.僕はブチャラティたちに裏切られてしまった
3.デスマスクの男の正体がわかった――
[備考]
※荒木の能力は「空間を操る(作る)」、もしくは「物体コピー」ではないかと考えました(決定打がないので、あくまで憶測)
空条承太郎、東方仗助、虹村億泰、山岸由花子、岸辺露伴、トニオ・トラサルディージョセフ・ジョースターの能力と容姿に関する大まかな説明を聞きました。
吉良吉影の能力(爆弾化のみ)を把握しました。しかし、一つしか爆弾化できないことや接触弾、点火弾に関しては聞いていません。
 また、容姿についても髑髏のネクタイ以外には聞いていません
※花京院とその仲間(ジョセフ・ジョースター、J・P・ポルナレフ、イギー、空条承太郎)の風貌、スタンド能力をすべて把握しました。
※アヴドゥルとフェルディナンドの考察から時代を超えて参加者が集められていることも知りました。
※デスマスクの男の正体がボス=ディアボロであること、その能力などに気づきました。
※グェスが持ってきた岸辺露伴、川尻早人、グェスのデイバッグを回収しました。
※S&W M19、及びその予備弾薬はジョルノが護身用にグェスに渡したジョルノの支給品の一つです。




【備考】
※ペッシの死体は研究所の一室に横たえられています。
※現在ナチス研究所の地上側入り口、地下鉄側入り口は封鎖されており、
 「用があるなら声をかけるように」との紙が貼られています。

※ナチス研究所、エシディシと暗殺チームの周りには支給品が散乱しています。
 具体的には以下のものです。
 リゾット、ホルマジオ、ブチャラティ、ジョルノのデイバッグ及び支給品
 支給品一式、不明支給品残り0~1(億泰のもの)、支給品一式、参加者詳細データ集、『ザ・ワールド』のスタンドDISC(テレンスのもの)
 ミスタがパくった銃【オートマチック式】(11/15)(露伴のもの)


※E-4中央部にさまざまな音の張り付いた小石がばらまかれています。
※E-4に放置されていたエルメェスのパンティは誰も発見していません。
※フーゴのヘブンズ・ドアーによる制限は露伴死亡により解除されました。
※ジョルノが作った蔦は射程距離から外れてしまったため、フーゴが蔦をちぎった時に攻撃を反射することができませんでした。





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キャラを追って読む

199:怪物は消えてしまった エシディシ 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
198:伝染 虹村億泰 204:寄生獣
198:伝染 岸辺露伴 GAMEOVER
195:生きることって、闘うことでしょう? 音石明 204:寄生獣
198:伝染 川尻早人 GAMEOVER
196:一条の光、一条の闇 ジョルノ・ジョバァ―ナ 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
196:一条の光、一条の闇 ブローノ・ブチャラティ 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
198:伝染 パンナコッタ・フーゴ 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
196:一条の光、一条の闇 リゾット・ネエロ 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
196:一条の光、一条の闇 ホルマジオ 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
198:伝染 F・F 204:寄生獣
196:一条の光、一条の闇 グェス GAMEOVER
195:生きることって、闘うことでしょう? サンドマン 209:吊るされた男 / 吊るす男
195:生きることって、闘うことでしょう? リンゴォ・ロードアゲイン 205:BROKEN GLASS SYNDROME Ⅰ
195:生きることって、闘うことでしょう? テレンス・T・ダービー GAMEOVER
183:89人目 荒木飛呂彦 204:寄生獣

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最終更新:2011年03月15日 22:21