英数字

AOパーツ

アフターサービスオリジナル(After Service Original)パーツの略。カスタマーサービスオリジナルパーツとも言う。
キット付属品やGUPの消耗品などを単体で購入できるもので、意外と便利なパーツも多い。なお、一部はRCモデルのパーツと共有されており、公式サイトなどで確認しないとミニ四駆で使用できるか分かりづらい場合もある。

CFRP

炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics)の略。
ミニ四駆ではお馴染みのFRPをさらに強化した新素材であり、単に「カーボン」とも呼ばれる。
GFRPに比べて強度も軽さも優れているため可能な限りこちらを採用したいところだが、価格は高い。
その上限定品のカーボンにもなると入手も困難な場合もあり、ただでさえ高いプレートがオークションやフリマ等でその倍以上の価格で出回ることもある。

DB

ドラゴンバック(Dragon Back)の略。

FRP

繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略。
基本的にミニ四駆ではガラス繊維を使用したGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastic)をそう呼ぶ。
補強プレートの材料としてミニ四駆には欠かせないものとなっている。
現在ではさらに強度と軽さに優れたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics。通称カーボン)も登場している。

GUP

グレードアップパーツ(Grade Up Parts)の略。
キット付属品より性能の高いパーツや、そもそも通常キットに含まれないパーツなどが多く存在する。
その効果や目的、対応車種なども様々なので十分に確認して活用しよう。

JCJC

ジャパンカップジュニアサーキット(Japan Cup Junior Circuit)の略。

LC

レーンチェンジ(Lane Change)の略。

MCガッツ

ダンガンレーサー時代に「ダンガンガッツ」として司会をしていた人物がそのまま現在のミニ四駆大会の司会をしている。

TMFL

二ツ星駆動力学研究所の公式の略称。

TT

テーブルトップ(Table Top)の略。

井桁(いげた)

一言で言えば「補強プレートを使ったオリジナルバンパー」。
強度や軽さ、セッティングの自由度を求めて、特にフラットレースで好んで使われる。
バンパー強度の低い昔のシャーシを高速走行に耐えられるようにするために生み出された。

今田ユウキ(いまだゆうき)

2021年連載開始の「ミニヨンキング」の作者。
今までの(オリジナルマシンが出てくる)ミニ四駆漫画作者と違って、マシンデザインは担当していない。

ウェーブ

ストレートの一部が波打ったように左右に振られるセクション。
単体での難易度は低いが、合わせ技で難所となる場合もある。

ウェイト

元々は単純な「重り」であり、マシンの重量や重心を調整するパーツとして販売されていた。
そのためビスなどで固定して使うというのが基本だったが、後に上下に稼動させて着地時の跳ねを抑える「マスダンパー」が誕生した。ただ、可動式の場合はマスダンパーという呼び名があるため、あえてウェイトと言う場合には稼動しない重りを指すことの方が多い。

押し出しスタート(おしだしすたーと)

レース開始時にマシンを押しながら手放す行為。
ダッシュ!四駆郎のアニメで度々見られた行為だが、現実では公認競技会規則で禁止されているので注意。

カーブ

何の変哲もない普通の曲線コース。ジャパンカップなどのセクション名としては「カーブ」も「コーナー」もあるが、市販されるコースの商品名では「カーブ」で統一されているらしい。
通常のカーブでコースアウトする場合はローラーセッティングが間違っている場合が多い。特にスラストを確認するべし。

キット

ミニ四駆1台分のパーツ(電池以外。一部モーターも無し)のセットのこと。
完成した状態で売られているものは含まない。

コースアウト

走るべき規定のコースから飛び出してしまうこと。
基本的に復帰は許されず、リタイアとなる。(飛び出た後にコースの別の場所に戻ってもリタイアとなる。)
店舗大会では全員がコースアウトになると再レースが行なわれることが多いが、公式大会では再レースはされない。

