全長 | 131.7m | |
全幅 | 23.2m | |
基準排水量 | 15,140t | |
機関 | ディーゼルエンジン(書籍版) 重油燃焼型機関(Web版、機関種別不明) 出力:15,000馬力 | |
速力 | 最大18kt | |
兵装 | 主砲 口径:30.5cm |
連装2基 4門 |
副砲 口径:15.2cm |
単装14門 | |
装甲 | 表面硬化装甲?(ちなみに三笠はクルップ製) |
船舶に関しては改修よか新造の方が早いし安上がりなんだよなぁ
みのろう [2016年 12月 26日 07時 12分]
そう、安上がりですが、技術流出防止法が妨げるのです。
日本では、法解釈で非効率、非経済的な事が多々なされていますので、今回の描写もそれ故です。
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関連項目 |
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兵器|ムー |
*1 ちなみに三笠の前級の富士型は甲板以外は装甲厚が大和型を上回っている。もっとも、大和より強固だとか防御重視とかではなく、表面硬化装甲発明直後のために木材と鋼鉄と錬鉄を使った旧式設計を流用したために結果的にそうなっただけ。しかも強いわけでなく、むしろ全て金属装甲になったせいでそのままだと実用に耐える排水量を超えてしまうため、甲板装甲や側面砲郭は薄くし、艦首と艦尾寄りはほぼ無装甲にせざるを得なかった。
*2 日本がうまく扱えなかったのではなく、ドイツ自身、日本の艦本式程の完成度に至れていなかったのだ。大和型・翔鶴型の160,000hp、戦時統合でほぼ1本に絞られた陽炎型駆逐艦の機関など、ドイツには見果てぬ夢だったのである。ちなみに、船舶用蒸気タービンの高圧・低圧の境目はほぼ50気圧だが、軍艦の場合ダメージコントロールを考えるとあまりの高圧のボイラー・タービンの採用は機関損傷時に傷口を拡げかねないということで、アメリカですら48気圧止まりである。この面においても、ドイツは第一次世界大戦の時点に取り残されていた。
*3 付け加えると、モーゼル MG151/20などはアメリカがコピーを作ろうとして失敗するほど精巧だった。また、日本の技術力を悲観的に見るときに出されるDB601のクランクシャフト用ローラーベアリングなど、そもそも無意味だったとすら言われている(往復運動を回転運動に変えるというその性質上、クランクシャフトは常に遍軸回転しており、その横圧でローラーベアリングが固渋していた。ユンカースは同クラスのJumo211ではこんなもの採用しておらず、ダイムラー・ベンツもイギリスのロールス・ロイス『グリフォン』のカウンターであるDB603では廃止している)。更に言うとDB601・Jumo211以降に採用されたガソリンエンジン用インジェクターなど、曲がりなりにもコピーできたのは日本だけ(但し、不良品発生率はお察し。ただ、震電にも搭載された三菱ハ43などはこれが前提だが、九州飛行機の技術者達は「(エンジンに)なにも不安は感じていなかった」という)である。つまり、「限界の技術」と「実用の技術」は別物なのである。
*4 日本は1968年に「最大13連、機関車並みの12気筒30リットル級500psエンジンを各車に搭載、常時機関制動併用CLE電磁自動空気ブレーキを採用し営業最高速度120km/h」という、空前の特急形ディーゼル気動車「キハ181系」を登場させ、1970年から量産を開始した。ディーゼル特急は世界各国にあるが、そのほとんどが、「ディーゼルエンジンで発電して台車装荷のモーターを回す」という構造で、エンジンにそれほどの高回転を求めていなのに対し、日本の特急形気動車は「油圧式トルクコンバータを介してエンジンが直接動軸を駆動する」という、本来ローカル線区でせいぜい単行ないし4連程度の運用のための技術でこれを実現した。
*5 「弩級戦艦」の「弩級」とは、「ドレッドノート」の事であり、後年現れる「超弩級戦艦」とは「ドレッドノートを超えた戦艦」を意味する。
*6 他国はどうかと言うと、イギリスのネルソン級、フランスのリシュリュー級など、思い切って艦橋後部の主砲塔を積まないという選択肢をとる場合もあった。
*7 じゃあ大和型はどういうことなのかと言うと、大和型は八八艦隊計画で設計された戦艦群の発展型……ではなく「青葉型(改古鷹型)重巡洋艦の拡大型」なのだ。計画30ノット超の段階で「速力で敵の頭を抑える」事を強く意識しており、これはまさに戦艦と言うよりも巡洋艦の運用法だった。この背景には、2度の軍縮条約により「多数の戦艦で行く手を塞いで敵を滅多打ち」という日本海海戦の戦訓に基づく運用に充分な戦艦の保有数を満たせなくなっていたという背景がある。