SUPER1 chassis
基本データ
第2次ブーム世代には馴染みの深いシャーシ。
軽さと旋回性能、そしてカウンターギヤマウントと
モーターマウントが一体型ユニット構造まで、これ以前に誕生した
ZEROシャーシの伝統をそのまま受け継がれている。
そのため、ZEROからギヤ
ケースがそのまま流用できる。当然、超速ギヤのギヤケースも共通である。
明確な違いというと、唯一フロント
バンパーの形状が新しくなっている。
これで若干硬さは上がったが、リブがかなり浅い上、余計なディティール(スリット状の穴)が入っているので当時も強度に不安があり、現代的な速度などでの運用では当然強度不足。
また、ある程度速度が上がっていくと側面の剛性の弱さも浮き彫りになってくる。
シャーシがしなりすぎると、それだけ駆動ロスができてしまう為、根本的な強化が必要(井桁など。また、ZERO用FRP補強パーツが一部流用できる)。
金具はゼロシャーシ譲りで、改良も一切されていない。
フロント側スイッチ金具の強度が弱く、接触不良が多いのも変わらず。
コースアウトなどの衝撃でフロントギヤカバーが浮き、ターミナルとスイッチが脱落、最悪の場合は紛失することもあるのも注意。
カラーバリエーションにおいても、ぶっちぎりに多いVSを除けばトップクラスの数を誇る。
ちなみにS1に水色の超速ギヤを使用する際にはからし色超速ギヤのカバーを使う必要がある(現在ではレギュレーションでからし色のみと明言されたため)。
以下キットのS1シャーシは、グラスファイバー混入ABS樹脂製を採用している。
- マグナムセイバー スペシャルキット
- ビクトリーマグナム スペシャルキット
- ネオトライダガーZMC スペシャルキット
- プロトセイバーJB スペシャルキット
- ビークスパイダーゼブラ スペシャルキット
- レイスティンガー スペシャルキット
以下、カラーバリエーションについて
●シャーシ本体
一番標準的な色。大半はこの色になっている。
リバティーエンペラーBSとブーメランガンマBS、アストロブーメランで採用された色。
ギヤケースがスモーク。
限定GUP。シャーシのカラバリでは定番の色。
同梱されているギヤケース、サイドガードも同じ色。
また、ビクトリーマグナムミテッドスペシャル(以下LTD)・バンガードソニックLTDにもこのシャーシが採用されている(こちらはギヤケースがホワイトではなくスモーク)。
2014年、クレーンゲーム景品のシャイニングスコーピオンゴールデンエッジの4種の内2種に付属。
限定GUP。
限定GUP。
限定GUP。
●ギヤケース
最初に採用された色。スーパーミニ四駆は大抵この色である。
主にフルカウルミニ四駆で採用されたもの。フルカウルは大抵これ。
リバティーエンペラーBSとブーメランガンマBS、アストロブーメラン、ビクトリーマグナムLTD・バンガードソニックLTDで採用された色。
リバティーエンペラーBSとガンマとアストロのシャーシ本体はブラック、Vマシンリミテッドはホワイト。
ホワイトシャーシ(GUP)に同梱のもの。
ブルーシャーシに同梱のもの。
スカイブルーシャーシに同梱のもの。
オレンジシャーシに同梱のもの。
からし色超速ギヤに付属しているもの。
超速用
カウンターギヤのスパーを駆動させるための2段目ギヤ部分に、カバー内側が干渉しないように改良されている。
●サイドガード
ZEROシャーシではGUP展開だったが、S1では標準装備になっている。
キットに同梱されているものの、他の主なシャーシと違いネジ1本で取り外し可能な半オプション仕様だった。
標準型は強度・剛性・精度共に低いという、3拍子がそろってとてもじゃないが使えたものではなかった。
のちに強度・剛性を改善した新型のサイドガードが採用され、その後レイスティンガー以降のS1マシンでは標準化している。
このシャーシの改良型である
S2を除き、以降のシャーシでサイドガードを着脱式にすることはなかった。
なお、専用サイドガードの(シャーシ側)アタッチメントを切り取ればZERO用サイドガードが取り付け可能だったりする。
S1の改良型のS2でも着脱式のサイドガードが発売され、これもS1に流用可能である。
実は標準型とVマシン型では
ローラー取り付け穴の幅が異なる。
標準型では内側77㎜(バンパー外側と同じ)・外側81㎜(古いリヤステ-やX用リヤFRPの外側から2番目の穴と同じ)。
Vマシン型では内側81㎜・外側84㎜(FRP強化マウントプレートやFRPマルチ補強プレートの外側と同じ)。
またVマシン型はパーツ取り付け位置が低く、26㎜径
タイヤでもシャーシの最低地上高が1㎜ちょっととなってしまう為、24㎜タイヤ(小径バレルタイヤやナックルブレイカー型のナロータイヤ、一部スポンジタイヤなど)との併用は出来ないので注意が必要。
標準型
最初に採用された色でスーパーシリーズは全部この色。
フルカウルのS1に採用されていた色。
GUPのホワイトS1シャーシに同梱されていたもの。
GUPのブルーS1シャーシに同梱されていたもの。
Vマシン型
Vマシンで初採用された改良型。
Vマシンで初採用、レイスティンガー以降では標準装備になっている。
ビクトリーマグナムLTD・バンガードソニックLTDに同梱された色。
GUPのスカイブルーS1シャーシに同梱されていたもの。
GUPのオレンジS1シャーシに同梱されていたもの。
最終更新:2023年02月12日 14:12