コーナー

何の変哲もない普通の曲線コース。ジャパンカップなどのセクション名としては「カーブ」も「コーナー」もあるが、市販されるコースの商品名では「カーブ」で統一されているらしい。

公認競技会規則(こうにんきょうぎかいきそく)

タミヤが主催するミニ四駆レース用に設定したルール。
店舗大会でも基本的には同じルールを使用しているところが多いため、殆どのミニ四レーサーが遵守している。
他の競技ホビー(カードゲーム等)のように大会を席巻したというだけですぐさま規制されるようなことはあまりないが、コースを破損・汚損する事例が出た場合はその限りではない。
2020年代以降、社外品や個人で改造を施したパーツを可能な限り駆逐する目的でルールを強化している例もある。

こした てつひろ

2次ブームを牽引した漫画、「爆走兄弟レッツ&ゴー」、「爆走兄弟レッツ&ゴーMAX」の作者。
フルカウルミニ四駆やエアロミニ四駆のデザイナー。

サイドガード

シャーシ中央の両横に突き出たバンパー状のもの。
ローラーやスタビポール、マスダンパー等を装着するのに使う。
ゼロスーパー1スーパーⅡシャーシは着脱式になっている他、MSシャーシにはそもそも存在しない。
その他のシャーシではシャーシと一体型なので使用しないなら軽量化のために切断してしまえば良いように思えるが、シャーシの強度が大幅に落ちてしまう場合もあるため注意。

芝生(しばふ)

人工芝が地面に貼られた箇所であり、車高やタイヤによっては速度を大幅に落としたり、ジャンプの着地時に引っかかったりする。

シャーシ

様々なパーツを載せる基盤。
重量バランスやホイールベース、対応するパーツなどが異なるため、走行性能に大きく影響する。

社外品(しゃがいひん)

タミヤ以外の他社が販売しているパーツ等の事。
黎明期には他社のミニ四駆のようなものや、2000年代前半にはバンダイの爆シード等も存在したが、それらは社外品という呼び方はしない。
高額になりがちなカーボンプレート等が安く入手出来るのもあって使いたくなるかもしれないが、公式レースで使用するのは論外。
店舗のフリー走行であってもタミヤレギュに厳しい人からよく思われない事も考えられるので、個人的な練習走行に留めるのが無難。
商業的な意味でミニ四駆の存続にも関わるので、可能な限り純正品を手に取るのが望ましい。

車検(しゃけん)

レース前あるいはレース後に運営スタッフがルール通りの仕様になっているかをチェックすること。
原則としてここで指摘された部分を修正しなければレースに出場できない。

ジャパンカップ

30年以上の歴史を誇るミニ四駆最大の公式大会。
  • 主な出来事
1988年 初開催ながら参加者1.5万人、動員数5万人を記録。ここからジャパンカップの歴史が始まる。
会場には「ドミノアタック」や「ジェットスパイラル」といったコーナーも存在した。
1989年 応募が必要になる。
1990年
1991年 上位入賞者には航空券が贈呈され、香港大会に親善大使として招待された。
1992年 ミニFと同時開催。コースもミニF用と立体交差になっていた。
1993年
1994年
1995年
1996年 第二次ミニ四駆ブームの影響で参加応募6万通、動員数30万人を記録。
1997年 初心者向けのチャレンジ部門ができ、上級者向けのエキスパート部門と区別。
1998年
1999年 ミニ四駆人気の低迷により一旦ジャパンカップの歴史に幕を下ろす。
2012年 ミニ四駆人気再燃により既に公式大会は開催されるようになっていたが、ミニ四駆30周年を記念してジャパンカップが復活。
従来通り中学生以下限定のジュニアクラスに加え、年齢制限無しのオープンクラスが登場。
2013年
2014年 ジュニアクラスとオープンクラスに加え、各大会優勝者(チャンピオンズ)によるチャンピオンズクラスや親子で参加できるファミリークラスが誕生。
2015年
2016年 スマホアプリ「タミヤパスポート」にて事前応募&抽選制になる。
2017年
2018年
2019年 初心者向けのトライアルクラスが登場。

