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TR-1 chassis
無線操縦に対応した新シリーズ「ラジ四駆」専用のシャーシ。
最大の特徴は無線受信ユニットを車体後部に搭載できるようになったこと。これにより全長・ホイールベース・トレッド幅が多シャーシに比べ極端に長く(全長・ホイールベースは全シャーシ中最長、トレッドはSXと同じ)なっており、直進安定性が非常に高い反面スピーディなコーナリングは苦手。また無線受信ユニット周りのパーツが増大したため、モーター周りの整備性が非常に悪化している。特にターミナルの枚数が従来の3枚から5枚に増えており、ノーマルターミナルを磨いて使う場合は骨が折れる。
ラジ四駆のレギュレーションはミニ四駆のレギュレーションと随分異なる点が多く(ローラー4個、最大幅制限など)、このレギュレーションに沿って設計されたTR-1シャーシを現行レギュレーションに対応するためにはちょっと頭を使う必要がある。
が、リア部分に限って言えばスーパーXシャーシ・FRPリヤーローラーステーやラジ四駆用のリアステーを利用することでで比較的簡単に対応できる。ただし、その場合でもプレートやローラー、ナット類がボディに干渉する場合があるので注意。
また、ボディの固定方式もミニ四駆シリーズと異なるスナップ式(ボディの穴をシャーシのツメに引っかけるタイプ)のため、ミニ四駆シリーズのボディを載せる為には結構大がかりな加工する必要がある。ちなみにラジ四駆にはスバルインプレッサWRCやミツビシランエボVIIなどの実写ボディが多くラインナップされているが、プラ製のため重量があり、キャビンの分重心も高くなりち。さらに一部(ポルシェ911など)はノーマルで現行レギュレーションの最大全長をオーバーしてしまう。
このようにモノにするには一筋縄ではいかないシャーシだが、最近ではその長い全長がTTセクション攻略に有効ではないかとの仮説の基、一部で再評価が進んでいる。手元にシャーシキットがあるという人は、騙されたと思って試しに組んでみてはいかがだろうか。
なお、ラジ四駆は本体・GUPともに生産が終了している。特にプロペラシャフトとゴールドターミナルは割と必須なパーツな上に他シャーシからの流用が利かないので、見かけたら確保しておくといいかもしれない。
ちなみにラジ四駆は、「ミニ四駆を自分の思うままに動かそう」のコンセプトのもと、R/Cカー+ミニ四駆のような位置づけで設計された。が、基本的に電源のオンオフでマシンのスピードをコントロールするだけで自由に方向転換することが出来ず、むしろ“スロットカー”に近い存在と言えよう。
ラジ四駆レギュに沿った公式大会も開催されたが、フルセットで2,000円以上という高価格設定や混信しやすい送信機(翌年に新たな送信機が発売され問題は若干解決)などのマイナス要素が響き、当時ブームだったダンガンレーサーの陰にひっそりと隠れる形で、わずか1年程度で商品展開を終了してしまったというある意味タミヤの黒歴史。
無線操縦に対応した新シリーズ「ラジ四駆」専用のシャーシ。
最大の特徴は無線受信ユニットを車体後部に搭載できるようになったこと。これにより全長・ホイールベース・トレッド幅が多シャーシに比べ極端に長く(全長・ホイールベースは全シャーシ中最長、トレッドはSXと同じ)なっており、直進安定性が非常に高い反面スピーディなコーナリングは苦手。また無線受信ユニット周りのパーツが増大したため、モーター周りの整備性が非常に悪化している。特にターミナルの枚数が従来の3枚から5枚に増えており、ノーマルターミナルを磨いて使う場合は骨が折れる。
ラジ四駆のレギュレーションはミニ四駆のレギュレーションと随分異なる点が多く(ローラー4個、最大幅制限など)、このレギュレーションに沿って設計されたTR-1シャーシを現行レギュレーションに対応するためにはちょっと頭を使う必要がある。
が、リア部分に限って言えばスーパーXシャーシ・FRPリヤーローラーステーやラジ四駆用のリアステーを利用することでで比較的簡単に対応できる。ただし、その場合でもプレートやローラー、ナット類がボディに干渉する場合があるので注意。
また、ボディの固定方式もミニ四駆シリーズと異なるスナップ式(ボディの穴をシャーシのツメに引っかけるタイプ)のため、ミニ四駆シリーズのボディを載せる為には結構大がかりな加工する必要がある。ちなみにラジ四駆にはスバルインプレッサWRCやミツビシランエボVIIなどの実車ボディが多くラインナップされているが、プラ製のため重量があり、キャビンの分重心も高くなりち。さらに一部(ポルシェ911など)はノーマルで現行レギュレーションの最大全長をオーバーしてしまう。
このようにモノにするには一筋縄ではいかないシャーシだが、最近ではその長い全長がTTセクション攻略に有効ではないかとの仮説の基、一部で再評価が進んでいる。手元にシャーシキットがあるという人は、騙されたと思って試しに組んでみてはいかがだろうか。
なお、ラジ四駆は本体・GUPともに生産が終了している。特にプロペラシャフトとゴールドターミナルは割と必須なパーツな上に他シャーシからの流用が利かないので、見かけたら確保しておくといいかもしれない。
ちなみにラジ四駆は、「ミニ四駆を自分の思うままに動かそう」のコンセプトのもと、R/Cカー+ミニ四駆のような位置づけで設計された。が、基本的に電源のオンオフでマシンのスピードをコントロールするだけで自由に方向転換することが出来ず、むしろ“スロットカー”に近い存在と言えよう。
ラジ四駆レギュに沿った公式大会も開催されたが、フルセットで2,000円以上という高価格設定や混信しやすい送信機(翌年に新たな送信機が発売され問題は若干解決)などのマイナス要素が響き、当時ブームだったダンガンレーサーの陰にひっそりと隠れる形で、わずか1年程度で商品展開を終了してしまったというある意味タミヤの黒歴史。