「MA」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
MA」を以下のとおり復元します。
*&ruby(エムエー){MA} &ruby(シャーシ){chassis}

[基本データ]
・全長(キット素組み):156mm(※)
・全幅(同上):97mm(※)
・地上高:2.2mm (小径ローハイト装着時)(※)
・ホイールべース:80mm
・[[使用ドライブシャフト>車軸(ドライブシャフト) ]]:60mm
・[[対応ギヤ比>ギヤ]]:3.5:1、3.7:1、4:1
・[[使用カウンターギヤシャフト>カウンターギヤシャフト]]:ストレート×2
・[[ターミナル>ターミナル(金具)]]:MS
・重量(シャーシのみ):24g
・重量(ボディ、ボディキャッチ、電池を除いたノーマルの全重量):77.7g

#amazon(B00CDFUAGY)

※ これらの寸法はキットにセットされている部品により異なる。特に限定キットなど。 

**概要
[[MSシャーシ>MS]]の登場から8年経って発表された後継シャーシ。ミニ四駆PROシリーズでの展開となり第1弾はブラストアロー。
新世代のシャフトドライブシャーシである[[ARシャーシ>AR]]で培った空力設計を、MSと同じダイレクトドライブ方式に取り込んで発展させたものとなっている。
空力を考慮したデザインに、従来でも最高クラスの駆動効率を誇っていたMSシャーシから、一体構造のシャーシにすることで更に駆動を洗練したとされる。

形状としてMSの様に3分割ではなく一体成型のモノコック式だが、これは3分割方式での性能向上の限界や、コストの削減などの理由で一つにまとめたのではないだろうか。一体成型式の方が、強度や精度を出しやすいという事もあるだろう((たとえ大量生産品でも寸法のバラつきはごく僅かにあるので、組み立て方や部品の組み合わせなどで狂いが出てくることがある))。

**素材
本体はABS、または一部キットでポリカABSが採用され、AパーツはPOM製。なのでMAシャーシのキットで初めて520サイズの低摩擦プラベアリングが登場し、素組でのカウンターギヤの抵抗が更に下がった。

**駆動系
MSシャーシで採用されたダイレクトドライブをそのまま踏襲し、一体型になった事で更に駆動効率を高めている。
その上で低摩擦プラベアリングを軸受として採用しており、駆動のロスも最小限に抑えている。
ギヤカバーは、フロント側ギヤから中央のモーター、リヤのギヤまで全て覆うようになっている。MSでは構造上、センターシャーシの一部が前後スパーギヤのギヤカバーを兼ねていたが、MAではスパーギヤも全て覆うようになっている。取り付けはARの経験を生かしたスライド式を採用し、信頼性を高めている。
ギヤカバー中央部、モーター直上にARの中央部のようなネジ穴がある。
スイッチはMS軽量センターシャーシやS2などによく似た、円形のターン式を採用している。

**電気系
ターミナルはMSと同じを使用。ただしギヤカバーの形状変更の為か固定方式が異なる。
MAの場合、シャーシの溝にターミナルをはめてチップ状部品(ギヤカバーと同ランナーに成型)を差し込んで固定している。
ちなみに、バッテリーホルダーはMS強化ギヤカバーのような独立型であり、スライド式ギヤカバーの隙間を埋めるような突起が存在する。この突起により走行中のギヤカバーのずれを防ぎ、さらにシャーシの強度を高めていると考えられる。
またボディキャッチは、ARのモノが強度が高い代わりに何かと扱いが難しいものだった反省からか、[[スーパー2シャーシ>SUPER 2]]のボディキャッチを強化した形状の扱いやすいものになっている。

**バンパー
ARのものをベースとしているが、直線的なデザインとなっており、左右にビス穴を2個づつ追加して拡張性を強化している。
上側はフラットかつスラスト角が付いているため拡張が楽だが、下側はエアロデザインの関係か、アッパースラスト気味になっているため、バンパーレスセッティングにする場合はスラスト角の調整が必要となる。

**サイドガード
前作のMSシャーシで廃されていたサイドガードが復活している。
これは二次ブーム以降ローラーを前後にのみ設置するのが主流になり、サイドガードが不要とされていたためにMSでは廃止されていたが、近年はここにマスダンパーなどを配置するセッティングが普及したため、パーツのマウント用にXX以降のシャーシでは再びサイドガードを使う設計がなされているためだろう(S2はオプションだが、S1のものが使えるうえ新型の強化サイドガードも発売されている)
バンパーなどと同じくARのものをベースとした形状だが、ARに近い規格のネジ穴の外側にさらに同じようなネジ穴が二つ追加され、左右4つづつネジ穴がある。外側のネジ穴は、ブラストアローを含めたフルカウルタイプのボディーに対応する為のものだろう。
内側のビス穴も外側のビス穴も、何故か前後で幅が違う。FRPをネジ止めした際斜めになるようになっている。内側は広がるように、外側は狭まるような形になる。
一番外側のビス穴の幅で84mm。なので19mmローラーをここに装着すれば規定幅に合わせやすくなるが、前述の通りサイドガードにローラーを装着することがまず無くなったため、ローラーの装着を考慮する必要は無いだろう。

**リアステー
MS、ARと同じく一体型であり、バンパーと同じくARの物をベースとしているが、こちらもビス穴を2個づつ追加して拡張性を強化し、直線的なデザインとなっている。
ARのデザインを受け継いでる為このリアステーも左右分割式だが、AR以上に頑丈な設計になっている。左右をつなぐスキッドバーも引き続き装備される。
ちなみにスキッドバーは、ARの物と同じ形状をしている。