小径(しょうけい)

タイヤやローラーの直径が小さいもの。
タイヤの場合は26mm以下、ローラーの場合はとくに定義されていないが、13mmを下回る物は小径と呼んで差し支えないだろう。
また現在は、26mmのローハイトタイヤではない(あちらは便宜上中経と呼ばれることがある)という意味で小径と言われることもある。

スターターパック

初心者がミニ四駆を改造する第一歩に必要となるようなパーツが最初からセットになったキット。
大体の内容としては、
  • ノーマルモーターよりワンランク上のチューン系モーター
  • 補強プレート
  • ローラーセッティングの幅を広げるローラーやビス
  • ブレーキ
  • マスダンパー
  • 工具
が入っており、何から手を出して良いか分からないミニ四駆初心者でも改造の基本を学ぶ事が出来る。
ミニ四駆単品に比べ倍程度の価格ではあるが、パーツを個々に購入するよりも大幅に安く済む価格設定になっている。
また、本来限定品であるスーパーハードタイヤや黒いフロントアンダーガードが入っていることもあり、初心者でなくとも見所のあるキットとなっている。

ステアリング

本来まっすぐしか走れないミニ四駆のタイヤを、コーナーに合わせて角度の変更をさせるシステム。
かつては「ミニ四駆ステアリングシステム」というパーツが売られており、対応シャーシは限られていたが容易に実装はできた。
が、このパーツだけではタイヤを「曲げられる」だけであり、コーナーに合わせて操作できるようにする機能は自分で作る必要があり、
いずれにせよ効果は薄いとされ夢パーツの代表格だった。

ストレート

何の変哲もない直線コース。
マシンが最も安全かつ速く走れる場所だが、実際にはセクションの繋ぎ目に使われているだけで落ち着いて走れるわけではないことも多い。

スライドダンパー

バンパーやリアステーに装着してフェンスにぶつかった時の衝撃を吸収する、いわば「対フェンス用の横向きサスペンション」。
出た当初から少し経った頃、フラット全盛になった時代は衝撃を吸収させるよりも軽さが重要だったのと、そもそものパーツの耐久性が低かった事もあって夢パーツ扱いされていた時期もあった。
ところが、立体レースが主流になって安定性を求められたのに加え、頑丈で品質の良い新型が出たことで一躍人気パーツの仲間入りを果たした。
マシンの速さやレイアウトによってスプリングとグリスの固さで効き具合を調整して使う。
裏技としてスプリングの中にスペーサーを入れることで可動域を制限し、コーナーでの減速を抑える効果も狙える。
余談だが、バンパーが左右に動くためコーナー入口でより長い距離を直進できると謳われていた事もある。実際にはコーナーで外側を走ってしまうため総合的な距離は長くなってしまうのだが。

スラスト

ローラーを横から見た時の角度を指す。
フロント側が低くなっている場合は「ダウンスラスト」、フロント側が高い場合は「アッパースラスト」と呼び、その角度を「スラスト角(かく)」と呼ぶ。
ダウンスラストがあるとコーナリング中にローラーがマシンを押さえつけることで安定して走行できる。逆にアッパースラストにするとローラーが車体を持ち上げてしまうためコースアウトしやすくなる。
ただのコーナーでコースアウトしてしまう場合は大体アッパースラストになっているのが原因。
初期の一部のシャーシを除いて最初からフロントバンパーにダウンスラストが付けられており、コーナーで安定した走行ができるようになっている。

スロープ

コースを一段高い位置へと繋ぐセクションであり、コースを交差させたり複数の階層を持ったりといった立体化を実現する。
それにより限られたスペースでも長く、そして迫力のあるレイアウトとなる。

ターボエンド

ボディキャッチの懐かしい呼び方。
第1次ブーム世代にはこちらの呼び方の方が馴染み深いかもしれない。
今でも確認できる出典としては、GUP「ウイング・ターボセット」(クラシックVol.2に付属)の商品説明文や説明書で、ターボエンドという名称が使われているのが見える。

