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抵抗抜き - (2008/12/18 (木) 01:54:08) の編集履歴(バックアップ)


ミニ四駆のギヤは見てみると分かるが、ノーマル状態だと常にシャーシの壁に接触している状態で回転している。
この壁を切除し、ワッシャーやスペーサーなどを使用してギヤを完全なフリー状態にするのが抵抗抜きである。


初心者が泥沼に陥りやすい改造の一つ。

改造名を表面だけで捕らえると上記説明のような改造になるが
本来の目的は別の所にある。

それは「ギヤの適切な位置への固定」。

ギアの噛み合わせやクリアランスなどをノーマル位置から変更し、適切な位置に固定するのが
抵抗抜きの真の目的である。

これには非常に精密なギアの加工技術、ミニ四駆に対しての理解、機械力学など
多くの技術力、知識などを必要とするため、初心者は「よく慣らしたノーマル」を使った方がいいだろう。

VSシャーシとSXシャーシに関しては
「抵抗抜きをすると遅くなる」
と言われているくらい駆動の出来がいいので、この二つのシャーシはノーマル状態で駆動を組んだ方が良い。


それから、よく抵抗抜きをしているレーサーにありがちなのが空転時間(モーターを抜いただけのマシンのタイヤの空回りする時間)
にこだわってしまう傾向である。

「空転時間が長い=速い」というのは間違っているというのを頭に入れておこう。

ギヤとギアの噛み合わせを緩くすれば空転時間は伸びるが、その分地面に伝えるトルクが減少してしまう。
空転時間を長くすることだけに集中してしまうと、タイヤにトルクが伝わらないスカスカの駆動になってしまうので注意。


抵抗抜きで大事なのは
  • 回転方向以外にギヤが動かない
  • 回転方向のギヤの噛み合わせに遊びが無い
の二つである。