FM-A chassis
[基本データ]
概要
2017年9月に登場した
FM系の新型
シャーシ。初登場キットはラウディーブル。
FM系をベースに
X系、
AR、
MAシャーシのエッセンスといくつかの新機軸を取り入れており、
それまでとは別物といえる仕上がりとなっている。
因みにFM-AはFront-Midship-Aeroの略。
フロント
フロント
バンパーは
MAのものを上下逆にひっくり返したような形状である。ネジ穴の位置もMAと同じ。
バンパー下部に
モーターへのエアインテイクが設けられている。このため
バンパー中央部が薄くなって
いるため、
バンパーを切除する場合は注意が必要と考えられる。
新要素として、低摩擦素材のアンダーガードがキットに標準で付属する。
サイド
VSのような翼型のサイドガードを持ち、
ARと
MAを足し合わせた位置にネジ穴が設けられている。
AR、MAと比較して薄く、肉抜きも施され軽量化が図られている。
シャーシサイドの形状は直線的でX系に近い。
リヤ
駆動系
駆動系統は
旧FMをベースとしつつ、標準で超速ギヤ&1.4mm
プロペラシャフトに対応。クラウンギヤはオレンジクラウン。
要は
X系シャーシとギヤが共通しているのである。
ただし、使用できる
ピニオンがAR
シャーシと同様にカーボン強化ピニオン・真鍮ピニオンに限定されているため、その点は注意が必要。
駆動全体に関してはオレンジクラウンが硬く少し駆動音が大きいものの、新規設計シャーシということもあり精度と駆動効率はトップクラス。大した調整をせずともそのままレースに持ち込めるレベルまで仕上がっている。
モーターはARと同様
シャーシ下部から取り出せる。
モーターカバーはモーター受けとギヤカバーとなる部分が成形されている。
ツメの方向がARと逆なので取り外しの際は一工夫が必要である。
プロペラシャフトはフロント側が上部に、リア側は下部で受けるよう設計されており、取り付け方も独自の物となっている。
ARと同様
プロペラシャフトの取り外しに制約があり、こちらはモーターを外さないと
プロペラシャフトを外すことが出来ない。
つまり、前後のギヤカバーに加えモーターカバーを外し、モーターを取り外してようやく
プロペラシャフトを取り出すことが出来るという事である。
スイッチ側のギアカバーはスライド式で固定される。
カウンターギヤカバーはスパーギヤ部分の凹みに爪を引っかけ、ツバ付きシャフトのすぐ隣でロックするという形式になっている。
シャフトを抑えるという点では信頼性が高いものの、慣れないうちは取り外しに苦労する。
ネジ穴も設けられており、外れないよう補強する事も可能。
電気系
X
シャーシ型の
ターミナルを使用する。
スイッチは軸を中心に動作する棒状のもの(新規形状)となっている。
電池は
シャーシ上部から取り出す方式に戻った。
シャーシ下部には肉抜き穴が存在する。
電池カバーはMAのギヤカバーのようなネジ穴付きのスライド式。
ARと比較して若干取り外しにくくなっている。
またS2以前のバッテリーホルダーを取り付けられそうなツメも成形されているが、キットにはそのようなパーツは付属していない。
足回り・ボディ
FM系と同じホイールベース、シャフト幅を持つ。
また左右に干渉するものがないため大径
ホイールもトレッドを気にせず搭載できる。
後述の通り、AR・MAと同様にAパーツに低摩擦素材を採用しているため、
軸受けも低摩擦プラベアリングとなっている。
そのままもしくは小加工で搭載可能
・ブロッケンギガント(同ブラックスペシャル)
・ガンブラスターXTO(同クスコスペシャル、フィリピンスペシャル)
・スピンバイパー(同パールブルースペシャル、ブラックスペシャル)
・クリムゾングローリー(サイドの部品を外す必要あり)
・ナイトレージJr.