ターミナル

電池とモーターを繋ぐ金具のこと。
最近の物は全て銅製であり(昔は真鍮製のもあった)適切にメンテナンスをすれば抵抗はかなり低くなるが、メンテナンスが面倒な人は金メッキを施したゴールドターミナルを使う場合も多い。
地味にMS、MAシャーシ用のターミナルは他の物より分厚く、効率よく電気を送れる。

大径(だいけい)

タイヤやローラーの直径が大きいもの。
タイヤの場合は31mm以上、ローラーの場合はとくに定義されていないが、15mmを上回る物は大径と呼んで差し支えないだろう。

たからばこセッティング

「ホビーショップたからばこ」で誕生し確立されたとされるローラーセッティング。
フロントに2つ、リヤに4つのローラーを装着し、これらを規定幅いっぱいに広げ、さらにリヤローラーは高低差を大きくする。
マシンを横倒しにした時に3個のローラーで立つ状態が理想とされ、これができないと一定速度を超えるとコーナーでバランスを崩してコースアウトすることを意味するため、強いこだわりがある場合を除いてこのセッティングにしておく事が推奨される。
なお、後にローラー数の制限が廃止されたため、6個で済ませて軽くするのか、もっと増やして安定性を増すのか等の自由度が高まった。

ダッシュ!四駆郎(だっしゅ!よんくろう)

ミニ四駆第1次ブームを牽引した漫画、アニメ。
四駆郎をリーダーとするダッシュ軍団(ウォリアーズ)が大会を勝ち進んでいく内容となっている。

武井 宏之(たけい ひろゆき)

ダッシュ!四駆郎に登場する「シューティングスター」の原案を投稿した過去を持ち、「ハイパーダッシュ!四駆郎」を連載していた。
現代版ダッシュマシンのデザイナー。
2021年からは「ミニヨンキング」の原案、マシンデザインも担当している。

中径(ちゅうけい)

直径26mmのタイヤの俗称。あくまで俗称であって、正式に定義されているわけではない。
過去に開催されていた小径限定レース(26mm以下)のルールに照らし合わせれば、一応26mmも小径の分類にはなる。

ちょい速(ちょいそく)

3.7:1ハイスピードEXギアの通称。
3.5:1の超速に対して「ちょい速」。

テーブルトップ

スロープ上りと下りの間にストレートを挟んだセクションのこと。
ドラゴンバックなどのようにスロープのみで構成されている場合と異なり、ストレートが加わったことによって速度によってはスロープ下りで着地しようとしてリヤブレーキなどの接触によりバランスを崩しやすくなってしまう。
比較的シンプルなのでよく見られるが、他のセクションとの兼ね合いによっては難所となる。

抵抗抜き(ていこうぬき)

駆動の抵抗を軽減するための様々な改造の総称。
特に駆動の完成度が高くない古いシャーシでは必須の改造とされる。
上手く行えば綺麗な駆動音を鳴らすマシンが完成するが、駆動音や空転時間ばかり気にして「トルク抜け」を起こさないように注意。

デジタルカーブ

普通のカーブは滑らかな曲線だが、こちらはストレートを複数使ったようなカクカクとしたカーブになっている。
一見すると普通のコーナーと変わらないが、マシンの安定性や速度を大幅に落としに来るため、
対策できていないとスピードが落ちすぎたり最悪コースアウトする。

デジタルコーナー

デジタルカーブの事。正式名称ではないが、通常のカーブをコーナーと呼ぶ人が多いためデジタルについても同様に呼ばれることが多い。

電池(でんち)

バッテリーともいう。
現在のミニ四駆では主にネオチャンプというニッケル水素電池が使われており、他にパワーチャンプというアルカリ電池も販売されている。また、かつてはニカド電池も販売されており、原則として公式大会ではこの3種類が使用できる。
上級者はネオチャンプの充電方法として様々な装置を利用するなどしているが、危険度も高いため注意。かつて公式大会の会場で爆発した事例があり、それ以降会場での充電は禁止されている。店舗で充電できる場合もあるが、同様の事故が発生すれば禁止されてしまう可能性もあるため注意。

