ヒシー島沖海戦

ひしーとうおきかいせん

シルカーク王国をめぐる、新世界侵攻を目的とする圏外文明国クルセイリース大聖王国とそれを阻止しようとする日本国パーパルディア皇国の戦い。

本編中では特に戦いの名前は記されていないが、便宜上当wikiではこの名前で取り扱う。
日付
初会談より2か月後
ヒシー島付近周辺海域
交戦勢力
日本国
海上自衛隊第4護衛隊群
パーパルディア皇国
対圏外文明国防衛艦隊
シルカーク王国
王都防衛騎士団
クルセイリース大聖王国
新世界開拓軍飛空艦隊
指導者/指揮官
海上自衛隊第4護衛隊群 海将補 平田
陸上自衛隊シルカーク王国派遣混成団長 大内田
パーパルディア皇国対圏外文明国防衛艦隊司令長官 バイア
ワイバーンオーバーロード竜騎士団長 ハムート
ワイバーンロード竜騎士団長リュウオ
飛空艦隊司令長官 ターコルイズ
100門級飛空戦艦ダルイア艦長 タンソー
戦力
日本国海上自衛隊
第4護衛隊群
パーパルディア皇国
魔導戦列艦
大型竜母含む20隻
ワイバーンロード竜騎士団200騎(うち47騎が初動)
100門級飛空戦艦ダルイア
含む飛空戦艦100隻
損害
ワイバーンロード31騎撃墜 飛空戦艦30数隻撃墜
艦隊損耗率30%を超える
結果
新世界開拓軍飛空艦隊の撤退。圏外文明国侵攻の阻止に成功する。

前史

シルカーク王国に突如として現れた飛空艦。その使節団から国交と言う名の属国を迫る事件が発生する。
カムーラらからの要求に対して、2か月の猶予を貰ったシルカーク王国は、全世界に働きかけ、圏外文明圏からの侵略危機を訴える。
それに神聖ミリシアル帝国などが呼応して第三文明圏の長である日本国に対処するように働きかけられることとなった。また、日本国内でもシルカーク王国における邦人の命を守る動きがあり、自衛隊が派遣されることとなった。また、国際問題となったことから、パーパルディア皇国もこれに呼応して侵略に対する防衛軍を派遣することを決定する*1

一方のクルセイリース大聖王国はタルクリスに、この日のために総合基地セキトメイを建設しており、そこに主戦力である飛空艦を国内総戦力の半数である100隻余りを集結させる。

運命の返答の日

2か月後、諸々の準備が整った飛空艦隊は、セキトメイを出発。
まずは外交官であるカムーラがシルカーク王国に先行して先ほどの通告の返答を聞きにやってくる。

しかし、当然ながら後ろ盾も得たカルクは、余裕をもって要求を蹴る。
薄々返答が分かっていたカムーラではあったが、自国の絶対の自信から後ろにいた連合国代表らをまとめて弱小国の無駄な抵抗と断ずる。
それに対してパーパルディア皇国は憤り、朝田は誠に遺憾であると表明する。

一方カムーラはシルカーク王国半径500kmの空域および海域を立ち入り禁止区域に指定、航行するすべての者を標的にすると宣言する。

竜騎士の奮闘

会談が破談となったことを確認した飛空艦隊は、首都タカクを目指して進撃を開始する。
それに対してリュウオ率いるワイバーンロード47騎が襲撃を仕掛ける。

ワイバーン外れの速度・攻撃力に驚くターコルイズだが、対竜鳥滅殺陣を展開して、襲撃に備える。
陣形は強力で、半数以上の竜騎士を撃墜成功したが、ワイバーンロードの猛攻に飛空艦が1隻被弾、空中爆発を起こしてしまう。
ワイバーンに飛空艦を落とされる事自体がなかったため、非常に驚くターコルイズだったが、残りのワイバーンは撤退したため、そのまま進撃を続行することとなる。

終末の炎の雨

多少の想定外はあったが、進撃を進める飛空艦隊。そこに、海上自衛隊からの無線による呼びかけが入る。
座標も言い当てられていたため嫌な予感がしたターコルイズは応答するが、海将平田から来た言葉は「侵略をやめて戻れ、さもなければ攻撃する」と。
今更の言葉に呆れたターコルイズは、日本の艦隊を1隻残らず全滅させると言って無線を切ってしまう。

すると、しばらくしてレーダーにとんでもない速度の飛行物体が写る。何事と議論しているうちにあっという間に新型80門級飛空戦艦サルファに着弾。瞬く間に誘爆を起こして火の玉と化してしまう。これに驚いたターコルイズは艦隊級極大魔法の使用を即座に決断する。
直に、3発の高速飛翔体を察知。クルスカリバーの発射を命じるが、すべて外してしまう。
即座に拡散フレアで撃ち落とそうとするが、全く通用する気配がない。

最終防御システムリュウセイを使用するが、まったく当たらず最終防衛ラインを突破、3隻の飛空艦が爆沈されてしまう。
3重の防御結界を突破された衝撃は大きかったが、考えをまとめる間もなく今度は32発の飛翔体が接近してくる。
いよいよもって覚悟を決めたターコルイズは魔石をフル稼働させてクルスカリバーの射程を伸ばす作戦に出る。
全力をもって射出したが、無情にも全く通用せずに全弾被弾、短時間で全艦隊の30%を喪失してしまう。

ここにきて作戦失敗を悟ったターコルイズは、残存艦隊をセキトメイへ撤退させる。

戦後

日本国による艦対空ミサイル攻撃への衝撃はかなり大きく、防御不可能であり弾の数だけ飛空艦が落ちると言う結論に至る。

ターコルイズに至ってはこのまま戦いになっても勝てず、講和すら考えるようになってしまう。
しかし、敵の強さを認められないカムーラは、たった1回の敗北で軍部は怖気づいていると憤ってしまう。
関連項目
歴史シルカーク王国圏外文明国

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過去のコメント
  • 朝田の誠に遺憾であるが太字になっているのは評価する - 名無しさん (2022-07-24 21:08:48)
  • いくら攻撃を探知できるレーダーシステムがあっても、迎撃システムが対応できないと悲惨なことになる見本のような一戦。 - 名無しさん (2022-07-25 19:48:17)
    • わけも分からずやられるより分かってるのになにもできない方が怖い気がする - 名無しさん (2022-07-25 20:37:15)
  • ワイバーンロードの魔転式導力火炎弾5発でクルセイリース大聖王国の30門級飛空戦艦ブローン爆沈。 海上自衛隊第4護衛隊群の攻撃で、新型80門級飛空戦艦サルファ、次いで被弾したルイビが墜落、旧式艦のタールとアイオラが爆沈。 ついで32発のミサイルが全弾命中し、スラリマー、ドクレース、ゲート、アコヤ爆沈。ズライス、アズロ、マカライト出力減衰、墜落。アパタイト、チュリン被弾…  飛空戦艦の損害は計37隻の筈。 - 名無しさん (2022-08-27 00:44:39)

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〔最終更新日:2022年07月29日〕

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最終更新:2022年07月29日 15:22

*1 国際社会からの信頼を取り戻すと言う意味もある