・Gブラストソニック(フロントフックの裏側を斜めに少し削る必要あり)
・サニーシャトル ジョリージョーカー(同プレミアム 干渉部分を少し削る必要あり)
加工が必要
- ダッシュ02号・新太陽(ネオ・バーニング・サン)
- エアロソリチュード(フロントのモーターケース部分が若干干渉し、どうしてもケツが若干浮くが一応無理やり固定できることはできる。ただしシャーシ側のフック受けにはフロントカウル固定用の出っ張りが存在する)
- ストラトベクター(フロントのフックの幅が広すぎて、受けの方に先っぽしか入らない。)
- スピンコブラ プレミアム(もともとあるSFM用のガイドに沿って加工するとガバガバなので注意)
となっている。
その他
Aパーツの素材はAR
シャーシ・MA
シャーシと同様に低摩擦素材(POM)を使用している。
SUPER 2のものと似た
モーターを抑えるカバーが付属する。S2のものよりガッチリとはまり込む。
モーター押さえ&
シャーシの補強としての性能は期待できそうである。
ただし装着したままでは
モーターが外しにくくなる。
エンドベル付近に出っ張りがあるため、そこに指を引っかけて外すと良い。
モーターにかかっている柵状の部分をフロント側に引っ張れば外すことが可能。
外した状態では
FM系の伝統とも言える
モーターを露出したスタイルとなる。
ボディキャッチは新規形状で、MSのものを簡略化したような形状。
厚さが8mmという分厚い
ローラーが付属するのも特徴。この
ローラー、説明書通りに取り付けるとガッタガタなのだが、なんと520が嵌る
・・・のだがこれもちゃんと固定されない。
特性
洗練された駆動系統に加え、AR+MAのネジ穴、取り外し式に回帰した
リアステー、
大径
ホイールのトレッド制限なしと拡張性に富んだ
シャーシであると言える。
またARと比較すると若干
シャーシ強度を落とし、軽量化した印象を受ける。
余談
以下、カラーバリエーションについて
一番標準的な色で、マッハフレーム&カッパーファング以外のREVシリーズ、グレートマグナム R(リボルバー)とコスモソニックはこの色。カッパーファング ブラックスペシャルとマッハフレーム ブラックスペシャルはポリカABS製。
ガンブラスター XTO プレミアムなどで採用された色。
限定GUP。
ガンブラスター XTO ライトブルースペシャルで採用。
限定GUP。
限定GUP。
限定GUP。
ジオグライダーで初採用。
ブロッケンギガント ブラック プレミアムで採用。ジオグライダー ブラックスペシャルのものはポリカABS製。
レイザーバック クリヤーバイオレットスペシャルで採用。
ミニ四駆コアラGTで採用。
- クリムゾングローリー普通に載るけど? サイドの部品外す必要はあるけどさ -- 名無しさん (2017-09-17 16:44:13)
- サイド外すのを込みで「加工」って扱いにしたんじゃない?完璧ではないって意味で -- 名無しさん (2017-09-17 18:53:54)
- ブロッケンギガントはホイールに制約あり。 -- 名無しさん (2017-09-18 07:35:10)
- ↑ナローだとフロント側の内側に当たって駆動が渋くなります -- 名無しさん (2017-09-18 07:37:20)
- >サイド外すのを込みで それ言いだしたらブロッケンやガンブラもシャーシのモーターカバー外さにゃならんが? -- 名無しさん (2017-09-18 21:08:41)
- ↑それはシャーシ側の話であって、ブロッケンやガンブラのボディ側は加工要りませんよね?そもそもカバー外さなくても載りますし。何をそんなに噛みつきたがってるんですか…。 -- 名無しさん (2017-09-19 01:13:12)
- おいおい、自分が間違ってたからって人をムキになってるように言うもんじゃないよ、筆者さんよ -- 名無しさん (2017-09-19 05:03:39)
- とりあえず自分で試したことのない事は書かない方が良いんじゃないかな? スピンバイパーだってフロントのパーツ外さないと乗らないんだし。 -- 名無しさん (2017-09-19 07:19:20)
- そもそも公式が出した対応表がああ書いてあっただけであって、それが間違っててもここで噛み付く意味無いよな -- 名無しさん (2017-09-19 16:15:08)