徳田ザウルス(とくだざうるす)

「ダッシュ!四駆郎」「風のレーサー侠」「ダッシュボーイ天」などの作者で、2006年に他界された故人。
レーサーミニ四駆の一部、そしてスーパーミニ四駆のデザイナーだった。

ドラゴンバック

ストレートの部分に小さな盛り上がりがあり、小ジャンプさせるセクション。コブとも呼ばれる。
元々は名前の通り龍の背中のように3連になっているものをドラゴンバックと呼んでいたが、最近は単独でもこう呼ばれる。
3レーン市販品でもスロープセクションを繋げてそれっぽく再現できる。この場合、本家のドラゴンバックよりも高低差が大きく、難易度が上がる。


爆走兄弟レッツ&ゴー(ばくそうきょうだいれっつえんどごー)

ミニ四駆第2次ブームを牽引した漫画、アニメ。こしたてつひろ作。
星馬兄弟(烈、豪)を主人公とし、多数のフルカウルミニ四駆の活躍を描いた。全13巻。
漫画では世界編もまとめて無印だが、アニメ版は世界編をWGPとして分けている。
「レッツ"アンド"ゴー」ではない。

爆走兄弟レッツ&ゴーMAX(ばくそうきょうだいれっつえんどごーまっくす)

世界チャンピオンになった星馬兄弟から主役を交代し、「一文字兄弟(豪樹、烈矢)」を軸にエアロミニ四駆の活躍を描いた作品。全7巻。

爆走兄弟レッツ&ゴーWGP(ばくそうきょうだいれっつえんどごーだぶるじーぴー)

アニメ版において世界編をWGPとして分けられた名称。無印と主役は同じ。

バッテリー

電池のこと。タミヤでは、ミニ四駆用の商品名や公認競技会規則では電池で統一されている。
詳細は電池の項を参照。

林 健太郎(はやし けんたろう)

「二ツ星駆動力学研究所」の作者。
実在するミニ四駆チーム「TMFL」のメンバーであり、実際に公式大会に出場している。

バンク

コーナーの外側を持ち上げて角度をつけたセクション。あるいはそのセクションの出入り口にあたる部分を指す。
バンクの途中にストレートを挟んだり角度を急にしたりと意外とバリエーションは多い。
パワーやグリップ力の無いマシン、もしくはブレーキセッティングを間違えたマシンはここで大幅な減速を余儀なくされ、最悪の場合登りきれずに止まってしまう。
スロープほど汎用性は高くないもののコースを交差させることができ、限られたスペースでも長く、そして迫力のあるレイアウトを作れる。

バンクスルー

バンクでブレーキがかからないようにするセッティング。
これができていないとバンクで大幅な減速が起こり、最悪の場合登りきれずに止まってしまう。

バンパー

シャーシのうち、前後に突き出してローラーなどを設置できる箇所を指す。
多くのミニ四駆はフロントバンパーだけだが、一部シャーシではリヤバンパーも存在する。
コーナリング中やコースアウト時などに力がかかりやすい部分であり、強度が求められる。
他のミニ四レーサーと同時に走る際には逆走により正面衝突などが起こることもあり、そういった意味でも特にフロントバンパーは補強しておくと安心。

バンパーレス

ミニ四駆に元々あるバンパーを切り取るなどしてなくした状態。あるいはその後補強プレートを取り付けてバンパーの代わりを自作する改造。
軽量化やローラーセッティングの自由度を求めて多くのミニ四レーサーが行っているが、基本的にはシャーシの大胆な加工を伴うため比較的難易度は高い。
しかし、MSシャーシは別売りのバンパーレスユニットに交換することで無加工でバンパーレスを実現できるようになった。また、VZシャーシはフロントバンパーが分割式になっており、バンパーパーツを取り付けないことでバンパーレスに近い状態で使用できるようになっている。そのため現在では敷居は下がりつつある。

