SuperTZ-X chassis
[基本データ]
TZシャーシとの違いは、
- 2点止めリヤステーの取付穴を追加
- リヤステー取付穴追加に伴い、カウンターギヤカバーの形状を変更
- フロントバンパーの穴を埋め、ネジ穴を2つ追加
といったところ。
重量・スラスト角・ホイールベース等については、TZシャーシと同一。
カウンターギヤカバー以外のAパーツについても同様であるため、TZシャーシ用の強化バッテリーホルダーも使用可能。
TZシャーシと比べて、無加工で2点止めリヤステーの取付けに対応しているのは大きなメリット。
駆動面に関しても、TZシャーシと同様に
ピンククラウン+
1.4mmプロペラシャフトの組み合わせを採用、
かつ水色カウンター+黄色スパーの超速ギヤが使用可能であるため、TZシャーシと同様にそこそこ良好である。
一方で、リヤステー取付穴の強度は高くない。
ちょっとしたクラッシュで破損してしまうこともあるため、この部分の補強は重要。
カーボン強化リヤダブルローラーステー(3点固定タイプ)のアタッチメント部分を3点固定で取り付ければ、強度はかなり改善される。
フロントバンパーについても、現在のレースシーンにおいては強度に不安が残るため、こちらもFRP等でしっかり補強しておきたい。
2次ブーム末期で新規マシンの投入が下火になっていた頃に登場したこともあってか、2次ブーム時の採用車種はバニシングゲイザー1種のみ。
2000年代に入り、干支ミニ四駆やGPAシリーズ、レーサーミニ四駆2種等で採用されたケースはあるものの、基本的には既存車種のマイナーチェンジないしシャーシ替えというケースが殆ど。
完全新規設計なものはバハキングJr.くらい。
採用車種の状況については、かつての
TYPE-2に対する
TYPE-4の関係を彷彿とさせる。
加えて、2000年代に入って以降は続々と後発のシャーシが登場。
それらのシャーシが主流となったことも相まって、どうにも陰に埋もれがちである。
2次ブーム時に登場した他のシャーシ(
X以前のシャーシ)と同様に、拡張性(ネジ穴等)の面でも、後発のシャーシに劣ってしまうのは否めない。
総じて、かなりマイナーな立ち位置のシャーシといえる。
一方で、このシャーシを愛用しているレーサーも一定数存在している。
強度・拡張性等の面から、初心者向けシャーシとは言い難いものの、バンパーの補強+駆動面の調整を図ってやれば、速度を出しつつ現行のレースシーンにも十分対応できるシャーシである。
以下、カラーバリエーションについて。
一番最初のバニシングゲイザーで採用された色。
今のところバニシングゲイザー一車種でしか採用されていない。
シャーシ本体とギヤケースで若干色が違う。
レーサー二車種、およびビートマグナムGPAなどで採用された色。
また、フルカウルミニ四駆25周年記念仕様のポリカABS仕様(TZ-X強化シャーシ ブラック ITEM:95127)も登場。
シャーシ本体だけポリカABS、AランナーとVS型リヤステーはABS製。
また、シャーシ裏にビートマグナム初期ロット版のように、「FULLY COWLED MINI4WD 25th ANNIVERSARY」の刻印が入る。
干支ミニ四駆(2001年・バニシングゲイザー)、ブーメラン・10 GPA、ハリケーンソニック21st、サイクロンマグナム メモリアルで採用された色。
干支ミニ四駆のものはホイール及びフロントローラーが白、タイヤがクリアーという白ずくめになっている。
ハリケーンソニック21stには珍しいピンク(蛍光ではない)のギヤカバーが付属した。
サイクロンマグナム メモリアル付属のものはシャーシ裏に「FULLY COWLED MINI4WD 25th ANNIVERSARY」の刻印が入る。
シャーシ単体がGUPとして限定発売された(ITEM:94606)他、強化レッドとセットでポリカABS強化版(ITEM:94828)も発売された。
上記のブラックと同様、ギヤケース等はABS製。
GUPとして限定販売された。上記の通り、強化版ホワイトとセットになっている。
ブラック・ホワイトの強化版と同じく、シャーシ本体がポリカABSで、ギヤケース等はABS製。
最終更新:2023年02月25日 17:54