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プロペラシャフト - (2010/07/21 (水) 18:32:18) の編集履歴(バックアップ)


シャフトドライブシャーシにおいて動力を伝達する重要な要素のひとつです。通称ペラシャ。
シャフトドライブシャーシはこの部分でかなりロスが出てしまい、その欠点を解消したのがMSシャーシになります。
なので速くしようと思ったら出来るだけプロペラシャフトや、その前後にあるクラウンギヤに気を配ることも大切になってきます。
車軸と同じく精度の高いものを選びましょう。
シャーシと接触する部分を目の細かい紙やすりで磨いた後、コンパウントで鏡面加工してあげるのも効果が高いです。
長さがシビアで、新品でも長さ調整をしてから使いましょう。長いとクラウンに当たってロスになり、詰めすぎるとシャーシに引っかかってやはりロスになります。
使っているうちに伸びてくるのでたまに再調整をしましょう。

何度も詰めたりしてるとズルズルになるのでそうなったら交換時。一応瞬着やネジロック剤で延命を図れますが、ギヤ歯やシャフトに付くとメンドウなのでオススメ出来ません。

各種解説

●直径による違い
二種類の直径があります。

  • 2mm
TYPE系FM系で使用するサイズです。
頑丈でめったに曲がらないのですが、現在の目で見るとかなり抵抗が大きいです。
そのため、直径が2mmなのを利用して軸受け部に520ボールベアリング(MS用ギヤベアリング)を仕込んで抵抗抜きをする人も。
実際かなりの効果があります。

実は中空タイプが2009年3月に再販された赤バージョンを含めて3種類もあるという優遇っぷり。

  • 1.4mm
ZEROシャーシで導入されたもの。以降、TYPE-5FM系を除いたすべてのシャフトドライブシャーシで採用されました。
もともとはZEROシャーシの設計でモーターを下げるため、従来の2mmぺラシャとオレンジクラウンではモーターピニオンが接触してしまうのでシャフトを細くし、さらにピンク色のヘリカルクラウンギヤでペラシャを車軸より下にオフセットすることで重心を下げることに成功したという経緯があります。
しかしそれら新パーツは抵抗を軽減して駆動効率を一気に改善し、それまでのシャーシよりもスピードアップすると言う副次的効果をも生み出したのです。
このようにメリットが大きいため、ZERO以降も採用したシャーシが多いのです。

欠点としては、細い所為でどうしても強度が低いこと。
セットで使われることの多いピンククラウンも含め、アップダウンからの着地やクラッシュなどであっさり破損してしまいます。
また、シャフトが細いために軸受けも消耗が早い事にも注意。
走らせた後はこれらのチェックは怠らないようにしましょう。


●長さによる違い
  • TYPE系、FM系用
すべて太さが2mmの物です。
初期のTYPE-1に付属したものはシャフトがスチールではなく銅でした。
ピニオンギヤの色はノーマルと中空シャフト初期型がモーター用と同じ白、第二次ブーム中期ごろに発売された中空シャフトが紫、2009年03月に再販された限定版が赤になっています。


1.4mmサイズです。
ピニオンギヤの色はノーマルがからし色、中空シャフトがグリーンになっています。

1.4mmサイズです。
ピニオンギヤの色はノーマルがライトグレー、中空シャフトがブルーになっています。

1.4mmサイズです。
ピニオンギヤの色はノーマルがサクラ色(薄ピンク)、中空シャフトがレッドになっています。


●中空シャフトについて
中空シャフトはただ単に軽量になっただけでなく、材質の変更で滑りもよくなっています。
また、二次ブーム時に発売されたものからは専用のピニオンギヤが付属しています。
このピニオンギヤは従来のものより軽く、シャーシとの設置面が少ないため抵抗を軽減できます。
※一部のTYPE系には現在手に入る赤いピニオンの中空ペラシャは使用不可。
現在は修正されていますが、発売当初はTYPE-1~5まで全て使えるかのような表記になっていました(タミヤHPにて表記が間違いとの記載あり)
現在は修正されTYPE-24、5、FMSFM対応となっています。
TYPE-1、3に使用できそうな感じですが、実際に使用するとフロントの
水色クラウンと噛み合わない形状なのでTYPE-1、3は諦めてキット付属の(あるいはAOの)プロペラシャフトを使うのが吉です。