二ツ星駆動力学研究所(ふたつぼしくどうりきがくけんきゅうじょ)

実在するミニ四駆チーム「TMFL」を描いた漫画で、全3巻。
実在するミニ四レーサー達を描いているため実用性の高い改造が多く、センチネルポールシステムなどはこの漫画から広まっている。
各種雑誌で長らく掲載されていたが、2017年後期に完全に連載を終了した。

フライングスタート

スタートの合図より早くマシンを接地させてしまうこと。
当然やり直しになったり失格になったりする。

フラット

殆どが平面で構成されるコースレイアウトの一つ。「立体」の対義語。
コースアウトの危険がレーンチェンジ以外に無く、完走するだけなら難易度は低い。
しかし、その分非常に高速度が求められ、現在ではフラット専門の上級者に席巻されている。

ブレーキ

減速を目的としたパーツ。あるいはそれによって減速させること。
ミニ四駆の場合はバンパーの下部などに装着した滑りにくい素材でできたブレーキを接地させて行う。
立体コースでは必須パーツと言っても過言ではない重要な要素。

フロント

ミニ四駆の「前部」の部分のこと。「リヤ」の対義語。
特に前後に装着するタイヤやローラー、ブレーキなどに接頭語として用いられることが多い。
その他に、FM系シャーシに関してフロントモーターという表現もある。

ベアリング

「軸受け」のこと。
ボールベアリングを想像する人が多いが、それ自体は回転しないものも含まれる。
駆動の抵抗を軽減するための重要なパーツ。

ペラシャ


補強プレート(ほきょうぷれーと)

バンパーなどを補強するための別売りのプレートの総称。
素材としては主にアルミ、GFRP(繊維強化プラスチック。通称FRP)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック。通称カーボン)がある。他に限定販売のジュラルミンも存在する。
特にFRPまたはCFRPのものがよく使われており、種類も多い。シャーシごとに相性もあるため対応車種などを確認しよう。

最初のうちは必要性を感じないかもしれないが、強度不足が目に見えるレベルになった時には手遅れな場合もあるため、なるべく早いうちに使用し始めると安心。また、バンパーなどのローラー穴は傷みやすいため、シャーシごと買い換えることを考えると最初からプレート類を使用しておいた方が安上がり。
上級者はより強度が高く軽量なカーボンを好むが、強度の差以上に値段の差が大きいため、初心者は比較的安価なFRPを使用し、より高い強度を求めたくなったらカーボンにステップアップすると良い。

ボディ

マシンの外観を形作るパーツ。バギー系、実車系、漫画原作などデザインも豊富。
多くのキットで採用されている所謂プラボディの他に、一部キットとGUPで使われているクリヤーボディ(ポリカーボネート製なのでポリカボディとも)がある。
クリヤーボディの方が軽量なため上級者の多くが使用しているが、ボディの種類は限られてくるため最初のうちは好きなデザインを選べば良い。
シールを貼るだけで終わらせたり、本気で塗装したり、果ては複数のボディを組み合わせてオリジナルを作り上げたりと、ある意味最も個性の現れやすい箇所でもある。

ボディキャッチ

ボディとシャーシを固定するパーツ。「ターボエンド」とも。

前ちゃん(まえちゃん)

本名、前田 靖幸(まえだ やすゆき)。ミニ四駆の第1次ブーム時代に特にメディア露出の多かったミニ四駆開発者の一人。

マスダンパー

ウェイトの中でも可動式のものを指す。主に上下に稼働し、着地時にマシンの跳ねを抑える効果がある。
建物の制振装置としても利用されており、正しく使えば効果は絶大。
一方で、間違った取り付け方をすると最悪の場合バランスを失いやすくなってコースアウトの原因となる。