- 今のミニ四駆公報って割と適当なことする事あるから鵜呑みは禁物だな。クリムゾンもスピンバイパーも加工っちゅーより組み換えって感じだ。 -- 名無しさん (2017-09-19 22:27:09)
- 公式の人やここの編集者だって人間なので間違うこともあるでしょうし…そもそも加工と無加工の境界線とか人によって解釈が違ったりもすると思います。なので間違いの指摘や意見を述べるにしても言い方ってもんがありますし、最初からケンカ腰なのはよくないですね。誰も得しません -- 名無しさん (2017-09-19 23:48:35)
- 折角の情報系wikiなんだから、不正確な情報は削除しといたら? 自分で確かめもしないで記事を書いたなんてインスタ蝿とか揶揄されてるヒット数稼ぎに躍起になってるチャランポランな連中と変わらんよ。 -- 名無しさん (2017-09-20 04:52:22)
- 「公式ではこう発表されている」と記入した上で実際の対応度合いを記入するのが理想的か。まあそこは実際に試した人に任せるしかないが -- 名無しさん (2017-09-20 18:37:47)
- どのボディが乗る乗らないは確かに重要だけど、復帰直後の人のためにはもっと大切な情報があるのでは? 底面抜きやすいから電池落としもやろうと思えば簡単(でもあまり意味無いかも)とか、サイドは穴の位置が微妙な一方で切るとシャーシが捻れやすくなるから要注意とか -- 名無しさん (2018-05-16 13:36:08)
- 他には、ギアの位置出ししたいならオレンジクラウンの角は微妙に落とすくらいにした方がいいとか、クラウンとスパーの間の壁切って小ワッシャー6枚くらい挟めばいい感じに位置出し出来るとか、アルミモーターサポートとモータークーリングシールドは対応してないとか -- 名無しさん (2018-05-16 13:42:33)
- ギア慣らしはコンパウンドなり歯磨き粉なりを使うとやりやすいとか、ギア位置出しと慣らしが済んだら驚くほど静かになるし、それだけでかなり化けるシャーシだから片軸入門のシャーシにも向いているとか、ペラシャは表面ツルツルになるまで磨く加工の恩恵が他シャーシより大きい(上下から挟むような固定方法ゆえ)から推奨とか -- 名無しさん (2018-05-16 13:47:43)
- パーツの対応状況については要拡充だけど、電池落としとかはFM-Aの特性以前の知識が必要すぎるから、シャーシの特性を書くべき当ページへの記載は不適当では。 -- 名無しさん (2018-05-23 12:42:21)
- 520をリアローラーに付ける方法試したけど、ただ520入れただけだとガタつくのは変わらない・・・。どうやればいいのか書いてあるとありがたい。 -- 名無しさん (2018-06-07 19:38:31)
- ブロッケンGを載せているけど、前にスラダン付けた都合でフロントカウルを諦めている。これがもしガンブラスターだったら切断加工は必須だっただろう。 -- 名無しさん (2019-02-10 17:42:46)
- ブロッケンに限らずスラダンは厚みあるせいでボディ選ぶよね -- 名無しさん (2019-02-10 17:52:58)
- 鼻先の短いボディはそれだけでメリットになるからなあ。 -- 名無しさん (2019-03-08 00:13:54)
- ガンブラスターはFRP一枚付けるだけでボディハメるの渋くなって困る -- 名無しさん (2019-10-10 18:37:21)
- フルカウル用プレートでもダメなん? -- 名無しさん (2019-10-11 05:22:40)
- フルカウル用は多少マシだけどそもそもボディは昔のままだからFMAに対して引っかける部分と前輪カウルのクリアランスギリギリなんだよね・・・前輪カウルはまだしも別パーツの引っ掛かり部分ぐらい改修してほしかった -- 名無しさん (2019-10-13 01:47:23)
- スピンバイパーはリアルミニ四駆版の場合、ボディサイドのメッキパーツを付けなきゃ普通に載りますよ。もちろん、ボディ固定のビス止めは必要ですが。(説明書に書いてありました。) -- 名無しさん (2021-01-27 11:55:29)
- シャーシの金型が変わったらしくてA918708-00とA918708-01が混在してる模様 -- 名無しさん (2021-07-09 16:49:51)
最終更新:2025年03月22日 23:32