駆動伝達順として、
ピニオンギヤの次に駆動するギヤで、ここでまず
モーターの回転が減速される。
TYPE-1系以外の旧
シャーシで使用可能な物では、4.2:1以上のギヤ比で6mmサイズのボールベアリングが標準で装備できるようになっている。
ちなみに、
ギヤスタビにした場合、ちょうど中央の穴にビス頭が隠れるため、アンダースタビやスキッド
ブレーキにされる場合が多い。
以下、一般に最高スピードが遅い順(トルクが強い順)に各種解説(TYPE1系のものは除く)
色はブルー。標準ではボールベアリングを装備できない。
520が装着できそうな穴が開いているが、実を言うと5mmよりも若干大きく520を入れてもガタガタで意味がない。
ボールベアリングを装着したい場合、穴を6mmサイズに広げるか専用のスペーサーを作って520を入れるなど工夫が必要になる。
黄緑色の
スパーと組み合わせる。
色は赤。
TYPE-2、
4、
5、
FM、
ZEROシャーシ、
STZの大径フルカウル及び
VSシャーシ以降の大径タイプに標準装備されている。
初期のものは穴を広げないとボールベアリング(6mmサイズ)を仕込めなかったが、GUPのハイスピードカウンターギヤセット以降で無改造で仕込めるようになっている。
肌色のスパーと組み合わせる。
色は黒。
もともとはGUPだったが、
S1からは標準装備となる(ただしSTZの大径フルカウルとVSシャーシ以降の大径は除く)
ボールベアリング(6mmサイズ)を仕込めるようになった初のカウンターギヤ。
4.2:1と同じく肌色のスパーと組み合わせる。
色は緑色(TYPE-1系シャーシ用6.4:1ギヤと似たような色)
特徴として、4:1ギヤと4.2:1ギヤのように、3.5:1ギヤとスパーギヤを共有している。
色は初代がからし色、軽量タイプがグレー(若しくは薄紫)、
SX型が水色。
もともとはGUPだが、SXからは小径
タイヤの車種により頑丈で精度の高い物(水色カウンター+黄色スパー)が標準装備されるようになった。
GUPのものはそれぞれ同じ色のスパーと組み合わせるが、SX用は黄色のスパーを使う。
ZERO、S1、
TYPE-5は超速ギヤ対応になっているが、ノーマル状態ではスパーギヤの2段目がカウンターギヤケース内側に干渉してしまう。
そのため、からし色超速に付属の専用カウンターギヤケースに交換するか、キット付属のものを加工(干渉する部分をリューターなどで削る)しなければならない。
●カウンターギヤの改造
そのままの状態ではギヤの円筒部、通称パイプの内側(シャフト穴)の
ギヤシャフトへの接触面が多く、駆動抵抗が大きいため、ドリルで穴を広げて(ただし貫通させず、1~2mm残しておく)シャフトとの設置面を減らしてあげるといいだろう。
間違って貫通させてしまった場合、下記のフローティング加工に回すといい。
また、別のやり方としては筒(パイプ)部分を短くカットすると言う方法もある。これなら貫通させる心配もなく、ついでに軽量化にもなる。
ただし、加工した端面をきれいに整えておく必要があるのと、支えが短くなるのでギヤと一緒にスペーサーをかます必要がある。
切断の目安として、一旦シャーシに組み込んだ状態でモーターを回し、ギヤが高速回転しているときに切りたい所にケガキ針や、カッターナイフの先端を当ててやれば線が引けるので、それを目安にするといい。
もしくは、電ドリがあるならそれを簡易旋盤として利用するのもいい。こちらの方が早い上に綺麗に切断できる。
カウンターギヤを内蔵したボールベアリングのみで支持し、摩擦抵抗を低減させる改造方法。
使用するボールベアリングのサイズとして、520、620、730、830、850(←場合によっては520を入れて2重ベアにする)を使用することが多い。
加工する際の多くはギヤの軽量化も兼ね、後ろ側の歯が無い筒の箇所、いわゆるパイプを切断する。
またノーマルのギヤシャフトへ装着した場合、ブレが多いため、標準のギヤシャフトの代わりにMSギヤベアリングに付属の精度のいいものやフッ素コートギヤシャフトを使うか、
モーター軸や
中空ペラシャをギヤシャフトの長さに切断したものを使用し、ボールベアリングを完全に固定する方法がある。
最終更新:2023年02月18日 17:31