ミニヨンキング

2021年にコロコロコミックで連載されたミニ四駆漫画。原案:武井宏之、漫画:今田ユウキ。
主人公、工藤モー太とレーザーミニ四駆の活躍を描く。
メインキャラの多くがミニ四駆の部品から名前を取っているのも特徴。
2023年4月に(ほぼ打ち切りに近い形になるが)最終回を迎えた。

ミニ四ファイター(みによんふぁいたー)

ミニ四駆を代表する司会としてタミヤが制定した社員。
実在の人物だが、漫画化もしている。また、爆走兄弟レッツ&ゴーシリーズではアニメにも登場している。
80年代後半~90年代前半まで活躍した初代ファイター、それ以降第2次ブーム末期まで活躍した2代目ファイターが存在した。

ミニ四レーサー(みによんれーさー)

特定の人物ではなく、我々ミニ四駆を走らせる全ての人間を指す言葉。
「F1レーサー(えふわんれーさー)」をもじった語呂のいい言葉でもある。
これは他の用語にも当てはまるが、「ミニヨン」でもなければ「ミニ四駆」でもなく、「ミニ四」である。

モーター

バッテリーと同様にミニ四駆の性能を大きく左右するパワーソース。適切な慣らし運転などでマシンの走りが大きく変化する。
また、他のパーツ(特にギヤやタイヤ径)との組み合わせも重要。


リタイヤ

走行を続けることが困難となり、完走できなくなること。

ミニ四駆公認競技会規則では以下の4つがリタイヤと定められている。
  1. レース中に競技車がコースアウトおよび転倒した場合
  2. 競技車がコースフェンスを越え他のレーンに入ってしまった場合
  3. レース中に競技車のボディが外れた場合
  4. 同じ車線内で他の車に追いつかれ、後続車の走行を妨げるおそれがあると競技役員が判断した場合

立体(りったい)

立体的なコースレイアウトのこと。「フラット」の対義語。
現代ではこちらが主流となっている。
フラットよりも難易度が高いが、コースによって最適なセッティングが変わりやすいため攻略の楽しさがある。
また、一見すると初心者に厳しいように見えるが、実際は上級者でもある程度速度を落とさざるをえず、その上コースアウトもしやすいため、レースでは意外な逆転劇が展開されることも多い。

リヤ

ミニ四駆の「後部」のこと。
特に前後に装着するタイヤやローラー、ブレーキなどに接頭語として用いられることが多い。
その他に、リヤステーもある。
なお、タミヤ公式の表記は「リヤ」。ミニ四レーサーも「リヤ」の方が多数派ではあるが、ミニ四駆以外では「リア」と呼ばれている事も多いため、「リア」派も少なくない。現にこのサイト内でも編集した人によって表記が混在している箇所がある。

リヤステー

リヤにローラーなどを取り付けられるようにするためのパーツ。
ミニ四駆は元々フロントにしかバンパーがなかったため、多くのシャーシはシャーシ単体ではリヤローラーなどが取り付けられず、リヤステーを装着するか補強プレートを使用する必要がある。
一方で、MSシャーシではリヤバンパーとして事実上のシャーシ一体型となっており、その後AR、MAシャーシでもシャーシ一体型になっており、リヤステーが不要になっている。

レーンチェンジ

コース上のマシンが走行するレーンを入れ替えるセクション。
複数台が横並びで走行するミニ四駆サーキットではレーンによって走行距離に違いが出てしまうことがある。また、レイアウトによってはコースアウトしやすいレーンができる場合もある。そこで、レーンチェンジを使って走行するレーンを入れ替え、全てのマシンが全てのレーンを走ってスタートしたレーンに戻ってくることをゴールとして扱うことで公平なレースが行えるようにしている。
なお、一般的なレーンチェンジはスロープを使って他のレーンの上部を通過するようになっており、初心者にとってはコースアウトしないよう対策が求められる最初の難関と言える。

