じゅーんふぃるあ
進軍は順調かと思われたとき、前線へ威力偵察を実施していたホーク騎士団第15騎馬隊が突如として連絡を絶った。その不審な報告について
魔導師ワッシューナから、敵として参戦した
日本国という国、その凄まじい軍事力により
ワイバーン部隊と東方征伐海軍の船団が大損害を受けたという噂を聞く。
それを聞いた彼は、東方征伐軍のワイバーン50騎が急遽本国に戻されたことを思い出し、この正体不明の不気味な敵に警戒感を抱いた。
もう一つ彼を悩ませていたのは、残忍なる副将
アデムが発行した命令書に、城塞都市
エジェイへの威力偵察を行うよう記されていたことだった。
敵国が本土防衛のために築いた一大拠点と戦い、有益な情報を本陣にもたらさなければならず、もし失敗すればどんな罰が下るか判らない。しかもその途上には、騎兵部隊を一撃で壊滅させるような敵が待ち構えている可能性がある。
進むも退くも地獄というこの状況に、彼は胃痛を感じずにいられなかった。
彼の懸念とは裏腹に、東部諸侯団はエジェイから5kmの地点まで進出することに成功。さらに一週間留まり威力偵察を実施する。
300名ほどの騎兵部隊を複数用意し、城外まで接近させ昼夜に渡って繰り返し挑発行為を行わせる。
この作戦が功を奏し、エジェイの敵軍は精神的に疲弊し始める。一方で自軍に対しては、よく睡眠を取り、ギムで奪った美味い食料を口にし士気の維持を務めていた。
東方征伐軍本隊の到着を待ってエジェイを攻略しようと目論んでいたところ、突如として野営地上空に箱のような飛行物体が現れ、大量の紙切れをまき散らしていった。それには日本の
将軍の名で「二時間以内に撤収せよ、さもなくば攻撃する」と記されていた。
強敵の出現に武者震いを覚えた一方、兵士たちに隊列を組んで備えるよう指示する。
謎の飛行物体の飛来から二時間半が経過、東部諸侯団は整然と隊列を組み敵の到来を待っていた。
しかし直後、隊列の真ん中で巨大な爆発が無数に発生。
ロウリア王国東部諸侯団2万の兵は、日本国
自衛隊がエジェイ近郊から実施した
自走榴弾砲と
多連装ロケットシステムの大規模射撃により、一兵残らず殲滅され、その光景に驚愕し後悔しながら、彼自身も爆発に巻き込まれて絶命した。
コミカライズ版では、いかにも伯爵のような髭をした男。
MLRSが発射された直後に感じた『絶対的死の予感』を水のしずくで表現されていた。
そのせいで、はごろもフーズとか明鏡止水とかニュータイプとか言われたが。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント
ここを編集
〔最終更新日:2019年06月22日〕
最終更新:2019年06月22日 18:01