魔導大戦ストライクウィッチーズ外伝/Reach the Crown
魔導大戦ストライクウィッチーズ外伝/Reach the Crown(まどうたいせんストライクウィッチーズがいでん/リーチザクラウン)は、魔導大戦ストライクウィッチーズシリーズの小説作品。
1 物語
2212年1月7日、連合軍の「ストライカーユニット開発計画」が発動。開発主任となった相沢祐一博士は、自らが指名したスタッフらと共にストライカーユニットの開発に取りかかる。
相沢博士が独自に進めていた研究のノウハウが活かされ、開発は急ピッチで進んだが、魔法の発現には「適合者」と呼ばれるストライカーユニットとシンクロ可能な人間が必要であった。
軍人の中から適合者を選出するため、プロトタイプを使った選抜試験が行われる予定であったが、試験前日、偶然にも開発現場に居合わせた相沢祐一博士の長女、相沢ポルカがユニットを作動し魔法を発現。
この一事により弱冠17歳の少女が世界で初めての公認適合者となる。
この一事により弱冠17歳の少女が世界で初めての公認適合者となる。
相沢祐一博士の反対を押し切り、連合軍特務少尉に任官した相沢ポルカに続いて、妹の相沢トモカにも適性が認められ、彼女もまた、姉と同じく軍人としての人生を歩み始めるのだった。
自らの研究が二人の愛娘を戦場に送り出す結果となったことに苦悩する相沢祐一博士をよそに、世界では軍人・民間人問わず適合者の選抜が進み、ストライカーユニットの初陣となる戦いの日はすぐそこまで迫っていた……。
2 作品解説
本編となるアニメ『魔導大戦ストライクウィッチーズ』では語られていない、ストライカーユニット開発の経緯と、主人公・相沢トモカが適合者として初陣を飾るまでが本作のストーリーとなっている。
サブタイトルである「Reach the Crown」とは「頂上に達する」「戴冠」という意味であり、適合者を選出するためのプロトタイプ・ストライカーユニットが王冠のようなアクセサリー状の物となっていることに由来するが、魔導大戦ストライクウィッチーズシリーズの原案者である馬キチのKOMYが現3歳馬のリーチザクラウンから採ったことは一目瞭然である。