**その他
ギヤやモーター、電池などは従来と同じくシャーシ上面から出し入れする方式である。そのため、ARのように主要部品の殆んどをシャーシ裏から取り出すことはできない。しかしその分、シャーシ裏に余計な凹凸がほとんどなく、エアロデザインを謳っているだけありAR以上にすべらかな形状になっている。
ちなみに、電池の脱着はかなり固く、シャーシ形状を優先したためかMSにあった電池を押し出すための穴orパッドは廃されており、電池交換に技術(と多少の力)がいるため、MSシャーシのように底面に電池を押し出す為の穴をあけるか、中央のAパーツ等にテープ等を張り付け、引っ張ると電池が浮き上がるようにする対策をしておくのを推奨。

ギヤやモーターはMSと共通のためホイールベースはMSと変わらない。

一体型といっても基本構造は変わらないため、MSの利点や弱点も一部受け継いでいる。利点としては、先にも書いた駆動効率の高さがあるが、ミッドシップ系特有の弱点として電池とモーターを中央に集中配置しているために横幅が広く、タイヤやホイールの径によってはトレッドが大きく制限されてしまう点がある。

また、走行時のトラブルを防ぐためか、従来とは違う固定方法や従来よりも取り付けが固くなっている所が多々あり、組み立てやメンテナンスにコツが必要である。
特に、ターミナルやモーターの取り外しには専用の治具(キットに付属)を使用しなければならない、バッテリーホルダーも上記のような特徴の為、今までのシャーシの多くが片側のロックを外せばホルダー全体が外せる(あるいは持ち上げられる)構造だったのに対し、MAでは両方を外さないと取り出せない構造となっている、電池を押し出す穴がないので取り出す時は電池の後ろ側を一旦押して前側を浮かせなければならない等、注意しなければならない。
まぁクラッシュ時にバラバラになった挙句部品を拾い集めなければならなくなり、挙句部品を無くして泣くはめになるよりずっといいだろう・・・

ボディはキット付属のもの以外にも、MSシャーシのボディの多くやスラッシュリーパーのボディが使用可能なようだ(エンペラーMSとバーニングサンMSは無加工では乗らないらしい)
また、MSシャーシのように分割されたシャーシの接続部がなく、当然その部分も出っ張っていない為、MSに比べてシャフトドライブシャーシ用ボディが載せ替えやすくなっている&footnote(但し当然ながらボディによっては大改修が必要である)。
ビートマグナムTRFなどは、コックピット下とボディキャッチ裏の補強板を削ってやるだけで載っかる&footnote(フロント側のフックも、形状の関係ではめるのにコツが必要な為、裏側の角を少し削った方がいいかもしれない)。
ノーマルのビートマグナムでは、それに加えてサスペンションの下部も干渉するので其処も加工する必要がある。


カラーバリエーション等
●シャーシ本体
|ロット番号|素材|色|備考|
|A913712-00|ABS|グレー|品質にバラ付きが多いが、最初期ロットの宿命。ブラストアロー|
|~|~|蛍光グリーン|MA蛍光カラーシャーシセット(グリーン)|
|~|~|ホワイト|サンダーショットMk.Ⅱレッドスペシャル|
|~|~|クリアーレッド|タミヤ直営大会等での入賞賞品|
|A913770-00|~|ブラック|ブラストアロー ブラックSP|
|~|~|シルバー|ヒートエッジ グリーンSP|
|~|ポリカABS|ブラック|ライキリ ジャパンカップ2016|
|~|~|ホワイト|MA強化シャーシセット(ホワイト)|
|~|~|レッド|MA強化シャーシセット(レッド)|



●ギヤケース類(Aパーツ)
|色|初見車種|
|ライトブルー|ブラストアロー|
|グレー|フェスタジョーヌ|
|ホワイト|ブラストアロー ブラックSP|
|蛍光グリーン|MA蛍光カラーシャーシセット(グリーン)|
|ブラック|ヒートエッジ グリーンSP|
|イエロー|ネオファルコンMK.ⅡレッドSP|
|パープル|アバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッド|
|レッド|ミニ四駆スターターパックMAパワータイプ|



----
- VZの編集ついでに見やすく編集中。今はその他でまとめてる所もなるべくしっかりカテゴリわけして書きたいと思ってる  -- 名無しさん  (2020-03-31 05:30:51)
- フレキってわけじゃないけどMAのサスペンション機構はまあまあネットで見かけるね。実用性の程は知らんけど  -- 名無しさん  (2021-08-07 12:19:27)
- 知らんがな!としか。今どきちょっとまともに組んでればコーナーで飛ぶ事はまずないし、スロープで一番大事なのはブレーキだし、まずは現地で色々試してみて  -- 名無しさん  (2021-08-08 13:37:16)
- POM素材だしそんなに脆くは無いと思うけど、心配なら素直にベアリングローラーつけるのが良いと思う。ブレーキは本当に奥が深すぎるから色んなパターン試してみて。  -- 名無しさん  (2021-08-09 00:13:50)
- ベアリングはHGや620を買うつもりがないならプラベアリングを使い続けるくらいでいいかと。低摩擦プラも結構優秀なので。駆動の異音はギアを交換する、別のモーターで試してみる、ギアの壁とかにもちゃんとグリス塗る、あとは半信半疑だけどシャーシを煮沸して歪みを取るとか?それでもだめならシャーシそのものの個体差でハズレ引いたとかも考えられそう  -- 名無しさん  (2021-08-09 12:20:26)
#comment

復元してよろしいですか?