ローラー

まっすぐにしか走れないミニ四駆がコーナーフェンスに当たった時にスムーズに走行できるようにする、ミニ四駆ならではのパーツ。
強度の高いアルミベアリングローラーが主流。コースによっては接地面が低摩擦プラスチックのものやゴムリングのものも使われる。

ワンウェイホイール

実車における「ディファレンシャル」をミニ四駆で簡易的に再現したホイール。
ホイールの中にあるギアがコーナー外周時に空転するようになっており、内側との回転差を吸収してスムーズなコーナリングを実現する。
実際には重量などのデメリットの方が大きいとして夢パーツ扱いされているが、一部の改造との相性は良いため場合によっては上級者も使用する。


コメント欄

  • ありそうでなかった用語集を作ってみました。用語の追加や折りたたみも実装予定です -- 名無しさん (2017-11-07 13:18:28)
  • いくらか用語を追加しました。こんな風に作れば概ね問題ないはずなので、皆で充実したページに出来ればと思ってます -- 名無しさん (2017-11-07 14:09:00)
  • 人物欄は本当にさわりだけ書いた感じなので、追記出来る方はじゃんじゃん追記しちゃってください -- 名無しさん (2017-11-07 16:50:48)
  • 画面の端で改行されないのは何故だろう、恐ろしく読みにくい… -- 名無しさん (2017-11-07 17:52:52)
  • こっちでは問題ないんだけど、ちょっとそっちの環境教えて欲しい。こっちは窓10のFirefox56.0.2 -- 名無しさん (2017-11-07 17:57:38)
  • Edgeでも確認、問題なし -- 名無しさん (2017-11-07 17:59:13)
  • iOS11、Safariです(小声) -- 名無しさん (2017-11-08 20:58:00)
  • ケータイだから当たり前だって感じならpcから見るようにします -- 名無しさん (2017-11-08 20:58:32)
  • こっちのスマホ環境でも確認してみましたが、モバイルサイトで折りたたみ入ってると改行がうまくいかない?感じでした。アンドロイド7の狐です -- 名無しさん (2017-11-08 23:18:39)
  • スマホのブラウザはいじってて腹立ってくるのでこれ以上検証、改良する気はないです。他の方に丸投げします -- 名無しさん (2017-11-08 23:24:43)
  • なるだけ手間がかからず、PC・モバイル共にそれなりに見易くとなると、一文毎に改行コードを入れるのが無難っちゃ無難かも。(Android7.0/Firefoxにて確認済) -- 名無しさん (2017-11-09 19:58:04)
  • 確かにページ内で折りたたむ例は今まで無かったし、例外措置って言うことで改行を多用した方が良さそうですね。その辺整頓しながら追記していこうかと思います。他の方も色々追記頼みます -- 名無しさん (2017-11-09 20:51:15)
  • ひとまず改行を入れてみました。これでもモバイル環境で横スクロールは出てしまいますが、PCでの閲覧も加味すると、20~30文字前後での改行が落としどころなのかな、という気がします。 -- 名無しさん (2017-11-10 14:00:31)
  • いくらか追加。やっぱり改行を多用すると長く感じる記事もあるけど、「用語集」にどこまで詳しい説明を求めるのかは人によって違うので、妥協点が見つけづらいですね -- 名無しさん (2017-11-10 14:55:04)
  • 色々ありがとうございます… -- Safariの人 (2017-11-10 18:30:53)
  • 用語集ページ開設者だけど、根本的な質問。今は折りたたみ式にしてるけど、上にカテゴリ一覧を出してリンクでその位置に移動するタイプもあったなーって思ったんで、どっちがいいか悩んでます。 -- 名無しさん (2017-11-10 20:45:01)
  • このやり方だとページ隠さずに済むし、改行の問題も解決しそうなので。 -- 名無しさん (2017-11-10 20:46:39)
  • アクセス数、編集数見てもやっぱり用語集って需要あったんだなぁって改めて。そしてスターターパックの更新頻度ねw -- 名無しさん (2017-11-11 04:08:01)
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最終更新:2023年07月04日 02:22